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第3章 要素ごとに見てみよう

記事を書く

記事を書くとは?

ブログ、ニューズレター、報告書など、記事が必要になる場面はたくさんあります。普通の日記では続けられない人も、他の人に情報を伝えてみる感覚で、記事を書くことを習慣にしてみてはいかがでしょうか。


ポイント

現場に行く
レポートをするなら、その現場に足を運びましょう。あとで他の人が取ってきた録音だけを聞いても、その場の雰囲気はなかなかわかりません。

短くてもいい
長い記事が必要な場面もありますが、ちょっとした報告やお知らせであれば、短い文でも十分です。

客観と主観
ニュース記事なら客観性が必要ですが、そうでなければ、記者の個性が記事に出ている方が活き活きとした文章になります。どこが、事実で、どこが主観的な意見・感想なのかは、わかるようにしておきます。

エピソード あんなこと・こんなこと
参加者に書いてもらう記事
参加者本人に講座のレポートを書いてもらうと、参加者側の視点で書かれるので、主催者側とは異なった雰囲気の記事になります。プロジェクトに興味を持っている参加者がいれば、積極的にライターとして参加してもらっても良いでしょう。

イラストを描く

イラストを描くとは?

チラシや冊子の挿絵から、キャラクターづくりまで、幅広く活躍します。コンピュータで直接描いたり、手で描いたり。最終的な使用方法に合わせて、必要に応じて、コンピュータに取り込むなどして使用します。




ポイント
絵を描くのが好きな人が担当
イラストを描くことは、色々な人が関わりやすい部分です。機会があるごとに様々な人に描いてもらう方法もあります。

デザイン担当者とよく話し合って
どんな場面でイラストを使うのか、デザイン担当者とイラスト担当者が別の場合はよく話し合います。一緒にアイデアを出してみるのもよいです。

スキャナで取り込む予定なら、少し大きめに描く
もし、コンピュータに取り込んで使う予定があるなら、使いたいサイズより、少し大きめに描きます。少し縮小して使うことになるので、キレイに見えます。

エピソード あんなこと・こんなこと
企画ごとにイメージを
プロジェクト全体を一つのイメージで統一していくように、個々の企画にも独自のイメージがあると、広告展開がしやすくなります。例えば、キャラクターをつくって、その企画内での発行物に使うのも一案です。

写真を撮る

写真を撮るとは?

ウェブサイト、ブログにはじまり、ニューズレターなどの紙メディアでもかかせない写真。画面の印象を決める重要な要素です。プロジェクトの記録のためにも写真撮影をしますが、どんなメディアに載せるつもりかを考えておくと、写真が撮りやすくなります。今はデジタルカメラで撮影することが多く、いくらでも取り直しが可能です。躊躇することなく、たくさんの写真をとっておくと後で後悔しないでしょう。

ポイント
いつでもカメラを持ち歩く
カード大の小さなデジカメを鞄に忍ばせておくと、急な撮影にも対応できます。会議の板書を撮影するなど、メモがわりにも使えます。

写真担当者(カメラマン)をつける
イベントがあるときは、必ず誰かが写真を撮りましょう。一人担当者を決めて撮影しておくと撮り忘れがありません。担当者になったら、とにかく撮影。一つの場面を別の角度から撮影しておくと、あとで使いやすい写真になります。

肖像権に気をつける
イベントの様子を撮影するときは、離れて全体的に撮影するようにすると、様子もわかりやすく、かつ、顔も写らず、使いやすい写真になります。逆に、人の顔を撮るときは、必ず本人に許可を取ってからウェブや紙面で使うようにしましょう。

エピソード あんなこと・こんなこと
写真がない!
いざ、使おうと思ったときに、写真がない! 気をつけていてもよくあります。急にイベントの紹介を写真入りですることになったときに、焦ることになるのです。イベントや講座など1 回限りの催し物で写真を逃してしまうと、同じものは撮影できなくなります。どんなときもカメラの準備をしておきましょう。

写真を加工する

写真を加工するとは?

