目次
(りある?夢?日誌…)
(上旬)
(上旬)
(11月1日) たんなる好転反応のリンパ溜まりだったもよう…☆彡
(11月1日) 大嫌いな壁向き席でアルパカ狼さんが見えませんが(T_T)
(11月1日) アルパカ狼さんと今までで一番たくさん喋っちゃった〜♪
(11月2日) 「あんたげはそれで北海道に行ったのかい?」
(11月2日) 神話も歴史もごたまぜ脳になると、こんなうわごとが出てくる。
(11月2日) 3.ところで一方こちらでは。
(11月3日)
(11月3日) 「なかのひとディマントイド&アルマンディンなガーネット兄弟」転生伝説。
(11月4日) ⇒ アルパカ狼さんをスカウトして雇う♪
(11月4日)
(11月4日) (『エイリスの物語』(仮題)のメインテーマは、これで…)
(11月4日) …「なかなか芽の出ない作者の卵」40年やってますけど…
(11月4日) (…たぶん清クンが「平気で学校サボる子」になったのも、これのせいなんじゃ…www)
(11月5日)
(11月5日) アルパカ狼さんが居なかったので、営業成績は地を這いましたw
(11月5日) (後追い)
(11月6日)
(11月6日) アル中はか狼さんが今日は珍しく二日酔いじゃなさそう(^_^;)という点だけで、あとはすべて赦すw
(11月7日) 雪39(ミク)って呼ぶぞwwwww
(11月7日)
(11月8日)
(11月8日) カラスの「恩返し」ワザ有効。(^。^;)
(11月8日) …今の世の中で、これ以上に幸せな生活。って、ないと思います…☆
(11月9日) (嗚呼、可哀想だった「ナカノヒト狼」さん…★)
(11月9日) 第3章・俺たちは無鉄砲のかたまり。
(11月9日) 「おやおや。ハデな音たてて誰かと思えば、運び屋のヤニじゃないか。」
(11月10日)
(11月10日) このコ「昔むかしの(可愛かった頃の)エルさん」に似てるね…w
(11月10日) (※第3次世界大戦と《第2の月》事変後に存在する諸国)
(11月10日) 「こーうっ! じょおっだんっっ!」
(11月10日) 「今じゃ日本て『皇国軍』なんだろ? 敵さんの本拠だろォ…?」
(11月10日) (8)+(9)。
(中旬)
(中旬)
(11月11日) あ~これかw 「脳内送信」…♪
(11月11日) >環太平洋地方を中心に経済ブロックを敷き、遂には旧皇国軍事独裁政権をもその走狗と化さしめた「七福神財団」。
(11月11日) 「人々を【船】に乗せる」(大規模集団転生誘導)係。
(11月11日) ”敵の敵は味方” アンサイクロペディア
(11月11日) ファイル一冊分、完了。(有料)
(11月12日) …毎度のことながら「原稿が面白くなってくると」家事と雑事は完全に放棄します…★
(11月12日) 「意識レベルが低下した」。
(11月12日) (アルパカ狼さんが居なくても)まぁ赦す…┐(’〜`;)┌
(11月13日)
(11月13日) アルパカ狼さん居ないし。(T_T)
(11月13日) ネタを3年くらい埋めておくと、物語の芽が出る…w
(11月⒕日) NZ発震だわスーパームーンだわ、波乱の一日になりそうですね…★
(11月⒕日) 俺のバースデーと磁気嵐が来る日が被さってるとか最高じゃないか(暗黒微笑)
(11月15日) ⇒…《オレゴン州セイラム》…!w
(11月15日) 多少なりとも「アルパカ成分」を補充できることを期待して
(11月15日) アルパカ成分補給不足。(T_T)
(11月16日)
(11月16日) 今回も見事に、次項(創作…??世界)に、つながりましたよ。と…★
(11月16日) 第4章・間奏曲 … 空中分解 Part.1.
(11月16日) 知らねェのかい。ゆんべスターエアの皇国軍司令部が襲われてな。
(11月16日) 「…悪いことにここは皇国で、国民総背番号制なンですさ。」
(11月17日) 末梢されている…★(==#)★
(11月17日) (( 黙示録の世界だな。 ))
(11月17日) 「知るもンですかっ3次大戦以降、地表の気象にセオリーなンざありゃしませんよっ!」
(11月17日) サキは、間違いなく、「なかのひと杉谷好一」だわ…☆
(11月17日) (来週の作業分ための、音楽メモ。)
