目次
(りある?夢?日誌…)
(上旬)
(上旬)
(3月1日) 再び天国な3連休の1日目♪
(3月1日) 【世界で一番大きな本屋】。
(3月1日) 「 いい感じにローストされてたよ 」。
(3月1日) 「身内の不始末」で皆様にご迷惑をおかけしてしまい、
(3月2日) (夢見が悪かった…★)
(3月2日) 「 リアルぼっち 」な我が身の絶望的状況。
(3月3日) 完全に失念してましたけど、ひな祭りでしたね…☆
(3月3日) …もうちょっと現実逃避してきます…。
(03月03日) ナシルというのは古語で、ナール(有性)とイシール(無性)に分かれる前の、人間、という意味である。
(3月3日) ナカノヒトは、おそらく「私」…。(融通きかずの馬鹿だからw)
(3月3日) 「服なんか着てりゃあいい。…いや、寒くさえなけりゃ、裸でだっていいな。」
(3月3日) 動きやすい素民の衣を着て、
(3月3日)  【 Lis carrol 】 …!☆
(3月3日) 大陸ウァ・エムバの大半を占めるングサ・インスカ(神聖帝国)が、いまだ平穏であった時代に、この史略は端を発した。
(3月3日) 2875年9月 ・ 訳者 拝。
(3月3日) ( ⇒ 『 星界女王の記 』 )
(3月3日) 始まりと過程の史略。
(3月3日) 世界はとっくにユートピア。
(3月3日) テエンタール(銀琴)、テレンティア(金琴)。
(3月3日) 『 LONG WAY HOME 』。
(3月4日)
(3月4日)
(3月5日)
(3月5日) とりあえず、アルパカ狼さんの被曝量以外は、私に関係ありませんw
(3月6日) たいへん、安楽に、暮らさせて頂いて、おります…♪
(3月6日) 霊感だか地震体感だかエンパスだか判別不能。
(3月7日) 今日はアルパカ狼さん居ない確率が高いので、
(3月7日) まぁ、アルパカ狼さんの機嫌は良さげなので…(^_^;)…。
(3月8日)
(3月8日) おれたちが現実だと思っているのは、本当の現実じゃない。
(3月8日) 惑星改造のプランが実際にでてくるというのは熱い。
(3月8日) 完璧とまではいきませんでしたが、穏やかな良い休日でした。
(3月9日) (アイヌモシリをお守りくださる神々)
(3月9日) (前世)エリザヴェッタ・アリス・ドンナ=レニエータ。
(3月9日) すでに "人間を終えて" 神界で楽隠居を決めこんでいた サキ・ラン 。
(3月9日) 圧力?(空耳?)が、聞こえるんですけど…(^^;)…☆
(3月9日) E.E.E.…
(3月9日) R.K.S.
(6月9日) (3分割)
(3月9日) L.K.K.
(3月9日) 3.
(3月9日) 「 嘘つき 」。
(3月9日) 鋭3.
(3月10日)
(3月10日) 「微力を尽くし」まして、霧樹りすの匍匐前進~…☆
(3月10日) (借景BGM集) 『 銀河の星の海 』。
(3月10日) 文責・土岐(書かせたのは栗本だってば)真扉(まさと)。
(3月10日) ゴツクて背の高い、その男の略称はといえば、リエン・ドレングスン。
(中旬)
(中旬)
(3月11日) 「 原稿を書きたい!」…
(3月11日) アルパカ狼さんと2回も挨拶できたので、
(3月12日)
(3月12日) 何が起きても不思議じゃない。
(3月12日) ガン無視フロンティア。
(3月13日)
(3月13日) あのフロアに火ぃ付けたら、何も悪くないアルパカ狼さんの迷惑になるから…
(3月⒕日) 今日はアルパカ狼さん「居る確率」ほぼ100%?だしな…☆彡
(3月⒕日) 妄想爆進モード、あとのことは全て産業廃棄物。
(3月14日) さっきちょろっとだけ、アルパカ狼さんとニアミスした。
(3月15日) 札幌ライフは、ほんとにすてき…♪(^^)♪
(3月15日) 【 大惨事 地表大戦】から、2万年ほど後?…の宇宙へ。
(3月15日) セラフィムさんが*ソフィア*をリツイートしました。
(3月15日) (実はサキ・ランの子孫つまりアルヤさんの直系とかだったりするらしい)
(3月15日) 敵組織の名前は《 ガワンナラ 》。
(3月16日)
(3月16日) (…冷静に考えるとギャグだな…)
(3月16日) Q.あなたは、この話の「続き」が読みたいですか?
(3月16日) ホーミング・ロード(仮題)シリーズ。
(3月16日) アルパカ狼さんを見つけたし…♪
(3月16日) 「~~~きみが、いたら、死ねないっ!」
