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029・030

いかさま師への拍手はいつか

刃(やいば)へと変わり

その身を蝕(むしば)んでいく

 

* * *

 

花々のささやきが聞こえてきた

そんな場面に出会えるといつも思う

ねえ ぼくも仲間に入れておくれよ


031・032

僕には見える

その永久に見える栄えは

血の犠牲の上に成り立っているって

 

* * *

 

声なき声が聞こえてきて

ひとりじゃ何もできないと思うのをやめた

あきらめなくていい 心から言えた


033・034

その心にもうすぐ虹が架かるだろう

涙多き 雨多き その心だからこそ

さぞ美しい虹が架かることだろう

 

* * *

 

眠りに落ちる 疲れた体を横たわらせて

感じる疲労 心地よい

たとえ誰が褒めてくれなくとも


035・036

切り裂いて破った

衝動も闇もやりきれない思いも

みんなみんなみんな

 

* * *

 

漆黒の闇にゆれる紅(くれない)は

僕にとってたった一つの希望

もう離さない


037・038

流れ星が地面にぶつかって

砕け散るような音がした

いつの日かの胸のこの心

 

* * *

 

必然だとしか言いようのない出来事に

思わず遭遇したことが

君にだってあるだろう?



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