(11月18日) 「時間がナイッ★」の無限ループに…★
(11月18日) わが人生の座右の銘。的な一作。
(11月18日) (「ご本人様」脳内リクエストにより(^^;)これにしました☆)
(11月18日) 『 定める者(運命者)時代を動かす 』
(11月19日) 今日はアルパカ狼さん居ない確率90%くらいなので、もちべ皆無。
(11月19日) そこへ来合わせちゃったエルさんの反応というか(^_^;)
(11月20日)
(11月20日) …いいかげん機嫌を直さんかね、エルさん…★(^^;)★
(下旬)
(下旬)
(11月21日) 「我こそは諸葛亮孔明の生まれ変わりな〜り!」
(11月21日)
(11月21日) 時給915円。とりあえず「今月いっぱい」で積年の努力目標「一つの職場で3年」をようやくクリアできるので、あとのことはそれから考える…
(11月21日) 厄日。まがうことなき厄日。
(11月21日) 今日はアルパカ狼さんの着ていたグレーのカーディガンがとても良く似合っていて可愛かったし、
(11月22日) バイト中はストレスまみれですがなにしろ週2~3回はアルパカ狼さんが望見できるし、
(11月22日) 「異常」という日本語の意味をわかる人であれば、警戒した方が良いですね。
(11月22日) 福島県沖地震。深さ約10km、【 M 7.3 】。/津波【福島県 すでに到達 3m】。
(11月22日) アルパカ成分補給〜♪♪
(11月23日) きのう「アルパカ成分」たくさん補給できたも~ん…♪
(11月23日) 完全消滅…w(--;)w…★
(11月23日) 「現実と区別がつかなくなってきた」未来予知?世界。
(11月23日) 「官憲には渡さないよ。これでも "裏側" には、けっこう通じているんだ。」
(11月23日) 「ここは紅茶の専門店だよ。コーヒーは出してない。」
(11月24日) (…誰だ「試される大地」なんて、エンギの悪い標語を考えちゃった奴…★)
(11月24日) 全て放擲して寝ちゃいますぅ…☆
(11月25日) 「緊急着陸を宣言します。」
(11月25日) …首都壊滅…★www
(11月25日) ☆「レイン・リリーさん」は、雰囲気と言動から推測すると、どうも間違いなく、「ソウルチームメイトのひとり」っぽいな…?
(11月25日) 「ヨリムさんも異常に勘は良かった。それは確かだな。」
(11月25日) (ちょっとヤニさんみたいな美人だ ♪ )
(11月25日) 「 "失われた人々" って、何なんですか?」
(11月25日) 語り伝えられた予言が正しいものだとすれば、
(11月25日) …1冊完成したので、洗濯してご飯食べて寝ますぅ…☆彡
(11月26日) アルパカ狼さん遭遇確率10%くらい…(;;)…★
(11月26日) 白熊さん似の美脚で美ケツのビクーニャさんがお仕事大変そうでした…
(11月27日) アルパカ狼さん遭遇確率50%くらいかな…?
(11月27日)りすは「卵から出なければならない」のだから。 
(11月28日)
(11月28日) 背中がアルパカ暖房?(^_^;)?的な遠赤外線効果?照射で終日ぽかぽかでして…(^。^;)…☆
(11月29日)
(11月29日) 白熊さん似のビクーニャさんの今日の言動から推測すると、
(11月30日) 転生。って、なかなかうまくいかないもんです…www
(11月30日) (借景BGM集) 『朝日ヶ森』~他。
(11月30日) いつかは来る事だと思っていた。
(11月30日) … 前章までのあらすじ。
(11月30日) …何だろう。この不穏な空気は。
(11月30日) (( ……… 俺に、 紅海を渡った モーゼの力があれば… ))
(11月30日) まさにこれ! 「夢に出てきた」の…っ!!
(11月30日) 共通項。
(借景資料集)
(借景資料集)
(上旬) 福島県の南相馬を拠点に大量生産されているドローン。/清水建設は赤道上に浮島の人口島を造っている!
(上旬) (この先生、9万歳なのか…)
(中旬) フジテレビさんからの電波を受信しました。
(中旬) 「2016年は記録上、もっとも気温の高い年」 。
(下旬) 腐海に飲み込まれつつあります。
(下旬) 現実から逃げているだけ。
奥付
(…続きます…)
奥付

