話を聞く事で追体験している
相談者の立場は先ほどお話をしましたが、実は話を聞く(せらぴすと)側には大きな二つの体験をしている事をみなさんはご存知でしょうか?セラピストとしての体験だけではなく、同時に人の心と向き合って何が起きたのか?説明してもらいながら当人になっているのです。話を聞いて気持ちが楽しくも暗くもなるのは共鳴〈共感〉しているからなのです。
出来事を説明して先ほどのろうそくを持っている場所までたどり着いたら、何故ここにいるのか?ここに来てしまった理由を聞きます。心が苦しく辛くなった理由です。その話は時間をさかのぼり過去へと戻ってゆきます。何が起きてどんな気持ちで、そしてどうなったのかを聞きます。話を親身に聞く姿勢にはまるでその人の立場になったように受け止めてゆきます。
苦しみや葛藤などが感じられ心に感じたまま言葉になってゆきます。
「大変でしたね。」その一言は心に本当に感じたのか?言葉だけの物なのかはすぐ分かります。それは相談者、貴方の心が感じ、何かを知っているからなのです。同じ言葉なのにこの人の言葉は温かく、ある人の言葉は苛立ちや何も感じられなかった。などという体験はありませんか?
本当のセラピストは心からの言葉を発します。機械的な言葉では心は受け入れられない事を知っているからです。
なぜなら心が傷ついて敏感になっているからです。
先ほど、ろうそくのお話をしましたが心の問題に関してはお互いの信頼が無くては、セラピストもまず暗がりにさえたどり着きません。
相談者も心の扉を開けないまま時間だけが過ぎてゆく事でしょう。そうなった時は速やかに気の合う人や「話したい」「聞いてもらいたい」と想う人を探すべきだと私は思っています。
大切な自分の体験を話すのですから聞いてもらう人は絶対自分の目で、そのココロで選ぶべきだからです。
辛い事でも嫌な経験でも貴方の人生で起きた大切な1ページなのですからセラピストは貴方が選ぶことを私はお薦めます。そして貴方の人生の1ページを伝える人は貴方の心が良く知っています。
貴方の研ぎ澄まされた敏感な感覚があなたに教えてくれる事でしょう。辛い体験・苦しい体験を侮ってはいけません。大切な貴方の時間の中で起きた真実の体験なのですから…
人の話を聞く事は奥深い学びがあります。
多くの人が人の話を聞かない・自分の人生で起きた出来事からの真実と向き合わない理由があります。
人の話を聞く事がどれだけ追体験として自分の人生にとって貴重であるかをご存知無いからかもしれません。
自分の人生に起きた事だけではなく、人の真実の出来事には未来に起こる嫌な出来事を避けたり回避出来る事を知らないからです。
身近に詐欺にあった人がいれば気をつけようと思えます。でも噂やTVで見る情報は、まさか!自分が・・・と誰もが思っています。人の人生の出来事を聞くときそこには、耳にした人誰もが学びや気付きが隠れているのです。
(追体験に関しても書籍を検討中です。詳しくはHPをご覧下さい)
貴方の心は知っています
心のどこかで誰もが必要としている人は、まず話を親身になって聞いてくれる人です。
そして気持ちをわかってくれる人なのです。貴方の周りにはいませんか?もしいらしたならお金では買えない大切な存在を手にしている事になります。
そして貴方はラッキーと思うかもしれないですがそんな簡単な言葉ではなく幸運なのです。
あなた自身が人の話を親身になって聞く体験が多かったり、感情移入しやすい人ではありませんか?
気持ちを感じられる共感能力のある人ではありませんか?