(3月17日)
(3月16日) ( 狩 保 存 )
(3月17日) (見た目で言うとむしろ「リエンの幼少期」っぽい~♪)
(3月17日) ワァルモア・フランソワ・ルジャール=ド・ジャルジェ ★
(3月17日) (そしてウェイファンのキャラは、むしろ「クロさん」似…www)
(3月17日) そして二人は一緒に生まれ変わり、幸せに暮らしましたとさ。
(3月18日)
(3月18日) 向こう2日というか下手すりゃ4連勤中一度もアルパカ狼さんが見れない確率高し。(;O;),
(3月19日) 本来、無敵の楽天家で、「不撓不屈」を自称する私。
(3月19日) (幻想の花束)
(3月19日) アルパカ狼さんとニアミスしちゃった♪
(3月20日) …たぶん、アルパカ狼さんは居ない…(;へ;)…。
(3月20日) 冗談抜きで【 黒化 鮟鱇 】。
(3月20日) …やっぱりアルパカ狼さんは 居ない…。(;_;)
(3月20日) プロメテウスの刑罰。
(3月20日)
(下旬)
(下旬)
(3月21日) 地獄の入口なう。(∋_∈)
(3月21日) 「撃て撃て!周りじゅう敵だらけだ!」
(3月21日)
(3月22日) 精神状態……凍結。
(3月23日) 精神状態…平坦凍結乾燥。
(3月23日) 本日は、のんびり生きま~す♪
(3月23日) 恋患いの末期症状を抱えている人間にとっては、わずか三年でさえ、ものすご~く!長く感じるのだ。
(3月23日) さすがに返答に窮するリエンであった…。
(3月23日) 、「企業秘密について」(秘)
(3月24日) 「書くことによってほんの一握りの賛同者と膨大な批判者・無関心者が生まれる」。
(3月24日) 「週刊」とか言って、ここで終わってます…★
(3月21日)
(3月24日) (リエンをいたぶる小姑っっ)
(3月24日) 「これは法律で保障された権利であり、義務なんですよ!?」
(3月24日) 「 レテ 」 @ 「 白兎 」。
(3月24日) 「犯罪都市」《カミヤ》の郊外(廃都市)に店を構える、
(3月24日) 「ちょっと変装(化粧)したウェイファン」。
(3月24日) 「逆境に動じないので信ずるに足る」、
(3月24日) 「 人生 好きにやんなきゃ ♪ 」
(3月24日) ウェイファンの襟色は《特A》を表わす《銀首》。
(3月24日) ウェイの手とリエンの手。
(3月24日) 筋金入りの復古主義。
(3月24日) 「アルパカ狼さんの新しい髪型」。
(3月24日) 如是さんですね…☆ www
(3月24日) (なまえからしてアルヤさんの子孫であろう♪)
(3月24日) 〈ランキング〉(格付け制度)法制化の代表的先鋒。
(3月24日) 後悔の無いように、お暮し下さい…。
(3月25日)
(3月26日) とりあえず徒歩通勤は楽しめます♪
(3月26日) も、もしかして、白エルさんと黒エルさんて、別なの…??
(3月27日) (史上最低記録を更新★)
(3月27日) 芸術的なまでに見事な?
(3月27日) 越冬キャベツメンチうま♪
(3月28日) 
(3月28日) 「等価交換」。( ̄ー+ ̄)ニヤリ
(3月29日)
(3月29日) 問題は、己の恥と心得る。
(3月29日) 「 るりひめ 」 と 「 りっしんべん 」。
(3月30日) アルパカ狼さんに似てるけど別の人(部下の人?)。
(3月30日)
(3月30日) 「とらいあすりーと」な「りす」完遂です…w
(3月30日) なんかもう「エイリス記念日」の詩。みたいな…☆彡
(3月30日)
(3月31日) 「辞めちゃうとアルパカ狼さんに逢えなくなる」ので…(^^;)…☆
(3月31日)
(3月31日) 高そうな知性と、たかびーなプライド…w
(3月31日) 、「エルさんに仲を裂かれて」しまった…ッ!★
(借景資料集)
(借景資料集)
(上旬) 明日来神(あすくるのかみ)について記された古文書を見つけるという/お花畑まで咲いてます。
(上旬) 【 える 】!/なお皆様の足元が揺らいでいる点では大差ございませんので、続報にご注意下さい。
(上旬) 他事はすべてレテの河に不法投棄してバイバイw
(中旬) ヤオヨロズはすでに、「人類壊滅」(皆罰)計画に、OK出してる。
(中旬) 
(下旬) 人類は永遠の力を確保する。
(下旬) ここにきて太陽さん黒点無しとか イジメとしか思えない。
奥付
(…続きます…(^^;)…。)
奥付

