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算命学余話 #R96玄 (page 1)

 前回の『算命学余話基礎編#6』では人体図の読み方の基礎を解説し、それまでの陰占と合わせて鑑定の基礎情報がかなり出揃いました。とはいえ、ここから得られる情報は他にもまだまだあります。

 今回の基礎編では、エネルギーにまつわるいくつかの技法と理屈を解説し、やがては理論拡大して応用技法へと発展するエネルギー論の根本を身に付けて頂きたいと思います。具体的には、以下の項目について論じます。

(1)旺相休囚死

(2)十二大従星指数論

(3)エネルギー論

 

(1)旺相休囚死

 算命学と概ね同時代の易学として、易経というのがあります。古代中国の四書五経のうちの一つで、周易との呼び名もある通り、周の時代に大成した易学です。易経は論語などの人生訓と違って占いの書なので、今日読み直されることは稀ですが、内容は算命学の思想と非常によく似ていて、ほぼ同根であることが判ります。算命学も易経も、自然思想が基になっているからです。

 自然といえば四季です。春夏秋冬はそれぞれに役目があって寒かったり暑かったり、花が咲いたり枯葉が落ちたりするのですが、単純な人間は、花の季節や作物の実る季節をもてはやし、自分の人生もそうあれかしと願います。そのため寒くて実りのない冬のような人生にはなるまいと、不運や不遇を避けて通ることに躍起になったりします。

 

 しかし易経は、冬という季節にも重要な役目があって、ここで休まなければ春に花を咲かせることも秋に実をつけることも叶わない、と説いています。自然が恒久的な循環運動を続けるためには、活動だけでなく休息も必要であり、その休息を如何に効果的に取るかによって、その後の花果の出来栄えに差が出てくるというわけです。

 人間の人生もこれと同じで、自然の中で生きる人間は、人生の春夏秋冬を経験しなければならないし、もし花や実りを享受したいのならば、その前の冬の停滞期に力を蓄えておかなければならない。だから人生にとって冬は必要だし、どう冬を過ごすかが人生の明暗を分けることになるし、冬の時代を忌み嫌ってただ避けているだけの人には、人生の実りは永遠にやって来ない。易経はこのような思想を持っていますが、算命学も全く同じです。


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最終更新日 : 2019-04-29 20:13:55

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