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 イサクがいさめるように返事した。「そう、悲観的になってもしようがない。救出対象は、ユダヤ系の大学生以下の若者に絞る。あとは、優秀なユダヤ系研究者の家族ということだ。モサド留学生は、優秀な学生をリストアップすることが第一の使命だ。そして、DNA鑑定の結果、ユダヤ系と認定された学生たちをカツラ・コーポレーション系列のカツラAIシステムズへの就職斡旋をする。多くの日本人は、中国、アメリカ、オーストラリアあたりに移住することになるだろう。かわいそうな気もするが、モサドができることには、限界がある」マジな顔つきになったヤコブが、気になったことを口走った。「F大の安田と三島は、マジ、役にたってくれるといいが。安田は学生の間では、九学連のリーダーとしてかなりの知名度がある。三島だが、彼は、剣道の世界では、そこそこ知られているようだが、役に立つかどうか?」

 

 イサクが、笑顔で答えた。「三島も役に立つさ。まあ、維新の坂本龍馬と思えばいい。足軽として、役に立つさ。お金のためなら、命令には従うはず。なんといっても、体力があって、素直な性格がいい。安田だけでなく、モサドのボディーガードとしても使える。俺たちは、安田の利用が目的なんだから、金魚の糞の一つや、二つは、大目に見なくてはな」金魚の糞と聞いたヤコブが、ワハハ~~と笑い声をあげた。「武士道精神の金魚の糞か、そんなとこだよな。万が一、障壁になるようだったら、坂本龍馬の後を追って、天国に行ってもらえばいい。でも、問題は、ブサイクだな。ヤツは、厄介だぞ。敵に回せば、大きな障壁になる。どうしたものか?ヤツは、ゆう子の金魚の糞だからな~~。ゆう子をものにできれば、ヤツを仲間に引き込めるんじゃないか?どうなんだ、イサク?」

 

 苦笑いをしたイサクが、ブサイクとモサドの意外なかかわりについて話し始めた。「ブサイクのことだが、ヤツの親分、安部教授は、軍事企業最大手のカツラ・コーポレーションとつながっているということだ。安部教授の病院建設用地としての土地買収資金は、カツラ銀行が融資しているということだ。さらに、モサドも、カツラ銀行から多額の融資を受けているということだ。早い話、安部教授はモサドの仲間ということだ。ならば、ブサイクもモサドの仲間ということになる。だが、ヤツは、当然、安部教授とカツラ銀行やモサドとの関係は知らない。だから安易に、ヤツがモサドの仲間だと考えてはならない。俺たちは、十分、警戒しなければならない」


 

 スッと立ち上がったヤコブは、フレッジに向かった。500mlの缶ビールを取り出すとイサクに向かって放り投げた。そして、スライス生ハムが入ったタッパーウェアと缶ビールをもってテーブルに戻ってきた。ヤコブは缶ビールのプルを引き上げると、一つうなずき話し始めた。「確かに、ヤツは、警戒しなければならない。ゆう子の金魚の糞であることは、確かだが、俺たちへの警戒心は強い。俺たちを嫌っていることは、確かだな。ヤツは、安部教授の子分みたいだが、子分だからといって、安部教授の奴隷ではない。ヤツは、ヤツなりのポリシーを持っている。いざとなれば、すべてを敵に回すほどの、胆の据わったヤツだ。思うに、ゆう子の金魚の糞ということは、ヤツは、ゆう子の下僕ということだ。ゆう子の言うことであれば、従うということじゃないか。ならば、ゆう子をものにすることは、ヤツを利用しやすくなる。そうじゃなないか、イサク」

 

 イサクは、ビールを一口すすり、返事した。「そう、焦るな。ヤコブは、女のことになると、興奮するからな~~。ところで、ブサイクだが、ヤツも、ユダヤ系ではないか?もし、ユダヤ系であれば、モサドメンバーに推薦したいと思うが。どうだろう?」ヤコブもビールを一口すすり、返事した。「そうだな~。DNA鑑定して、ユダヤ系であれば、モサドになれるかもしれないが、俺は、危険なような気がする。ヤツは、俺たちを嫌っているし、組織のために働くような人間じゃないと思うな。地下組織への勧誘も危険だ。ああいう、得体のしれないやつを敵に回したら、こっちがやられる。触らぬ神にたたりなし、っていうじゃないか。ほら、ヤツは、孤島の診療所で働くのが夢といってたじゃないか」

