目次
冬の天気
12月の星座 くじら座
12月の季語「漱石忌」
12月の星座 おひつじ座
運盛りの食材「冬至の七種」
世界のクリスマスケーキ
ミカンの手
知って得する!柿の効用
夢をかなえるサンタ・レーダー
ホワイト・クリスマス
ハッピークリスマス!
心をときめかすクリスマスツリー
「大酒のみの顔」ポインセチア
大掃除は事始の日
ふたご座流星群に友愛の願い
朝霧にご用心!
大気の状態不安定
竜巻発生のメカニズム
自然界でも「過保護」はだめ!
松竹梅の由来
上古天真論に見る養生法
腎を養う方法
眩暈が治った!
老化物質AGEを溜め込まない方法
インフルエンザ対策食品
3日間続ける大根料理
大根の効用ともみじおろしのタブー
ポパイも知らなかったホウレンソウの健康パワー!?
日本が生んだ和製洋食クリームシチュー物語
手作り食のすすめ
(電子レンジ簡単レシピ)ちょっとした フォンデュ
ビュッシュ・ド・ノエル
「たまねぎ」の意外な力!
ネバネバ食品の効用
世界史に重大な影響を与えたジャガイモ
ジャガイモと飢饉の歴史
常に変化する食文化
命の無駄遣い
脳の休息時間を作って  
元気で長生きするには?
西洋医学の落とし穴
法治国家を過信している現代の日本人
新種のウイルス?『esuba virus』
インフルエンザに負けない体作り
上司に恵まれない時の政治判断
牝鶏朝する時
血も涙もない狸オヤジ家康の真実
古代ローマ皇帝とオバマ次期大統領
好漢惜しむらくは兵法を識らず
魔法の消しゴムの正しい使い方
人間の真価は?
千年一昔 太宰府天満宮
絶対に食べ物の心配をさせないで!
スタイルはお尻で決まる
絵手紙のすすめ
スマホ画面をテビで見る
暗証番号に注意!
木綿であったかライフ
コウノトリが運んでくる赤ん坊
サービスとチップ
フードマイレージ
気になるワイパーゴムの交換時期はいつ頃?
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冬の天気

 いよいよ十二月ですね。師走、お坊さんも走る月になりました。十二月は暦も、慌ただしく一気に冬めいてきます。

 まず初めの二十四節気は、七日、大雪(たいせつ)です。 これは「暖かい地方でも雪が降り始める時期」という意味です。それを細かく区切った七十二候も、初候「天地の気が塞がって冬となる」、次候「熊が冬眠のために穴にこもる」、末候「鮭が群がり川を上る」と進んでいきます。

 次に二十一日、冬至(とうじ)です。これは「北半球では昼間の時間が最も短くなる日」です。西洋では大昔、冬至とクリスマスを同じと扱ってお祭りなどをしていたようです。この七十二候は、初候「夏枯草が芽を出す」、次候「大鹿が角を落とす」、末候「雪の下で麦が芽を出す」と進みます。真冬にありながら、自然が成長していく様子が窺えるなぁと感じます。

 さて、太平洋側では冷え込んで乾燥した日が続きやすい季節ですが日本海側は全くお話が違います。日本の日本海側は、世界でも有数の豪雪地帯です。みなさんはテレビの天気予報で「筋状(すじじょう)の雲」というのをご覧になったことがあると思います。あの正体は、実は積乱雲、つまり入道雲の列なのです。日本海側では、一つの積乱雲が通ると雨や雪が降り、数十分かけてそれが通り過ぎると晴れて、またしばらくすると雨や雪が降って……、ということを繰り返し、次第に雪が降り積もっていくということになります。

 ではなぜ太平洋側は乾燥しているのかと言うと、これも天気予報でおなじみのことば「フェーン現象」が起きるからです。フェーン現象というのは、暖かく湿った空気が、本州を東西に区切る脊梁(せきりょう)山脈を上りながら雪を降らせて湿度を下げ、それを太平洋側へ向けて下りる時には乾燥した空気になっているのです。

 そして太平洋側の冬のお天気で注意が必要なのは、午後から曇りやすいということです。これはなぜかと言うと、朝からの陽射しで地上の空気が暖まると、その空気は上昇していきます。しかし上空の気温は地上の気温よりも低いため、その温度差を調節するために雲が発生するのです。

