目次
(りある?夢?日誌…)
(上旬)
(上旬)
(5月1日) 「原稿と家事」サーマディー…♪
(5月1日) 異次元回廊にエネルギー漏れ起こして?脳貧血なう。
(5月1日) 昼寝して起きた時の夢メモ。
(5月1日) 「あれは反地球。破滅目指して成長を始めた、反物質の世界。」
(5月1日) どこまで魂をトバシテタ中学生?だったんでしょうか…
(5月2日) 神 天ぷらに白シメジ。/生存に支障ナシ。
(5月2日) おこた おっこった。
(5月2日) 精神的ショックで涙目。
(5月2日)  "行くべき時の初まり" の観。
(5月2日) 《 ヤツィー族 》 の伝承歌 。
(5月2日) 世界の始まりと、終わりをやりました。
(5月3日) 投稿用にエネルギーを「一点集中・各個撃破」しますが。
(5月4日) 「 庶民な連休 」。
(5月5日)
(5月5日) 「作家以外には転職しない。」
(5月6日) スカイハイ投稿準備。
(5月6日) 浅くて変な夢見でした。
(5月6日) 作家業で稼いでみたい、という方は、ぜひ挑戦してみてください。
(5月6日)  "LOVE STORY"
(5月6日) "男" に言うべきじゃない禁句。
(5月7日) >きりぎりすのスリルがサイプレス♪ (違w)
(5月7日) 変な脳貧血?(∋_∈)
(5月7日) ぃゃ結構かなり、ヘコンダですけどね…?
(5月7日) この原稿を何度も書き直している…うちに…
(5月7日) まこは男だ。
(5月7日) 人生はゼロから生まれゼロに戻るのだから、
(5月7日) 洗濯して寝まーす☆
(5月8日) 「目指せ!60歳までにプロデビュー!」の道は…
(5月8日) 無駄エネルギー使うより、「作家に転職」。
(5月9日) すさまじい破壊力の市街戦…もとい、(^^;)
(5月9日) 心身ともにぐだぐだDeath。
(5月10日)
(5月10日) 同じ仮歯が、取れました…★
(5月10日)
(中旬)
(中旬)
(5月11日) 「 燃えさかる 」よーな感じですし、
(5月11日) 地底世界に戻って再生中の神が使った9次元振動装置について、
(9月11日) ⇒ 参照 『 魔界水滸伝 』 w
(5月12日) 原稿世界へ戻りたい…
(5月12日)
(5月12日) 「本気でベルバラしとるのか、おまえは」。
(5月12日) 煮つまれば行動は素早いA型牡羊座。
(5月12日) 「もの書くための目的以外じゃ生きていませんからね。」
(5月12日)
(5月12日)
(5月12日)
(5月13日)
(5月13日) TERRY の FREE WAY。
(5月13日)
(5月13日) 『私がやらなければ誰がやるの?今やらなければいつやるの?』
(5月⒕日)
(5月⒕日) 「副隊長」と「課長補佐」(※たまたま同姓だけのリアル別人)。
(5月⒕日) 札幌は「爆風」スランプ状態…。
(5月15日) #双子座:竜巻。
(5月15日) 『 復讐は ビシソワズ 』 ⇒ 早速今夜から!
(5月15日) いま現在、私自身は屋内に住んで仕事も見つかり、「次の段階」を悩める余裕のあることに感謝します。
(5月16日)  『復讐はビシソワズ (仮) 』。
(5月16日) マンガ読んで早めに寝ます☆ (^_^;)
(5月16日) 私のことを 某『 提督 』 と。
(5月17日) アウトオブわーるどオーダー…?
(5月17日) アルパカ狼さんを見かけない、
(5月17日) 「チョサッケン男爵」が五月蠅そうだから、名前、変換しますか…w
(5月17日) (ひみつ日記から続き)