 

 イサクは、生ハム一枚をフォークで突き刺し、口に押し込み、モグモグと口を動かした。そして、生ハムをグイっと飲み込み、それを流し込むようにビールを一口すすった。「そうだな、ブサイクは、敬遠したほうがよさそうだ。もうしばらく、様子を見るとしよう。モサドがやるべきことは、優秀なユダヤ系民族を増やすことだ。3年後からは、本格的な種付けが始まる。ヤコブが、待ち望んでた種付けだ。天才DNAを増産してくれ」ニコッと笑顔を作ったヤコブは、返事した。「ハーレムの種馬に選ばれたことを、光栄に思うよ。イサクは、なぜ断ったんだ。ジャンジャン、種をまけばいいじゃないか。なぜなんだ?アーリア人に対抗するには、ユダヤ系天才を育成するしかない。今からでも、承諾してはどうなんだ」


 

 イサクが、目じりを下げ返事した。「確かに、天才DNAを増産することは、不可欠だ。でも、僕は、どうも、種付けには向かない。精力が弱いように思う。種付けは、君たちに任せるよ。僕は、世界中から、チョ~美女を連れて来るから。それにしても、ハーレム希望の女性が急増している。やはり、貧困化によるものだろうか?」ヤコブは、目を丸くして返事した。「そりゃ~~、そうだろう。アメリカのホームレスは、ハンパないぞ。軽く200万人は超えてるそうだ。失業者も3000万人は超えているというから、アメリカは、どうなるんだ。どうにか、食料を無償支給してるが、いつまで続くことやら。ついに、世界一の貧乏国になっちまったな。とんだトバッチリを食ったのが、日本だ。年金原資は、ネコババされるわ、ポンコツ戦闘機は買わされるわ。踏んだり蹴ったりだな」

 

 イサクが、目じりを下げて返事した。「イヤ~~、まったく。日本は、かわいそうだよ。アメリカが空前絶後の貧困化に陥った最大の原因は、多国籍企業が中国の労働者に依存しすぎたからだよ。中国の貧困人口は、ハンパない。欧米では考えられない低賃金で労働者をはたらかせるんだから、欧米企業が倒産するのは当然だ。欧米人は、中国を甘く見てたということだ」ヤコブが、皮肉交じりに話した。「思うに、モサドに比べて、CIAは機能してないってことじゃないか?質が低下したのか?大統領に問題があるのか?いずれにしても、今一度、CIAの立て直しが必要ということだな」

 

 イサクは、うなずくとジロッとヤコブを見つめて話し始めた。「ハーレムに選出された美女は、一生涯の贅沢な暮らしが保証されるわけだから、ハーレム希望の美女は増加する一方だ。ヤコブ、もうしばらくの我慢だ。とにかく、ヤコブは、余計な女遊びはしないことだ。アブラハム大将にも、念を押されてるだろ。わかったかい」突然、生ハムを口に放り込んだヤコブは、モグモグと口を動かし、ビールをグイグイ飲み始めた。マジな顔つきになったヤコブが返事した。「俺にも自制心というのはある。そう、いじるなよ。ところで、中洲の汐吹祭、たのしみだな~~。俺は、今年も当選だぞ。ヤハウェに感謝。イサクは、ネットライブで楽しんでくれ」

 


             汐吹祭

 

 

 中洲プラチナ会館では、毎年、714日と15日に汐吹祭が行われる。すすきの、吉原、中洲などのソープ嬢が、二人一組となり、持ち時間は10分、2日間にわたって、汐吹レースを披露する。1レース6組、16レース。競艇のレースに似ているが、タイムを競うのではなく、噴き出した汐の距離を争う単純な競技。VIPプラチナ会員は1位と2位の連勝をかけるが、掛け金一口10万円であるから、当たると、1千万円以上になる。富豪たちは、1レース100万円は賭けるから、ちょっとしたカジノといっていい。当然、参加するには、VIPプラチナ会員にならなければならない。入会金は500万円だが、会員は1000人は超えているという噂だ。ネットでかけることができるため、参加者は結構多い。プラチナ会館の競技会場に入場できる会員は、抽選になるが、汐吹実況は、会員制ネットで放映されるので、海外にいても楽しめる。イサクとヤコブは、マフィア、ジャパンCIA、政財界人からの情報収集を目的として、VIPプラチナ会員になっている。