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(11月30日) (借景BGM集) 『朝日ヶ森』~他。

https://85358.diarynote.jp/201611301756144888/

 
(旧題:【滋養 興想 尊厳 死剤 】(終末系)( 音 薬 匣 ))

https://www.youtube.com/watch?v=yM4Tb9mkqTo&index=10&list=RDObA2QSG76_g
Hiromitsu Agatsuma Yuudachi

https://www.youtube.com/watch?v=OstvvP8QuxQ
Michael Jackson - Earth Song. (Lyrics).

https://www.youtube.com/watch?v=SK1ywgF01JA&list=RDmnOpiwfu9a0&index=27
ケツメイシ / 合わせた手のひらの間 - in between the two palms 後編

https://www.youtube.com/watch?v=pfpPL30Qd6g&index=27&list=RDxSxnC7ai1QE
SALU「In My Life」




☆「朝日ヶ森」 "Ray-Line" 系

https://www.youtube.com/watch?v=wkwTPPDNawA
WORLD ORDER "LAST DANCE"

https://www.youtube.com/watch?v=00Tf2iqeLU4
【日本軍歌】雪の進軍(歌:御堂 諦、すたんどあろんチーム)

https://www.youtube.com/watch?v=KetJN41w2vY
Vanessa-Mae - Art of War

https://www.youtube.com/watch?v=SeUPU73Kg1U
Gundam ZZ Op:アニメじゃない

https://www.youtube.com/watch?v=Yv4bzCyw69w
もう一つの未来

https://www.youtube.com/watch?v=7MaF-bWeLGw
おしゃかしゃま RADWIMPS MV

https://www.youtube.com/watch?v=aK1U_Qck3OE&ebc=ANyPxKqFhQ1eeotJrj6rOSIZWiBZwGGskRxWJ-fSXI72ulzTbjtCc_OZAaZ3_G-J9vImepzTHSu0h-I2yZBKoh0jFkZQUAkGIw
地下室のメロディー  (市川 慎 作曲)

https://www.youtube.com/watch?v=gzHNQsQXcPs
DISH// 『WOW WAR TONIGHT ~時には起こせよムーヴメント~』Short Ver.

https://www.youtube.com/watch?v=uCVLW0J_8fg
Dead Or Alive - I’d Do Anything

https://www.youtube.com/watch?v=kHue-HaXXzg
Demi Lovato - Let It Go (from "Frozen") [Official]


 

(11月30日) いつかは来る事だと思っていた。

https://85358.diarynote.jp/201611301810184976/

 
https://www.youtube.com/watch?v=yM4Tb9mkqTo
Hiromitsu Agatsuma Yuudachi



『俺と好』 第1部

 第6章 地底都市パンドラ

     …空中分解 Part.3.


      遠野 真谷人



1.扉をあけて。…地底都市パンドラ…



  いつかは来る事だと思っていた。

  一年先か、二年先か、

  けれどそれは明日。

  確実に、来るのだと言う。



  いつかは来る事だと、

  漠然と、覚悟してはいた。

  けれどそれは明日。

  確実に、訪れるのだと。




     …by 磯原 清

     地底都市パンドラで…


(11月30日) … 前章までのあらすじ。

https://85358.diarynote.jp/201611301821163996/

 
https://www.youtube.com/watch?v=-q8GLfRI1IA
Shamisen --- Agatsuma Hiromitsu





 みなさん、おわすれでしょう。

   … 前章までのあらすじ。


 近未来な過去から

 もっとずっと先の第三次世界大戦後まで、

 いきなりふっとばされてしまった、

 日本国はやや辺境に位置するO市の、

 あまり平凡とはいいがたい才能をそれぞれ有する高校生の一行。

 事情もわからぬままに

 放っておけるかとばかり "捕らわれの姫君" 宗女アルテミスを救出しに

 行方不明になってしまった無責任なリーダー会田正行を追っかけて、

 月面の植民者連合《コロニスツ》本拠地から

 いまや敵対しつつある衰亡途上の地球表面へと降下。

 したはいいけど

 喧嘩の天才・杉谷好一(こう)の性格がわざわいして

 地表に根をはる《皇国軍》勢力とまっこうから衝突してしまい…

 乗ってた《撃ちそこね号》ミスショット空中分解で放り出された

 主人公・磯原清(キヨ)くん、

 地平都市に迷い込んだのだった。

 …





https://www.youtube.com/watch?v=nerhpPdKImA
津軽三味線 疾風(覚醒)



