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039・040

またうつむいているのかい?

君が孤独だと泣く日も

君は一人じゃない

 

* * *

 

人はいつでも心のどこか奥底で

自分を完全燃焼できる何かを

探し求めているはず


041・042

明日を迎えにいける

そんな気になれる理由は

いつもたわいもないこと

 

* * *

 

悲しみを忘れることだけが

幸福に向かわしめる

道標とは限らない


043・044

君がこうして生きているということは

決して当たり前の事じゃない

だれが何と言おうとも

 

* * *

 

一身の安泰を思うのなら

この星すべての静謐(せいひつ)を

心から祈る それこそが人


045・046

僕が持つものはピエロの涙さ

ペイントだから泣いてなんかいないのさ

泣いてなんかいないのさ

 

* * *

 

痛いよ、と泣いた声を

僕は確かに聞きとっているから

痛いよと言いたくても言えなくて殺した声を


047・048

太陽の眩しさに目を眩(くら)ませたあとは

仲直りのしるしに手を差し出してみよう 

そこには 生まれたての小鳥のような優しい温もりが

 

* * * 

 

語れば語るほど

砂でできた城は壊れて

不格好でも住みやすいレンガの家だけ残る



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