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 プラチナにやってくるお客は、富裕層の老人が多く、ハン老人もその一人だった。お客たちは、ソープ嬢の気を引こうと大ボラを吹くのだが、当初は、老人も信じられないようなことを話していた。若いころは、100人以上妻がいて、子供と孫の数は、多すぎてわからない。財産は、数千億はあって、自分が死んだら、相続戦争が起きるに違いない、とマジに話していた。マリは、当初、単なる大ボラと思って聞いていたが、毎回、やってくるたびに、50万円を1万円でもやるようにポンとくれる老人を見ていると、信じられないような話は、事実ではないかと思うようになった。

 

 また、次第に、マフィアのボスを思わせるような度肝を抜く話もするようになった。俺は、麻薬と臓器の密輸のおかげで、大金持ちになった。今は、引退の身だが、子分たちが、俺のあとを引き継いで、バンバン儲けている。まあ、習近平も俺の子分みたいなものだ、と言っては、ワハハと笑っていた。マリは、嘘のようにも思えたが、万が一、シナ・マフィアの大ボスであれば、原発テロの情報を持っているのではないかと直感した。さらに、上海、香港、台湾はもとより、日本にも数多くの別荘を持っているといっていた。最も驚いたことは、日本の5分の1は、自分のものだと豪語したことだった。北海道の3分の1は、買収したと笑っていた。こればかりは嘘だと思ったが、これが本当だったら、いずれ、日本はマフィアの庭になってしまうのではないかと背筋がぞっとした。

 

 毎回もらうプレゼントのほとんどは、銀座で購入した高級品だったが、別荘での話になると、北は北海道から南は沖縄までの趣向を凝らした別荘について楽しそうに話すのだった。風貌は、一見するとそこいらのオジ~さんに見えたが、体格はがっちりしていて、少し背を曲げていても170センチ以上はあった。おそらく、若いころは、180センチ以上の背丈であったと思われた。70歳を超えた老人の筋肉は衰えていたが、顔は浅黒く、つやはよかった。映画に現れるヤクザの顔は、ちょっと強面で、怖い感じの印象だが、マリと会うときのハン老人の顔は、柔和で、笑顔であった。当然、ハン老人のペニスは勃起しなかったが、とても長く、両手で持ち上げると20センチ近くはあった。老人は、いつも、ナスビがしおれたような長いペニスを持ち上げては、俺の秘密兵器だといって自慢していた。


 老人の肌のツヤを考えると、食事のことには、気を使っているように思えた。普通の食事であれば、年を取るにつれて肌のツヤがなくなり、肌がたるんでいるはずだった。彼は、日本の老人と比較すると、はるかに若く見えた。顔だけを見ていると60歳前後に見えた。いつも、椅子に腰かけると老人は、入浴時間が180分と長いためか、居眠りをしていた。マリは、老人の寝顔を見ながらゆっくりと全身を洗うのだった。時々、マリは、目を閉じた老人に話しかけた。返事はなかったが、聞いているようだった。特に、長いペニスを洗う時は、ペニスをほめちぎって、老人の自尊心をくすぐっていた。老人は、ペニスをほめられるととても機嫌がよくなり、笑顔になった。だから、必ず、ペニスは、時間をかけて洗い、マッサージも入念に行った。

 

 ペニスは、しおれて元気はなかったが、亀頭は大きく、まだ、ハリはあった。マリは、ハン老人の白い髪を洗った後、最後にもう一度、ペニスを舌でコネ回すようにゆっくりマッサージするのだった。そのころには、老人も目を覚まし、ペニスの自慢を始めるのだった。マリは、長いペニスの亀頭を口に押し込むと舌先でしばらく嘗め回した。老人が最も喜ぶマッサージだった。老人になっても最も感じる部位と見えて、しばらくすると”気持ちいい、気持ちいい”と唸るのだった。老人は、気持ちがよくなるといつもの口説きが始まるのだった。「マリ、もう、3年通った。結婚、してほしい。マリが、大好き。すぐ、結婚したい」老人は、変な日本語でいつもマリを口説くのだった。マリは、結婚する気は全くないと繰り返し言っていたが、懲りずにくどく老人が、バカ殿のようで、かわいかった。

 

