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017・018

 

こらえきれずに流す涙は

空に還って

大地を潤す

 

* * *

 

痛む傷跡グッとおさえる

君の片鱗に

今も苦しめられて

 

 

 


019・020

 

残る記憶 刺さる片鱗

僕がただ一つ

つかなければならない嘘

 

* * *

 

僕が走り抜けたいと願う理由

それはただ思い出さずに済むようにと

過去という蔓(つる)に足を取られまいと

 

 

 


021・022

 

思い出の美しさは

どうしても「今」に敵わないと

どうやら決まっているようだ

 

* * *

 

痛みから立ち上がった

手をついて這い上がった

だからここにいる

 

 

 


023・024

 

自分だけがシラフで

周り全員酔っぱらい

それでも正義を主張するのが勇気

 

* * *

 

そのどろどろとした気持ちも

この割り切れない思いも

ひとつも無駄じゃない

 


025・026

 

悪を行うことだけが悪じゃない

善を行わないことも悪だ

不善は悪なんだ

 

* * *

 

笑ってほしいから

僕から笑いかけるよ

鏡の如くほら君も笑った

 



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