目次
【1】はじめに
【1】はじめにー①
【1】はじめにー②
【2】子ども達とのエピソード
①「わーい!自分でできた (9歳のあきちゃん)」ー①
①「わーい!自分でできた (9歳のあきちゃん)」ー②
①「わーい!自分でできた (9歳のあきちゃん)」ー③
①「わーい!自分でできた (9歳のあきちゃん)」ー④
②「 伝える、伝わる、感じあう (7歳のまさるくん)」ー①
②「 伝える、伝わる、感じあう (7歳のまさるくん)」ー②
②「 伝える、伝わる、感じあう (7歳のまさるくん)」ー③
②「 伝える、伝わる、感じあう (7歳のまさるくん)」ー④
②「 伝える、伝わる、感じあう (7歳のまさるくん)」ー⑤
③「いったい何の表現なんだ!?(5歳のともくん)」ー①
③「いったい何の表現なんだ!?(5歳のともくん)」ー②
③「いったい何の表現なんだ!?(5歳のともくん)」ー③
③「いったい何の表現なんだ!?(5歳のともくん)」ー④
③「いったい何の表現なんだ!?(5歳のともくん)」ー⑤
③「いったい何の表現なんだ!?(5歳のともくん)」ー⑥
③「いったい何の表現なんだ!?(5歳のともくん)」ー⑦
【3】おわりに
【3】おわりにー①
【3】おわりにー②
【4】作者紹介
【4】作者紹介
奥付
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③「いったい何の表現なんだ!?(5歳のともくん)」ー⑥

私   :おいで!

 

思わず、手を広げて声をかけた私。

 

ともくん:きゃーーーーーーーー!!

 

思いっきり飛び込んで抱きついてきました。

 

それまで、一切話さず、

見向きもしなかったともくんが、

自分で向きを変えて飛び込んできたんです。

 

初めて見た満面の笑み

初めて聴いたともくんの声。

笑い声と弾むような動きに、私をはじめ、みんなが驚きました。

 

腕の中に、ともくんを感じました。

温かくて力強い。

ぎゅーっと背中に感じる。

 

なぜか、私に、嬉しい、はずかしい、

色んな気持ちが湧き上がってきます。

 

思いっきり感じて、私は手を離しました。

 

そして、ともくんは・・・。

そう、またカーテンの裏です(笑)

 

その後は、カーテンから出てくるたびに、私に飛び込んできました。

 

お互いに思いっきり感じ、そして、また戻る。

しばらく続きました。

 

ともくんが、終わりだと感じるまでは、止めません。

 


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最終更新日 : 2018-02-17 01:40:06

③「いったい何の表現なんだ!?(5歳のともくん)」ー⑦

「もういい、終わり」

 

それは、ともくんが知っていて決めることだからです。

 

何度も何度もやって、

そのたびに抱きしめて、受け止め、感じあい。

 

10分もしないうちに終わりがやってきました。

 

走り終わったともくん、戻る場所が変わったのです。

カーテンの後ろではなく、おもちゃのところへ走っていきました。

 

そして、おもちゃを持ったともくんは、

ほかの子どもたちの中に入って、遊び始めました。

 

何事もなかったかのように・・・。

 

自分のペースで、自分の外側とつながっていく。

その尊さに、心から感じた瞬間でいた。

 

そして、振り返って気が付きました。

 

私が無表情だと感じたことも、

何も言わなかったことも、

目を見ないことも、

走っていることも、

一人でやっていることもすべて、

ともくんの表情そのものだったんだ。

 

1つ1つの表現は、何を表現しているのか、伝えているのか。

 

しっかり見ることの大切さ、表現の尊さを、

私に教えてくれたともくんでした。


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最終更新日 : 2018-02-17 01:40:43

【3】おわりにー①

子どもだから、できない。

子どもだから、わからない。

子どもだから、未熟だ。

 

そんなことは一切ないです。

子ども達は「できる!」と、自分を信じているし、

そう生きています。

 

だから、大人が邪魔をしない限りは、

必ず「できる」んですよね。

 

子ども達の中には、

持って生まれてきたたくさんの力があります。

 

それを、自分のペースで、自分なりの経験で、

ゆっくりじっくり芽吹かせていると、 

子ども達を見ていると、実感します。

 

この子は何も言わないから

この子は言葉が遅いから

この子は落ち着かないから

 

そんなこと、ないのです。

子ども達は、みんな自分にぴったりのペースで、

ちゃんと自分を育てているのです。

 

大人にはジレンマがあるかもしれません。

 

でも、1つ1つの「行為・表現」に、発達のプロセスがあります。

 

1つ1つのあらゆる表現に、

子ども達の「伝えたいこと」が

いっぱいいっぱい詰まっています。

 


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最終更新日 : 2018-02-17 09:44:09

【3】おわりにー②

 だからこそ・・・

 

 

「あなたは、何を伝えているの?」

 

 

そんなことを、聴きたくて仕方がないのです。

本当に伝えたいことが、聴けたときの喜びは、

言葉では言いあらわせない幸せです。

 

持って生まれた大事な命。

自分が選んできた、自分という個性。

 

自分が自分でよかった!幸せ!

 

そう感じながら子ども達が大きくなれること、

どんな表現も尊重し、大事にされること。

 

そして、子ども達を通じて、 

自分もそうなんだ・・と大人が思い出せることを願っています。

 

わたしにも、あなたにも、必ずあるから・・・。 

 

 

 


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最終更新日 : 2018-02-17 09:50:41

【4】作者紹介

★著者:木村祐理 (きむらゆり)

2003年にカウンセラー・コーチとして独立後、行政、企業、教育機関などでの研修や授業、個人コーチング等で全国を駆け巡るオルタナティブスクールの立ち上げ運営にかかわった後、コーチングを教育システムとして導入するべく本腰をいれる。現在は、二人の子供(オルタナティブスクールに通いつつ、ホームスクーリング)の子育てを楽しみつつ活動している。コーチングを行う傍ら、プログラムの開発、コーチングトレーニング、オランダの教育現場視察ツアーの企画、勉強会などを企画、実施。「 あらゆる命を尊重しあい、それぞれの役割が感謝のもとに生かし生かされる社会」を目指して活動をしている。

→オフィシャルサイト http://bec-coltd.xsrv.jp/yuri-kimura/

 

★イラストレーター:香西啓子(こうざいけいこ)

  『できない』から『できる!』へ『可能性を啓く』が私のミッション。 

九州の長崎生まれ長崎育ち。デザイナー専門学校を卒業後、東京で10 年間漫画家を目指すも挫折。ディズニーストアの初代キャストとして採用され、後に本部の商品部制作としてポップデザインを一手にまかされる。その後、印刷会社でDTP デザイナーとして従事。結婚後、コーチングと出会い、コーチングのセンスを活かしながらイラストを描くことでお客様の可能性を啓くお手伝いをしながら現在に至る。最近は身体に興味を持ち、いろんなことにチャレンジしている。

 

イラストレーター、漫画家、販促物デザイナー、美構造®︎開脚システムインストラクター、パステル和(NAGOMI)アートインストラクター、フラダンサー&インストラクター、コーチ

 

《イラスト・漫画》マンガ『育てない子育て~ほんまかいなコーチング~』

患者さんに選ばれる歯科医院『心をつなぐコミュニケーション』

バンクビジネス『4ステップで実践!預かり資産コンサルティング入門』

バンクビジネス『後輩育成のためのコミュニケーション』マンガ連載。

→オフィシャルサイト http://www.ha-pi.net/illust.html

 


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最終更新日 : 2018-02-17 01:29:34


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