 

 今年は、指テク役の篠田校長は、汐吹役のジュリナと組んで汐吹祭に参加することになった。各レースで、1位は500万円、2位は300万円、3位は150万円、4位は100万円、5位は70万円、6位は50万円の賞金が支払われる。各選手は、11レース、2日間出場できる。2レースとも1位であれば、1000万円の賞金獲得となる。参加希望のソープ嬢は、年々増加し、予選を勝ち抜いたものが、本戦に出場できる。今年”くノ一”のエージェントメンバーになったジュリナは、指テク役の校長のおかげで予選をトップで勝ち抜き、本戦出場資格を得た。

 

 77日(日)七夕の日。校長、ハルナ、ジュリナの3人は汐吹祭レースに向けて校長のマンションで決起大会を開いていた。校長は、予選トップのジュリナを称賛していた。「ジュリナ、予選トップ、やるじゃない。ガンガン、稼ぎなさい」ジュリナは、大きくうなずき返事した。「はい、今年中に2000万円必要なんです。父親の借金を返さないと、担保の土地と会社がとられるんです。くノ一のメンバーにしてくださり、感謝しています。ジュリナの命は、校長に預けます。本当にありがとうございました」校長は、ジュリナの肩をポンとたたいた。「そうだったの。2000万ぐらい、楽勝よ。2レース1位だったら、1000万じゃない。ジュリナだったら、やれるわよ。ヤングパワーで、ビュンビュン飛ばしなさい」


 

 ハルナは、校長にジュリナの特訓を提案した。「校長、今から、ジュリナの特訓をしてあげましょうよ。ジュリナ、ガッツリ賞金を稼ぐのよ。ハルナも、協力するから」ジュリナが、笑顔で二人にお願いした。「お願いします。死ぬ気で頑張ります。1位を取りたいんです。予選トップで通過できたのも、校長の指テクのおかげです。あんなに感じたのは、初めて。あそこまで汐を吹くなんて、校長の指テク、神業です。今から、校長とハルナ先輩のテクで、ビシバシ特訓してください。ビュンビュン飛ばしますから」校長はうなずき、二人に指示した。「よっしゃ、ジュリナ、1位を取るのよ。それじゃ、バスルームで特訓といきましょう」

 

 校長のバスルームは、ハルナとの汐吹特訓のために広めに作られていた。バスルームに入ると校長は、各自、体を洗うように指示した。次に、各自が体を洗い終えると、校長はマットを敷き、ジュリナを仰向けに寝かせた。校長は、ハルナとジュリナに指示を出した。「今日は、全身で感じる特訓をしましょう。ハルナは、乳首、私は、クリを責める。ジュリナは、しっかり緊張したら、一気に噴き出すのよ。焦っちゃダメ、しっかり緊張をためて、一気によ。わかった」ジュリナは、マジな顔つきで返事した。「わかりました。焦らないこと。しっかりためて、一気に噴き出す。やってみます」校長は、うなずき、ハルナにローションを手渡し、乳首に塗るように指示した。校長もローションをクリに塗り始めた。

 

 校長は、ジュリナのカラダがまだ未熟なのを感じ取っていた。「ジュリナのカラダは、まだまだ、未熟。いい。今日から本当のオルガスムを覚えるの。ジュリナは、オルガスムを知らないでしょ」ジュリナは、彼氏とのセックスでオルガスムといわれる快感の絶頂を感じたことがなかった。校長の指テクで感じて、汐を吹いたが、オルガスムとはどういうものかわからなかった。「はい。彼氏とのセックスで、絶頂を感じたことはありません。初めて、校長の指テクでイキました。あ~いうのをオルガスムというのですか?」校長は、笑顔で答えた。「ちょっと、近づいたってところね。まだまだこれからよ。ジュリナのカラダは、発展途上ってところよ。ジュリナのカラダは、開発されるのを待っているの」

 



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