目次
(りある?夢?日誌…)
(上旬)
(上旬)
(1月1日) 「少女時代のサキ」のテーマソング♪
(1月1日) おなかいっぱい。(*^_^*)
(1月1日) 腰のぬけるダジャレねーみんぐ扇子はもちろん、
(1月2日)
(1月2日) あなたは強いからアレもコレも許されないが、
(1月2日) まんが読んで寝ます〜♪
(1月2日) ミニサイズ(凶悪)大魔王エルさんと、ずっと一緒の出勤で机を並べているので。
(1月3日) まだ居ないと思ってたアルパカ狼さん初出勤!o(^-^)o
(1月4日) アルパカ狼さんのインフルがさくさく治りますように!
(1月4日) 「時の螺旋を1周した」わけですね…www
(1月4日) 「ナカノヒト」仮説、サキ:エルさん、
(1月5日) 厭世気分に拍車がかかってますが…(--;)…★
(1月5日)
(1月5日) 「まさか同族がこんなにいるとは思わなかったから、一生独りだと覚悟してたんだ」。
(1月5日) すいませんね。ベタ(というか、まんま?)なネーミングで…☆
(1月5日)
(1月5日) 古代超人類の血を引く超能力少女・小松崎蘭(ラン)と悪の秘密結社・タロンの戦いを描いたSF大作。
(1月6日)
(1月6日) ずっとあなたを探していました。
(1月6日)
(1月6日) …あの超人ロックが「私より2歳も若い」とは、知らなんだ…www(違)
(1月6日)
(1月6日)
(1月6日)
(1月6日)
(1月6日)
(1月6日)  …「当時は」「SFな」技術でした。
(1月7日) んでミニサイズ大魔王エルさんが、カナリア喰ったシャム猫のよ〜にご機嫌さん(^_^;)なのは何でだ…??
(1月7日)
(1月7日) シェーンコップ楽勝♪o(^-^)o
(1月8日)
(1月8日) 大魔王エルさんが、相変わらず激ツンで、
(1月9日) アルパカ狼さん「居ない確率」100%でモチベは皆無。
(1月9日) アルパカ狼さん居たし♪
(1月10日)
(1月10日) アルパカ成分補給絶対量が不足してる┐(’〜`;)┌以外は文句ナシ。
(中旬)
(中旬)
(1月11日) 元祖ヤマトのテーマ 15分耐久。
(1月11日) めいにゃんが居ない…(TT;)…と探し回る悪夢にうなされて、
(1月11日) 彼は人類を脅かす存在なのだ。/何もかもが楽しい。/それでも明日、私は物語の種を植えよう…。
(1月11日) 「ナカノヒト」対照表…/「アイリス」…「イコール清クン」じゃん…w
(1月11日) 保安局長(のちの連盟総裁) ⇒ たぶんニョゼさん。(^^;)
(1月12日) ここは「サツホロ結界」(聖域)。
(1月12日) 「あたしゃあんな腹黒な性悪じゃねェ!」
(1月12日)
(1月12日)
(1月12日)
(1月12日)
(1月12日)
(1月12日)
(1月12日) もう時間はない。終わりは近いってことだろうね。
(1月12日) …数十年前、「私の脳内」で、延々と陰々滅々たる「終末の未来史」を、語りたおしていたおっさん達って…
(1月13日) ぬくぬくの室内でPC使い放題、美味しいもの「食べ放題」…音楽も動画も娯しみ放題…♪
(1月13日の金曜日) 水(雪)難かつ火難の一日。
(1月13日) 生き崖の、ダチン(死神)。
(1月⒕日)
(1月⒕日) 善野のモデル郡上市白鳥で、積雪56cm。
(1月15日) 水道凍結と寝不足睡魔のほかは大禍なし。
(1月15日)
(1月15日) ここで生き抜くしか、ないので…
(1月16日) 笑える悲喜劇が同時侵攻中。
(1月16日) 厄日モード継続中。
(1月17日) とにかく、生き抜きます…。
(1月17日) 珍しくアルパカ狼さん4日とも居る!とか大怪異なので、
(1月18日) (…そしてネタが増える…☆彡
(1月18日) やりたかった「狸寝入り」。
(1月18日) 冬山遭難モノを、読んで育ったおかげで、
(1月18日) 有翼人種は強いめまいや、特に空間失調症に襲われる事があります。
(1月19日) …トマコ舞ちゃんって…(^^;)…どこの南国…??
(1月19日) ざくざくどむどむ。(違う)
(1月20日) もったいないからストーブ消そう。
(1月20日) (女神たちの転生課題)。
(1月20日) 時間切れ。(^^;)
(下旬)
(下旬)
(1月21日)
(1月21日) アルパカ狼さんの健康状態(悪い★)
(1月22日) 今日はアルパカ狼さんいない…(;;)…
(1月22日) 使い捨てロボット、寿命は2時間。
(1月22日) エスパで遊んでから寝まーす☆彡
(1月23日) アルパカ狼さんがいるかいないか? 確率50%。(--;)★
(1月23日)
(1月24日)
(1月24日) アルパカ成分補給不足~ッ!!
(1月25日)
(1月25日) ロストマン…「性格が杉谷好一似」…/彼ら本気で宇宙を支配するつもりだからね。
(1月25日) なんかもう「まさにテラザニア!♪」って感じの舞台…♪
(1月26日)
(1月26日)
(1月26日) ※ (あとづけ)www
(1月26日) …げ、原稿で遊んでから寝ます…ッッ
(1月27日)
(1月27日)
(1月27日) 「ナカノヒト」白熊さんと狼さん。だったはずでわ…??w
(1月28日)
(1月28日) おかしな予感が有りますが、
(1月28日) (アルパカ狼さんの酒量は、少しは減らしてほしいんですけどね…??)
(1月29日) アルパカ成分、補給不足ッ★
(1月30日)
(1月30日) 世間にはおそるべき量のおそるべきバカがいる。
(1月30日) …我ながら、いっそ清々しいほどに、潔い現実逃避っぷりだ…www
(1月31日)
(1月31日) 「3回やるやつは馬鹿だよ!」 by 夢枕 獏
(借景資料集)
(借景資料集)
(上旬) 企画事務所スタンドアロン。
(上旬) 人類は【横浜駅】に支配された…/その幻想を変えたくなくて、
(中旬)
(中旬) 人類はやがて滅びてしまう、と実感すると心は平静になるのだ。/ちなみにわたしの愛が強すぎて地軸が傾いている。
(下旬) なぜ岐阜県で実験するのかは謎。核融合科研【 トリチウム 除去装置 】公開。
(下旬) 
奥付
(…続きます…(^^;)…。)
奥付