(5月17日)(…以下、「ひみつ日記に自粛」シーン…っw) 
(5月17日) 洗濯して風呂はいって寝まーす!
(5月18日) 私がどんな人間か、
(5月18日) 本日の予定⇒『 森林浴 & 源泉浴 ♪ 』
(5月18日) 原稿の続きをやります…★
(5月18日)
(5月18日)
(5月18日)
(5月18日)
(5月18日) 「自分の前世(記憶)の話」。で、ございました…w(^◇^;)w…
(5月19日) とんでも爆風スランプが暴走半島な札幌上空…
(5月19日) ミッシングリンクようやく判明。
(5月19日) ⇒明日に続くっ!
(5月20日) とにかく生き抜きます…★
(5月20日) 私の魂と共にある「前世でずっと一緒だった相方」が、
(下旬)
(下旬)
(5月21日) 昨日は、…アルパカ狼さんが出勤日で♪
(5月21日) ⇒次項に続く。 
(5月22日)
(5月22日)
(5月23日)
(5月23日)
(5月23日) アルパカ狼さんに かまって貰えた♪ o(^-^)o
(5月24日)
(5月24日) 「総合科学」分野か…w
(5月24日)
(5月25日) 終日ひっきーで、原稿と家事。(^^;)
(5月25日) 物語(「架空」世界)へ続くぅ~…★
(5月25日) ようやく予定の「原稿!」発掘作業に辿り着きました…
(5月25日) 新井素子と立原えりか。の、影響下にあった時期。
(5月26日) 「 のろのろ呪いのウイルス 」速度。
(5月26日) 「また」心臓が、停まっていたらしくて…★
(5月26日) ・特に深い意味はないんですか?
(5月26日) (黒歴史が~っwww)
(5月26日) (だからっ! コレ書いてたのは、17歳の時ッ!!)
(5月28日) イキオイで貼っておきますか…www
(5月26日)
(5月26日) 「18禁」というくくりに、一体なんの意味が…?
(5月26日) …「えろねた」だけでカウント50って…wwwww
(5月27日)
(5月27日) 私は、「講談社で、書きたい。」
(5月27日) 脳に直撃、麻痺狂死レベル…?
(5月27日) 前世?記憶にある便利な歯科技術:
(5月28日)
(5月28日) 呪いなの??
(5月28日) …物語に続く~…(--;)…★
(5月28日) アルパカ狼さん、体調も機嫌も良さそう。
(5月28日) アルパカ狼さんが「かまわれに来てくれた」ので、
(5月28日) 驚異の新説「ファントム時間仮説」。
(5月29日) 目指せ!「60歳までにプロデビュー」…ッ!!!)
(5月29日)
(5月29日) 「夢に出てきた人」か…??
(5月29日) アルパカ狼さんひどいッ(ToT)
(5月31日)
(5月30日) 鬱病再発の危機。(∋_∈)
(5月31日)
(5月31日) 物語の、大樹を植えよう…。
(5月31日) 「カマイタチ式?プチ厄日」が継続中…σ(^◇^;)。。。
(5月31日) 「お星さまになった」めいにゃん様☆
(借景資料集)
(借景資料集)
(上旬) 核融合炉の排気汚染を誤魔化すために。/脳内で回転行列を掛けて補正している。
(上旬) 反政府デモ、死者36人。
(中旬) 「漆黒烏鴉大明神謹請来臨」/あぁ…「死相」出てるわ…。
(中旬) 多世界/時空連続体に穴を開けて一番近い「隣の」並行世界を破壊している最中。
(下旬) 【どうでもいいが、地球は紀元44世紀にはもう人類がいないので、問題ない】。
(下旬) 世界種子貯蔵庫/【捏造の歴史だらけだなww】
奥付
(…続きます…(^^;)…。)
奥付