 マリは、口に含んでいた亀頭を引き出すと指先で軽くもみほぐした。「マリは、結婚はイヤ。男は、こりごり。ハンさん、マリは、逃げないから、これからも遊びに来てください。待っていますから」マリは、いつもの返事をするとハン老人に笑顔を向けた。いつもの返事に慣れた老人は、ニコッと笑顔を作ってベッドに誘った。ダラリンとたらしたペニスをブラブラさせながら、老人は、ベッドに横たわった。老人の楽しみは、マリのワレメから滴り落ちるラブジュースを飲むことだった。ラブジュースを飲むと、健康になって、長生きできると思い込んでいた。マリは、感じ始めるとオシッコを漏らすように勢いよくラブジュースがワレメから噴き出した。老人の顔一面がラブジュースでビショビショに濡れてしまうのだったが、老人は、おいしい、おいしい、と喜んで飲むのだった。

 

 


 マリは、汐吹きレースで何度も1位を取ったことがあり、一気に吹けば、3メートルは軽く飛ばせたが、老人の場合は、調整しながら顔に少しづつラブジュースを吹きかけていた。仰向けに横たわった老人の顔の上にまたがるとワレメを老人の口に押し当てた。老人は、ハ~~ハ~と喘ぎながら、ペロペロと舌先でワレメをまめ回し始めた。マリも次第に気持ちよくなり、感じ始めるとア~~ア~~と喘ぎ声を響かせ始めた。「いい、すごく感じる。じょうず。もっと、なめて、もっと、もっと。激しく。そこ、そこ、いい、いい、ア~~」マリは、老人はほめられると喜ぶことを知っていた。すでに、ワレからは、ラブジュースが老人の口の中に流れ出していた。流れ出したラブジュースの量は、ハンパなく、ゴクン、ゴクンと飲み干しても、すぐに口からあふれ出した。老人は、ゴホン、ゴホンとラブジュースを噴き出し、ア~~溺れるといっては、もっと飲みたいと叫ぶのだった。

 

 老人の顔もシーツもビショビショに濡れてしまうのだったが、老人は、こんなにおいしいジュースはこの世にない、と言っては、何度も、ワレメを嘗め回すのだった。嘗め回して疲れてくると俺は世界一幸せ者だといって、次は、乳首を要求してきた。「マリ、乳首、しゃぶりたい。早く」マリは、赤ちゃんに添い寝するように横になり、乳房を持ち上げ、赤ちゃんにオチチをのませるように、老人の口の中に黒ずんだ長い乳首を押し込んだ。老人は、おなかがすいた赤ちゃんのように、チュ~チュ~チュ~と力強く乳首を吸った。オチチは出ていなかったが、おいしい、おいしい、といっては、赤ちゃんのような無邪気な笑顔を見せた。マリは、老人が赤ちゃんのように思えて、オッパイを与えているときは、なぜか、幸せな気分になった。

 

 マリは、出産の経験があった。だが、赤ちゃんは、3歳の時に突然亡くなった。死因は、小児急性リンパ性白血病だった。子供の死がきっかけとなったのか、夫は失踪してしまった。そのころ、福島では白血病の子供が増加し始めていた。自分の子供の死因は、福島原発事故とは関係なかったが、福島の小児白血病増加の原因は、原発事故による放射能汚染と関係あると知らされたとき、原発再稼働は絶対許してはならないと固く心に誓った。そして、マリは子供の死を忘れるために、原発再稼働反対のデモに参加した。その時、デモに参加していたさやかと出会い、その時をきっかけに、さやかとともに地下組織の仕事をすることになった。

 

 

 

 


 マリが、ハン老人を亡くなった子供を見るようにぼんやりと眺めていると目を輝かせたハン老人が声をかけた。「マリ、お願いだ、結婚してくれ。マリなしでは、生きていけない。お願い、マリ。結婚してくれ。欲しいものは何でもあげる。100億でも、200億でもあげる。お願いだ。マリ」マリは、いつものお願いに返事した。「結婚は、ダメ。ハンさんは、子供、作れないじゃない。マリは、子供が欲しいの」ハン老人は、悲しそうな顔で返事した。「そうか、子供か。子供が欲しいんだな。俺のは、この通り、使い物にならない。そうだ、人工授精しよう。まだ、種はあるに違いない。すぐに、検査してもいい。どうだ、やってみないか?人工授精」

 