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(03月03日) ナシルというのは古語で、ナール(有性)とイシール(無性)に分かれる前の、人間、という意味である。

https://85358.diarynote.jp/201703031533225361/

 
 
https://www.youtube.com/watch?v=chLZQtCold8
Lord of the Rings - Sound of The Shire



 ナシルの谷 

 ナシルというのは古語で、ナール(有性)とイシール(無性)に分かれる前の、人間、という意味である。アリンシエラン皇家の領地の一部であり、何故この名称を持っていたのかは現在のところ不明。近隣に帝国直轄の学舎があり、その縁で、理想生活の追求・実験の場として皇女より提供された。

 当初は分業と貴賎の差別化の進む "経済" へのアンチ・テーゼとして始められた、あくまでも一部変人学生達のまじめなお遊びであり、政治・行政的な色彩はない。

 創立当初のメンバーは以下の通り。

※俗に言う『エラン・ナシル』(人間の一党)

 ・アリンシエラン内親王(聖・ラクサ家のアリンシ・エラン)
 ・アランナール(貴・ヴェーラ家のアランノ=アール)
 ・ウルアン(素・ラク系のウルノル=アン)
 ・エルル(貴・ノグナ家のエルドス=ローン)
 …
 ・カエン
 ・サエラ
 ・シスム (小姓、侍、…性別が決まってない!)



※ ウァ・エムバ(大陸)…王国、大地。

※ ングサ・インスカ…神聖帝国。





https://www.youtube.com/watch?v=plXjYiRcBtA
BUMP OF CHICKEN「GO」



ちなみに、貼った漫画『エラン』は…

設定がひと段落して忘れかけた頃に(^^;)

偶然見つけて、驚きました…☆彡

「エラン」(ELAN)って、もしかして、フランス語…??


(私の「夢」には、ポルトガル~南仏らしき地域が、よく出て来る…?)

https://bookstore.yahoo.co.jp/shoshi-266769/
『エラン』新谷かおる
>エラン、それは情熱で結ばれた4人の少年少女が設立した世界最小の貿易会社。誰もが自由で平等な理想の独立国家をつくるため

…なにゆえ「偶然の一致」で、ネタが、か~ぶる~ッ??

…w(^◇^;)w…☆

(しかもキャラの組み合わせまで、ちょっと似ている…☆)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%A9%E3%83%B3_(%E6%BC%AB%E7%94%BB)
>『エラン』(ELAN )は、新谷かおるによる漫画作品。作名である「エラン」とはフランス語源の哲学用語である"élan vital"(エラン・ヴィタール。「生命の躍動と飛翔」の意)からきており、作内ではおおむね「情熱」という意味で用いられる。

…うちでは「ナシルの谷(の住人たち)」つぅ意味ですので…(^^;)…☆


https://www.youtube.com/watch?v=FDv4DyMzMzM
三日月の舞

 

 

コメント

霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2017年3月3日15:44
 
…ちなみに、おそらくの「もともと」は、

「日本語の古典」の時間に「為し得るらん」(ナシエル・ラン)と、

聴いた瞬間に、「白昼夢」に落っこちた。

というところから「記憶」(?)が展開した、物語…☆
 
霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2017年3月3日15:44
 
某所の「あるや・あらむ」(人名)さんと、同ネタですね…☆
 
 
 

