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序章

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この本の趣旨

 

 太極拳はとうたん椿とうこう推手すいしゅ(対人練習)の3つをバランス良く練習するのが、上達する最速の練習方法である。

 

 

 套路で太極拳の動きを覚えるが、站椿功でより良く放鬆ふぁんそんができるようになる。そして推手により自分がどれだけ「りきんでいるのか」が良くわかる。そのことが理解できれば普段の套路で力まないように練習する。放鬆がよくできると、力みも減るので站椿功をより多くする。その練習の成果を推手で確認する。と言うふうに套路、站椿功、推手が密接に関係してバランス良く練習するのが上達への早道である。

 

 太極拳の練習を続けていく中で「けい」についても段々と理解できてくる。

 

 掤勁ぽんけい太極拳一番重要の1であるで、練習める最初は「意識足下める結果最初掤勁ぽんけい理解きる

 

この本には上達の為の「コツ」をわかりやすく記した。

 


四正推手レベル5

四正推手レベル5

 

 

 

相手に合わす。

 

 四正推手は2人でするので、甲乙両方が同じ動きの四正推手をするのであれば、「頂」「匾」「丟」「抗」が発生しにくいが他流派・自己流の人と推手した場合、甲乙両方の動きに大小の差があるので自然と「頂」「匾」「丟」「抗」が発生するので、四正推手の動きを維持するより、「霑」「連」「黏」「隨」(粘黏連隨)を維持して相手に「従い」そして注意深く「對待」をすることにより「頂」「匾」「丟」「抗」の病が発生しないようにする。結果甲乙の動きはここで説明している「四正推手」の動きではなくなり、甲乙の動きの混ざった動き(折衷せっちゅうあん)になる。

 

 「頂」「匾」「丟」「抗」の病を説明すると

 

 頂(ちょう)とは、いわゆる力(勁力及び拙力)が出過ぎて衝突する(ぶつかる)の意味なり。

 

 匾(へん)とは、いわゆる力(勁力及び拙力)が適切に及んでいない(へこんでいる)の意味なり。

 

 丟(ちゅう)とは、いわゆる力(勁力及び拙力)が開いて離れるの意味なり。

 

 抗(こう)とは、いわゆる力(勁力及び拙力)が非常に過ぎる(過ぎすぎる)の意味なり。

 

  具体例をあげると

 

1、2人の右手が上(手首辺りで接触)、左手が下(相手の肘辺りと掌で接触)の塔手から開始。

 

2、初めに「掤」で前に推した方を乙として説明します、
①乙が前に、乙の動きが違っても、乙の動き「従い」・化勁・反撃する。
 
3、甲が乙の右腕を横に「捋」する。

①乙の動きの違いにより甲の動きは「捋」ではなく違う動きになる。

 

4、乙は甲の「捋」で前に引かれるのを、甲の「捋」を受け入れて(甲に従いこれを利用して)「擠」で前に推す。

①甲の動きが違っても、乙の動き「従い」・化勁・反撃する。

②甲の動きにより、「擠」より他の動作で反撃した方が良い場合はそうする。

 

5、甲は乙の「擠」に対して「虚」を使った「按」で、乙の「擠」を受け入れる(乙に従う)。

①乙の動きが違う場合、甲は乙の動きに「従い」・化勁するので「按」と違う動きになる。

 

6、乙は両腕(身体も含めて)が、甲の「按」で前に引かれると体勢が前屈みになるのを避ける為に、左腕(肩も含めて)は甲の「按」を受け入れ(従い)両手を離して体勢が前屈みに倒れるのを避ける為に上半身を回転・左肩が前右肩を後ろに(乙は自分ではしない、甲に従う)する。
①甲の動きが違う場合、乙は甲の動きに「従い」・化勁するので「按」と違う動きになる。
 

7.甲は「按」の動作の続きで両手を下方向へ「按」の方向を変える(なだらかな曲線で行う・角ばらない)

 

8、乙は甲の「按」により左腕(肘と手首付近の2カ所)を下に下げられるので、甲の「按」を受け入れ(従い)肘を「墜肘」する動作を行う、この時左腕の外旋運動を伴い、又左腕の前腕から指先が前上に動く。
①甲の動きが違う場合、乙は甲の動きに「従い」・化勁するので「墜肘」する動作と違う動きになる。

 

9、甲は乙の「墜肘」動作により(甲の「按」は終了です・甲の「按」は乙により無効化される)、左手首(接触点)を後上の方向へ推されるので、乙の「墜肘」動作を受け入れ(従い)その後、方向を変える(なだらかな曲線で行う・角ばらない)前に推す(「按」ではなく「掤」)。
乙の動きが違う場合、甲は乙の動きに「従い」・化勁するので「掤」と違う動きになる。

 

 以上の動作で甲乙が入れ替わり、今度は甲が「掤」で推すになるが甲乙上記と違う動きになる。

 


参照文献

参照文献

 

 

 

 書籍

 

 太極拳譜         (清) 王宗岳 等著

 

               人民体育出版社

 

 詳解・太極拳推手訓練秘訣       郭福厚著

 

 太極拳理論の要諦           銭育才著

 

 太極拳譜の理論~基礎編~       龍門書院

 

 実用・太極拳譜の理論~超入門編~   龍門書院

 

 実用・太極拳譜の理論~初級編~    龍門書院

 

 

 

 DVD

 

 推手鍛錬秘訣 第1巻   郭福厚老師出演 BABジャパン販売

 

 推手鍛錬秘訣 第2巻   郭福厚老師出演 BABジャパン販売

 

 推手鍛錬秘訣 第3巻   郭福厚老師出演 BABジャパン販売

 

 

 


奥付


四正推手の練習レベル5


http://p.booklog.jp/book/128823


著者 : 國見昌司
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