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(1月6日) …あの超人ロックが「私より2歳も若い」とは、知らなんだ…www(違)

https://85358.diarynote.jp/201701061411102568/

 
https://www.youtube.com/watch?v=0gcHZqGVk2A
FAMOUS MARCHING BAND MUSIC
 ↑
※ 4分目~の画像が、けっこう笑けますwww

 (何の映画だろ??)⇒『戦場にかける橋』…??





 その後のことはよく覚えていない。

 ただ、ティルニーとしては、何とかうまい瞬間を捕えてジャマーを解除できたようた。

 誰にも気づかれないうちにスイッチを倒し、ついでに二度と使えないよう、思いついて内部の配線をひき千切っておいたりする。

 肩を叩かれて振り向くといつの間に戻って来れたのか、気配もなくサキが立っていた。

 心持ち顔色が悪く、腕の包帯には血がにじみはじめていたけれども、まあ、無事だ。

「…どうなったんです?」

「ほら」

 何も知らぬげに見慣れない型の宇宙船が着陸しようとしていた。

 見たこともない筈だ。そもそもリスタルラーナ世界では大気を破壊するような駆動機関の船は造られない。

 外洋宇宙船が直に重力圏内に降りて来るということ自体、信じられないような話なのである。

「…一体…」

「ジースト船だよ」

 サキはあっさりと言った。

「 ジースト?! あの!?」

 四年前にファースト・コンタクト(第三種接近遭遇)があり、昨年、一応の友好通商も含めてリスタルラーナ星間連盟との正式な国交が成立したばかり、という謎だらけの宇宙帝国である。

 情報もあまり流れないので一般市民にとっては殆ど慣染みがないが。

「連盟の "首都惑星" からジースト帝国 "本星" への直行ルートもここからじゃ遠いしね。映画の中のことみたいに感じてるんだろうけど、…ところがさ。

 実はこのリネアクラインって星は両世界間の国境が一番狭まる所に位置してるんだな」

「え。…」

 間にガス雲をはさんで長いことお互いに気づかずに来たのだ。

 辺境同士、距離的には目と鼻の先といったほどに近い。

「おかたい政府よりも犯罪組織の方が対応がハシコ(早)かったってわけ。ジーストでは連盟世界の技術を一刻も早くって手に入れたがってるからね。

 …この星も、もうあまりのどかにしてもいられないんじゃないかな」

「…貿易の中継港になる、…と?」

「必然的にね。」

 肯いてサキは真っ直ぐにティルニーの眼を覗きこんだ。

 宇宙船の方では何か不都合な事が発覚したらしく、人の動きが慌ただしくなっている。

「わたしらはこれが片づいたら今日の最初の便で発つことになると思う。で、今のうちに尋いておくけれど、最初の日にわたしが言ったのの、答え」

「………ああ。」

 ティルニーは殆ど自分と同じほどに背の高い少女の瞳を見返して、ちょっと困ったような静かな微笑を浮かべた。

「伯父貴がね、結婚しろって云うんですよ。」

 太った腹を揺すって店主は威勢よく主張したのだった。

 二十七にもなった一人前の男がいつまでも侘しい身の上でいるものではない…と。

「結婚して、子供つくって、店を継いで。…年が上だけどリスナはおれを気に入ってくれてるみたいだし。」

「……いいね、うん。とっても。」

 サキは鮮やかにこたえて安堵したように白い歯を見せた。

 それこそが、何千年来となく続いてきた人間の "日常" というものだったから。

「実のところ、そう言ってくれるのを期待してた。あなたがここに居てどうしても不幸だっていうんなら別だけど… 多少の特殊能力があるとは云え、結局はわたしらだって普通の、ごく当たり前なだけの人間なんだからね。」