(3月3日) ナカノヒトは、おそらく「私」…。(融通きかずの馬鹿だからw)

https://85358.diarynote.jp/201703031600557426/


https://www.youtube.com/watch?v=w9gEdLpFbG8
Suite Provençale - Jan Van der Roost


 荒筋  

☆ 貴家の3男だが早くに両親を失くし、2人いる兄には粗略にされて乳母の田舎で育てられたエルル。すでに嫁した姉の世話で学舎住まいの身となる。課業には熱心だが、官家・学家に向かない性格と目されている。

 親友のウルアンは労家の出身だが、富裕な商家の目にとまり、養子待遇の特待生として学舎でガリ勉にいそしんでいる。

 ある朝エルルは学舎に隣接する帝家領の姫・アリンシ=エラン内親王と出会う。不具でありながらそれを恥じることもなく、独自の姿勢を保つ風変りな姫である。

 また、学舎住まいの長い変人貴公子・アランナール殿下が秘かに想いをよせる相手でもあることをやがて知る。

 

 アリンシ・エラン内親王
 
 前帝の愛妾の娘。今上帝の末の妹でもある。
 幼い頃、母親をめぐる后妃位争いにまきこまれて不具の身となる。
 母は病床にあり、帝領の一隅で尼僧らとともに過ごしている。
 唯一の不婚を許可された内親王。
 本人は俗世を断っているいるつもりだが、帝位継承権がらみの暗殺等もある。


 

 

コメント

霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2017年3月3日17:30
 
…ちなみに、こちらの

「エルル」さんは紛らわしい名前ですが(^^;)
⇒ナカノヒトは、おそらく「私」…。(融通きかずの馬鹿だからw)

「ウルアン」君が…エルさん? (…アルマンディン兄だったりして…??)

(でもたぶん、

アリンシ⇒ディマントイド兄上。
アランノ⇒アルマンディン兄上。だと思う…☆)
  

 

 

==============================

霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2019年6月13日21:00
 
  ↑

…あ、嘘だw

アランナール兄は、「ニョゼさん」以外の何者でもない…ッwww
 
 

(3月3日) 「服なんか着てりゃあいい。…いや、寒くさえなけりゃ、裸でだっていいな。」

https://85358.diarynote.jp/201703031636387319/

https://www.youtube.com/watch?v=dXtFFqQXPv8
2015年度課題曲Ⅱ マーチ「春の道を歩こう」/佐藤 邦宏
 
 
「…なぁ。」

 課題を浄書する手筆をふと止めてエルルが呟いた。

「人間なんてさあ、仕事と、食うものと、あと寝るところさえあったかけりゃ、それで十分だと思わん?」

「まぁた、脱線して。」

 すでに紙葉の製本にかかっているウルアンが睨む。

「それ今日中に提出だぞ。判ってんのか、落ちこぼれ。」

「うるさいなー。おれ、まじめに考えてんだけど。」

 なあ? と、再度、意見を促されて、 "色男" アランナールは、ふっふと笑った。

「おまえの言うのはアレだな。衣・食・住じゃなくって、意・食住なんだな。」

 竹琴と、女性のためにしか使わない、と本人が公言している長くて細い指が、雅な茶器を口元に運ぶ。…むろん、学舎共有の安物などではない。数多ある恋人からの差し入れなのだろう。

 エルルは、ちょっとすねた顔をした。

 あちこち染料のはねた自分の学徒服を見おろす。

「服なんか着てりゃあいい。…いや、寒くさえなけりゃ、裸でだっていいな。」

「女性が同じセリフを言ってくれたら、私は何をおいても暖房に意をくだくんだが?」



(画像:レーデル家のウルアン。まじめできつい。)


※ アランナール・カエパン・ソンネル。



https://www.youtube.com/watch?v=vwsxi44FTbo
2016年度 全日本吹奏楽コンクール課題曲 Ⅰ マーチ・スカイブルー・ドリーム
 

 

コメント

霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2017年3月3日16:39
 
※ アランナール=かえぱん・ソンネル卿…は、

 たぶん、別の時代の、同じ?アランナール氏です…☆

⇒「替えパンツ」と当時大層不評だったので(^^;)

アランナール・カエフ=アン・ソンネル。に改姓…w
 
 

(3月3日) 動きやすい素民の衣を着て、

https://85358.diarynote.jp/201703031653272677/

(草稿)