撮影した写真を使うメディアに合わせて調整する作業です。デジカメで撮影することが主流になったからこそ、可能になり、また必要になった作業とも言えます。加工用のソフトとしては、Photoshop が有名ですが、Picasa やGIMP などのフリーウェアを使う方法もあります。加工によって、サイズを変えたり、色味がよくない写真を補正したりすることができます。

ポイント
色味を整える
暗い写真は、全体的に明るくしたあと、コントラストを少し強めて、しまりを出します。人物写真の場合は、人肌が自然に見えるかどうかをよく見ます。

トリミングをする
トリミングとは、写真の一部分だけを切り取る作業です。元の写真の撮られ方にかかわらず、顔のアップだけを使ったり、いらない部分を切り取ったりします。この作業によって、写真の印象は大きく変わります。

解像度を調整する
解像度とは画像に含まれるドットの割合を示したものです。ウェブ・画面で見る写真なら72dpi(1 インチ角あたり72 ドット)、印刷用なら300 〜350dpi が適しています。例えば、600×480 ピクセルの写真。印刷で使うなら、4×3cm 程度にしかなりません。それより大きく使うと、粗くなってしまいます。

エピソード あんなこと・こんなこと
解像度が足りない写真を
解像度が足りないとどうなるか。主に、印刷の際に弊害が出ます。ウェブページを印刷したら、写真が粗くなった経験があるかと思いますが、この粗くなった写真を使うと印刷メディアの場合は、全体の質が落ちてしまいます。どうしても、解像度が足りない写真を大きく使わなければならない! そんなとき、とった苦肉の策は、小さい写真をたくさんならべること。実際に4×4=16 をならべて、他の写真と質を合わせました…。

映像を撮る

映像を撮るとは?

ビデオカメラで動画を撮影します。最近ではハードディスクタイプのカメラも増えました。どのソフトでも読めるテープ(miniDV)タイプも便利です。




ポイント

安定して撮るなら三脚
画面をぶらさずに撮りたいなら、三脚は必須です。特に長時間撮影の場合は欠かせません。

記録中心なら、あまり動かさなくてもOK
ズームイン・アウト、パン(画面を左右に動かす)など、動きが連発すると、見る方は疲れてしまいます。特に記録映像なら、あまり動かさない固定画面も作りながら撮影します。

全体と個々
何が起こっているか、全体がわかる場面と、個別の場面と両方を撮影します。あとで編集のときに選びやすくなります。

エピソード あんなこと・こんなこと
撮影許可にも気をつけて
地域で撮影をしていると、時には一般の人が被写体になることがあります。撮影に対して、敏感な方もいますので、撮影の際は、許可をとりましょう。お互い気持ちよく交流ができるようにすることが大切です。

映像を編集する

映像を編集するとは?

ビデオカメラで撮影した素材から、いる部分といらない部分に分けたり、必要に応じて順序を入れ替えたりします。タイトルの文字を入れたり、BGM と合わせたりする作業も行います。コンピュータや、ビデオカメラに付属のソフトウェアでも簡単な編集が行えます。



ポイント
取り込み中は、秒数に注目
何秒目あたりで、何の場面が出てくるか、取り込み作業中にメモをしておくと、後で場面を探すときに便利です。特に、ずっとカットせず撮りっぱなしの時には、力を発揮します。

場面ごとに大雑把に切り分ける
まずは場面が切りかわるところで切り取っていきます。このとき、不要な部分があればはずしていきます。画面のつなぎ方については、ソフトによって様々な効果が用意されていますので、試しながら決めていきます。

BGMの著作権に注意
ウェブに載せたり、上映したりする予定があるときは、著作権フリーか自作の曲を使います。著作権のある曲を使いたいときには、JASRAC の手続きが必要になります。

エピソード あんなこと・こんなこと
映像の絵と音声は分離できる
ある場面で流れている音は、消したり、抽出したりして、他の場面に合わせて使うことができるということです。例えば、室内での会話の場面を撮影したとして、別に撮った場面を見せながら、会話の音声を流します。映画やドラマなどを見ていると、ときどきそんな場面があるかと思います。どうやって編集したのかを考えてみると、面白いと思います。

更新作業をする

更新作業をするとは?

