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利益はどこから、損失はどこへ


僕は株をやったことはないので、あまり株についてお話出来ることはないんですが、お金でお金を作るということに関して言えば、株もFXもあまり変わりはないでしょう。

投資トレーダーの視点では、たぶん株もFXも一緒。

では、ここでは企業側(株を買われる側)の視点で、自分みたいな素人目ではありますが、考えてみることにしましょう。

そういえば、自分の知り合いで煎餅(せんべい)好きな人がいて、その人、好きが高じて煎餅で有名な企業の株を持っている、なんて言っていましたっけ。

そういう人は、株を持っているといっても、勿論大した額ではないでしょうが、株主優待などを利用したり、とにかく末永くその企業を応援するサポーターのような立場で、その存在は、企業側からしてみれば微々たる存在価値だとしても、とても大事な株主となり得ている、と思います。

ではその同じ株を、単に投資対象として利用するだけの人を、企業側はどう見るか。

そりゃ、上がった株は、企業としては買ってもらいたいでしょうが、さらに上がってから売り抜けるという行為に対しては、眉を潜めてしまうでしょうね。

これが大量の株を買い、後に売りに転じた場合、額によっては極端なことをいえば、その企業は潰れます。

まして、大地震等の天災で被害を被った企業の銘柄を大量に空売りしたりする行為は、人の道としてどうか、と。

まあ、株は、明らかに、どちらかが儲ければどちらかが損をする、ゼロサムゲームといわれる所以です。

それでは、FXはどうか。

以前、自分は、とある専門家?に、FXはゼロサムか、ということをお聞きしたことがあったんですが・・・

その方は正直わからないとおっしゃっていました。

それを鵜呑みにするわけではないのですが。

確かに、株でいう銘柄を通貨として見た場合、あまりにもその通貨に関わる人の数が膨大すぎて、一概に「ゼロサム」などという言葉では片付けられない、ということなのでしょう。

その辺を、もう少し突っ込んで考えた時・・・ちょっと恐ろしいことに気付けた気がします。

なにかというと、確かに上辺では、FXで儲けを出した人はいるかもしれない。

でも、もっと大きな視点で見た場合、そもそもFXに関わることで得をする人は誰もいないのではないか、ということです。

このことを考えるにあたり、一つ格好のキーワードがあります。

それは、金融操作(特に金融緩和)。

この金融操作、自分なりの解釈でいいますと、それは、国家規模でのインサイダー取引、のようなものだと思っています。

それによって、損をした人は、その金額(おそらく、多少レバレッジも効かせているでしょうから、その効かせた額)

そして得をした(と思われる)人は、その代わり出た損失発生額が、その国の金融操作の受け皿になっているのではないか。

金融操作が行われれば、一見、通貨価値の調整?みたいに思われがちですが、それで日本国が円安(もしくは円高)にどんどん振れていくことになるわけで、どちらに転がっても、ますますモノの価値ブレが広がってしまうことでしょう。

金融操作は、現在、為替変動制を主とするアメリカを中心に、主要各国も行っています。

そこに、さらに自分たちがFXに関わることによって、ますますその金融操作に拍車がかかる、としたら。。。


アメリカの憂鬱

 

そもそも、FXをやる日本人は、アメリカというところをどんな風に思っているのでしょうか。

僕がFXをやるきっかけになったのは、ちょっとヘンな動機ですが、当時興味があった世界経済やら金融関係やらの本を読んだことによります。

そこで日本が、アメリカ国債等、あの手この手でアメリカに根こそぎ「円」を持っていかれている現状?を痛切に知り、一国民?として、ささやかにでもアメリカからお金を取り戻すような思いで始めました。そうです発想が激しく安直です(笑)

自分がFXを始めた時期は、既にリーマンショックは過ぎ、レバレッジも国内では25倍制限に据えられたことで、それほど世界情勢に左右される事はなかったんですが、それでも自分の力量次第で、それも短期間で極端な結果が顕になるFX。

多くのにわかトレーダー?と同じように、僕自身、地獄の4年間を味わうことになります。

話をアメリカに戻します。

自分もなんだかんだいって、お金のためにFXを始めました。

FXをやっている人のほとんどがお金のためなのは当たり前です。

それはいいんですが。

いわゆるファンダメンタルズという点においても、本当のアメリカの思惑、みたいなことを考える人は、FXをやっている人の中にどれだけいるでしょうか?