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(5月18日)

https://85358.diarynote.jp/201705181639219348/

(6)

2017年5月18日 恋愛
 
 
 
 
「…ったく。おっせーなーァ★」

 声に出してわめきながら、空になってしまった他人の煙草の箱をクズ籠へシュートする。

 だいたい途中から割り込んだ自分が悪いとはいえ、もう11時を回っているのである。

 旅行代理店なぞとっくに閉まっているだろうし明日は1番列車で…

 いや、切符が取れなくなるかもって云ってたから、2~3便は遅れるのかな?

 それにしてもさっさと帰って来て荷物のチェックをすませて眠っておかない事には起きるのが辛い時刻である。

 あの固いのがまさかそういう晩に限って酒でも女遊びでもあるまい。

「しょーがねェな。煙草でも買ってくるべ」

 ほいほいと立ち上がったところに、 "電報届いたから取りに来い" と門(ゲート)の電話から呼び出しがかかった。

 受け取って一旦部屋に戻ってみる。

 「ヤハリヒトリデイク スギハラ」

 …さすがに起きて待っていた自分が馬鹿らしくなった。

 ベッドに腰を降ろす。

 だが…

 待てよ。

 自慢じゃないが人を見る目には自信がある。

 確かに杉原はとっつきにくい、何考えてるンだか解らない所のある奴ではあるが、少なくとも一旦約束した事をこういうやり方で取り下げるような男じゃない。

 旅行について行く話だって、初めこそちょっと困ったような顔をしてはいたが、キッパリした性格なのだ。本当に迷惑なのなら、そうと断っていた筈だ。

 それに…

 考えてもみろ、

「ヤハリヒトリデイク」にしろ、持ってくつもりのスーツケースに詰めた荷物は、ここにこうして置いてある。

 そりゃもちろん、たかだか1週間の男のひとり旅、金に余裕さえあれば着替えなぞ持たなくとも何とかならんこともないが、しかし。

「…何か… あった、かな…」

 上着をひっかけ確信でもあるかのように、秦は部屋の扉を後にした。



 暗くてよくは判らないが、しょっちゅう喧嘩沙汰に利用されている、駅までの途中の公園には短い乱闘のあと。

 駅員は確かに杉原らしき人物は降りたと言う。(あんなに目立つ雰囲気しょった美青年はそうそういるもんでない)。

 急いで宿舎にとって返して部屋をのぞく。

 帰って来た気配はないしその後の伝言もない。

 アラートへ行って、それとなく情報収集。

「…休暇? 5人もか?」

 そして数日前から、除隊されたはずの藤井出の姿を見かけるという。

(( ……… しまった……………!! ))

 翌日から秦と杉原の姿も荷物もしっかり基地から消えている。誰もが予定通り北陸に出かけたものと、信じて疑わなかった。


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 除隊後の藤井出が入り浸っていたというあたりをシラミ潰しにあたる。3度に1度は腕力に訴え、強引なやり方で秦は奴らの根城をなんとか突き止めようとしていた。

 ほとんどが徒労に終わり2日目がむなしく過ぎる。

 不精ヒゲがうすくはえそろい睡眠不足が目の下にあらわれはじめる頃、思わぬ方向から『ヨコスカにいる情夫』…の情報が入って来た。

 豊富な人脈のおかげでそいつらが麻薬密輸に結びつくセンであることをも割り出して。

 友人の一人で今は若手の刑事になってる男に呼び出しをかける。

 …それが3日目の晩だった。

「少し、寝ておいたらどうだ?」

 4日目の朝、年上のその友人が運転席におさまりながら云う。彼にしても昨夜は事情を説明されるのでほぼ徹夜だった。

「ああ。そうする。」

 応えるなり助手席で秦はいびきをかきはじめ、刑事はやれやれと嘆息して無線に手をのばした。

 もう、秦ひとりで動ける段階は過ぎたのである。

 …

 5日目夕刻。警察の組織力は効果をあげた。

 地元警察との折衝だの警視庁麻薬捜査班の到着だのを待っていられる筈もなく、秦は周囲の制止を振り切って飛び出していた。





https://www.youtube.com/watch?v=KRKrVHbkF78
あぶない刑事 You’re Gonna Lose Me


 
ひみつ日記

 
 

 もう死ぬのだろうと杉原は頭の片すみで考えていた。

 飲まず食わずでクスリだけを打たれて既に何日になるのだろうか。思い出したように男たちはやって来て、好きなように彼の肌を貪りつくしてゆく。

 もう死ぬのだろう…

 このままいけば。

 こんな連中のワナにかかって命を落とすなど、ひどく馬鹿々々しいような気もしたのだが、生きていてもどうせしようがない身の上だったし、

 …痛めつけられた体には、もはや逃げようとするための体力も、死をおそれる気ry区も、残されていはしないのだった。

 そんなわけだから単身、車を乗り捨てて古山荘のドアを秦が蹴やぶった時、まず目の前に映ったのはかなりの大音響にも何も反応しようとしない彼の相棒(ナビゲーター)の、白い、白すぎるほどに蒼冷めて投げ出されたままの、哀しい姿だった。