 
ひみつ日記






 シティ大祭の翌日。

 俺ハカムちゃんと共に店の裏扉を忍び出た。

 篤さんは例によってコンピューターに縛りつけられている。

 昨日の混乱の余波をくらって、かなりの残業になるらしい。

 都合よく内緒にできる訳だった。

 …考えて見れば、俺が自分の意志で、居心地のいいこのコンパートメントから出るのは、これが初めてなのだ。

 いままでずっと眠っていたような気がする。

 だけどその安全な眠りの胎内から、俺は、はみ出してしまった。

 だって俺は…

 好を、捜したいのだから…

「…行こっか、カムちゃん」

「うん ♪ 」

 袋小路は朝の十時だというのに黄昏の闇に沈んでいた。

 低い天井の下、女物のマントの黒いフードをしっかりひき降ろすと、小さな女の子の手を引いて、俺は足早に歩きはじめた。



 …調べものをするなら、図書館へ行く。

 それは俺みたいな読書漬けで育った人間には『太陽が東から昇る』みたいな事なんだけれども、一生涯お日さまとは縁のない地下都市の住人にとっては、そうではないらしく…

 空いてるなあ、異様に。

 平日の午前中とはいえ、暇を持てあました御老体とか決死の形相の受験生とかで、それなりの活気や緊張感を呈していてもおかしくは無い筈だ。

 しん…。

 無人の冷たさの漂う広大なスペース。

 ヨリムさんのIDカードで閲覧許可を取りつけて、俺はうっすらと埃をかぶってさえいる資料室の座席を陣取った。

 さて。

 困った事がひとつ。

「~~~~カムちゃ~んっっ これの扱い方、わかるっ??」

 …パソコンなんだよね…。

 自慢じゃないけどO市の図書館は大正何年だかのツタのからまる赤レンガ建築で、貸借登録以外のコンピューターは未だ導入されていなかった。

 もとより平仮名がやっと読めるというおチビさんに詳しい事が判ろう訳もない。

「たしか一度…ひろと先輩に教わったんだ… う~~~。」

 ヤケでぱこぱこキーボードを叩いていると、

『何をお調べになりたいのですか?』

 不思議とゆかり姫に似た喋りかたで、機械が自己主張をした。

『画面の選択肢からお望みの番号を押して下さい』

「…お~、自分で説明するわけ。かしこい!」

 これで ”有難うございます” の一言でも出たら、無人図書館の侘しさも少しは紛れようってもんだけど。

 …シティの概略、シティの地理、シティの建築構造…

 と、調べていくうちにどうしても、俺は壁にぶち当たってしまった。

 資料が古いっていうのはまだ許せる。(それにしても五十年も前から改変されてないのって、どうかと思うけど。)

 頭にくるのは、この…

 空白の多さ!

『その情報はこちらのカードではお見せできません』

「………またあぁっ?! それは無いでしょお、おねえさんっ!!」

 ちからいっぱい悲鳴をあげてしまった。

  ”都市の水没状況” とか、

  ”都市の基底部の具体的構造” とか、

  ”外部との交通手段” …etc., etc., ....

 この手の要求を出すと必ず、

 ピッ! てな電子音がして拒絶されちまうんだもの。

 えぇい、情報公開の原則はどこへ行ったんだっ!!

「………いいじゃないか~~~ 見せてよっ」

 ディスプレーでは静かに、 ”次の指示を入力して下さい” の文字が点滅している。

 声だけじゃない。この機械、融通のきかない所まで、ゆかり姫にそっくりだっ

『…その情報はこちらのカードでは…』

 十度目くらいのひっかかりで、俺はうしろの方に嫌な予感を嗅ぎとった。

「………カムちゃん。」

「うん。」

 素早く端末の電源を切ってパソコンの列の谷間に身を伏せる。

「、お、…居ないぞっ!」

 図書館の入り口に姿を現わしたのは数人の、銃持った緑衣兵。

 …まずいなァ、俺の調べてたの、保安チェックに引っかかっちまったんだ…

「これだから他所者は困る。う~~。」

 何が危険で、どこまでが安全なのか、が、判らないのだ。

 こんな時、好なら本能的にうまく処理するんだけど…

 カムちゃんを抱えて体を低くして移動した。

「探せ。逃げ出す暇は無かった筈だぞ。」

 手袋したままで良かった。指紋は遺らな…」

「登録番号二六六七四-D。女だ。三十三歳。高畑依夢。」

 ………あたた★

 もうひとつ、本当にまずいなあ。…

 …情報公開どころの話じゃなかったんだ、うん。

 ここってもしかして軍部独裁で、戒厳令がどうたらで、国民総背番号制で…

 ………逃げよう。

 ………逃げるっきゃ、ない。

 急いで戻れば軍部の伝達系統は軟弱なんだ。

 喫茶店『植留花』に手配がいく前に、篤さんを連れ出す余裕くらいは遺る筈。

 あとの事は、タツトさんがいるから、大丈夫だろう…

 と、そこまでは咄嗟に計算して。

 しかしね。

 独断で行動して、ドジ踏んで命の恩人に迷惑かけて、で、しかも何の収穫も得られなかったっていうのに、「すいません、救けて下さい」………って、

 ふつう言えるか?!

 …冗談じゃねーや。

 そこまで阿保をさらしたら、なけなしのプライドが、再起不能に陥る。

(( ……… 六人分、まとめて思考コントロール、できる? ))

 声には出さず、カムちゃんに質問して。

(( うん。でも… コンピューターの記録の方は? ))

(( …そっちはまぁ… 仕様がないから、いいんだ。))

 俺は潜んでいた場所からすべり出し、やおら出入り口の見張りに跳びかかった。

 


(11月30日) …何だろう。この不穏な空気は。

https://85358.diarynote.jp/201611301912314657/

(2)+(3)。 (@1985.07.07.~09.)