例えば。

FXの相対取引という性質上、組み込まれている仕組み、スプレッドというやつ。

これ、なんで通貨ペアによって幅が違うんでしょうか。

もっと言えば、おそらくどのFX取引会社も、対米通貨が一番狭いスプレッドになっています。

結論を言ってしまえば、それは、米ドルを取引して欲しいための誘導作戦ですね。

世界百数十カ国もある中で、それぞれの国からFX参戦してくるとして、その取引対象はズバリ、アメリカなのです。

これは何を意味しているのでしょう?

ここ近年は、いわゆるアベノミクスというやつで、世間では、FXで儲かった、と言っている人がチラホラ見受けられたような気がします。
(ホントのことを言っているかどうかは別として)

仮に儲かったとして、インフレ時は、例え日本人が対米通貨のやり取りで儲けても、アメリカの損にはなりえません。

その尻拭いは、日本の円安であり、日本の増税であり、日本によるアメリカ国債の購入、です。

そう考えた時、例えFXで儲けたとしても、儲けた人間が日本に住んでいる以上、「日本人」として、本当に儲かったのかどうか、甚だ疑問に思わざる負えません。

こういったことが、世界各国でそのご当地トレーダーが対米通貨でやり取りをする・・・なんとなく空恐ろしくなってきます。

といいつつ、どこが損だろうが、儲かったらこっちのもの、と思ってしまうのが典型的なFXトレーダーの心情なのでしょうか?

個人的に感じることで、FX関連のサイト、書籍、セミナーの類で共通していることがあります。

為替という存在そのものの善悪については全く語らない、ということです。

まあ、ある意味当然です。もし為替変動自体が「悪いこと」だとしたら、FX業界の瓦解?です。

FXに関わる人、動かす人は、一見、ファンダメンタルズにしろ金融情勢にしろ、要するに今後の経済を見通す高尚な人?が関わるのではと思いきや、全くその正反対で、もしかすると、ギャンブルをやる人以上に目先の金に執着している人たちが大半、なのではないか。

そしてそういう人たちが、つまるところ、米ドルの買い支えの一端を担がされているのではないか、と。

僕はこれでも?まだまだ判っていないことだらけかもしれません。

ただ、今はネット環境もあるし、特に日本は、書籍にしても、それなりに優良な情報を仕入れるにはとても良い環境にあると思います。

そんな今の日本で、現在のアメリカを考えるに、一言でいうと、いろいろな意味で「とても病んでいる国」であるとの結論を導き出すことは、いたずらに思考停止をしない限りにおいてはそんなに難しくないと思います。

まず、なんといってもアメリカの経済状況。

というよりも、アメリカという国は、経済という点では、かのTPP交渉で鑑みるに、今、「売り」に出来るものが何もない、ただ軍事力に任せて威張っているだけの国に成り下がっている、といったイメージでしょうかね。

そして、あのリーマンショック後は、ハイパーインフレの脅威に晒されている状態から今も抜け出せずにいます。

それをなんとか踏みとどまらせているのは、基軸通貨国としてのヘンなプライドから成せる各種政策と、日本が行っているアメリカ国債の購入です。

そのおかげで日本にもハイパーインフレの波が押し寄せる、というような主張もあるぐらい。

更に、いずれAIIB=中国人民元を基軸通貨?とする構想が現実となった時、米ドルに対する影響がいかばかりのものになるのか、そのAIIBに不参加表明をした日本にとっても。

さて、そういったことまで判って、かつ、FX取引をやっている日本人は、どれだけいるのでしょうか?

ちなみに、アメリカ(しいては全世界)がどんどんおかしくなっていく状況には、元々とても大きな「元凶」があります。

???なにがおかしいの?
というような人、いるかもしれません。

それを語る前に。

アメリカの通貨であるドルは、実はアメリカ政府で作られていない、ということ。

まあ、こんなことも、全く知らないでFXをやっている人は、案外多いんじゃないでしょうか。

 

 


銀行の常識

 

