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戸川純と中森明菜のアーティスト性

 中森明菜はステージ上だけでのアーティストであり、そのステージの地下へ潜れない。その非凡を叶えるだけの独創・空想力が、そのステージ上にて表現されない。

戸川純は、そのステージ上から地下へ潜れる能力(ちから)と技術力とを持ち、凡そ「女性」の平凡から這い出る程の非常識を併せ持つ。

この差が、両者のアーティスト性をはっきり仕分け、夫々の独特と仕業を確立させている。


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奇跡の人

 ヘレンは、実は沢山の音を聞いていて、想像もつかないほど沢山の物を観て居て、その奇跡すらも、そのヘレンの創造の内(なか)にあるのじゃないかと…。その数々の物語を、ただ周りの人が知れなかっただけ。悉く、人間だ。これが、人間なのである。その「内の奇跡」も、その個人には知れない。その「訳分らない物」を白紙に記す者が人間であり、作家であり、俺(天川)である。

 


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作家(ひと)を目指す人へ

 どうして形に拘るのか!?人にもともと形など無い。在るのは小宇宙くらいのものなんだ。それを自分に分って居ながら、どうして「型に嵌ろう…」とするのか!?もう馬鹿はおよしなさい。自分に素直になればよい。ただ正直に、真っ向勝負で自分に対せばよい。作家(ひと)の嗣業はそれから始まる。

 


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『リタイア』でなく生(活)きろ~命は自活する~

 「自分の考え方が世間に通用しなくなる事、でしょ?それがリタイアって事でしょ。」

 そんなモンなのかお前は?それは諦めの言葉だ。解らなきゃ教えてやる、それは敗北の言葉なのだ。一人の人間が本気で言っているように全く思えぬ。お前は一人で生(活)きようと思わぬか?お前というのは実に希薄で薄平(うすべ)ったく、まるで自分と同じ「人間」に感じず思えぬ。やはり俺と君とは「違う」のだ。そうして置く。俺の前で、二度とそういう事を言うな。俺は「格好付けて諦める人間」が大嫌いなのだ。

 


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生粋・憔悴

 人よ、生粋から成れ。コンクリから自分を出した芽が初めて空を見て感動するように、何度でも生粋から生れ変れ!見よ、この芽は人がお決まりの枠内で「こんなモノだ」と決めて掛った風(かぜ)にさえ、あれ程に涼しい感動を覚えているのだ。現代(いま)の人にはこの動作への訓練が必要であろう。俺は自力で還った。俺に誰にも識(し)られぬ生粋が在る。

 



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