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3月

3月

 

20170301(水)

 

 

 

耕人となりて狭庭は花盛り公彦

 

★急に我が家の庭は花や木で一杯となった。

 

 

 

20170302()

 

 

 

春愉し落語の落ちの決まるなり公彦

 

★たくわんが卵に化ける落語を知って。

 

 

 

20170303()

 

 

 

孫思う母の居ますや雛(ひいな)の間公彦

 

★新婚時代二間しか無いところに長女が産まれ、母が送ってくれた十段の雛飾りで一部屋が一杯になった思い出があります。娘は無事二男児の母となりました。最近雛飾りは日の目を見ませんが母は天国から見守ってくれて居ます。

 

 

 

20170304()

 

 

 

薬師寺の塔の突き刺す蕨餅公彦

 

★蕨餅は関西のもの。関東では葛餅。

 

 

 

20170305(日)

 

 

 

啓蟄の蚯蚓談義や犬背伸び公彦

 

★陽気が良くなりみみずも犬も外に出たがります。

 

 

 

20170306(月)

 

 

 

漸くに蟇穴を出て世間知る公彦

 

★春になって自分のいた世界は狭かったと自覚するヒキガエルでありました。

 

 

 

20170307()

 

 

 

新日本歌人の常任幹事の同僚の神奈川の河村澄子さんが亡くなったと今日連絡があった。

 

入院されていたが退院されて快方に向かっていると思っていたのに突然の訃報でした。

 

22日の通夜か23日の告別式に参列すること考えています。

 

昨年発行された平和万葉集巻四には河村澄子さんはこういう歌を寄せていました。

 

 今夜また振る幾万のペンライトうねりとなりて政府を糺す

 

 

 

沿道の花屋も笑みて両手ふる戦争法ノーのデモのわれらに

 

 

 

まさに闘いの中でなくなった人生である。

 

河村澄子さんのご冥福をお祈りします。

 

 

 

合掌!

 

 

 

巣燕や振り向く先の筑波山公彦

 

★今朝のジョギングでは曇天の中に雪を被った筑波山の上部が見えた。

 

 

 

20170308()

 

 

 

黄に染まる春堤の先筑波山公彦

 

★三郷の江戸川土手は今全面にからしなが咲き真黄色である。ホットスポットなので放射線量が高く採る人はあまりいないが。

 

 

 

20170309()

 

 

 

糸切れし凧やどの空飛翔せる公彦

 

★今は亡き父が孫の為に凧を空高く飛ばし、糸が切れてしまい行方不明となったという。

 

私が海外で仕事をしていた時の事である。

 

 

 

20170310()

 

 

 

土手の黄に包まれながら蝶生る公彦

 

★三郷の江戸川土手は現在からし菜の目の覚めるような黄色一色である。

 

 

 

20170311()

 

 

 

被災地は柔らかく吹け雪解風公彦

 

★今日は東日本大震災の6周年。幼稚園の卒園式の頃だった子どもは小学校の卒業式を迎えています。当時浦安から五島に一時避難した孫たちも小1と小3になります。地震と原発事故の被災者にエールを送ります。

 

 

 

20170312()

 

 

 

濁世には関わりのなき寝釈迦かな公彦

 

★釈迦のように生きたいものだが、、、。

 

 

 

20170313()

 

 

 

 https://twitter.com/twryossy/status/841015946730860548…

 

 

 

一泊で岐阜・長良川で行われた新日本歌人の全国幹事会に参加しました。

 

十八楼という150年前からある老舗旅館に泊まりました。

 

 

 

十八楼のいわれはこうだそうです。

 

1688年(貞享5年)俳聖・松尾芭蕉翁が岐阜を訪れた際、長良川畔にあった水楼を「十八楼」と名づけ、かの有名な「十八楼の記」を記しました。

 

このことは地域にとってもかけがえのない誇りとなり、子に孫に語り継がれておりました。

 

それから170年余経た江戸時代末期、この誉れが忘れ去られていること悲しんだ当館の先祖が、地域の宝を再興しようと一念発起し、1860年(万延元年)に自らの旅館の名前を「山本屋」から「十八楼」に改名しました。