2016年11月30日 リステラス星圏史略 (創作) コメント (2)

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=x_CzD0GBD-4
Yoshida Brothers - Rising from Best Of Yoshida Brothers 吉田兄弟




 ………街が、揺れている。

 …何だろう。この不穏な空気は。

 カムちゃんを抱き上げて急ぎ足の速度を一層早めながら、俺は右に左に視線を走らせ走らせしていた。

 表面上は相変わらずひとけのない、静かでさびれきった通りだ。

 照明が暗いのも、ゴミと埃の入りまじったような泥で足元がぬかるむのも、先刻この道を来た時とちっとも変わらない。

 …それでも……

 まだ、表には現われない何か、人の心のあまりにも大きな恐怖や動揺が、拡げた新聞紙の裏側をなめる暗い黄金の炎のように、ちりちりと地下都市の内部を焦がしつつあるのだ。

 …まだ、秘かな絶望は、外に漏れてはいない…

 だけど時間の問題だろう。

 一体これは…

(( …お兄ちゃん! ))

 カムちゃんが言葉もなくギュッとしがみついてきた。

 あんまり大勢が怖がっているので、かえって詳しい事は何も判らないと、言う。

 最後にはほとんど俺は小走りになっていた。

 バタン、と懐かしい『植留花』の飾り文字のドアを開ける。

 驚いたタツト氏が危うく俺たちに銃を向ける所だった。

「 やっ!! 」

 カムちゃんが叫ぶ。

 同時に彼は 指をすべらせて 武器を取り落としていた。

「………カミィ。清くん! …外に出ていたのか?! …一体… 」

「 篤さんこそ、仕事は?」

「休みだ。……大変な事になってね。」

「… "お水" が、落ちて来ちゃうの!?」

 悲鳴があまりにも鋭かったから、俺にまで、強力なテレパスの視た情報が津波のようにざざっと降りかかってきた。

 地底の大空洞のなかで、水位が上がっている…

「 カミィ、人の心を勝手に覗くんじゃない。」

「御免なさいっ」

「………本当なんですか?」

 カムちゃんを父親の膝にかえしながら、タツトさんに。

「 ああ。…困った事にね。」

 道化たように笑って、 "裏側" の一翼を担うリーダーは肩をすくめた。



 もう、十日とちょっとも前の事になってしまった。

 ヤニさんの MISS-SHOT 号が俺のドジのせいで皇国軍の海上基地を追われ、攻撃を受けて嵐のまっただ中に逃げこまなければならなかった、あの日。

 史上例にない荒天に見舞われたパンドラの排水設備は完全に機能を停止してしまったと、…いうのだ。

「そもそもこんな大きな 異物 が(と、タツトさんは俺のことを指して)逆流して来られたっていう位だからな。怪しいと思って直ぐに調査にやらせてたんだが…」

 全ての分析結果が出たのは今朝のこと。

 地底都市パンドラはそもそも 地底 にある事を想定して造られた構造物であって、そのうえ更に "海" の重圧にまで耐え得るよう設計されていた訳ではない。

 ひずみによる間隙を通して染み込んでくる海水に対し、思うにまかせない排水装置の効率。

 都市は少しずつ少しずつ水没し…

 けれどその速度は、今まではほぼ一定していた筈なのだ。

「排水ポンプは二週間近くも前に停止した。そのあと自動シャッターが水圧に負けて破れたのが、三日前。

 このままだとパンドラは… 十日以内に、完全に水没する。」

「…そんな…」

 俺は喘いだ。

 どうしろって言うんだ。たったそれだけの間で。

( …好を、探しに行けない… )

 …いや、それより。

 この都市にはどのくらいの人間が暮らしているんだろう?

 十万? 二十万? …

「昨日のシティ大祭で騒ぎを起こした三区のサナダ・カラム(真田唐夢)、な。

 この調査の… 責任者だったんだ。…」

 椅子の背にもたれたタツトさんの肩に疲労が色濃い。

 おどけた口調のかげで、憔悴しているとさえいえる、頬の栓。

「…どうしろって言うんだ…!!」

(( … いつかは来る事だと思っていたさ ))

 静かな篤さんの心の呟きが聴こえる。

(( … ただ … それはいつでも、もっと先の事だろうと… ))

