閉じる


<<最初から読む

21 / 50ページ

041・042

明日を迎えにいける

そんな気になれる理由は

いつもたわいもないこと

 

* * *

 

悲しみを忘れることだけが

幸福に向かわしめる

道標とは限らない


043・044

君がこうして生きているということは

決して当たり前の事じゃない

だれが何と言おうとも

 

* * *

 

一身の安泰を思うのなら

この星すべての静謐(せいひつ)を

心から祈る それこそが人


045・046

僕が持つものはピエロの涙さ

ペイントだから泣いてなんかいないのさ

泣いてなんかいないのさ

 

* * *

 

痛いよ、と泣いた声を

僕は確かに聞きとっているから

痛いよと言いたくても言えなくて殺した声を


047・048

太陽の眩しさに目を眩(くら)ませたあとは

仲直りのしるしに手を差し出してみよう 

そこには 生まれたての小鳥のような優しい温もりが

 

* * * 

 

語れば語るほど

砂でできた城は壊れて

不格好でも住みやすいレンガの家だけ残る


049・050

煌びやかな中を歩くのもいいけど

そのうち気付く

地道が一番と

 

* * *

 

誰かの事を思いつづけること

考え続ける事は

決して不可能なんかじゃない真実



読者登録

瑠冠さんの更新情報・新作情報をメールで受取りますか?(読者登録について