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第一章 総則

第一条―第九条

図書館法
>第一章 総則

(この法律の目的)
第一条

(定義)
第二条

(図書館奉仕)
第三条

(司書及び司書補)
第四条

(司書及び司書補の資格)
第五条

(司書及び司書補の講習)
第六条

(司書及び司書補の研修)
第七条

(設置及び運営上望ましい基準)
第七条の二

(運営の状況に関する評価等)
第七条の三

(運営の状況に関する情報の提供)
第七条の四

(協力の依頼)
第八条

(公の出版物の収集)
第九条


第一章 総則


(この法律の目的)
第一条

  この法律は、社会教育法(昭和二十四年法律第二百七号)の精神に基き、図書館の設置及び運営に関して必要な事項を定め、その健全な発達を図り、もつて国民の教育と文化の発展に寄与することを目的とする。



(定義)
第二条

  この法律において「図書館」とは、図書、記録その他必要な資料を収集し、整理し、保存して、一般公衆の利用に供し、その教養、調査研究、レクリエーシヨン等に資することを目的とする施設で、地方公共団体、日本赤十字社又は一般社団法人若しくは一般財団法人が設置するもの(学校に附属する図書館又は図書室を除く。)をいう。

2 前項の図書館のうち、地方公共団体の設置する図書館を公立図書館といい、日本赤十字社又は一般社団法人若しくは一般財団法人の設置する図書館を私立図書館という。



(図書館奉仕)
第三条

  図書館は、図書館奉仕のため、土地の事情及び一般公衆の希望に沿い、更に学校教育を援助し、及び家庭教育の向上に資することとなるように留意し、おおむね次に掲げる事項の実施に努めなければならない。

 一 郷土資料、地方行政資料、美術品、レコード及びフィルムの収集にも十分留意して、図書、記録、視聴覚教育の資料その他必要な資料(電磁的記録(電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によつては認識することができない方式で作られた記録をいう。)を含む。以下「図書館資料」という。)を収集し、一般公衆の利用に供すること。

 二 図書館資料の分類排列を適切にし、及びその目録を整備すること。

 三 図書館の職員が図書館資料について十分な知識を持ち、その利用のための相談に応ずるようにすること。

 四 他の図書館、国立国会図書館、地方公共団体の議会に附置する図書室及び学校に附属する図書館又は図書室と緊密に連絡し、協力し、図書館資料の相互貸借を行うこと。

 五 分館、閲覧所、配本所等を設置し、及び自動車文庫、貸出文庫の巡回を行うこと。

 六 読書会、研究会、鑑賞会、映写会、資料展示会等を主催し、及びこれらの開催を奨励すること。

 七 時事に関する情報及び参考資料を紹介し、及び提供すること。

 八 社会教育における学習の機会を利用して行つた学習の成果を活用して行う教育活動その他の活動の機会を提供し、及びその提供を奨励すること。

 九 学校、博物館、公民館、研究所等と緊密に連絡し、協力すること。



(司書及び司書補)
第四条

  図書館に置かれる専門的職員を司書及び司書補と称する。

2 司書は、図書館の専門的事務に従事する。

3 司書補は、司書の職務を助ける。



(司書及び司書補の資格)
第五条

  次の各号のいずれかに該当する者は、司書となる資格を有する。

 一 大学を卒業した者で大学において文部科学省令で定める図書館に関する科目を履修したもの

 二 大学又は高等専門学校を卒業した者で次条の規定による司書の講習を修了したもの

 三 次に掲げる職にあつた期間が通算して三年以上になる者で次条の規定による司書の講習を修了したもの

  イ 司書補の職

  ロ 国立国会図書館又は大学若しくは高等専門学校の附属図書館における職で司書補の職に相当するもの

  ハ ロに掲げるもののほか、官公署、学校又は社会教育施設における職で社会教育主事、学芸員その他の司書補の職と同等以上の職として文部科学大臣が指定するもの

2 次の各号のいずれかに該当する者は、司書補となる資格を有する。

 一 司書の資格を有する者

 二 学校教育法(昭和二十二年法律第二十六号)第九十条第一項の規定により大学に入学することのできる者で次条の規定による司書補の講習を修了したもの



(司書及び司書補の講習)
第六条

  司書及び司書補の講習は、大学が、文部科学大臣の委嘱を受けて行う。

2 司書及び司書補の講習に関し、履修すべき科目、単位その他必要な事項は、文部科学省令で定める。

  ただし、その履修すべき単位数は、十五単位を下ることができない。



(司書及び司書補の研修)
第七条

  文部科学大臣及び都道府県の教育委員会は、司書及び司書補に対し、その資質の向上のために必要な研修を行うよう努めるものとする。



(設置及び運営上望ましい基準)
第七条の二

  文部科学大臣は、図書館の健全な発達を図るために、図書館の設置及び運営上望ましい基準を定め、これを公表するものとする。



(運営の状況に関する評価等)
第七条の三

  図書館は、当該図書館の運営の状況について評価を行うとともに、その結果に基づき図書館の運営の改善を図るため必要な措置を講ずるよう努めなければならない。



(運営の状況に関する情報の提供)
第七条の四

  図書館は、当該図書館の図書館奉仕に関する地域住民その他の関係者の理解を深めるとともに、これらの者との連携及び協力の推進に資するため、当該図書館の運営の状況に関する情報を積極的に提供するよう努めなければならない。



(協力の依頼)
第八条

  都道府県の教育委員会は、当該都道府県内の図書館奉仕を促進するために、市(特別区を含む。以下同じ。)町村の教育委員会に対し、総合目録の作製、貸出文庫の巡回、図書館資料の相互貸借等に関して協力を求めることができる。



(公の出版物の収集)
第九条

  政府は、都道府県の設置する図書館に対し、官報その他一般公衆に対する広報の用に供せられる独立行政法人国立印刷局の刊行物を二部提供するものとする。

2 国及び地方公共団体の機関は、公立図書館の求めに応じ、これに対して、それぞれの発行する刊行物その他の資料を無償で提供することができる。


最終更新日 : 2017-12-29 20:46:28