 淋しい連中同士で閉じ込もってしまおうとする心は、とどのつまり何の解決策をも産み出しはしないのだ。



「 …済んだぜ、サキ。」

 空気が噴き出すような音とともに傍らにいきなり人間が湧いて、ティルニーは一瞬あわてて飛びすさるところだった。

「わっ!!」

「……レイ ♪ 」

「はん… こいつが助っ人?」

 上から金色の無遠慮な目で眺めまわす。

 色の白い、異様に背の高い少女だった。(そう云えば成人男子のティルニーと殆ど同じだけあるサキだってかなりの長身なわけだが。)

 青い髪。金色の眼。

 とがった長い耳。

「…確かにA級だけど訓練がなってないな。コントロール出来ないエスパーなんざ、マッチ持った赤ン坊と同じだ」

「こら。もう、またァ」

 いつもこれだ、といった調子でサキが不作法をたしなめる。

「ティルニー。これが相棒のシスターナ・レイズ。レイだよ。船の側の組織を潰しに行ってたんだけど。」

「…ジースト…人。ですか?」

 彼にとっては映像でなしに見るのは初めての事なのだ。

「ああ。…正確に云や、ジースト・ゼネッタ。」

「 "ゼネッタ" ?」

「超能力者の総称だよ。人口の三分の一はいるかな、帝国には」

「…!」

「ただし殆どはD級以下で、被差別種族にされてる」

 公式には報道されたことのない話だ。

 ティルニーは、今夜は、考えることが山程あるだろう。

「…あ、」

 空に浮かぶ無数の、赤やオレンジの明かり。

 時ならぬ恒星船の大気圏突入に、慌てふためいた惑星警察が、続々と集まりつつあった。

 ……………。





 そして、夜明け…。

「じゃね。ティルニー。何かあったらいつでも連絡してよ」

 サキは一旦荷物を取りに戻るとあっさりと笑って朝霧の街に姿を消した。

「エスパー同士の横のつながりを創ろうと思うんだ。寂しくないように、より自然に社会に溶け込んでいけるように。」

 間の抜けた話だが、ティルニーはその時はじめて彼女がリスタルラーノではない事に気がついたのだった。

 あまり自然にしているから判らなかったのだが、異邦人…星間連盟が17年前に、そして史上最初に国交を結んだ、 "テラズ" =地球系星間連邦の人間だったのだ。

 …動きはじめた、本当の宇宙時代。

 と、彼は想った。

 地球。リスタルラーナ。ジースト星間帝国。

 その、それぞれに、違った立場の、超能力者たちがいる。

(( …結局はわたしらだって普通の人間なんだから。… ))

 いま、陽がのぼる。

 大きな十字路の中心に立って、ティルニーはいつまでも少女達の姿を追いかけていた。





          … "惑星の夜明け" 、了。…


 




(※欄外メモ)

 ・とんずらこくのと船内の様子のはなし。
 ・マッチ持った赤ん坊
 ・ "エスパッション" にかえれる、ということ。



https://www.youtube.com/watch?v=xe4ZuqZcoY4
The Top 10 Most Beautiful Movie Soundtracks by John Williams


(ひろいもの♪)
 ↓
http://www.ngk.co.jp/info/gallery/kuroko/?interview
「おしえてクロコくん!」

…クロコだいる、ダンディ~♪(^w^)♪←「技術オタ」フェチw
 

 

コメント

霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2017年1月6日14:13
 
さて入力していて気がついたけど、
これ「最終稿」だけど「完成稿」じゃないのね☆(^^;)★

そして「没原稿」が同じくらい大量にあるのね…★

休憩したら、 w(--;)w やります☆

 
霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2017年1月6日14:15
 
 
…あの超人ロックが「私より2歳も若い」とは、知らなんだ…www(違)
 
霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2017年1月6日15:35
 
…う”~ん…★(^^;)☆

まぁ、

「このレベルでは、まだまだプロにはなれない!」ってぇ、
「自覚が持てた」だけでも、

30年間の遠回りの甲斐は、…あったのか…??

(ロックだって今が50年てことは、
 書き始めから同人誌デビューまでだけでも、20年…
 メジャーになるのには30年…かかってる…(^^;)…わけだし!)
 
 
 

(1月6日)

https://85358.diarynote.jp/201701061722222575/

 
(しまった。次項と逆に貼るべきだった…☆)
(と途中で気がついたので貼り直しました☆)
 ↓
http://bookstore.yahoo.co.jp/unlimited/shoshi-520341/
《P》シリーズ 1巻
 ↑
ちなみにこれが連載され始めた頃には既にうちの《ESP》シリーズの根っこは
固まっていたので、暗くて救いのない展開の「P」シリーズは嫌いで(^^;)
途中までしか読んでません…☆

https://www.youtube.com/watch?v=gfXhmdjOqGI
Star Trek Mega Suite:
50th Anniversary Tribute to the Music of Star Trek
 ↑
(あれ?『スタトレ』と『ロック』は同い年…??)