「 ……… 杉原!? 」

 驚愕のあまりかすれた嗄(しわが)れ声しか出ない。

 彼が知っているのはいつでもピンと一線を画して人に対する、誇り高いほどに警戒心の強い杉原の横顔だけだ。

 それが奇妙なぬめりに汚されて、裸身で、無防備に打ち捨てられ…


「 杉! 」

 呼び声が耳に届いている気配さえなかった。

「秦っ!? きさま何故ここが…っ」

 うむを云わさず藤井出たちが躍りかかってきていた。

 まったく、ナイフまで持ち出した10人近くもを相手になぜ圧勝できたのか、彼は今でも解らない。

「 杉!…杉原! …しっかりしろっ!! 」

 内心の恐れをおし隠して秦は幾度も本気で杉原の頬に平手打ちをかました。

 呆然と宙をさまよっていただけの瞳にかすかに生気が戻る。

「 ………は………た……… ?」

 色のあせた切れた唇が小さく動いて言葉をかたちづくり、いぶかしげな表情がそれにこめられた。

 …かけつける人と車の、ざわめきが聞こえる…

 

 


(5月18日)

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(7)

2017年5月18日 恋愛

 
https://www.youtube.com/watch?v=t55VHg6R_sA
【たっぽい】 TOUGH BOY 歌詞付 【たっぽい】

 
 
 
 
 ぽたり。

 と、厚い涙がひとしずく、神野の握りしめた拳の上に落ちかかる。

「………神さん………?」

 どこか自我の奥にもぐりこんでいた杉原は、淵の底からゆっくりと浮かびあがるうたかたのように、かすかな驚きをこめた瞳を目の前にいる相手に向けた。

「いや… 何でもない。」

 ぐいと、肘で目のあたりをぬぐって。

「それで…? どうなったんだ?」

 杉原は眼を閉ざして再び語り始めた。



 駆けつけた警官たちによって藤井出以下全員が捕えられ、芋づる指揮に麻薬売買の一大ルートが挙げられたそうだが、そんなのは秦にとってはどうだろうといいことだった。

 気がたっていたもので金一封だの表彰状だのとほざく警察関係者を一発ぶん殴り、逆に減俸をくらった。加えて強引に一ヶ月の休職願いを上司に承諾させ…

 彼は、あてもないままに毎日を病院に詰めて過ごした。

 収容された杉原は、重度の急性中毒者としては驚くほどの精神力を示していた。

 はじめは状態を尋いて沈痛な顔で首を横に振っていた医師達ですら、信じられないと呟きながら活気をとり戻した。

 杉原は… ひどい禁断症状を幾度となく繰り返しながら、それでも決して自分から薬を求めようとはしなかったのである。

 わずか1週間たらずのうちに異様なほど衰えた体力をかんがみて、激しい禁断症状…たとえば拘束衣をも引き千切って部屋中を暴れまわるような…には、心臓が耐えられないだろうと、医師達は薬の種類を変え、少しずつ量を減らして行く方法をとった。

 症状の出る時間には、泣いて懇願して、普通の人間ならば看護人や見舞った肉親を人質にとってでも薬をよこせとわめくものである。

 杉原は、言わなかった。

 どうしても苦しくなると薬の代わりに、いつも秦の手を求めた。

「…大丈夫です。あいつは、そんなに弱い奴じゃない!」

 入院の日に…診察台に縛りつけられて悪夢のなかをさ迷っていた杉原は、それでも絶望的な医師に喰ってかかる秦の科白をだけは、はっきりと聞きとることが出来たのだ。

「他の誰が誘惑に負けようと、杉原だけは、そんな事は絶対にないんだ。とにかく早く治療してくれ先生! 体の方だけあんたが治してくれれば、心は、あいつが自分で治す !! 」

 それからこうも言った。

「あいつは… あいつは、おれにはもったいないくらいの、優秀なナビなんだから…!」

 …杉原は自分がどれだけ弱い人間なのか良く知っていた。

 理性だの、計算力だのいうものが、どれほど見かけ倒しのものか。

 そんなのは結局、弱すぎる感情を隠し誤魔化すための道具に過ぎなかったのだ。

 なのに… 秦は。

 信じてくれてしまった。

 山荘で、救け出された後にも藤井出の打った電報がどうの、秦が来る筈はないんだのと、ぼんやり呟き続けていた、狂いかけた杉原へ向かって、彼は本気で怒鳴りはしなかったか?