 

 

 

おもしろうてやがて悲しき鵜舟哉      

 

 

 

元禄元年(一六八八)芭蕉四十五歳の長良川での作である

 

 

 

句意

 

 鵜舟が目の前で、花やかな篝火を焚きつつ活発な鵜飼を繰り広げる時、面白

 

さはその極に達するが、やがて川下遠く闇の彼方へ消え去るにつれて、何とも

 

言い知れぬ空虚な物悲しさだけが心に残る。

 

長良川温泉はいい所でした。

 

 

 

議決した声明の一つはこれです。

 

内閣総理大臣安倍 晋三 殿 宛に送りました。

 

 

 

ーー

 

 

 

内閣総理大臣安倍 晋三 殿   

 

「テロ等準備罪」=「共謀罪」=「第二の治安維持法」の新設に反対します!                     

 

貴内閣は「テロ等準備罪」法案を三月二十一日に閣議決定し本通常国会に上程されました。

 

共謀罪導入を盛り込んだ「組織犯罪処罰法改定案」は2003年以降、国会に3度提出されましたが、いずれも廃案になりました。 

 

すべての市民が監視・捜査の対象となる「テロ等準備罪」を新設する「組織的犯罪処罰法改正案(通称:共謀罪法案)」の危険な本質は、犯罪は行為であり、思想や内心は処罰しないという日本の刑法の根本原則を覆すことです。

 

 憲法19条の思想及び良心の自由を侵すものであり、憲法第21条で保障された「表現・言論の自由」、「集会・結社の自由」を侵害し、自由に物を言えない監視社会を生み出します。「国際組織犯罪防止条約」を締結する為には「共謀罪」は全く必要ありません。条約締結後に国内法を新設した国は二国しかありません。又、国連の「テロ行為を防止するため」のリストには「国際組織犯罪防止条約」は入っていません。

 

  この法律は共謀罪という特別な犯罪類型を新たに創出するものではなく、幅広く一般犯罪について「共謀」段階から処罰の対象にするものです。その為277の犯罪について共謀罪が成立すると指摘されています。

 

 犯罪の計画や相談、合意をしただけで処罰することは、警察をはじめ国家権力が日常的に国民を広く監視することになります。

 

 「個人の尊厳」と基本的人権が国家権力によって不断に脅かされる状況となります。共謀罪は、憲法の基本的人権の尊重との関係で、重大な問題を孕みます。とりわけ、我々のように短歌等文化活動に関わる者や市民運動団体の活動に重大な侵害、萎縮的影響をもたらす恐れがあります。又電話の盗聴やメール、SNSの傍受が「共謀」の立証の為に横行する社会となる危険があります。

 

 法案は共謀した時点で組織的犯罪集団とみなされるので短歌の集まりも「共謀」があれば組織的犯罪集団となってしまうかも知れません。

 

 幟等の物品を購入する等の行為だけで「共謀」として処罰される可能性があります。物品を購入すること自体は犯罪ではありえず、客観的危険性もないので、結局は、共謀に基づき犯罪をする意思を持っていることで処罰することになります。

 

 一般人か犯罪集団かを決めるのは、政府や警察であり、政府の気にくわない人たちには、犯罪集団のレッテルを貼ることができます。

 

これは逮捕者が数十万人に及んだ治安維持法の現代版とも言えるものです。

 

 岐阜・長良川の地に集まった私たちは、貴殿に「共謀罪」法案を撤回又は廃案にする事を強く要望します。

 

2017年3月27日 新日本歌人協会 全国幹事会

 

(連絡先 〒170‐0005 東京都豊島区南大塚2‐33‐6‐301 新日本歌人協会 電話03‐6902‐0803)

 

 

 

 

 

栗駒や雪形駒の形かな公彦

 

★栗駒山に行った事がある。残雪は模様を残していた。

 

 

 

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幣辛夷共感型の批評たれ公彦

 

★ちょっと無理筋かもしれないが、ちょっと今思っている事です。

 

 

 