最近、いわゆる消費者金融からの過払い金を取り戻す、といった感じのCMがよく流れていますね。

世間はそれだけ、消費者金融から気軽にお金を借り、また律儀に返済しているのかなあ、と。

十数年前からだったと思いますが、国で決めた利息制限法を利用して、いままでグレーゾーンであった金融業者の金利を見直して交渉するという行為。

ちなみに過払い金交渉は、わざわざ弁護士に依頼しなくても自分でちょっと調べれば、役所に行って手続きするような感覚でカンタンに取立て出来るものです。

ある意味、イッパシに大の弁護士がしゃしゃり出てくることはないという(笑)

まあ、日本の弁護士業界は、一部の敏腕な方々?を除いて、大多数が基本的に暇なのでしょうね。

金融業者からしてみれば、最初に決めた契約(金利)でお金を貸しているのだから、ある程度経ってから利息制限法なんて持ち出されても困ってしまうのが道理だと思うんですけどね。

あいにくそんな業者を助ける、心ある弁護士などいない(泣)

本当は、そんな暇な?弁護士の方々に、是非やってもらいたい仕事があります。

それは、銀行に対して、銀行に預けたままのお金を国民に戻してもらう、という仕事。

えっ?銀行に預けたお金はいつでも引き出せるのが常識でしょ、と思っている人。

本当言うと、それは常識ではありません。

まず、銀行って、どういうところか?

仮に、皆で預けたお金を、今度は皆で一斉に引き出そうとします。

これが引き出せないんです。

銀行とはそういうところです。

もちろん、お金を預ける(運用する)システムによっては、預けた時期から五年だの十年だの、引き出せない期間というものがあって、それは致し方ないのですが。

というか、また極端な例かもしれませんが、大恐慌等、銀行の業績が悪化し、そこの預金者が殺到したとして、その際銀行が「取引停止」という意思表示をすること、これは国で合法とされています。

更には銀行の合併、再生の際には決まって税金の投入がされます。

実際、過去において世界中の銀行で、何度となくそういうことは行われています。

日本で一番有名なのは、言わずと知れた、バブル崩壊。

さすがにいまのところ、庶民レベル?で影響を受けた人はそれほどいなくても、ある程度資産のある人や土地を持つ企業などが軒並み銀行の被害に遭っています。

さらに銀行を立て直す際の税金投入を考えれば、間接的被害はほぼ全国民です。

こういった仕組み、システムは、先進主要国はだいたい似たり寄ったりです。

そしてこういった銀行の仕組みを構築した大元が、そもそもの「元凶」でもあるわけです。

 

 


もはや陰謀論の域?

 

既に何度か、金融操作(金融緩和)といった言葉を使いました。

僕は、金融操作自体は、そう悪くはないと思います。

未だ未成熟な社会ゆえ、しかたがないというか。

難しい仕組みは省きますが、要はその国の経済状況に合わせて自国通貨の供給量を調節することが必要なのは、誰の目に見ても明らかなことです。

ところが日本は、特に戦後、経済大国と謳われるようになってから、金融操作自体が自国にとって正しく行われない国となってしまいました。

どうして正しく行われなくなったのか。

戦後、同盟国となったアメリカの経済(借金)を支える為です。

すなわち莫大な米国債を日本が購入すること。

これこそが現在のアメリカに対する唯一の日本の役割、になってしまいました。
(近年では、あのユーロもそういったドル支えとしての役割を担わされています)

これは、戦後、日本がアメリカの属国になってしまった以上に、アメリカ自体が政府としての通貨発行権を持ち得ないが故に、どうすることも出来ないのです。

かくして、米国債購入の資金を捻出をするため、日本の金融政策はいびつなものに成り果てました。

そしてこれはもう、無限ループになりつつあります。


その「元凶」たる、アメリカにあるFRBという組織(連邦準備制度理事会)。


アメリカ国内でも、これらの勢力を無くそうと奔放する人々がいたようですが、ことごとく暗殺?されたり、場合によっては戦争?を仕掛けられたり。

日本でもある政治家が、「そのこと」について少し言及しただけで株価が暴落したり。

冒頭に、ある人に100円でパンを売り、またある人には同じパンを300円で売ること、すなわち為替の溝を埋めない行為を「未成熟」と言いましたが、まさにFRBに関わっている連中の考えている事は「未成熟」そのものなんですね。

とまあ、こういったワケで、FRBは、ある意味とても有名なのですが、その成り立ちについては、もはやどんどん脇道にソレていってしまいますのでここでは省かせていただきます。

もし知らない方は、興味があったら是非調べてみてください。とても面白いですよ。

まあこれ以上は、自分も命が惜しいし・・・命あってのモノダネです(苦笑)