 カムちゃんはお父さんの服に顔を埋めている。

 カチン、と篤さんは何杯目かの水割りを友人の前に置く。

「…これが一般市民に知られたら… 」

 酷い事になるだろうな、と、杯に手もつけずにタツトさんは言う。

 冷静できこえたカラムでさえ、あの様だったのだから…。

「暴動で死ぬのも溺れるのも、同じ死ぬ事には変わりは無いよ。」

「いや。…」

 リーダーは、あくまでもリーダーなのだ。

「何か方法を考えてみるよ。せめて人間としての尊厳を守って… 逝けるように… 」

「 … もう … 遅い … 」

 俺はある事に気づいて呆然と呟いた。






https://www.youtube.com/watch?v=4VJfk0LY834
上妻宏光 "津軽じょんがら節"

https://www.youtube.com/watch?v=tEjrkHAnzVs
高橋竹山 津軽三味線 一


参照:
https://matome.naver.jp/odai/2140536356249786001
【茨城県】つくば市の地下がヤバイことになっている!

http://www.isobesatoshi.com/old/tsukuba/nazo9.html
>首都機能代行都市にどのような機能が必要なのか、ということは時代ともに変わってくる。筑波建設当時はちょうど東西冷戦まっただ中であった。当時想定されていた戦争というのは、都市を全面的に破壊するような核戦争。いきおい筑波の建物は無骨だが核戦争に耐えられるようなものとなった。また核攻撃を防ぐのには地下が有効であると考えられたため、筑波では地下が非常に有効活用された。筑波大の地下通路もいざというときには核シェルターとしても使えるようになっているし、学園都市の中心部にも地下通路が張り巡らされている。

※ これを書いてた「1985年」当時には、まだ一般には知られておりませんでした…。

w(^^;)w…。

(ちなみに精確にいうと「夢」(ビジョン)で「視た」のは、

「筑波山の向う」の「海が魔緑色」に「腐って」て、

「その地下に大空洞があり」

「逃げ損ねた人々」が「閉じ込められて」

「汚染水に殺されようとしている」でした…★)

…w(--;)w…★

※さらにちなみに「磯原」清の(たぶん)語?源…。

参照:
https://www.jreast.co.jp/estation/station/info.aspx?StationCd=129
>駅の情報『 磯原 』

http://www.kousokoutaijingu.or.jp/
>皇祖皇太神宮…北茨城市『磯原』

http://blog.livedoor.jp/genkimaru1/archives/1632347.html
皇祖皇太神宮の秘密 「天地をひっくり返す」ための最上級のサイン

…w(^□^;)w…☆

https://www.youtube.com/watch?v=VYIDRTq3APo
PIANO-Wild Heaven-TMN

https://www.youtube.com/watch?v=ueDAJkU8be8
TM NETWORK Piano Medley(ピアノメドレー)

https://www.youtube.com/watch?v=RqW7l-3jkgg
TM NETWORK Piano Medley 2(ピアノメドレー) #fanksfes


 
ひみつ日記

 
 最初に暴動の火の手が上がったのは、何処からだったのか。

 王さまの耳はロバの耳。

 タツトさんでさえ自分の生命はあと十日限りだという事実に耐えかねて、 ”植留花” まで話しに来てしまった。

 そう。

  ”裏側” のトップリーダー達は、あまりな衝撃のせいで互いに口止めするのを忘れてしまったのだ。

 誰もが自分の身内にだけは、と思い、打ち明ける。

 重圧から逃れるために、そしてまた、万が一にでも生きのびるチャンスがあるのだとしたら、人よりも速く愛する者達を救い出したいがために。

 …話を聞いてしまった家族たちにもそれぞれ大切な仲間が、恋人や、親友たちがいる。

 …そして始まる、暴走スタンピード。

 けれど地下都市は、閉じられた世界…



 帰り道で俺とカムちゃんが嗅ぎとった異変はこの事だったんだ。

 パニックは野火のように広がり、今では公然と炎をあげて燃えさかっていた。

 いや、比喩じゃない。現実に放火されたのだ。

「…燃えろ燃えろっ。水を追い払うんだ!」

 あきらかに精神失調をきたしたと見える男達が松明を振りまわして表通りを駆けぬけて行く。

 その後ろから、未だ事態を知らないのかよほど職務に忠実なのか、銃を抜いた緑衣兵が追う。

 ……あ。発砲した!!

 男がひとり転倒する。たぶん……… 即死だ。

 手を離れた松明が勢い余って手近の家並みの窓ガラスを叩き割る。

 あがる悲鳴。

 噴き出す炎。

 …ぎっ。

 と唇を噛んで。

 店のカーテン越しにタツトさんはその事態を見つめていた。

「……………くそォ………!!…」

 それから俺は気がつく。

 床に、どこからともなく泥水の小さな流れが這い込んで来ている。

 飛びついて裏扉を開けた。

 そこは、もう、どしゃ降り直後の校庭のような、一面の水浸し…

 バタン!!