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遍路笠同行二人濡れいるか公彦

 

★雨に打たれて遍路巡りをしてみたい。

 

 

 

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桑の芽の柔らかきもの固きもの公彦

 

★我が家の庭の桑の芽も膨らんでいます。触って見たらいろんな固さがありました。

 

 

 

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荒東風や隣の少年青年に公彦

 

★隣に遊びに来るお孫さんは我が家の庭の境に置いてあった鳥の陶器で遊ぶ少年だったが今や少年とは言えなくなった。

 

 

 

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赤椿蕾も何も赤きかな公彦

 

★我が家の椿はまだ蕾です。

 

 

 

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行けざりし子持鯊釣り今更に公彦

 

★新入社員の頃会社の同僚達と三浦半島に鯊釣りに行く筈で家を出たが行き会わず携帯もない時代で断念した苦い思い出が今更思い出される。

 

 

 

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桜咲け河津・彼岸に吉野・八重公彦

 

★今度の49日の花見は吉野か八重か?

 

 

 

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四十二年大沼・小沼氷消ゆ公彦

 

★これではわからないですね。新婚旅行で森岡・北海道と啄木を追って行ったのが四十二年前の今頃です。

 

 

 

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菊分つ父眼裏の深くあり公彦

 

★父は庭に菊を沢山咲かせていた。それを咲かせる為に一年中世話をしていた。

 

 

 

20170323()

 

 

 

骨組みのあらわに見えて屋根を葺く公彦

 

★写真を見たままです。現在日常では行われてない季語は難しい。

 

 

 

20170324()

 

 

 

雪崩るるを恐れ輝く雪渓へ公彦

 

★昔会社の同期生と山に行っていたが雪渓を通過する時は緊張した。

 

 

 

20170325()

 

 

 

みちのくや白き花咲く春祭公彦

 

★栗駒山に行った記憶である。菅原文太の生まれた家もあった。

 

 

 

20170326()

 

 

 

霞立つ行橋の山父と見し公彦

 

★小さい頃伯母のいた行橋に一度だけ父と行った記憶がある。山は桜が満開で驚く程綺麗で霞がかかっていたのを絵に描いた覚えがある。

 

 

 

20170327()

 

 

 

友人の森下實さんが亡くなった。

 

高山から出てきて三郷に出来たみさと製本に努め最後は社長も務め、町内会でも革新運動でも地域のまとめ役であった。

 

追悼の歌を作りました。

 

 

 

森下さんへ    大津留公彦

 

 

 

突然に君亡くなりしと電話あり言葉を無くし携帯見つむ

 

一昨日は庭に居りしと聞きし君今朝亡くなりしと今聞きており

 

高山から出て出版の仕事をし我らが会長たりし君死す

 

まさかまさかこんなに早く逝くなんてそんな馬鹿なそんな殺生な

 

頂いた最後の言葉は「啄木祭頑張ってるね」という一言

 

健康フェスタの焼きそば作りが最後なり一緒にやった活動のこと

 

代々木公園の集会で会いし君なりし暑い暑い日でありしかな

 

花見には君は欠くことの出来ぬ人今度の日曜日君は居ない

 

 

 

雨上がる岸に並べる観潮船公彦

 

★岐阜・長良川の川べりで鵜飼の船が並ぶのを見て作りました。

 

 

 

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弥生なる天守閣世を睥睨す公彦

 

★昨日登った岐阜城の天守閣からの眺めは素晴らしく世の中を平定した気分になった。

 

 

 

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ゴム風船消えて真っ赤な花となる公彦

 

★庭のチューリップが揺れてます。

 

 

 

20170330()

 

 

 

初雷や土手の黄の花脅かす公彦

 

★江戸川土手はこの時期からし菜の黄で覆われている。

 

 

 

20170331()

 

 

 

春心妻とま向かうこと増えし公彦

 

★昨日は妻と六義園に行きました。四十二年前結婚式の案内状に載せる写真を撮って貰う為に仲間と行った所です。それ以来の訪問で昨日はその結婚式の記念日でした。枝垂れ桜が綺麗でした。