目次
第1章 あ行
あいいん 合印
いけん 意見・異見
おうばん 椀飯・埦飯・垸飯
いそのかみ 石上
うえぶし 上臥
うらしょうや 浦庄屋
うんじょうぎん 運上銀
えび 海老・蝦
第2章 か行
かいしょ 会所
かたかな 片仮名
かちゅう 家中
かっこ 羯鼓
かな 仮名
かみ 上
かりょう 過料・科料
かんじん 勧進
きじます 木地枡
きせん 木銭
きちん 木賃
きちんやど 木賃宿
きょうこう 向後
きょうます 京枡・京升
きんじゅう 近習
ぐそく 具足
くちまい 口米
ぐんだい 郡代
こおり 郡
こしょう 故障
第3章 さ行
さしまい 差米
しおき 仕置
しちしゅつさんふきょ 七出三不去
しもじも 下下・下々
しゅごしき 守護職
しゅっせい 出情・出精
じゅんたつ 順達
じょうだいよう 上代様
しょうや 庄屋
そうごう 僧綱
そうしょうや 惣庄屋
ぞうに 雑煮
第4章 た行
たなご 鱮
たのもし 頼母子
ちぎょう 知行
ちぎょうしょ 知行所
ちご 稚児
ちごこしょう 稚児小姓
ちんぜいぶぎょう 鎮西奉行
つるかけます 弦懸枡・鉤掛枡・弦掛枡
てんどく 転読・轉讀
どうぼう 同朋
どうぼうしゅう 同朋衆
第5章 な行
にゅうめん 煮麺・入麺
ねんぐ 年貢
ねんごう 年号
第6章 は行
ひき 疋・匹
ふくいさくざえもん 福井作左衛門
ふらち 不埒
ぼうじくい 榜示杭
第7章 ま行
まぐろ 鮪
ます 枡・升・斗
ますあらため 枡改め
ますとり 枡取・升取
ますまわし 枡廻・升廻
めざし 目刺
もんちゅう 問注
第8章 や行
やきだち 焼太刀
第9章 ら行
れきし 歴史
れきしがく 歴史学
第10章 わ行
わうはん 椀飯・埦飯・垸飯
奥付
奥付

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あいいん 合印

合印 あいいん。「あいじるし」とも読む。

 近世から近代にかけて、金銭や米穀などの諸品の支出・収納の額・数量の正誤を確認するために使用された〇に合のかたちの印形。おもに幕府・藩の、財政・年貢収納関係、農村の年貢徴収・小作料収納、漁村の漁税徴収・漁獲物売買、都市の地子銭・家賃の徴収や、商品取引・金銀貸借などの元帳・台帳・決算簿のような帳簿や証文類に記載されている金額・物品数量と、個々の金銭・物品の出納関係文書の記載額・数量を照合し、合致した時、この印形を前者の記載数字の上部に押した。

 また、勘定所が起印した米金支払証文に対して、村方三役が印を押して、再び勘定所へ差出し、留帳と合せ、そのうえで確認の印として丸に合の字の小さな印形を押すこと。これは、確認の手続きとして必要な印判であった。


いけん 意見・異見

意見 いけん。 異見とも書く。

 

 ①天皇の詔によって、律令官人から徴される政治上の問題についての見解。こうして上奏される密封の意見書を意見封事という。

 ②中世では、一般的な個人的見解をいう。

 ③室町幕府訴訟制度上の判決原案作成手続。室町時代中期以降、幕府の訴訟決済は将軍親裁であったが、将軍は判決原案を右筆衆に諮(はか)った。その答申を意見、記述文書を意見状という。

 ④惣庄、惣村、あるいは領主などの間での二者の相論に対する中人(ちゅうにん)の調停。

 ※中人は、仲人とも書き、中世には、とくに争論の仲裁をする人をさした。江戸時代以降は、結婚の仲介をする媒酌人をさすようになった。

 ⑤近世では、諫戒・忠告の意に用いられた。


おうばん 椀飯・埦飯・垸飯

椀飯 埦飯・垸飯とも書く。おうばん わうはん。 ワウはワンの転。

 椀に盛って進める飯。盛んな饗宴。供応のために設ける食膳または人を供応する意。広く饗応にもいう。『貞丈雑記』に、「椀も埦も同字也。旧記には多く埦の字を用ひたり。又垸字を用ひたるものあり。是誤也。垸はクワンの音、別也。埦飯の飯の字は盤の字にて垸飯と書くは誤なるべけれども、昔より用ひ來れることなれば改がたし」とある。

 平安時代、公卿が殿上に集会した時、一人または数人に命じて衆人を饗応させたこと。歳首・吉事にあたり、宮中に参集した朝臣の何人かに課して殿上をはじめ台盤所・武者所などで会衆に供応させた。

 鎌倉・室町時代、宿将・老臣が毎年正月元日・二日・三日・七日・十五日などに将軍を自分の営中に招いて盛宴を張ったこと。武家では、歳首・慶賀・遊覧の時などに、家臣が主君を供応して主従関係をより緊密にした。

 鎌倉時代以後、歳首埦飯は幕府の恒例となり、足利義満のころになって日時と担当の家を定めた。

 文禄四年十月に大友吉統が作製した『當家年中作法日記』によると、「朔日椀飯、直入郷ヨリ調ニ付て、越年也。……椀飯奉行、先代ハ、下郡上総介、同備後守、疋田越前守、志村越後守、葛城山城守也」とあり、二日の項には、「椀飯、緒方庄ヨリ調之條、戸次右近大夫越年被申、志賀同前、朔日出頭候」とあり、三日の項には、「從高田庄、今日之椀飯、勤申候。朔日、二日ニ替、殊之外、馳走候。東北國之、珍肴ハ不及申、近年ハ、大唐、南蠻、高麗菓、已下進上也。白鳥十、靏廿、鴈三十、水鳥百、雄百、兎狸五十、以上三百竿參候。夜半程迄、亂酒にて、祗候のかたかた、沈醉申候」とある。

 江戸時代以降、民間で、人を供応することを「大盤ぶるまい」というようになったのは、この「椀飯」に由来する。

 

(製作中)

 


いそのかみ 石上

石上 いそのかみ。

 「ふる」(旧る・降る・振る)にかかる枕詞。

 奈良県天理市石上辺の郷名「石上」に布留(ふる)という所があることに因る。

 


うえぶし 上臥

上臥 うへぶし・うえぶし 「うはぶし・うわぶし」とも読む。

 

 禁中の宿直・禁中に宿直することの意。



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