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マギーとの1年

マギーがわが家にやってきて1年が経とうとしています。

わが家のリビングはドッグランと化し、部屋のクロスは破られ、

ダイニングの椅子はかじられボロボロ、その他多くのところが

マギーの洗礼を浴びています。

それでも1年で少し成長してくれたようで『ダメ』といえばやめ

ることはできるようになりました。

もっとも、すぐに忘れていたずらはさっそく再開されます。

 

犬に限らず生き物と生活するのは結構大変なものです。

理由は、人間の思うままにならないからです。

人間は、あらゆるものを自分のコントロール下に置きたいという

衝動をもつ生き物だからでしょうか。

自分が思っていることがなんでもできると考えている節がありま

す。

そう言う私もですが。

 

マギーの成長過程においてもしつけと称して自分のコントロール

下に置こうとします。

エサでつることが多く、エサがなければ簡単に私の期待を打ち砕

いてくれます。

今朝も私の動きをみながら自分のポジションをしっかりと維持し

ていますし、自分の生活圏と安全圏をみごとなまでにコントロー

ルします。

おしっこにいきたければ、私を呼び(遊ぼうというサインとは、

ちゃんと違うのです)、ドアを叩き、明確な意思表示ができます。

ここまでくるとしっけをされているのは、犬のほうではなく私の

ほうでしょうか。

妻が言う『犬に使われているのよ』が当たっているのかもわかり

ません。

それでも犬との毎日は楽しさや面白さの連続です。

 

犬は感情表現が豊かで人間の心を和ませてくれますし、しぐさは

人間がみてもとても可愛いものがありますから長いパートナーと

して生きたきたのでしょう。

二代目のミニチュアダックスは、とくに観察力と認識力が高いと、

思われ、しかも自分をしっかりともっていますから人間との距離

 

 

 

感もなかなかなものです。

べったりでもなく、かといって離れているわけでもなく、微妙な

距離間で私たち夫婦と接しています。

その意味では、夫婦ともにマギーに使われているのかもわかりま

せん。

 

初代のパフィーは、ゲージの中に入れると自己主張しておしっこ

シートは無残な状態、ゲージから出してくれと声を荒げて抵抗す

ることが年中行事でしたが、二代目のマギーは、自宅でも車のゲ

ージの中でも、ゲージに入れると見事なまでに良い子になってし

まいます。

今まで元気に遊んでいてもゲージの中に入ると静かになり、おと

なしく寝てくれます。

車の中では、眠たくなければ、良い子でゲージの中で座っていま

すし、自宅でも車の中でも出してくれるように駄々をこねること

がありません。

その点では、初代のパフィーと違って手がかからない犬でしょう

か。

旅行や妻の実家にいくときでもとても良い子ですから移動が楽だ

し、妻も安心して助手席に乗ることができると喜んでいます。

とにかく自分のポジションをよく理解できている犬のようです。

 

私は自分のポジションを主張しすぎるくらいですが、もっとはや

くマギーに出会って自分をポジションの取り方を学ぶべきでした。

会社でも愛される人間は、案外このようにポジション取りがうま

いような気もします。

私は自分がいるべきポジションを強引に突き詰めるほうでしたか

ら上手くいく場合もありますが、長い時間軸でみればあまりよい

結果は得られなかったように思います。

また、マギーを見ていてわかることは、相手を理解しながら自分

のポジションを作るうまさでしょうか。

絶妙です!

 

身近な生き物からも学ぶことがたくさんあります。

意外と人間は自分を知ることがむずかしいものです。

このことは長く自分の中にある哲学的な課題です。

 

  

 

それにしても犬との生活は、私にはとても合っているようです。

まだ、1年間の付き合いですが、いろいろなことを知り、散歩

でも新たな出会いがあり、そしてかわいらしいしぐさで日々の

生活を豊かにしてくれます。

散歩ですれ違う多くの人たちからも可愛いですねといわれます

から本犬も幸せな犬生でしょうか。

偶然の出会いですが、この偶然が私たち家族にとってもマギー

にとっても良き人生と犬生を作ってくれているように感じます。

そして、マギーが、初代のパフィーを思い出させてくれるので

すからこんなに幸せな時間はありません。

 

本犬は朝寝中ですが、これからも良きパートナーとして長くい

っしょに歩いていきたいものです。

 

 

 


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最終更新日 : 2018-10-03 11:17:13

この本の内容は以上です。


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