ブログやウェブサイトで、新しい文章を追加したり、書き換えたりする作業です。単純作業も多く大変ですが、修正がすぐに反映されるので、やりがいがあります。すぐできる仕事と思われがちですが、実際には作業の種類によって、労力には差が出ます。




ポイント

更新情報は1カ所に集める
何か更新してほしいものがあるときは、特定のメールアドレスに送ってもらうようにしておくと、管理がしやすくなります。

1つのサイトの更新は、基本は1人
複数の人で、サイトの更新を行っていると、誰がどこを書き換えたのか、わからなくなる恐れがあります。よほど規模が大きなサイトでない限りは、一人で行うのが安全です。

ブログやウェブマップ編集なら共同投稿も
お互いが干渉しない仕組みのものなら、共同で投稿を行うことも可能です。その場合も、一人は管理役を決めて、問題があったときに修正できるようにします。

エピソード あんなこと・こんなこと
急ぎと言われても…
文字だけの更新の場合は、それほど時間も労力もかかりません。しかし、画像をつくったり、メニューをつくったりという作業はそうはいきません。更新ではなく、全体の工事になるような作業もあるからです。作業をする側も依頼する側もその事実を認識しておく必要があります。また、複数サイトの更新をすべて一人に集中させると、量が多いときは、手がまわらなくなります。サイトごとに担当を分けるなど、分担できるところは分担しましょう。

レイアウトをする

レイアウトをするとは?

チラシ、ポスター、ニューズレターなどで、文字や写真などの要素を見やすく整える作業です。ただ、並べるだけではありません。一番重要な情報はどれか、印象を決める写真や絵は何か、など、メディアを受け取る側のことを考えて内容を整理します。


ポイント
情報の順位付け
もっとも重要な情報は何か、レイアウトに入る前に、しっかりと内容を理解します。

印象を決める絵、写真やキャッチコピー
まず興味をもってもらうには、目をひかなければなりません。そのために、絵や写真などのビジュアル要素や、心に響くキャッチコピーは大切です。

必要な情報はしっかり押さえて
イベントなら、日時・場所・参加方法などが必須情報です。興味を持ってくれた人を確実に案内できるように、こうした情報は見やすく確実に入れておきます。

エピソード あんなこと・こんなこと
いくらしてもしすぎることはない、校正
コンピュータ上でレイアウトをしていると、困ったことに誤字脱字に気づきにくいのです。下手をすると、同じ文章が2 回入っていても気づかないことがあります。校正はレイアウト担当者とは別の人にお願いするのが賢明です。頼めない場合でも、一度プリンタ出力をして、他人の目で見るつもりで、校正をします。画面上で済ませるのは厳禁です。どんなにチェックしたつもりでも、時にはミスがあります。「曜日」は、一見あっているように見えるので、要注意です。とにかく、校正は念入りにしましょう。

ブログを登録する

ブログを登録するとは?

無料で使えるブログサービスはたくさんあります。その中から好きなものを選択して使います。今回は、Google アカウントで使えるサービス「Blogger」の登録方法を紹介します。どのサービスも基本的な登録方法は同じです。

ポイント

「ブログ作成」を選び、必要事項を入力する
Blogger(https://www.blogger.com/)にアクセスし、「ブログを作成」をクリックします。必要事項を入力して次に進みます。すでに、Gmail などですでにGoogle アカウントを持っている場合は、ログインをします。

ブログのアドレス、ブログタイトル、デザインを決める
アドレスに入る文字(http:// ●●● .blogspot.com/ の●の部分)を決め、ブログタイトルや全体のデザイン(色など)を決めていきます。アドレス以外の情報は後でも簡単に変更できます。