 この雲は時々、太平洋側にも雪を降らせることがあります。正に「大雪」の時期、というわけですので、気を付けましょう。

(気象予報士 チャーリー/絵:そねたあゆみ)2012-12


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12月の季語「漱石忌」

12月9日は明治の文豪・夏目漱石が没した日、この日を「漱石忌」といって現代俳句の世界では12月に用いられる季語ともなっています。

漱石自身も、大学の同窓で同じく近代文学の発展に多大な功績を残した明治を代表する文学者で俳人・歌人であった正岡子規との出会いにより俳句を学び、自らの俳号を愚陀仏(ぐだぶつ)としていました。

漱石の出生は数代前から続く名主の家でありましたが、事情により生後すぐに里子に出されたり、一度生家へ戻った後も父の友人であった夫婦の元へ養子に出されるなど、その生い立ちは大変複雑なものであったようです。

養父母の離婚により再び夏目家に戻ったのちも実父と養父の2人の父の対立により夏目姓への帰籍は成人以降まで遅れ、復籍した後も養父からの金の無心が止まなかったなど不穏な生活が続いたといわれています。

漱石は母校である大学の講師や、後に代表作「坊ちゃん」の背景となる愛媛県・松山での中学教師などを経た後英国へ留学し、帰国後は新聞社へ入社しました。

その在職中に「我輩は猫である」を発表して脚光を浴びその後も次々と作品を世に出して文壇での地位を確固たるものとしていきますが、この頃職業作家になるよう薦めたのは、先述の漱石の同窓・正岡子規に師事していた高浜虚子であったと聞きます。

こうして文学者としては恵まれた境遇であった漱石ですが、私生活では精神の病や病没の原因ともなった胃病に長年苦しめられるなど安穏とは程遠い日々が続き、幼少期から続く様々の経緯を知ってから作品を読むと、随所にその苦悩やエピソードの片鱗を垣間見る事ができます。

1916年12月9日、持病であった胃潰瘍が悪化し「明暗」を執筆中に未完のまま49歳の若さで逝去。

そんな漱石が残した俳句に、

腸に春滴るや粥の味(はらわたにはるしたたるやかゆのあじ)

という一句があります。この句は春に詠まれたものでは無いそうですが、大病の後に粥を食べられるまでに回復した喜びを季語の「春」に込め、その嬉々とした雰囲気が伝わってくるような一句です。

千円札の肖像が漱石から野口英世に代わって久しくなりますが、それでも未だ時折手元に回ってくる漱石の憂いのある肖像を見る度、偉大なる文豪への尊敬の思いが蘇るのです。

(現庵/絵:吉田たつちか)

2006.12


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12月の星座 おひつじ座

1511-12-4 12月の夜空で、「W」の形をしたアンドロメダ座の南に、3個の星が「へ」の字を描いているのを見つけることができます。これが今回のお話、おひつじ座の目印です。おひつじ座は、お誕生日の12個の星座にも含まれているので、名前はよく知られていると思います。
この星座は、古代バビロニアでは、比較的明るい右側の、「へ」の字の部分を、麦を播く農繁期に雇われる「農夫」に見立てました。そしてそれに続く、隣にあるうお座の中心部が、「農夫」たちの耕す農地と解釈していましたが、当時は「農夫」につながる「男」ということばの発音と、「羊」の発音とが同じだったために、のちにこの星座は「おひつじ座」と呼ばれるように定着しました。
またギリシア神話では、テッサリアの国王、アタマースは、テーベ国の王女イーノーと再婚をしました。このイーノーはとても意地悪な女でした。アタマースの連れ子であった息子プリクソスと双子の妹ヘレを、殺す計画を立てたのです。
イーノーは、麦畑に種を播く前の夜、全ての種に火をつけて燃やしてしまいました。その年、この国では麦が獲れなくなります。イーノーは自ら、
「これは何か悪いことの前触れに違いない」と大騒ぎをしました。
そして、イーノーは、前もって打ち合わせをしていた占い師の元を訪れて、
「この国は神々の怒りを買っている。それを抑えるためには、プリクソスとヘレを、大神ゼウスへのいけにえにするしかない」という、偽のお告げを国王アタマースに告げます。
アタマースは心を痛めながらも、お告げのとおり、いとしい双子をゼウスに捧げることにします。
一方で、そのことを聞きつけたゼウスは、双子がいまにも神殿で殺されようとしているところへ、空飛ぶ金色の羊を遣わします。羊は2人を背中に乗せ、その場から飛び去りました。妹のヘレは途中で海に落ち、死んでしまいましたが、兄のプリクソスは無事にコルキス国にたどり着き、その国の王女と結婚しました。プリクソスは自分を救ってくれたお礼として、その羊の皮を天に捧げました。
これが「おひつじ座」として天に昇ったとされています。 