とりあえず前項までこれにまとめました。
 ↓
http://p.booklog.jp/book/112387/read
リステラス星圏史略
古資料ファイル 7-1
「惑星の夜明け」(最終稿+没原稿)





 STAR-RISE 

 Dream of ... (仮題)

 星の夜明け。

      by 恒沙真谷人



 このところ奇妙な、考えられないような犯罪ばかりがあいついで起こる。

 新聞誌上世間を騒がしている。

 いわく、袋小路まで追いつめられた犯人が忽然として姿を消した。

 厚さ何mという金庫の扉が道具も使わずねじ開けられた。

 侵入者の形跡もないのに大宝石店から、金目の品ばかりがケースからある日なくなってしまった。

 …etc,. etc., …

 これらの記事を読むたびに、都市の雑踏や、人口の薄い農村、開拓途上の惑星バラックの中などに、目立たずひっそり溶け込んだ1部のある人たちは、誰にも云えぬ不安を胸に抱えてそうっと周囲を見まわすのだ。

 無論、彼ら自身はみなこの上もなく善良で、穏和しく、家禽餌用草食動物のように優しい、少しおびえたような瞳をして、毎日を1人静かに暮らしているのだったが…

 それでも世間が頻発犯罪の不可思議な手口について激論を交わし、首をひねるのを見る度に、なんの罪も落度もあるわけではないのに首をすくめて笑顔を誤魔化さなければならない。

 …彼達とは、つまりそういう不運な時代の人たちだった。






 act.1 朝まだき


 店の主人の態度に気づいたサキは1瞬思わず速報レコルダから目をあげた。

 他の場所、他の人たちの上に幾度も幾度も見覚えのある…あの表情。驚愕と、恐怖と、不信と。

 ぎくりぞくりとして冷たい記憶の感覚が身うちを走る。

 それから、間をおいて、その緊張が自分に向けられているわけではない、事に了解し、ほっと力を抜いてレコルダに注意を戻す素振り。

 されいげなく心は主人の視線を追う。

 彼の未知のものへの生理的嫌悪のサキには1人のうだつのあがらない青年がいた。

 貧しい風体からしてこの安宿も兼ねた食堂の下働きといったところなのだろう。

 かなり瘠せて腕も脚も骨ばってゴツゴツした感じなのが無器用そうだった。

 中背。陰気な顔つき。

 だけどそんな地道な使用人の何処が主人のあれ程の拒否反応に値するというのだろう?

 彼女はすぐに理解した。

 彼の右脇、すぐ上の棚のところから、こんな店にしてはかなりに上物そうな皿が1枚落ちかかっている。

 いや… 現に 落ちている のだ、時制的には。

 縁の1辺をいまだ未練がましく棚に触れさせたまま、奇妙に現実感のあるバランスを保って、高い皿は力学法則を頭から無視しきっていた。

 悠然と宙に浮いていた。

 青年は白ちゃけた顔をして動くに動けないでいる。

 意識せずにやってしまった事なのか、それともまさか店主に見つかるとは思っていなかったのだろう。

 高価な皿なのだ。

 事態を数瞬のうちに判読してしまうと、どうするべきなのかちょっと迷った。

 表情を読みとりにくい灰色の瞳がひょいと不機嫌にすがめられる。

 顔をしかめ、色の薄い舌が軽く唇をかすめ…

 不自然な均衡を破られて皿はハデな音をたてた。

 人気のない室内の、3人だけの間で、呪縛が解ける。

「 …マスター!」

 彼女は食べ終えたセット・メニューの盆を押しやりながら無雑作に立ち上がった。

「部屋、借りられるかい。いつまでかは判んないけど、とりあえず10日分払うよ。」

 商売人はこういう上客がいる時には立ち直りが早い。

「 じゃ、そこのあなた、案内してもらえないかな。」



(1月6日)

https://85358.diarynote.jp/201701061741494897/

 
https://www.youtube.com/watch?v=3b4nMXKSahg
Star Trek Mega Suite 7: To Boldly Go





 その未明、惑星の宙港にまだ若い女が1人、降り立った。

 とりたてて特徴もない、どちらかといえばむしろ貧弱な星である。

 首都惑星の存在する宙域からは遠く離れ、かと云って辺境開拓惑星と称される程の若さとバイタリティもとうになく、主要な星同士を結ぶ賑やかな定期航路の大型船の行き来からも、あと少しというところで外れてしまっている。

 そんな中堅どころの下ぐらいの惑星に、その女は着いたのだった。

 女…と、1口に云っても、まだかなり若い。

 少女、とか娘、と呼称した方がむしろ似つかわしく思えるくらいの年頃なのではないだろうか。

 だが、まだ明けきらない宙港のゲートへと、中型の古ぼけた定期貨客船から歩み出す姿には、少女という言葉の連想させる年相応の未熟さ、危うさ、等といったものが殆どといっていいほど感じとれないのだった。

 彼女は落ちついて、虚勢を張るでもなく静かに堂々としていた。

 ゆったりとした歩き方はあきらかに己れの実力に対して小揺るぎすらすることのない自信を抱いているもののそれである。

 それは、能力に合わせて早い時期から専門的な方向づけに沿った職業教育をほどこされるこの世界においては、それほどに珍らかな事でもないのかもしれない。だがそれにしても、ごく年若い彼女の無雑作だがムダのない一挙一動は、真に見るべき眼を持つ者をなら、うならせるに足るものだった、と言っておくべきだろう… 

