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■天然樹脂

 

〈樹脂〉というコトバは、いまや、ずいぶんと影がうすいようだ。

 樹脂とはもともと樹皮から分泌される不揮発性固体、あるいは半固形体の物質のことをいった。

これと異なる物質だが、性質の似たものがあらわれて〈合成樹脂〉を名のる。

合成樹脂をさして、たんに〈樹脂〉ということもある。

だからわざわざ、

「こちらは天然樹脂ですよ」

といわなければならない。


 

レジナは表面をうかがうだけでも、さまざまな色彩、フォルムを見せてくれる。

そして表面は、そのまま中身へ通じる道筋を持っているかのようである。

 


 

陽がさしていれば、それだけで刻々変わる象である。

さらに覗き込む位置の移動で、それこそ限りなく像を提供してくれる。

 



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