(コラムニスト 気象予報士 チャーリー/絵:そねたあゆみ)2015-12


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運盛りの食材「冬至の七種」

 12月は一年で最も昼間の時間が短くなる冬至を迎えます。寒さの厳しくなるこの時期には「冬至の七種(とうじのななくさ)」と呼ばれる食材が健康維持に役立つと言われています。   冬至は、北半球においては太陽の力が最も弱まる日ですが、この日を境に太陽の力がまた甦ってくる日であるとも言えます。

 この冬至に際しては、運もまたこの日を境に再び上昇すると考える「一陽来復」という考え方が東洋にはあります。そして、日本では運が回復することを願って、「ん=運」が二つ重なる食材を食べて運を上昇させようとする「運盛り(うんもり)」とよばれる縁起担ぎの風習があります。

 以下に挙げる冬至の七種が運盛りの食材として知られています。

・南瓜(ナンキン=カボチャ)・人参(ニンジン)・蓮根(レンコン)・銀杏(ギンナン) ・金柑(キンカン)・寒天(カンテン)・饂飩(ウンドン=うどん)

 寒さの厳しくなるこの時期には、脳卒中になったり、風邪に罹る人が増加しますが、これらの病気を予防するのに冬至の七種はとても適しています。

 ナンキンとニンジンに多く含まれるβカロテンは体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を強くすることによって風邪の予防に役立ちます。また、βカロテンには優れた抗酸化作用があり、コレステロールが血管壁に沈着するのを防ぐことによって動脈硬化や脳卒中を予防してくれます。

 レンコンとキンカンにはビタミンCが豊富に含まれていて、風邪予防に役立ちます。また、キンカンと銀杏には、咳止めや去痰効果があるといわれています。但し、銀杏は多食すると中毒を起こすこともありますので食べ過ぎないよう気をつけましょう。

 寒天は、水溶性食物繊維としてコレステロールの排泄を促進することによって脳卒中の予防に役立ちます。うどんは、温かいものを食べることによって体温を上げて免疫力を高め、風邪予防に役立ちます。また、うどんにはつきものの薬味であるネギには疲労回復や免疫力強化、抗菌・抗ウイルス作用などを持つアリシンという成分が含まれていて、やはり風邪予防に役立ちます。

冬至の七種で冬を乗り切りましょう!

(医学博士 食品保健指導士 中本屋 幸永/絵:吉田たつちか)
2010.12


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世界のクリスマスケーキ

ジングルベルの音楽が街にこだまするこの季節。皆様は何を待ち望んでいますか?

 華やかなイルミネーションやクリスマスツリーの飾りつけ、またはクリスマスプレゼントなど、この季節は心をワクワクさせます事がたくさんあります。なかにはクリスマスケーキを待ち望んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 クリスマスケーキはクリスマスに欠かせない食べ物。これを食べないとクリスマスを過ごした気になりません。スポンジケーキをおおう真っ白い生クリーム、その上に乗せられた赤い苺、ヒイラギの飾りつけやチョコレートでできた煙突のある家、そして口ひげをはやしたサンタクロース人形もクリスマスケーキにはなくてはならないものです。

 このような飾りつけのケーキが日本で食べられるようになったのは大正十一年頃から。菓子メーカーの不二家が販売したのが始まりだそうです。このスタイルのケーキは日本だけのもので、海外では全く違うケーキを食べてクリスマスを祝っています。

 フランスではブッシュ・ド・ノエルと呼ばれる木の切り株に見立てたケーキを食べます。チョコレートクリームをまんべんなくロールケーキに塗り、筋をつけて木目を作ります。

 イタリアではパネトーネというパンを食べます。パネトーネ菌を使って発酵させた円筒型のパンで、レーズンやドライフルーツがたっぷりと入っています。

 ドイツではシュトーレンというお菓子をいただきます。シュトーレンとは棒という意味で、ドライフルーツやナッツが入った生地を長方形に伸ばして二つ折りにし、山型にして焼いたあと粉糖をまぶします。クリスマスの四週間前の日曜日から一切れずつカットして食べるそうです。

  イギリスではブランデーやラム酒にドライフルーツを漬け込んだクリスマスプディングを食べ、フィンランドではヨウルトルットゥという星形のパイ菓子を食べます。

 このように各国それぞれクリスマスに食べる物は違いますが、スイーツを食べることに変わりはありません。

  やはり特別な日には、甘い物で祝いたくなるのでしょう。

賓客たちに評判となりその名が広まっていき、また、北京の料理店もこの豊沢園飯庄の料理を真似して広まっていったといいます。

 (フードアナリスト 愛川いつき/絵:そねたあゆみ)2013-12



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