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落ち葉

冷たい一歩と

みぞれの始まり

少ない間隔の街灯と

長くそこに在る樹々達

風が吹いて

葉が舞う

ひらひらと一回転した後

誰の目も気にすることなく

地面へ

静かに落ちた


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最終更新日 : 2018-04-10 22:46:07

廉潔

立ち寄った停留所で

懐かしさと

遠さを伴う幾本の風

そのそれぞれは異なる色を持って

触れる

でも遠くは分からない

屋根から出ると

とても

心地のよく

湿った心が渇いていくような暖かさ

多くの手が

掴んでは引っ張って

掴んでは引っ張って

少しの間

瞑ると

緩やかに

分解していくような

でも

そうはならない

通り過ぎる

バスが来て

残るのは

廉潔


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最終更新日 : 2018-04-10 22:46:07

流れる

雨期

葉は流れる

意表は破れて

告白の外

いつも

鮮やかすぎて

ただ

溢れるのは

vivid

暖かく

流れる


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最終更新日 : 2018-04-10 22:46:07

明るさ

委ねても

遠ざかっても

出来て

でも

かちりと

合図を送る

火花が散る

器に入る

落下

でも

明るさは

瞬きした間に

訪れて

ビビットな装いは

喪を包み込む

それは希望

それは祈り

訪れと

桜と

葉っぱ


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最終更新日 : 2018-04-10 22:46:07

願う

出会って

通り過ぎていく

楽しかったこと

振り返って

嬉しかったことが

とどまる

相槌を

お互いに交わして

親和が深まる

それでも、

同時には会えない

櫂をこいでも

収容能力には

限界もある

なら、

どうするか

消えていく様は

愛が

さざ波ではないと

願う


9
最終更新日 : 2018-04-10 22:46:07


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