 朝まだ来の宙港構内にはかすかに白い霧が残って漂っていた。

 この時間でも星間航路のロビーにはいくらでも人がいるものである。

 人混みの中に紛れこんだ後も彼女が変わることなく淡々と歩き続けて行くと、彼女の容姿が決して目立つ、というものではなかったが、通り過ぎられたその後には必ずといっていいほど、いくつかの振り返る視線が見受けられるのだった。

 まるで淡い光を発して妖精がそこを歩いて行ったのだというように。

 …確かに彼女の長い髪の薄灰色はこの世界では見られないもので、(それは彼女の故郷の地に還ったとしても何ら変わる条件ではなかったのだが、)見る者の目に奇異の感を与えるのはむしろ当然と云えたのかも知れない。

 しかしもしここで彼女に振り返った者を誰彼となくつかまえて尋ねてみるとするなら、むしろ問われて初めてその髪の色の不思議さに思い至る人間の方が多いのではないだろうか。

 それほどに、灰色、という色彩は彼女の頭部を飾るのにこの上もなくふさわしく似合っていて、それがカツラであるにせよ地毛にせよ、他の色の彼女を容易には想像し難い程であった。

 彼女自身はその長いふわりとした髪をうるさがって、後頭部高くで1つにあっさりと結わえつけてしまっている。

 なにかが妙に思えるのは、淡い灰色の1本1本がとても細くて半透明に透けるように見える、前髪ともつかないあたりのセミ・ロング(はんぱな長さ)の毛が、薄く1面に彼女の顔の左半分を覆って肩のあたりまで流れて、その瞳を半ば以上かげに隠れたぼんやりとした存在にしてしまっていることだった。

 彼女はスタスタと、年頃の少女としてはかなり大股の速足に、時折りチラと目線を上げて天井のディスプレイ(案内板)を確認するだけで、自信を持って歩いて行く。

 左手に中型の銀のスーツケースがひとつ。  ショルダー? 

 そのあっさりと地味な、かなりボーイッシュな服装ともあいまってだが、結構ゆたかで形の整った胸のラインにも関わらず、彼女は、性別を殆ど感じさせられない存在だった。

 化粧っ気など薬にもしたくなげな剽悍な表情。と同じく、メンドクサイから置いて来ましたといった感じで、云わゆるセックス・アピールというものが見事に欠落しているのである。

 だから、すれ違った彼女を振り返って、その後しばらく見惚れて立ち止ったりする人影の多くはむしろ、彼女自身と同年代の若い愛らしい娘たちであった。

 男性は大抵が、飾り気のない清潔な顔の造作にひととき好意的な目を向けただけで、歩み去って行ってしまうのだ。

 ひきかえに、少女たちは…この夢見がちで優しい、鋭敏な感受性の持ち主たちは…彼女の秘めている奥深い人間的な魅力を、誰も1目で適確に見抜いてしまうのだ。

 無論それと同時に、外見的な性質も、異性の好奇心よりもむしろ同性の純粋な憧憬を誘うにふさわしかった事は否定ができないが。

 スラリとして無駄のない体躯をしていた。

 さきほども書いた様に彼女の体が決して女性らしいラインを備えていないというわけではない。

 よく使い込まれ、鍛えられた機能的なフォルムは、余分な肉の1片をもこそげ落とした、むしろ人も羨む完璧なプロポーションとなっている。

 ゴツゴツと不必要に筋肉ばるのではない。

 ほっそりとなめらかな曲線の内に、どんな用途にも耐え得る最高の強靱さと瞬発性が秘められているのである。

 その不屈さは彼女の故郷である星の、今はもう殆ど絶滅してしまった、 "ヒョウ" という名の美しい肉食動物に、相似していないこともなかった。

 こう書くと彼女がひどく物騒な存在であるように聞こえてしまうのかも知れない。少女達の目をひきつけながら人混みの中を真っ直ぐと歩かせておくにはあまりにも危険な存在であると。