2017年3月3日 リステラス星圏史略 (創作)

 

https://www.youtube.com/watch?v=-Kn9_H452QI
響け!ユーフォニアム プロヴァンスの風~三日月の舞 FULLバージョン



 今朝がた早くにあがった雨は木々の肌をしっとりと黒く濡らして、よじれるように萌えでたやわらかい新緑は、光を撒くように、ときおりの風に撫でられてはらはらと黄金の水滴を落とす。


 今朝がた早くに雨はあがった。木々の肌はしっとりと黒く濡れている。
 新緑はまるで光を撒くようだ。ときおりの風に撫でられて、はらはらと滴が、香りのたかい土にふる。

( もったいない… )

 うん、と伸びをして、黄金の日ざしを楽しみながら、エルルはちょこっと優越感にひたった。

 残してきた同級生たちは、惰眠をまだむさぼっている。

( 当番だと思うからいけないんだよな )

 うん。と、ひとり肯いて、学舎に付属の果樹園をひとり、とっとと歩いて行った。

 動きやすい素民の衣を着て、背には籠。両手にいっぱい枯れシダを持っている。




https://www.youtube.com/watch?v=hkynx7vFLig
アルセナール

https://www.youtube.com/watch?v=I_cSKgiDYLo
アルヴァマー序曲 Alvamar Overture

…ちょっと曲、探してるイメージと違うんだけど…(^^;)…なんかハマる?
気もする…☆
 

(3月3日)  【 Lis carrol 】 …!☆

https://85358.diarynote.jp/201703031834067299/

『 ナシルの谷 史略 』 第一章 第一節 (1990.05.21.着筆)

2017年3月3日 リステラス星圏史略 (創作)

『 ナシルの谷 史略 』 第一章 第一節 (1990.05.21.着筆)
『 ナシルの谷 史略 』 第一章 第一節 (1990.05.21.着筆)
 
お♪ こんなのこんなの♪
 ↓
https://www.youtube.com/watch?v=yhvs4e7EKD0
The Walls of Liscarrol (Clarsach Celtic Harp)
 ↑
これくらいの技術レベルの時代♪



