夜の凱旋門

凱旋門を下りると、もう日は暮れかけていました。
ライトアップされた凱旋門は、昼間とは違う趣。
これは現代だからこそ。凱旋門を作らせたナポレオンも見られなかった景色でしょう。
パリでステーキ

最終日は、パリで有名というステーキハウス「Les Relais de l'Entrecote」に行きました。
こちらは、「フランス語がまったく分からない」という人にこそおすすめです。
なぜなら、まったく会話が必要ないから。
席について聞かれるのは、お肉の焼き具合だけ。
ウェルダン、ミディアム、レアだけ答えられれば、問題ありません。
最初、出てくるお肉は半分。残りはそばのテーブルの銀皿で暖められています。
半分を食べ終わる頃になると、いかにもベテランというおばさまウエイトレスが
すっとやってきて、残りを乗せてくれる。
表情こそ無愛想ですが、行き届いたサービス、おいしいお料理に大満足です。
あとがき
パリを訪れたのは、10年前の学生旅行以来、今回で2度目。季節は9月、本格的に寒くなる前のちょうどいい季節でした(滞在中の私の服装は右のような感じ)。
前回の旅と大きく違うのは、思わぬ“相棒”ができたこと。それが、デジタル一眼レフカメラです。PENTAXの「K-x」(色は赤)に「DA15mmF4ED AL Limited」というレンズを付けて持ち歩きました。このレンズ、薄型ながら、35mmフィルム換算で23mm相当という超広角。目の前に大きな建物がドン!と広がるヨーロッパ旅行には最適でした。自分の目で景色をながめた後、ファインダー越しにパリの街をのぞいてみると、肉眼とは違う、新鮮な発見があります。太陽の光も手伝って、キラキラと輝いても見えました。万国共通、老若男女、すべての人にとって、カメラが“旅の友”である理由を改めて認識した気がします。
そんな気持ちを残したくて、こんな本を作ってみました。読んでくださった方の何人かが、旅に出てみよう、カメラを持ってでかけよう思ってくださったら幸いです。
この本の内容は以上です。