もしも貴方が共感する心を持っていたのなら自分をより理解し大切にする事を私はお薦めします。
話を聞く共感を「才能ですよ」と言えばきっと「普通です。」と答えるでしょう。
誰もが自分が普通だと思っているでしょうし自分を基本に周りを見つめているからこそ「誰もがそうじゃないの?」と思う訳なのです。
きっと共感ってどんな事なの?と疑問になった人もいらっしゃるでしょう。
人の気持ちが感じられないだけではなく自分の気持ちさえ何処にあるのか分からなくなってしまっている人が多く存在している事も同時に認識しておきましょう。
大切な事は自分の心を貴方が知っているか?・認識しているか?です。
そして自分以外のものを共感していないか?感受性は身近な感覚でもあります。
代表的なものが、もらい泣きです。これも共感能力の一部です。「へーっ」と思われる人も「それが普通じゃないの?」と思っている人もいることでしょう。そのもらい泣きは表面にある一部ですが感情だけではなく感覚的にも様々な部分を共感してしまう事があります。
それを共感〈エンパシー〉とも言われています。
共感する事を普通だと想っている事が実は普通ではなく特別だと思ってください。
人の話をどれだけ説明しても共感できない人も多くいます。まったく感じられないのです。自分と人に対して大きな壁があり感じられないのです。
感じようとしない人もいます。自分の気持ちやココロさえわからなくなっている人さえ多く存在しています。
感じて気分が悪いから逃げる人もいます。真面目な話やココロの話、面倒な話は一切触れない人は日本だけではなく世界的にも多く存在しています。ポジティブで前向きに見える人の中に人の気持ちがわからなくなった人は多く存在しています。自己中心的になってしまった人にも見られる傾向です。
だからこそココロの文明は発達しないまま置き去りになっているのが現実ではないでしょうか?それを知ってもまだ共感できる自分自身を「普通」と言えますか?では、貴方の周りに話をして共感できる人がいますか?話して親身になってくれる方がいますか?貴方を中心に考えてまわりにいる5人~10人過去に出会った人の中に心の内を話せた人がいましたか?何人中何人いますか?それが現実であり現状なのです。
貴方は知っています。自分の心を…そして自分に合う人を感覚で感じ取る事ができます。それが直感なのかもしれませんが、小さな感覚の中の直感で私達は選択決断を多くしています。
それが衝動であって直感ではなかったとしても貴方は選択しています。自分の人生は選択の積み重ねで今がありそして選択は常に私達の前にあるのです。
あなたはどんな人でしたか?
共感を持った人ですか?
人の話を聞く事が多い人は自分の話しをする事ができる聞いてくれる人を探しましょう。
共感できる人と出来ない人
セラピストに相談するには親身になって話を聞いてくれる人へと説明してきました。
親身になって聞いている振りやしぐさの事を言っているわけではありません。表面的にはスキルとして話を聞くそぶりは誰にでも出来ます。しかし私が説明しているのはその様なスキルではありません。
人の話を聞く目に見える姿勢も大切ですが、一番私が重要としている部分は「人の心を感じ受け取る才能」感覚です。
相手の話を聞いて感じ受け取る才能の事を指しています。
漠然としている様でいてこの部分は奥深い要素が隠れています。悲しい物語を見て、聞いて、共感して、もらい泣きをする人もいればしない人もいます。
人の悲しみから怒り・不安・などの憎悪を感じ受け取る人もいらっしゃる事を私達は忘れてはいけません。
今、もしも貴方が人の話を聞いて共感し、それが自分のことのように感じ受け取ることをしていたならば意識の切り替えコントロールさえ出来れば貴方はTMOホームセラピストに向いているかもしれません。
しかし人の話を共感できないからと言って自分がおかしいわけではありません。共感は誰にもあります。共感は出来ているのに心が麻痺してしまったのか?強制的に蓋をして感じないようになってしまったのか?の違いに過ぎません。元々人の気持ちが理解できない人もいらっしゃいます。〈自分自身も分からないまま育って混乱します〉
人の話を聞いたから共感できる人のほうが少ないのです。