 マリは、人工授精という手がることにハッとした。そうか、結婚しなくても、種さえあれば、子供は作れる。ソープ・エージェントを続けるには、結婚はできない。でも、子供は欲しい。老人の種を使ってもいいような気がしてきた。「そうね~、一度、検査してもらったら。もしかしらた、種は元気かも」ハン老人の顔がパッと明るくなった。「そうか、考えてくれるか。それじゃ、早速、検査してくる。もし、種が元気だったら、結婚してくれるんだな」マリは、ジロッと老人を見つめ返事した。「だから、結婚は、ダメ。子供を作りたいだけ。結婚は、絶対にしない」老人は、困り果てた顔をしたが、即座に返事した。「わかった。俺の子供を産んでくれるだけでもいい。子供が生まれたら、その子に、100億やる」

 

 マリは、別に財産は欲しくなかったが、老人の子供を産めば、マフィアの情報がとりやすくなると思えた。でも、ソープ・エージェントをやめる気はなかった。、その点を確認することにした。「え、ほんと~~。でも、結婚はしないし、しかも、ソープ嬢は続けるのよ。それでも、いいの?」老人は、自分の子供をマリが生んでくれるなら、マリの望み通りにさせることにした。「いいとも。マリがやりたいようにやっていい。続けたいだけ、ソープ嬢をやっていい。でも、やめたら、俺と一緒に暮らしてくれ」マリは、一瞬考えた。老人と一緒に暮らしたいとは思わなかったが、老人は、すでにかなりの年だから、同棲し始めて、間もなく亡くなるような気がした。「そうね。そういうことだったら、いいかも」老人は、笑顔を作るとマリの右手を頬にあてた。

 


 目じりを下げたハン老人は、起き上がりベッドのふちに腰掛けた。マリも起き上がり、いつものように彼を皇帝の椅子に案内した。ゆっくりと腰掛けたハン老人は疲れた表現を見せていたが、温かく柔らかいシャワーのを浴びせられると、ホッとした表情になり、目を閉じた。マリは、シャンプーを作ると肩、胸、脚へと順次シャンプーを丁寧にゆっくりと塗りこめていった。マリは、ハン老人の全身を洗い終え、萎れたペニスを左手に乗せ、右手でマッサージするように洗っていると居眠りしていたかに思えたハン老人は、パット目を見開き話し始めた。「マリ、お願いがある。聞いてほしい」マリは、突然の大きな声にびっくりしてしまった。

 

 マリは、ハン老人を見つめ返事した。「突然、大きな声出しちゃって、びっくりするじゃない。なんですか、お願いって?」ハン老人は、ちょっとマジな顔つきになり話し始めた。「近日中に、対馬の別荘に孫が遊びにやってくる。孫の誕生日なんだ。プレゼントを何にしようかと考えた。いつもは、お小遣いをやるんだが、今回は、趣向を凝らして、デートをプレゼントすることにした。そこでだ、チョ~~美人ぞろいのプラチナから3日間ソープ嬢を派遣してもらえないか?晩熟(おくて)孫にセックスの手ほどきをやってほしい。料金は、いくらでも払う。できるか?マリ」マリは、顔が固まってしまった。しばらく考えて返事した。「それは、ちょっと無理だと思います。プラチナには、派遣システムはありません。残念ですが。そう、お孫さんを、ここに連れてこられたら、いいじゃありませんか?」

 

 ハン老人は、歯に物が挟まった言い方をした。「いや、それができない。別荘は対馬だし、孫は、日本語が全く話せない。マリ、どうにかならないか?マリの力で。お願いだ、マリ。マリは、僕の女神だ。マリの力で、なんとか」マリは、困り果てた顔で首をかしげた。プラチナのシステムを勝手に変えるわけにはいかなかった。いったい、どう返事すれば、ハン老人の機嫌を損ねずに断れるかと思案した。ここはひとまず、オーナーに相談するということにした。「困った相談ね。マリは、単なる従業員なのよね~。システムを勝手に破るわけにはいかないし。それじゃ~~、一度、オーナーに相談してみるわ。ちょっと、待ってくれる」笑顔になったハン老人は、うなずいた。「そうか、ありがとう。いい返事を待っている。お金には、糸目はつけない。マリは女神だ」マリは、ハン老人の右手をとるとジェットバスに案内した。


この本の内容は以上です。


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