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サンタさんは言いました。

 

『クリスマスまでに、、

ご主人様が新しい飼い猫と出会えるように、

べにちゃんはご主人様にぴったりの猫を探すんだよ!』

 

サンタさんはべにちゃんに魔法をかけました。

 

 

気がつくと、

べにちゃんはもといた世界にいました。

手を見ると透けています。

 

みんなには見えない透明猫だにゃ。


川沿いに小さな子猫がいました。

どうやら、捨て猫のようです。

 

近くにいくと、べにちゃんをみて首をかしげました。

 

『あんた、だれ?』

 

暗闇だと見えない黒猫でした。

でも、黒猫にはべにちゃんがみえるようでした。

 

『君こそ、野良猫かい?』

 

小さな猫はうなづきました。

 

 

 

 

『一週間前に捨てられて、なにも食べていないんだ、、』

 

ちょっとまってて、、

 


べにちゃんはぴょんと飛ぶと、

川から魚をとろうとおもいました。

 

 

 

 

死ぬ前は生魚は大嫌いでした。

でも死んでからは何でも興味が湧いていました。

 

これを焼くと、美味しい焼きサンマの出来上がりにゃ!

(正確には川魚)

 

あれ?おかしいな?

魚は手をすり抜けて取れません。

 

そうだっ、透明人間、、いや透明猫になっていたの忘れてた。

 

しょうがない、このままご主人様のところに行こう、、。

 

ご主人は、疲れはてた顔で

会社から家に帰るところでした。


べにちゃんは黒猫を先導して、

ご主人様の家を目指しました。

 

 

川沿いを落ちそうになりながら歩きました。

この橋の向こう側にゃ。

 

黒猫とべにちゃんは、やっとのことで、

ご主人様の家の前まで来ました。

 

ご主人様が鍵を開けている様子が見えました。

 

でも、黒猫はもう歩けないようでした。

『もうちょっとがんばって!』

 

黒猫は、フラフラで、

ついにバタッとたおれてしまいました。


しょうがないにゃ!

べにちゃんはちからのかぎりにご主人様をよびました。

 

『にゃおーん!』

 

家の電気がつきましたが、また気づきません。

 

中に入りたいな、、。

手をドアにかけると手が、スッと中に入っていきました。

 

あっそうだ、透明猫になったんだったな。

 

 

 



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