共感できるにはいくつかの理由があります。体験した事があるから共感できるものや体験していないけれども共感できる人もいらっしゃいます。心の葛藤や探求をされてきた人ほど共感能力が高い場合があります。共感できて親身になって話を聞く力があるだけではいけません。
親身になって話を聞いた後は自分に戻って切り離す姿勢も大切です。
この部分が意識的にも感情的にも出来なければミイラ取りがミイラになると言われる現象が起きます。この部分が広がりや人の話を聞く人ができない現実を作っています。人の話を聞いて疲れる時、そこにはこの現象が見え隠れています。人の話と理解している事と自分の役割を理解して初めて人の話を共感し、受け取り何かを伝えられることが大切です。
私が過去に心理の勉強をしていた頃、心療内科の先生から心理学を教わっていました。
その先生にはもちろん基礎的なテキストがあり指導していただきました。どうしても納得がいかない部分がありました。その部分が「絶対に会話中、相手との間に壁を作るように」と説明していました。
理由は詳しく教えてはくれませんでした。催眠を習った時もそうでした。今現在はどうか知りませんが、今だからこそ何故その様なカリキュラムの説明があったのか理解できます。
相談者の物を受け取りすぎない為のセラピスト側の自己防衛の部分だったのです。
私が言いたい事は今でも変わりません。その時の疑問のままです。心の問題に初めから壁があっては良くないのではないかとその瞬間も感じましたし、それが嫌でやはり個人で活動する事になったのも事実です。その相談者の影響を受けてしまわない為には、その様な防御姿勢ではなく、もう一歩足を踏み出したスキルだったのです。
はじめから壁を作る姿勢ではなく、共感して役割を終えたら共感していた部分を終わらせることの意識の切り替えです。役割に自信がなくなったり、役割が何か分からなくなってしまい共感しているその人になってしまったままでは体だけではなく心もクタクタになってしまいます。
ここの部分が共感(エンパシー)のON・OFFなのです。
この切り替えをしっかり認識する事ができて初めて親身になって話を聞く事ができ、自分自身も後に影響を受けないでいられる方法です。
実際は聞いているふりをしているセラピストに比べてとても高度であり、やりがいのある仕事になります。言葉では難解に感じるかもしれませんが現実にはそれを得意としている人を良く見かけます。
今回は親身になって聞くタイプの人チェック20問を用意しました。
時間のあるときに遊び感覚でチェックしてみてください。
親身になって聞くタイプ度 チェック
次の20問の質問に○か×で答えてください。
1 私は人に相談するより相談される方だ。
2 私はTVを見ていて良く感情的になる事がある。
3 人の話を聞いて「自分ならこうする」と自分の事のようにシュミレーションしてしまう事がある。
4 友達の話を聞いていて友達が泣き出したら自分も涙が出てきてしまう事がある。
5 私は自分の心を常に知っている。(目を向けている)
6 初めての場所だが懐かしさや来た事がある感覚になった事がある。
7 想い出の曲を聴くと過去の自分・人を思い出すことがある。
8 夢を良く見る
9 人が好き
10 自分が好き
11 精神世界が好き
12 人の笑顔・喜ぶ事が好き
13 人混みが苦手
14 常に新しい事に挑戦したい。
15 初めての人でも気軽に挨拶が出来る。
16 自分の事も聞かれたら話す事ができる。
17 私は素直である。
18 人の話を聞くのが好き。
19 人から優しすぎると言われる事がある。
20 人の気持ちがわかる・感じる。
きっとこの書籍を手にしている段階で心に関心があり親身になって話を聞く方であることは間違いありませんが、
5つ以上○があれば当然親身になって人の話を聞く事が出来る人です。
10以上ある方は自分の才能を生かしていますか?知っていますか?友達にその様な方がいらしたら大切にしてください。とても貴重な方です。
15以上もしくは20○のある方は人の話を親身になって聞く事が出来るばかりではなく行動もで来ます。そしてアドバイスも出来ます。心に関する何かの為に活動をしているか、もしくは今後してゆく人でしょう。
注意:ON・OFFのコントロールを身につけてくださいね。貴方のスキルです。

ikokoro