「このアホウがっ! 自分(てめえ)のナビが信じられんようになったら、パイロットなんぞやめてやるっ !! 」

 …それで、杉原は、少し寂しそうに微笑む母さんの夢に別れを告げて、肌寒い現実の中へと帰ってきてしまったのだ。

 それで、杉原は、…薬を…

 とは、口が裂けても言えなくなったのだった…

「 … 秦は… ? 」

 薬のきれた後の感覚の混乱のさなか、耐えられなくなると彼は看護人に秦を呼んでくれ、と必ず頼んだ。

 ぐにゃぐにゃと世界の全てが熔けゆがんで行く怖ろしさ、空虚さのなかで、秦の腕だけがしっかりと彼をつなぎとめていてくれた。

 快方に向かうにつれ、秦の見ている前では進んで注射を断わるようにさえなり、そして…。

 併発していた余病からもすっかり回復したある日。

 呼ばれて行ったいつもの診察室には人の姿がなく、かわりに薬が入ったままの注射器が一本、ごく無雑作に置き忘れられてあった。

「 …… 」

 杉原の瞳がその針のかすかな銀の輝きに吸い寄せられる。

 無人の部屋の中、彼は、あきらめたような苦笑の表情を浮かべ、それを…

 手に取って…

 流しまで歩いて行くと、中味を全部あけてしまった。

 軽くゆすいで、煮沸器の脇の場所に戻し、ぐるりを見回す。

 壁の片すみに、等身大の鏡がかけてあった。

「…意地の悪い病院だなァ、ここは。

 早く退院したいよ、秦。」

「…杉原っ!」

 マジックミラーのドアを蹴破らん勢いで秦が走り出して来る。

 それから一週間、杉原は退院した。






https://www.youtube.com/watch?v=ADgZsoSzDp0
クリスタルキング 大都会


https://www.youtube.com/watch?v=1-RJ5XU7kYo
北斗の拳 主題歌 04 DRY YOUR TEARS


https://www.youtube.com/watch?v=MruGBUTdsY8
HOTEI - STILL ALIVE

 

 


(5月18日)

https://85358.diarynote.jp/201705181742363435/

(8)

2017年5月18日 恋愛

 
 
 
「……おれァ……」

 運転席で言いにくそうに切りだすのを聞いても、杉原はしかし驚かなかった。

「あそこ辞めるよ。」

「うん」

 何週間ぶりかで戸外の風景を見る。

 窓をあけて、少し風を入れて。

「今度のことでよォく判った。おれにゃあんな男ばっかりの閉鎖社会は絶対に向かないね。異常だよ。女っ気もなく…

 熱気が内側にばっかり暗ァく籠っちまう。」

「うん。」

「おまえの件… な。」

 秦はハンドルの手を離して煙草に火をつける。

「警察と報道関係はなんとか押さえたんだが、基地には事情聴取の刑事が行ったりなんかして、な。

 たぶん… 全員に知れ渡っちまってるだろうと思う。」

「 ……… 」

「司令は転属の話を出してた。」

「うん。」

「 …なぁ。」

「え?」

「…いっそ… おまえも民間に来ないか?

 待遇だってそう悪くはないし…まともに女のいる世界なら、おまえだって、あんな変な…」

「………有難う。」

 秦の言葉をさえぎって、杉原は答えた。

「でも、やめておくよ。おたくの副操縦士(コ・パイ)っていうのは魅力的だけど、今さら民間に行って、やっていける性格でもないし。それに…」

 おれは、好きだよ。あの狭いコクピットが。

 パーサーや大勢のデス達に囲まれてのコンビではない、大空での、2人きりという、つきあいかたが。

 …

 好きだったよ…

 …

「やっぱり、ナビゲーターの方が向いているよ、おれには。」

 口に出しかけた言葉を途中で言い換えて、それきり栗原は黙りこんだ。

 助手席のシートに体をうずめる。

 秦は黙ってハンドルを握っていた。

 風が、吹いている。



 ………さよはら、秦。

 おれの相棒(パートナー)ではなかった、だけど、おれのことを信じると言ってくれた。

 最初の…






https://www.youtube.com/watch?v=3ewIr-FQZl4
RAY 人と心


(5月18日)

https://85358.diarynote.jp/201705181820312460/

 
 