これらのことから、あらためてFXを見てみると。

・・・その「元凶」たる連中に支配された、未だ未成熟な社会の産物の代表格、と思われますがいかがでしょうか。

 

 


FXの本質

 

いままで長いこと?ツラヅラと記してきたのですが、実際、FXトレードをやっている人からしてみれば、FXに関する話としては、ちょっと距離感のある話でありましたかね。

最近、ある学生カリスマFXトレーダーが書いた本に、FXは、自動車の運転みたいなものだ、と。

笑えます。

車の運転に例えるなら、走行している最中に、陥没している箇所にハマってしまう感じ、とか。

もしくは、走行している最中に、狙撃手からライフルで狙われる感じ。なんとかすり抜けても、また新たな狙撃手が・・・

きっと、この学生さんもそんなことを思いつつ、表面的に「自動車の運転みたいなもの」と書いているんです、本を売るために。



・・・これからは、もうちょっと実践的というか、身近な視点からFXを語ってみたいと思います。

さて、数年前のサブプライム・ローンの崩壊、という経験は、近年における世界金融市場における一大事件でもありました。

このサブプライム・ローンとFX、実は仕組みが少し似ているところがあるので、一素人目なりに説明することにより、もっとFXの本質?をエグってみたいと思います。

まず、サブプライム・ローンって、なんぞや?

簡単に述べると、低所得者に対する住宅ローンの貸付、です。

住宅ローン自体は、別に特別なことではないのですが、低所得者、ここが「穴」なんですね。

普通、ローンの貸付は、ちゃんと返済能力がある人(プライム)に貸しますよね、審査などをして。

低所得者(サブプライム)の定義は、ハッキリいって、その返済能力がない人のことをいいます。

審査など、していないようなものです。

では何でそんな人達に貸せるのか?

ここは、レバレッジですよ。

これを使えば銀行はハッキリいって痛くも痒くもない。

そのカラクリを説明すると、通常、ローンを組む時、頭金を払いますね。(銀行ではそれを準備金ともいう)

それさえあれば、信用創造という名の貸付金が現出するんです。

1万円をFXで運用する場合、25倍のレバレッジボタンをポチっと押すとあら不思議、25万円で運用するのと同じ状況になるという、アレです。


だから本来、あまり大きな声では言えないけれど、銀行の貸付審査なんて、無意味なんですね。

一応、世間の常識の手前、タテマエで、返済能力のある人ない人、とやっているだけに過ぎません。

おそらく、ある意味?画期的だったでしょうし、とにかく、低所得者にローンを貸し付ける、唯一のメリットは、プライムな方々よりも全世界規模で圧倒的に多いサブプライムな人達の数、なのです。

ということで、アメリカをはじめ、全世界に波及していったサブプライム・ローン。

各国の証券会社、さらにこのローンを元に作られた金融商品を購入した投資者なども巻き込んで、もうあとは焦げ付きが膨大に膨らもうが不良債権が続発しようが、その反面、「元凶」たる大元とその仲間たちは儲けまくった?のです。

ただ、儲けても建前上は赤字。

その赤字を公に計上したために世間は一大パニックを引き起こした、という寸劇です。

サブプライム・ローンの崩壊については、まあこの辺にして。

自分達、FXをする人間にとっても、この信用創造(レバレッジ)という仕組みには気を付けるべきです。

銀行は、100万円あるから100万円貸すと思ったら大間違い。

10万円(下手したら1万円)で100万円が作れてしまうという不思議。

自分達のような「サブプライム」人は、レバレッジを最大限使って、大体は大損喰らいます。

問題なのは、喰らった損失の規模。

別にレバレッジを掛けたからといって、FX会社は実際のお金を貸してくれているわけではありません。

でも損失になった場合、元手はこれっぽっちしかないのに、その何十倍もの金額で運用したような損失を被ってしまうという。

多くのサブプライム・ローン被害者のように、支払い不能になって家まで持っていかれてしまうような惨状。

いまさらいうことではないでしょうが、投資額に最大のレバレッジを掛けて運用することは、ハッキリ言ってギャンブルです。

ギャンブルはハッキリ言って、普通の凡人が手を出すと負けるもの、です。

まさに「サブプライム」な人々にとって、FXをやることは、地獄、なのであります。

 

 



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