 …確かにある意味においては彼女はあきらかに危険な人物だった。


 水面の上を渡るかのような歩きぶりからは、誰も彼女が10cm以上に近いハイ・ヒールの長靴を軽やかにはきこなしてしまっているのだとは気づかない。

 そうでなくともじゅうぶんに背の高い少女であるようだった。

 いうならば彼女は、その場に居合わせた全ての娘たちとは、ありとある意味で対極に位置しているのだった。

 少女でありながら決して女ではない。

 柔らかな外見の代わりに、何事をも自由にこなせる、精悍で生命力にあふれた実のある肉体。

 その表情の中心をなしている、髪と同じ薄色の瞳も、追っているのは漠然とした夢や憧れなどではない。

 彼女が真っ直ぐに見据えているものは、実現の可能な確とした理想。

 彼女は少女の外見を持ちながら、同時に、いつまでも大人の男にはなり切ってしまう事のない、永遠の少年の魂をも兼ね備えているのかのようだった。

 彼女の歩みは単に粗暴なのでもない。

 中世的とかニュー・ハーフ風であるというのでもない。

 性を超越した、純粋に1個の "人間" としての、自然で静かなあたりまえの自己主張だった。

 あるいは彼女は究極的には男女の性別のわずかな相異など、たいした意味を持つものではないのだと、その齢にして既に本能的に知ってしまっていたのかも知れない…

 数人の、めいめいがそれなりに魅力的で実力もある少女達の熱い視線を知ってか知らぬか。

 彼女は拾いロビーを突っ切ってカウンターにまでたどり着くと、審査と申請と入国手続きとを済ませて、ごく何気ない顔をして惑星の朝の中へと踏み出して行った。

 すぐと少し古ぼけた街なみの内部へ、溶け込んで消えてしまう。

 この星へ訪れるのは初めてではないのか、それとも船内であらかじめ地理を頭に叩き込んで来たのか。…

 無雑作で自身に満ちた彼女の名前をサキという。

 正しくはサキ・ラン。

 更に言及するならば故郷での登録名称はサキコ・ラン=アークタス。

 その名の形式が示す通りにテラザニア(地球系開発惑星連邦)の出身の人間だった。

 齢はまだもう少しで17にならない。

「…宿を探すには早過ぎる時間だな。…」

 軽く呟くように1人言ちて、サキは下町へ、裏通りへと、いまだ動き始めない自走路の上を、長い距離を区にするでもなく歩き続けていく。

 何故、けして貧しい身なりではない年頃の娘が、好んで場末の町並を求めて行かなければならないというのか。

 最も金のかかる特急の星間定期船を選んでこの星へやって来た事からも、理由が「安宿探し」という尋常一様のものでない事は明白だった。

 そもそも一介の地球人の少女がなんの目的で今頃、このリスタルラーノ系星間連盟の一惑星上へ現れたのだろう。

 各個の能力に応じて出来得る限りの早期就業、こそを社会の通念としているリスタルラーナの人間ならばいざ知らず、教育年限の長い地球の人間なら未だ彼女は学齢を終えてはいないのではないだろうか?

 留学生、という存在が何の変哲もない地方惑星の上でも一般化されるほどには、未だ2文明圏の交流は深く浸透しあってはいない。

「 …あ! おっと nice place。」

 まずは腹ごしらえとばかりに、早々と開けている場末の朝食屋へと、彼女は吸いこまれて行った。

 だがしかし1見まるで呑気に過ぎる程に思えるサキ、実はある重大な目的を帯びて1つの物事を追いかけている最中なのである。

 それには、泣く子も黙る裏面の連盟警察機構・保安局特務部…の力さえも関連して来ている事なのであるが、いま(この話)はそこにまで言及しているヒマがない。

 とりあえずは表面的な彼女の動きをだけを追って行くとしよう。

 ……………。







 

 

コメント

霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2017年1月6日17:43
 
…う”~ん…w(^◇^;)w…☆

おそらく栗本薫の「まかすこ」(魔界水滸伝)読んでて、ヒロイン?の延々たる描写の長さに、対抗したくなった。とか、そういう時の文章だと思います…www
 
霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2017年1月6日18:07
 
0596
100☆
 

(1月6日)

https://85358.diarynote.jp/201701061829211245/

「星の夜明け」 (没原稿・ B-2.)
…参照画像が貼れない…(^^;)…★
…あったあった。これこれ…♪
 ↓
https://www.ebookjapan.jp/ebj/317045/volume1/
ドリーマー (1) 『パンサー』
 
ちなみに横の男性は「清峰鋭」(リレキセス・ジューンナール)くりそつ。
w(^◇^;)wでお気に入り~☆

 

https://www.youtube.com/watch?v=tcCYBk3e6b0
Star Trek Mega Suite 1: Space, The Final Frontier [Extended Cut]




 2流の地方惑星。とはいえその恒星系の中では最大の人口集積地である。

 大気成分も気候風土も長年にわたる人手の介入によって、ほぼ、リスタルラーナ文化圏における人類発生の地…現在では連盟の機構の大部分を集める一大中心地と化した首都惑星・リスタルラーナ…となんらかわらないものとなっている。

 運良く恒星系内での完全な農・鉱的自給自足が可能で、ためにかえって他星系との往来が鈍りがちだという欠点はあったが、それでも結構古い歴史と豊かな風土に恵まれた、1本国民気質の通った良い星ではある。

 その、リ(惑星)・アイラン上の宙港の隣接都市と云えば、これはもう文句なしの首都。

 リスタルラーナ(本星)育ちのサキにして見れば生活様式の少し古めかしさが弱冠鼻につかぬでもない、という程度の感想くらいしか抱きはしないが、それはまた別問題で、数億のオーダーの人口を持つメガロポリス(巨大都市)である事に違いはなかった。

