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011・012

 

君がいない風景の中走る僕の

見えないはずの胸のうちは

オレンジ色の綺麗な夕日だけが知っている

 

* * *

 

時によって癒えるはずの傷は

僕の中ではまだ癒えずに

だからこそ全て抱えてここに立てている

 

 

 


013・014

 

 

顔を背けたところで

逃げられはしない ならいっそ

すべて飲み干してしまいたい

 

* * *

 

消えてしまいたいと思うほど

追いつめられた君だから

本物になれる

 

 

 


015・016

 

差し違える覚悟はあるか

何かを守る戦いとは

理論だけじゃ語れない

 

* * *

 

目を伏せて立ち止まる

背中に描く風景には

間違いなく君がいた

 


017・018

 

こらえきれずに流す涙は

空に還って

大地を潤す

 

* * *

 

痛む傷跡グッとおさえる

君の片鱗に

今も苦しめられて

 

 

 


019・020

 

残る記憶 刺さる片鱗

僕がただ一つ

つかなければならない嘘

 

* * *

 

僕が走り抜けたいと願う理由

それはただ思い出さずに済むようにと

過去という蔓(つる)に足を取られまいと

 

 

 



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