 反射的にドアを閉めて背中でささえて、けれどそれがまったくの無意味であることを俺は知っていた。

「篤さん! ここって何階なんですか?!」

「地下第九十七層だが…」

「九十七階分が十日で水没するって事は、ここも直ぐ危ないっていう訳ですね」

 彼ら二人も早や出来つつある床の水溜まりに顔色を変えた。

「移動しよう。クロムのアジトまで行けば、しばらくは安全な筈だ。」

「カムちゃん、こっちおいで。お父さん歩けないよ」

「表通りは駄目だ。こっちから」

 扉を開けたタツトさんは、建築素材がむき出しの分だけ五センチばかり低くなる設計だったのだろう裏通りの惨状に、一瞬ひるんだけれど。

 俺たちは直ぐにくるぶしまでの水を踏んで、歩きはじめた。




 

 

 

 

 

コメント

霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2016年11月30日19:18
 
「1985.7.7.

 …う~む第 4 章が手元にない…」

とか、書いてあります…w
 
 
霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2016年11月30日20:26
 
「1985.7.9.

 今日の夢見は最悪だった。

 ランド・シンドロームで人類滅亡!

 色つき音つき感触つきで、ちゃんとストーリーになってるのォ~~~っっ

 え~んえ~ん!

 …汚染ってないといいけど…っ」


…とか…?w(^■^;)w
 
 
 

 


(11月30日) (( ……… 俺に、 紅海を渡った モーゼの力があれば… ))

https://85358.diarynote.jp/201611302131373008/

(4)+(5)。

2016年11月30日 リステラス星圏史略 (創作) コメント (2)

(4)+(5)。
https://www.youtube.com/watch?v=xEQWVoj3I4I
【Wild Heaven】extended hard core mix -TMN-





「…よくもまあ無事だったねえ。高畑に小さい子供まで連れてさ」

 山ほどの熱いおしぼりを渡してくれながら、彼女は云った。

 高畑… 篤さんとカムちゃんの、名字だ。

 俺は道中の酷さにまだ少し身震いしながら、胸元まで泥だらけになったスーツの汚れを勢いよくこすり落とした。

 九十七層は俺達のすぐ後ろで完全に水に呑まれたのだ。

 パニックを起こした人々の逃げまどう有様は、酷い… としか、実際に表現できなかった。

 邪魔になるフードマントは途中でかなぐり捨てて来てしまったのだけれど、この混乱で誰も俺の顔がどうこうなんて事には気がつきやしない。

「 "花夢ちゃん" て言うのォ。おーよしよし。後でなんか着替えを見つけて来てあげるからねぇ。」

 一度、全身を渦に呑まれかけたカムちゃんは怯えきってしゃくりあげている。

 自分のTシャツが泥だらけになるのも構わず抱いてなだめてくれているのは、 "六区のクロム" だった。

 威勢がよくて面倒見のよさそうな、中年過ぎの女性だ。

「シャワーが使えるといいんだけどねえ。水道系統、もうイカレちまったらしいのよ。」

「…もう、こんな上のほうまで?」

「都市じゅうガタガタだわよ。電気だって各層別の非常発電に切り換えてるんだし」

 申し訳程度に泥水をぬぐい取るなり即座にタツトさんは仕事に出て行った。

 ちなみに、シティの "裏側" の組織は地区別に15のパートに分かれている。

 皇国軍側の市長や司令官等の居住区に根を張っている第一区のリーダーを "長老" と呼び、組織全体のまとめ役としている。

 十一から十五までは現在水没。

 この非常事態にあたって "裏側" の中枢全体が、一番大きなアジトである六区のリーダー・クロムの所へ…

(渡してくれたおしぼりの袋には、『司令官御用達』・高級レストラン《クロムウェ》とあった。成程。)

 …集まって来てるらしい。

 レストラン内部は臨時の避難場所と化して、逃げてきた裏側の仲間たちでいっぱいだ。

 怪我人は手当のため奥の配膳室へ。

 その隣のオフィスでは、隠してあった器材をひき出して、リーダー達が都市の各所と連絡をとりあっている。

 二区(公官庁街)の責任者であるタツトさんは事実上、裏側組織のナンバーツーなわけで、つけ加えて云うなら十四区に住む連絡員だった篤さんとは、組織の上でのつながりはない。