 『 ナシルの谷 史略 』

 第一章 第一節


 土の香りがする。

 朝霧がさしそめた陽光をはねかしている。

 そろそろ刈らねばならない下草の水滴を踏みつけながら、うん、と伸びをした。

 エルルは朝が好きだ。

 この時間はなにより幸福だと思う。

 だから、他人の当番までつい引き受けて菜園へ、毎朝せっせと足を運ぶのは、日課を通りこした秘かな趣味なのだ。

 毒舌家のウルアンに言わせれば、お人好しの貧乏くじ、土民になるためにわざわざ学舎へ来たわけじゃない、なのだそうだけど。

 とまれ、日の出とともに新鮮な菜類を食堂へと運ぶ係が、いなければ困るのも、現実なのである。

 帝国が後援する数少ない公立学舎の生徒たちは、家柄血統を問わず自給自足を等しく義務付けられている。

 エルルが着ているのは手紡ぎ手織りの生なりのチュニックで、これも学舎に入って早々に、課業でこさえたものだ。

 業を卒えれば皆、あらゆる地方のあらゆる役職に就くことになるわけだから、国中のすべての産業の労苦を身をもって識っておかねばならない、というのが、学舎の教育方針。

 たてまえ通りにいくわけでもないのは、貴家の子弟と商家や労家の特待生が机を並べるのであれば、当然のことだ。

 エルルは、一応、貴家のはしくれの部類だ。

 学費にもさしたる不足はない。

 それが、なにを物好きに…と、ウルアンなど頭からの変人扱いだ。

 いいではないか。

 と、エルルは考えている。

 好きなものは好きなのだ。

 淡い黄金色の天空と、青白いソレル(太陽)にかけて、日の出とともに起きだして、アルラーナ(天地)の恵み物を籠に入れる、労家さながらの行ないが、自分に合っている

 それは、確かなことだ。

 幼ない頃、乳母の田舎に預けられて育ったことにも原因があるかもしれない。

 …まあ、それは、どうでもいいことで。

 今朝は、ことし一番の春ぶどうを皆の食卓に乗せられる。

 菜園でいつもの分を採ったあと、果樹の畑へいそいそとまわった彼は、役得、とばかり、まずは自分の口に放りこむ。

 つややかな黒い幹から春先の花房の形そのままに垂れさがる淡い桃色の半透明の樹果。

 独特の甘味。

 香りのたかさ。

 思わず口いっぱいに頬ばったところへ、

「うまそうじゃの」

 …急に、声をかけられて、彼はむせた。

 街道から学舎客門(正門)に通じる公道沿いの果樹列。

「わらわ(妾)にも、ひとつたも。」

 あわてて振りかえれば学舎内では珍しいことに、まだうら若い女性。それも、少々奇抜な装いではあるが、ひとめで上臈だと知れる、高価そうな衣をつけている。

 数ある貴家のなかでも、かなり帝室に近しい姫であろう。

 供はなく、見慣れない四つ足に曳かせた車輪つきの奇妙な輿に座している。

 ふっくらとした浅黒い肌の手のひらをさしだして、腰かけたまま、春ぶどうの果実の届けられるのを、当然のように待っている。

 その、態度が、エルルのしゃくにさわった。

 もし彼がもう少し位の高い貴族であるか、身分の低い労家の出自であれば、大慌てでお追従のひとつも言いながら、籠ごと献上するべきところであろうが。

 無頓着なエルルの場合、ただ、ムッと、口をヘの字にしただけである。

「…くれぬか? 少しでよい。」

 目下の者の無礼を気にした風もなく、姫君は重ねて言った。

 エルルにしても無視するわけにもいかない。

「これは、学舎に属するもので」

 背中の菜籠をしょい上げながら、慌てて韻文を探した。

「僕が冬のうちから丹精こめて、世話をして実らせた…」

「 これなる菜園は…
  学舎に属するもので、
  冬のうちから丹精こめて
  ぼくが世話をして実らせたものですが、 」

 初対面の貴種族に平文で話しかけたのでは、あまりに無礼にあたる。

 そのくらいの躾は、エルルも学舎で叩きこまれているのだ。

 姫君は、そうか、という顔で聞いている。

「 のどをうるおす一房を
  ぜひに欲しいとおおせなら
  御自分で 樹下までおこしを
  身分高きかた 」

「 よろこんで 差しあげましょう…」

 …ようするに、欲しいというなら自分で取りに来るのが礼儀というものだろう、と、身分差を無視して殆ど喧嘩を売っているに等しい。

 相手が悪ければ、分をわきまえぬ不省者と、学舎長にねじもまれて、悪くすれば波紋さわにぎなりかねない。

 …が、姫君は、姫君らしからず、天をあおいで愉快そうに笑った。

「確かにの。礼をわきまえぬ振る舞いにて、すまぬことよ。」

 車つきの輿をひく獣の手づなをはずし、低い座面から大義そうに両の足をおろす。

 小径から樹園へと続くゆるやかな斜面を、お運び下さろうというわけだ。

 そこまでは、エルルの感覚では、すくなくとも頼みごとをしている以上、当然、だと思った。

 姫君の上体が、一歩、踏み出したとたん、ぐらりと傾ぐ。

 泥にあしをとられて転ぶのか。と、見えた。

 エルルは慌てて駆けよりかけた。

 が、何事もなさそうに姫君は上体を起こす。

 あしが、つられて動く。

 また、反動をつけて、上体が、ぐらり。

 あしが、ひきづられて、ずるり。

 ………不具なのだ。

 気づいて、エルルは、困惑した。

 わずか3ヤンほどの傾いた草地を姫君は、ぐらり、ずるり、と全身を振りながら昇ってくる。

 近づけば、年長であろうにエルルとさして背丈もかわらぬ小柄な姫は、かすかに息をはずませながら、平然として謝罪した。

「礼を欠いてすまぬな。見ての通りの体にて、つい、余人に面倒をかけがちなのじゃ。」

「…いえ…姫君…僕のほうこそ…」

 存じ上げぬこととはいえ失礼を、と、しどろもどろに口ごもるのを、そういった応対には慣れているのか、半ば無視するようすで、春ぶどうの房をとる。





(未完)


https://www.youtube.com/watch?v=3Ms8LFc7fSM
The Foggy Dew on Celtic harp, hammered dulcimer & flute by Timothy Seaman & Ann Robinson



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