 
 
 
「それに… あいつはね。

 足を組んだまま、背中を柱に預けて、杉原はいくつか付け足した。

「あいつはこうも言ったよ。藤井出たちのこと…

 おれなら、忘れられるな? 立ち直れるな? …って。

 だから… あいつがそう信じてくれたから、おれは直ぐに忘れたし…。

 うん。

 …忘れてたな。

 …無理に記憶をおしこめようってんじゃなくて、本当にもう気にしちゃいないんだけど…。

 …妙な話だよなァ。

 本人が忘れてたつもりだったのに、体の方が勝手に覚えてたりするのか…。

 なんか…

 嫌だな。やっぱり。そういうのは…」

 淡々と話し終えて、ふと杉原は口をつぐむ。

 神野はもう隠そうともせずにボロボロと無言で泣いていた。

 …もう理由なんか、知るもんか。…

 その、いつもよりやけに一回りも小さく見える相棒の、無制限にあふれ出てくる温かそうな涙の流れを見ているうちに、茫とした杉原の表情には段々と生気が戻り。

 穏やかな微笑のなかから、普段のちょっと小憎らしいような、皮肉っぽい片頬笑みが浮かんで。

 …くすっ …

 かすかに幸せそうな声の洩れた時、神野は、笑われた理由(わけ)がまったく解らずに、きょとんとして泣き腫らした両眼をあげた。

「 な…? 」

「なんで、おたくが泣くんだよ神さん?

 いたぶられて、失恋までしちまったのは、おれの方なんだぜ?」

「 ! ばかやろーっ! 」

 よけるヒマもなく、ぶんと振るわれた神野の掌が杉原の頭をはたき飛ばしていた。

「怒るぞっ! おれだから泣いてるンだろーがっっ!! 」

「…あたた。」

 杉原は悲鳴をあげながらケラケラと笑っていた。

 午前(ひるまえ)に話し始めて、あたりはもうすっかり茜色。

 冬の早い黄昏のなかに沈みこんでいる。

 どこかでトウフ屋のラッパが響く。

 ストーブの石油がつきかけてブスブスとくすぶっているのに気づいて、杉原は窓を開け放ち、階下の物置へとカラコロ下駄の音をひびかせて降りて行った。

 戻って来てストーブをつけなおし、あっという間に冷えきった空気に驚きながら、雨戸ごと窓を閉める。

 ぐすっ…

 もう涙だか鼻水だかわからずにすすりあげながら、神野はまだごちゃごちゃと過去のことにこだわっている様子だ。

「 ほれ。」

 ちり紙の箱を投げてやると音をたてて鼻をかむ。

 びぃぃ。

「汚ねェなァ。」

 顔をしかめながら置き放されてあったくだんのミソ汁の鍋をつかんで、火にかけた。

 温めなおすとせっかくのミソの風味がこわれてしまう。

 けど、味などどうせろくに解りはしない神野ゴリラは、とにかくあったまってりゃ美味い料理だ…と信じているらしいので。

「…あ~あぁ。朝メシを夜喰ってりゃ世話ァないぜ。

 …考えてみれば腹が減った★」

 ぼやきながら冷えきった白飯を蒸し器に移し、これも温めなおす。

「おまえ~~~。よく、ンな平然としてられるなっ!」

 恨めしげな神野の声。

 杉原は、やはり笑った。

「あったりまえだろ。切り換えの遅いおたくとは頭の出来が違うもんね。

 無駄なことにエネルギーは使わない主義なのさ。」

「…くぬやろー。どーせおれァ馬鹿だよっ!」

「そーだそーだ。」

 何があろうとも、いつものかけあい漫才に調子が戻るのはすぐのことだ。

 煮ものももう一度火に通そうかとナベに椀の中味をぶちあけながら、けたけたと笑って杉原は内心舌を出していた。

(( …おれがどんなにおたくに感謝しているか… ))