 その篤さんは濁流のさなかを松葉杖で走ってきて消耗しつくしたのか、ここに着くなり倒れこんでしまって、未だ目覚める気配もなかった。

 毒性の強い腐った海水に触れて、完治したはずの頬の火傷のあとがヒリヒリと痛む。

 …………どうなるんだろう……

 俺は、はっきり言って怖かった。

「カムちゃん、おいで。すいません、クロムさん、忙しいんでしょう?」

「ああ。……おや。あんたが、 "外から来た" 坊やかい、タツトの言ってた」

「 ええ。」

「…………… 災難だったね。」

 いろんな、深い意味をつけ加えて、彼女は修羅場の指揮所へと足早に向かって行った。









https://www.youtube.com/watch?v=t55VHg6R_sA
【たっぽい】 TOUGH BOY 歌詞付 【たっぽい】

https://www.youtube.com/watch?v=6KDxPM9z2j4
XAC881 TAKiOのソーラン節  伊藤多喜雄 (1988)140731 HD

https://www.youtube.com/watch?v=IE016xl9TdQ
上戸彩ソーラン節



https://www.youtube.com/watch?v=uGzng5BZRVU
虚空 / 西村虚空

 
ひみつ日記

 
 カムちゃんの濡れて泥だらけの服を脱がせて、おしぼりで可能な限り有毒の酸性水を拭き取る。

 俺のトレーナー(アルバトーレ製。スペーススーツの下だったので水をかぶっていないのだ)を着て、配られた暖かい合成ココアをおなかに入れると、ようやく人心地がついたらしい。

「…怖かったの…。人が、死んだの。…まわりで。…いっぱい。」

「うん。」

 精神感応が専門ではない俺にでも人の最期の悲鳴というやつは異様に鮮明に聴こえる。

 まして強力なテレパスだ。ショックは相当なものだろう。

「…お母さんはね。死ぬの、好きだったの。静かだから。…でも…

 本当は、死ぬの、怖いのね…。」

「…うん。」

 老朽化した都市だ。

 水位が、一定して上がって来るというならともかく、いきなり道のわきの壁面が崩れ落ちて鉄砲水を噴き出させたりする。

 巻きこまれて命を落としたのは一人や二人じゃないだろう。

 街路灯はすぐに切れ、非常用の誘導灯もまもなく泥濘に埋まり…

 タツトさんがいてくれて良かった。俺ひとりではとてもカムちゃんと篤さんまでを支えきれなかっただろう。

 でも、そのタツトさんにしても、闇黒のなか、俺とカムちゃんの暗視力がなければ身動きならなかった筈で。


(( ……… 俺に、 紅海を渡った モーゼの力があれば… ))

 すぐ、身近に感じられた、救いをむなしく求める声。

(( … お兄ちゃんのせいじゃないわ。 ))

 驚いたように瞳をみはって、カムちゃんは応じた。

 うんそうだね。でも。

 自分を必要以上に責めるのは俺の病気といおうか、ほとんど趣味だわねと、前にユミちゃんに笑われた事がある。

 確かに常識的に考えれば俺が自虐にはしる必然性はどこにも無いのだろう。

 それでも、現に人は目の前で死んでいくのだ。

(( …もう少し、 もう、ほんの少し、  ”力” が、あれば… ))

 だから俺は考えなくてはいけない。

 還ってきた先祖が扉を開くのだと、その昔、予知者は言ったという…。

(( … 考えるんだ… ))

 …こころを鎮めるとパタンパタンと、奈辺かで ”雑念” の領域の扉が閉じて行く。

 俺が持っている必要な知識だけを洗い出し、見落としていたわずかな断片、関わりのありそうな過去の経験、そんなものが、ゆるく弧を描いて無意識の白い海に浮かびあがる。

「 … お兄ちゃん、寝ちゃったの…?」

 外からの情報は入ってくる。

 でもこちらからの働きかけは遮断して。

 ことばを介さない、この直接思考は自動的な作用だ。

 …そう。

 確かに、深く ”眠る” というのと ”考える” という事は、俺にとっては同義語なのかも知れない…

 膝の上で猫のように丸くなった花夢ちゃんの体を微かにささえて、まどろむように静寂な光のさなかへ、 俺 は、潜っていった…。



 …




(( … こっちよ。 早く。 … ))

 ゆらぐように、泡のように、遠くで呼ぶ声がする。

(( …ここ… まで来れば、手助けしてあげられるわ。

 …だから、 早く… ))


 せかされても、その 場所 が、判らない…。

(( 逆よ。))

 …と、 探る俺に、声はささやく…。



 

 

 

コメント

霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2016年11月30日21:35
 
「1985.9.28.

 …結局、原稿を書かない イコール だらける、であって、

 試験勉強なんて、やりっこない性格なのだったと、悟った。」



…w(^■^;)w…★
 
霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2016年11月30日21:41
 
 
『 クロムウェ~ウェルカ~カムアロン~ロングアンドワイン~インディングロー~ロードオブザリン~ 』

 あ、しまった。ネタばらし…??

 w(^□^;)w…☆
 
 


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