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擬態の民主主義国家

       擬態の民主主義国家

 

 私は、日本の戦後体制の問題点を指摘したが、第二次世界大戦後の日本が戦後体制以外の道を歩むべきだったと言うつもりは無い。それは、第二次世界大戦後の国際秩序の中で日本が生き残っていくためには、アメリカの意向や世界戦略に従わざるを得なかったからである。なぜなら、第二次世界大戦後の日本にとって、アメリカに逆らうことは自滅を意味するからである。第二次世界大戦の結果、アメリカ陣営に属することになった国々は、否応なしにアメリカの唱える正義を受け入れざるを得なくなってしまった。アメリカの唱える正義によれば、日本を含めた世界の全ての国は、最終的には欧米流の民主主義国家にならなければいけないことになっている。従って、第二次世界大戦の敗戦の結果としてアメリカに従属することになった日本は、明治体制のような天皇制国家になることも、社会主義国家になることも、超大国であるアメリカが容認しない以上は不可能だった。しかし、近代国家の伝統が無い日本には欧米流の民主主義国家など成立しない。そこで、第二次世界大戦後の日本がアメリカの支配する国際秩序に適応し、国民の利益を守るためには、戦後体制という欧米流の民主主義国家の「化けの皮」をかぶるしか無かったのである。戦後体制は、アメリカにとっては日本を軍事的・政治的に封じ込めて従属させるための手段であるが、日本にとってはアメリカを中心とした国際秩序の中で国家・国民が生き残るための手段だったのである。
 第二次世界大戦後の日本は、欧米流の民主主義国家を形だけ真似ただけの、擬態の民主主義国家に過ぎないのである。第二次世界大戦後の日本は、アメリカが超大国としての政治力を失い、アメリカを中心とした国際秩序が消滅するまでは、とりあえず、擬態の民主主義国家を演じ続けるしか無いのである。

 

 

 

 

 

                終わり

 

               令和元年9月20日

 


「民主主義は虚構だ!」を読んでいただき、ありがとうございました。

 

 「民主主義は虚構だ!」を読んでいただき、ありがとうございました。

 

  

 

 


                著者自己紹介

 

        氏名             宮本一也(みやもとかずや)
        性別             男
        居住地            山梨県
        生年月日           昭和37年3月3日
        職業             非正規社員   

        愛車       トヨタ の ビッツ  
          好きな食べ物   ラーメン

 

 

 

 

 

    

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