 そう。そんなつまらない事を、わざわざ当の神野に知らせてやる必要なンぞ、これっぽっちもないのである。

 存在していてくれたこと…ただそれだけに、どれほどの感謝と愛情を抱いていることか…

「ほれ神さん。すぐに出来るよ。手ェ洗いなおしてき…」

「…秦に、感謝、しなくちゃなぁ…」

 いつの間にか台所に来て杉原の耳もとでそう断言すると、神野は、杉原の肩に腕をまわしてきゅうぅっ!とばかりに抱きしめてきた。

「…こらこらっ 茶碗が割れるッ!」

 動揺のあまり取り落としそうになって慌てた杉原は叫ぶ。

「………ああ。いい匂いだ…。」

 神野が呟いたのは、ミソ汁のことか、それとも、柔らかい髪の香りのことなのか…

 しばらくの間、まるで放せば逃げてしまう奇蹟をでもつかまえるように、抱きしめたまま神野はじっとしていた。

 動けない杉原の手元で、煮たってしまったミソ汁の、ふつふついう音が聴こえる…



     FIN.






https://www.youtube.com/watch?v=EsteuSP-JA0
ただお前がいい  -  小椋佳


https://www.youtube.com/watch?v=SJzf2ppy7Yg
プライド~嘆きの旅


https://www.youtube.com/watch?v=Yd6Rr2ouptA
【千年祭】「千年の独奏歌」を歌ってみた。【栗プリン



…なんでこういうしょうもない話にばっかり、

 ちゃんと「FIN.」がついているかな…☆

…w(^^;)w…



https://www.youtube.com/watch?v=ZdvOi3p4Ybc
【栗プリン】「恐山ル・ヴォワール 」を歌ってみた。【金】 (中文字幕)

 

 

コメント

霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2017年5月18日18:21
 
…しまった!

「1」も発掘しちゃった…ッ!wwww
 
霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2017年5月18日18:25
 
…そしてうっかり「3」まで書けそうな勢いだな…www


(家事やってきますっw)
 
 

(5月18日) 「自分の前世(記憶)の話」。で、ございました…w(^◇^;)w…

https://85358.diarynote.jp/201705182203436587/

【門外不出!】⇒お蔵出し…?(^^;)?

2017年5月18日 リステラス星圏史略 (創作) コメント (4)

【門外不出!】⇒お蔵出し…?(^^;)?
【門外不出!】⇒お蔵出し…?(^^;)?
【門外不出!】⇒お蔵出し…?(^^;)?
 
https://www.youtube.com/watch?v=Pj95HAb-9X4
wes-alane live

てなことでこちらにまとめましたw
  ↓
http://p.booklog.jp/book/114887/read
リステラス星圏史略 
古資料ファイル
3-H-2
『 Picture・ II 』

☆本日終了☆


https://www.youtube.com/watch?v=ww8-gbkLHo4
WES - Awa awa

https://www.youtube.com/watch?v=wOfm9WRFRxA
ISMAEL LO - AFRICA

https://www.youtube.com/watch?v=yYuirnlyWIY
【ゆけ、シンフロ部!】おんせん県Uターン促進ムービー

 
 

 

コメント

霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2017年5月18日22:26
 
そしてですね。w(^^;)w

今回、再読&入力しながら、某関係者集団の笑い声が聴こえましたが…★

なんであの頃、「どうしてもこの話をいま書きたい!」というエネルギーに執り憑かれたかと言うと…

w(--;)w

えぇ★ 解りました。

これ…「神&栗」にかこつけた、

「自分の前世(記憶)の話」。で、ございました…w(^◇^;)w…


神田⇒狼さん
栗原⇒【私】(^^;)いや、似てるよ性格…。

ですね…www

ってことは、

伊達⇒白熊さんか…? 

…w(^□^;)w…っ
 
霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2017年5月19日7:38
 
cmk2wl‏ @cmk2wl · 21時間21時間前

普通の人々は時間をつぶすことに心を用い、
才能ある人間は時を利用することに心を用いる。

ショーペンハウアー
 
霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2017年5月19日7:40
 
cmk2wl‏ @cmk2wl · 21時間21時間前

あなたの人生をシンプルにすると、宇宙の法則がよりシンプルになります。
孤独は孤独ではなくなり、貧乏は貧乏ではなくなります。
そして弱さが弱さではなくなるのです。

ヘンリー・D・ソロー
 
霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2017年5月24日18:26

霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2014年1月11日9:45


余談だが高校の文芸部のころ一時期「富山能登」(とやま・のと)というペンネームを使っていた。

それぐらい、あのあたりの風景や文化は大好きな土地だった……。

 (--p)
 
 
 


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