閉じる


<<最初から読む

10 / 11ページ

何も生み出さないFX

 

最後に、僕が一番伝えたいことを記します。

例え、FXで利益を出していても。

ある程度、十分稼いだら、きっぱり足を洗うべきです。

僕はFXを4年やってきて、トータルで利益は・・・ゼロです。

そんな自分が言うのもおこがましいのですが。

僕がFXを始めた当初、youtubeでFX商材を売っている青年がいました。

その青年は自称、数年で成功を収めて全国を飛び回っている、と豪語し、傍から見てもとても羽振りが良い印象ではありました。

一度お勉強を兼ね、その人のメルマガを登録したんですが。

その人、100歩譲って、確かに成功はした?のかもしれないけれど、言葉遣いといい、話す内容といい、なんというか・・・全く教養が感じられなかった(笑)

あれでは、こちらとしてもFXのことを彼から学ぼうとする以前の問題、と感じてしまいましたね。
(そのうち、その青年は、ネットから全く見かけなくなりました)

最近も株の方ですけれど、やたら何億稼いで、一等地のマンションを購入して、他に音楽活動で誰某をプロデュースしているとか。

その音楽活動に関しては、おそらく世間一般の人は誰も知らないし、今後も知られない(笑)

ホントは逆で、音楽活動でそれなりに名を馳せた人が、実は株でも何億稼ぐ、となれば、とても粋でカッコイイんですが。

偏見を恐れずにいえば、投資でとりあえず成功しましたと宣言して世に知られるようになる、こういった人達は、だいたい品が無いんですね。

それはやっぱり、投資を行うということ自体に関係があると思います。

かつてはジェイコム男という、一瞬にして数十億ドル稼いだトレーダーがいました。

彼は、そんな大金を稼いだにも拘らず、「その金で何をしたらいいかわからない」が口癖だったそうです。

だからそんな人がいきなり金を持つと、プライベート・ジェットでも買って(日本だったらポルシェとか)見せびらかしたり。

いやまあ、うらやましいんですが(笑)

人生の、世の中の、本当の意味での価値となるものは、FXではなにも生めない。

極端なことをいえば、一生、投資だけで稼いで生きるということは、世の中が未成熟であることをよしとする「元凶」たる連中と同列、といえましょう。

僕の場合、FXをやっていた4年間は、お金を稼げないという苦しさよりも、元々余裕のない生活に輪をかけて、寝ても覚めてもFXのことばかり考えるようになってしまい、やがては自身の社会におけるアイデンティティまで失われるような思いに苛まれました。

今までやっていた趣味すら楽しめなくなったし、周りの知人とも段々距離を取るようになってしまった。

これは要するに、FX中毒に陥った、ということだったんですが。

まさに、向いていなかった、と言えます(笑)

お金は手段、という意見があります。

そのお金で何をするか、ということが、人生にとっては重要という意見、一見正論です。

でも、逆にお金自体の方が目的になったとしたら、今の日本で生活をする自分たちにとって、それを覆せるほどの説得力は、実はそうそうあるものではない、かもしれません。

きれいごとではないというか、自分の場合、それが、FXから抜け出せなくなってしまった要因でした。

でも。それでも。

人間はいつかは死にます。

自殺にしてもなんにしても、僕たちはいずれ死にます。

別にスピリチュアルなことを語るつもりはありませんが、人間社会で自分が死んだら終わり、と考えた時、後に残された人達の世界がより「成熟」に向かう為の爪痕(つめあと)を残せたら、自分が死ぬときにそんな思いに少しでもなれたとしたら、案外幸せなんじゃないか、と、段々考えるようになって。
(FXで稼げずにやめてしまった人間の負惜しみ、と思われても仕方ありませんが)

某アニメのセリフじゃないけれど、未だ、世界は残酷、です。

これからだって、日本の未来は、政治にしろ経済にしろ近隣国との関係にしろ、深刻な問題は山積みです。

現実を直視すれば、むしろ絶望の淵と隣り合わせで生きている自分たちが、ちゃんとした夢を持つことなど、これからだってとても難しいかもしれません。

ただ、そういった現実を愚痴って呪ってみたところで、同じ場所に立っているという点で、考えようによっては、自分たちは、未成熟たる「元凶」たちの末裔、といった面も少なからずあるのかも。

だとしたら、もしそういう自覚に立つのなら、そんな先人たちを、他人事のように、非難・中傷したところで、なにも変わらない。

そういった呪縛?から自分を解き放つためには、自分自身で主体的にそれらを打開していけるような「爪痕」を残すしかない。

爪痕のなんたるかは、人それぞれとしても。

別にヘンな夢など持たず、普通に仕事をして、普通に家族を大事にすることだって、りっぱな爪痕。

だったら。

どうせ死ぬなら、少しでもそんな思いになりたいと思い、まずはこんな稚拙なサイトを作った次第です。

何も生み出さないFX、そんなものに、今後もしがみつくのか。

いたずらに未成熟な社会に埋もれ、みじめな末路になるところを、必死で這い上がるのか。

ということで、このサイトによって、これをご覧になったあなたにとっても、FX投資への気持ちがしっかり踏みとどまり、そして少しでも価値ある方向に軌道修正して頂けることになったとしたら。

こんな僕としても、とても嬉しく思えるのではないかと。






ご清読、ありがとうございました。

 

 

 

http://nolifefx.blog.fc2.com/

「FXなんて、やめなさい」より

 

 

 

 


奥付



FXなんて、やめなさい


http://p.booklog.jp/book/122837


著者 : hirofumi
著者プロフィール:http://p.booklog.jp/users/hirofumifumi/profile


感想はこちらのコメントへ
http://p.booklog.jp/book/122837



電子書籍プラットフォーム : パブー(http://p.booklog.jp/)
運営会社:株式会社トゥ・ディファクト




この本の内容は以上です。


読者登録

hirofumiさんの更新情報・新作情報をメールで受取りますか?(読者登録について