グループで使うなら共同投稿も
Blogger では、Google アカウントを持っている人を招待して共同で管理できます(設定タブの「許可」から)。投稿だけをする人、管理もする人など権限をわけることができます。

エピソード あんなこと・こんなこと
様々なブログサービスを比べてみる
筆者が参加していたプロジェクトでは、ほかにもGoogle のサービスを利用しているため、同じGoogle アカウントで管理できるBlogger を選択しました。ほかにもさまざまなサービスがあるので、比べてみるとよいでしょう。基本的な機能は似ているので、そのほかの機能(共同投稿可、スパムが来ない、広告が出ない、アバターが使えるなど)を見ると比較しやすいです。

ウェブサイトを構築する

ウェブサイトを構築するとは?

HTML(Hyper Text Markup Language) で内容を、CSS(Cascading Style Sheets)で装飾・構造を決めてつくります。コードを書く作業はメモ帳などのテキストエディタでも可能です。しかし、正確な文法でウェブサイトを構築するには、専門的な知識が必要です。難しい場合は、テンプレートを組み合わせてサイトがつくれるソフト などを利用するのも手です。

ポイント
サイトの構造を決め、画面デザインをつくる
サイトの構造を考えたら、それに基づいて画面のデザインをつくります。ボタン、メニュー画像など、必要な部品を画像作成ソフトでつくっておきます。

HTMLは文法どおりに
ソースコードは誰が見てもわかるように書くのが基本です。Web 標準に沿って、見出し・本文など、文書構造に合わせて正確に書きます。デザインを決めるときは、CSSを使います。※ここでは説明がしきれないため、別途専門の本を読んで習得してください。

HTMLを書かなくてもサイトがつくれるソフトも
予め用意されたテンプレートを使用して、文章や画像データを用意するだけでサイトがつくれるソフトも市販されています。はじめてサイトをつくる人にもおすすめです。

エピソード あんなこと・こんなこと
CMSの導入
CMS(Contents Management System)といい、デザインと内容を分離して管理することにより、ウェブサイトを更新しやすくする仕組みです。サイト構築者と更新者が別になるときに、よく使われ、Movable Type などが有名です。導入すると、ブログを更新するように、専門知識がなくても、簡単にウェブサイトの更新作業ができるようになります。ウェブサイトをつくるときには、長期的な運営方法も考えて、つくる必要があります。

マイマップをつくる

マイマップをつくるとは?

Google マップの機能の一つで、ピンを刺したり線を引いたりして、自分だけのマップをつくれます。ログインをしている自分専用にマップをつくることもできますが、プロジェクトで使用するなら、全体公開に設定して、一般向けに見せるマップをつくるとよいでしょう。


ポイント

Googleアカウントでログインする
Google マップ(http://maps.google.com/)にアクセスし、Google アカウントでログインします。持っていない場合は先にアカウントをつくる手続きをします。

「マイマップ」をクリックし、地図を作成する
Google マップの検索窓の下あたりにある「マイマップ」をクリックし、「新しい地図を作成」を選びます。次に右の画面に表示されている地図の縮尺を変えて、編集をしたい地域を表示します。

ピンをさして、情報を加える
ピンのアイコンを選んで、地図上をクリックするとピンがささります。吹き出しの中には、情報を書き込むことができます。同じ要領で道に線を引くこともできます。

エピソード あんなこと・こんなこと
市内にピンが並ぶのが楽しみに
筆者が参加していたプロジェクトでは、イベントや講座を行った場所、スタッフがミーティングをした場所をピンで打っていました。すると、市内全域に徐々にピンが広がっていく様子がよくわかりました。よくイベントを行う施設の近辺はピンだらけです。さて、このマイマップですが、自作のピン画像を使うとより楽しいマップになります。その場合は、別のサーバに画像をアップしておく必要があります。そうした環境がある方は、ぜひチャレンジしてみてください。

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