 半ば以上老朽化しきっているとは云え、まだ、首都惑星上のいくつかが、かつてそうされたように全面的本格的な移転改築が必要だという程でもなく。

 林立する高層建築物の集合体は、時代の新しいものになるにつれ、いっそうその超絶的な高層化が激しくなる。

 その下に、段階的に、時代を逆上る程に背が低く安々した形になりかわる構造物軍が埋もれている。

 この街もどうやらリスタルラーナ文明圏に共通な、雑多で無計画な発展性を示して生きてきたようだった。

 いびつな放射円状に、開拓惑星として最初の入植者の作ったコロニーの名残を小さな古墳塚のように記念館化したものがコア(核)。

 それを円心として、遠ざかり高まるほどに新しい構築物が見られる、という次第なのだ。

 古い側に行くほどスラム化が進む。

 数量的にも技術的にも、都市が過飽和スレスレに達してしまい、新たな拡張風景が見られることがなくなってから、もうずいぶんな月日が流れていた。

 都市底低部の朝まだき。

 蒼暗い半闇のはざまにはいつもほの白い露のかけら。

 突っ切ろうとすれば見えなくなる。蹴飛ばそうとすればどこかへ消えてしまう。

 そんな不確かさがケルニーは好きというでもなく気に入っていた…同じ "霞" (ケルニー)という名のよしみで。

 ゴミ処理場まで直結の大型コンプレッサつき集積場は数丁先。

 毎朝歩いて数往復。

 店から集積場への中型コンはここ数十年来うごいたことがない。

 そんな程度にかび錆びた区域にケルニーの働く小さな伯父の店はあった。


 そんな都会の底辺部の1画。

 いまだ完全には湿気とキナ臭さとの混在するスラムの泥水だまりと成り切ってしまっているわけではないけれども、ある程度以上の収入を持つ、自称 まともな 階層の人間ならば、昼間でも出来得れば近寄らずに済ませておきたがる、といった風なあたりに、これは大都会にはつきものの怪しげな日銭稼ぎの労務者どもや、1発屋、スラムと高層街の夜をとりもつ女衒…などの人種が主に利用する、安宿も兼ねた、貧しいが比較的ご清潔な、…つまり深夜の酒と女っ気は抜きの…1軒のメシ屋があった。

 長い灰色の髪を後頭部高くで素っ気なくくくったまだ若い娘が、恐れる気配もなく踏み込んで行ったのが、つまりはこの店だったのである。

 サキ程度に身なりも物腰も丁寧げな少女が1人で出入りして、決して安全といえる様な場所ではなかった。

 にも関わらず彼女は古巣に戻ったかのように落ち着き払って空席に腰を降ろす。

「ティレイカ(※)。それとファッシミルとジョイナーキ下さい。」

 薄汚れた店の中で、1人天上界から舞いおりて来たばかりのような淡い光を放っている瘠せた娘が、余りにも自分がそこに居て当然…という顔をしてそれきり動かなくなってしまったもので、まだ数の少ない早朝の食事客たちが彼らこそは場違いのドブネズミなのではなかろうか、と、1瞬錯覚をきたして慌てて首を四方へと巡らせた程だった。

 狭い、不潔な、いかにも掃除の手などの行き届かない、安っぺらいいつもの店内である。

「 ねえ…? 」

 性別を感じさせない彼女はいぶかしげに小首を投げた。

「 あっはいっ。………な、何にしますか?」

 店の奥で皿ふきの手の停まってしまっていた青年が思わずもの慣れぬ丁寧語などを口走ったせいで、常連らしい労務者風の1人から失笑が洩れた。

 止まってしまった時が動き出す。

 丁度喰い終えた何人かが出て行き、また何人かの客が来る。

「…ティレイカトファッショミルとジョイナーキィ。お茶(ティレイカ)少し濃いめにしてもらえるかな。…全部でいくらになる?」

 リスタルラーナ似んの一般的つつましやかな朝食メニューを、彼女は別段イヤな顔もせず繰り返した。

 よどみもためらいもなく云うあたり、テラズ(故郷)を離れてのこちらでの暮らしも相応に長いのだろう。

 もっとも彼女が異星人種であることなど店の中の誰もがとりたてて気づいた様子もなかった。…彼らからすればお上品で正確すぎる言葉の発音も、星海の中央風で、細身の少女らしからぬ豊かで柔らかなアルトの声である。

 告げられた通りの朝食代をこの星の小額通貨で先払いしてしまって、サキはおもむろに宙港で仕入れてきた今日の速報カセットをハンディタイプ(自前)の解析機に叩き込んだ。

 少し高速加減に画面に現われてくる全情報の読み取りにその場で没頭してしまう。

「ありがと。」

 運ばれて来たトレーにも、軽く会釈を返したまま、彼女はしばらくの間は顔を上げようとしさえしなかった。



 奇妙な話だが…

 この、場末の、掃除さえ何年前に1度行われたものか判らないような店なかにあって、逆説的にも速報に熱中し始めてしまった途端に、サキ・ランという名のスタイルのいい17にも満たぬ場違いな小娘は、完全に目立たない存在と化してしまった。

 いずれこの店に来るような輩なら誰も今更世界の動きなんぞに興味は抱かない。

 一応ポータブルとはいえ結構大版な多機能の投影器で速報を読む、などというインテリゲンチャな行為ほどこの店の中にあって異和感を生じさせるものも他に思いつけない位である。

 それが、不思議と…

 それまで浮き上がっていた彼女をすとっとあたりに溶けこませてしまった。

 半ば以上人生をあきらめてしまったようなくたびれた年齢の、生活の臭いのする地道で寡黙な男たちの中に、まったくの無条件で沈みこんでしまったのである。

 集中するあまり…その、画面に表れる全情報量を既存の知識とつきあわせて解釈し、必要とあらばどんな多量だろうと瞬時に脳細胞に叩きこむ、という作業に…あまりにも常人の域を越えて高度に集中するばかりに、普通、人が常に発しているものである "気配" のようなものを、彼女が断ってしまった為かも知れない。

 いやそれよりも、サキが目立たなくなってしまった理由は。

 職業が極端に分化・専門化しているリスタルラーナ世界、誰もが管理社会の知識階級に入れるべく教育をほどこされる機構。

 その中にあって、いずれ日銭かせぎにまで身を落とし、身を隠す者たちなら、皆ひとかたならずこの世の裏も表も知り尽している。

 素直に幸福な世界でのみ暮らしていることの出来なかった、不運な人間たちなのである。

 その、明の部分だけを見て生きてゆくことのできなかった、ある種の不運さ… "性格" のようなもの。

 世間知らずの嬢さん育ちのようにその服装から解釈され思われがちのサキも、根は同じなのだった。

 はみだしもの。

 平和で安全な世界、居心地のいい正常さから、追われてしまった者…

 別に、その店に来る連中が、そんな風に意識してサキを受け入れたわけではない。

 ただ、彼女なりの "仕事" に熱中している姿を見て、漠然とながら納得してしまったのである。

 事情は知らないが 同類 なのだと。

 似たような空気を身にまとっているなと。

 そう考えてしまうと彼女の派手でないあっさりした服装は少しも邪魔にならなかった。

 むろん、誰も灰色の髪の奇妙さ珍しさになど、気がつきも注意も払いはしなかったのである。




(※ティレイカ: リスタルラーナ風の芳香性飲料。お茶。淡い銀青色で、イメージとしちゃ牛乳紅茶にあたるのかしら。)




>一応ポータブルとはいえ結構大版な多機能の投影器

…2000年代の地球でいうところの、

「タブレット」タイプだね…☆

 h(^◇^;)☆

(1月6日)

https://85358.diarynote.jp/201701061958216270/

 
https://www.youtube.com/watch?v=G5ZT1daKZSo
Star Trek Mega Suite 2: These Are The Voyages





 サキは腰かけていた。

 浅く腰をかけ、形よく…ちょっと行儀は悪く…グレーのズボンの脚を高々と組んで、その膝の上に無雑作に投影器。

 一応ポータブルとはいえ、かなり大版のその多機能性は並の学生などの持つものではない。

 その、多機能型ハンドメイド投影器に、彼女は先刻宙港で仕入れて来たばかりの速報カセットを放り込んであるのだった。

 …世界(リスタルラーナ)の動き、平和。

 どこぞの会議に結論が出たの、エネルギー節制法案の第何条に改正が加わったの、テラズ(地球連邦)からの全権大使が交替したの…そう、普通の暮らし向きをする人間から見れば、毎度なんの変わりばえもしない平凡なニュース・ソースの山としか見えはしない。

 だが無論、サキの生活半径が "普通の" 人間の域におさまっているかといえば、そんな筈はなかった。

 速報ダネになるような世界の全ての表舞台の、裏面の動きは明日からも即、彼女の仕事に関わってくるかもしれない話である。

 同時にまたその日の3大ニュースには、主役として名前の載っているどのジャンルの人物とも、…ごく私的・個人的なつながりがある。

 新任の地球連邦大使にはお祝いの花束をでも贈るとして、どこのチェーン(星間商業機構)に頼むと1番安くて速いかな…なんぞという問題もついでに平行して頭の片すみで計算してみながら、サキは次々とスイッチを進めて投影器の画面を切り換えていった。

 ひとつことに集中してしまうと他の事にはなかなかに気の回らなくなる性分である。

 おかげで、ようやく1段落ついて食事に手を伸ばした時には、せっかくの濃いめのティレイカも殆ど覚めてしまっていた。

 こういう安い店のカップの保温性能の悪さを、コロッと忘れていたのである。

「 あ~あ。」

 低くうなりながら飲みほし、新しいのを注文。

 まだ 分けグセ のつききらない前髪が必要以上に顔に墜ちてくるのがひどく邪魔だった。

 左眼さえ隠れればいいのである。左眼さえ。

 うるさそうに横に払いのけると、すぐ脇で短い頓狂な声がした。

 おかわりティレイカを持ってきた青年。

「…地球人… だったんですか?」

 サキはうっすらと笑いを浮かべた。

「見えないだろ? そうは。」

 だからこそ普段は故意に耳を隠しているのである。

 ふぁさ、と彼女の顔の左半分を覆って流れるセミロングの灰色が首すじに当たった。

 外見上、殆ど同じ生命体にさえ見える地球人、リスター、それに、つい最近…対・地球よりもさえ10年以上も遅れて存在を確認された、ジースト星間帝国人の、もっとも手っとり速い判別法は耳にあった。

 無論、内臓器官など詳しく調べていけばそれ以外の相違点が結構ないわけではなかったのだが…

 それでも骨格や眼や髪の色にまで3者共通のものの多い3人種にあって、やはり1番、





※やっぱリスタルラーナが地球がジーストが云々ての書くの反対!!
 仮にも100pに納めようってのが初期目的なのに、
 1たんこりだしたら、
 書ききれるわけもない。

 …でも、ティルニーとサキの間柄って、

 ロマンス、ないのね。




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