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薄茶の「運動靴」

今日は日暮里まで生地選びに出かける。
梅雨特有の曇天。
この季節は、私・並びに次男くんにとっては試練の季節。
昔からどうした訳かこのじめじめとぼよ~んと淀んだような空気が苦手。
次男くんも体質が私にそっくりで、「琵琶」が店頭に並ぶ頃には決まって大熱を出すのが常だった・・。(*_*;
さすがに最近はおっさんになってそんなことも無くなったようだが・・・。

それはさておき、今日は日暮里を歩き回る予定なので、長男から買って貰ったおニューの運動靴(あ、ウォーキングシューズっていうんですよね)を履いて颯爽と(どたどたと)車中の人に。
この薄茶の運動靴(あ、ウォーキングシューズ・・)は、私にとっては生まれて初めての1万5千円もした運動靴(あ・・ウォーキ・・・えい!以後運動靴と呼ぶ!)。

先日、二階の息子一家と一緒に外食したあと、みんなで量販店に。
「おばぁ、またまた太ったみたいだね・・・。そのお腹すごいよぉぉ!」
長男の言葉に、今頃気づいたのかえ・・・とおどけてふてくされる私。
「これじゃぁ長生きできないよ!よし!今日僕がウォーキングシューズと万歩計を買ってあげるから、毎日おじいと歩くこと!」
長男に強引にシューズコーナーに連れて行かれて、ああでもない・・こーでもない・・・と、物色して決まったのがこれ!

「あえ!こんな運動靴が1万5千円! うそ!」
私の常識では考えられないお値段!
外出靴でもそんな高いお靴は買ったことがない・・・。
それなのに、たかだかこんなドタ靴が・・・。

「ちゃんと足に合った靴で歩かないと返って膝を痛めるから、このくらい出さないと。
僕がプレゼントするんだから、タダだと思えばいいんだから」
そこで、生まれて初めて1万5千円也!の運動靴がわが物に!

ほかほか気分でお揃いの薄茶の靴を胸に我が家に帰ったことでした。
暫くして、孫がピンポーンと二階からやってきて、「はい!残金!」
何だろう・・・と差し出した封筒を覗くと、なにがしかの現金が・・・。
息子は、毎年ボーナスの中から「旅行にでも行きなさい」とやさしいお恵みを包んでくれるのだが、そのお恵みから、ちょっきり運動靴分を引いたものを持ってきてくれたのだ。
主人と大笑い!「残金」だって!ふふふ。

そんな高級運動靴でのお出かけなのでした!

息子よ、あんがとさん!
産んどいて良かった! !(^^)!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


四文字熟語

このところ、めちゃくちゃ忙しい・・・。
あれもしなくちゃ・・・これも期限が・・・と、頭の中がくるくるしている。

*「MEMEのドレス」(新サイト・webショップ)用のドレス作品を作成。
 (少なくとも5~8点は用意しなくては・・・)
*晋遊舎 【Windows100%】月刊誌への素材提供の年賀関連素材作成(11/13日発行)
 (発買日までには「干支のひつじちゃん」をUPしておく約束。
*桃園書房 【即プリしよう! 超カンタン年賀状】 冊子への年賀状素材作成
 (11/1日発行)(同じく発売日までにはCDからリンクの「年賀状」を2003年用に
  しておく約束)
*友人の退職祝いに二泊旅行に。
*孫の野球試合の応援(千葉県代表チームで関東大会に!)
 毎週勝ち進む度、うれしい悲鳴!
*母「けい」の入院で近日中に見舞いに新潟へ・・・。
*ボランティア団体「あしながおばさん」のバザー(11/15)用の作品作り
 (テーブルランナー数本。ワインホルダー数枚。バッグ数品。などなど)
*ドレス生地購入の為、日暮里に・・・。(10/31)
*定期検診の為病院に(11/14)
*油絵教室の野外スケッチ会(10/22)
*展覧会への作品搬入・搬出

などなど、ここ暫くは目も当てられないばたばた加減・・・。

話変わって、一年位前のこと。
二階の息子宅での食事にお呼ばれし、息子自慢の美味しい「フィジリ」(スパゲッティ料理)に舌づつみをうっていた。
当時も相も変わらず忙しかった私。
なんじゃら・かんじゃら話していると、息子が当時小4だった孫に言った。
「は~い、そこで問題!。四文字熟語で、【自分で始末出来ない程の仕事を抱え込んで、あたふたわぁわぁ騒いでいるさま】を何と表現するでしょう!」

おばあちゃんの話を聞いていなかった孫君、きょとんとした後、即座に言ったものだ!
「自業自得!」
「・・・・・・・」

一瞬の後で大爆笑!
習い始めた「四文字熟語」に凝っていた孫。
正に正解!(~_~;)

まさにその通リじゃぁ・・・。
今、その「自業自得」の言葉を噛み締めながらも、頑張っている日々。

・・・でも、やっぱり今もPCの前にへばりついて・・・。これはいったい何なんでしょう???(~_~;)
もうすぐ65だじょ!MEMEさんよぉ。

それにしても、本当の正解「四文字熟語」は何でしょう・・・。^^;

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


満杯!

ここ数日、「ドレスの小路」でやっていた「生地のプレゼント」の追加応募が4名程あって、またまた押入れの生地の整理にてんやわんや。
数ヶ月前に応募下さった20余名さまにプレゼント(ダンボール一杯づつ)をお送りした時も引っ張り出した生地に埋まった数日を過ごしたが、またまた大騒ぎ。
床面がやっと落ち着いて仕事が出来る状態に片付き、ほっと一息。

そこでつらつら考えた。

私って、どうして生地をこんなに溜め込むのだろう・・・と。
日暮里繊維問屋街を歩いていて、ふと手に取った生地を見ているうちに、完成した洋服のイメージが湧いてきてつい買ってしまう私。
でも、他のドレス製作に追われているうち、いつしか自分の為に買った生地は押入れの奥に・・・。
そんな連続から、性懲りもなく溜まっていく生地。
他に何の贅沢もしない私に許されたたった一つの楽しみ、「生地やさん」巡り。
多分、これからもきっと続く事だろう・・・。(^_^;)

押し入れスペースに少しゆとりが生まれ、ちょっといい気分。
こうなると、他の箪笥の引き出し等も空き空きにしたい衝動が・・・。

テレビドラマでは、「拳銃は何処だ!」と探したり、「遺言状はあの引き出しの中に・・・」と引き出しを開けるシーンが良く出て来るが、決まって綺麗にカラカラしている。
あれを見る度、憧れてしまう私。

私がイマワのキワで「わたしの遺言状はあそこの引き出しに・・・」と告げたとする。
息子が駆け寄り、引き出しをそっと開ける・・・。

・・・・・・ない・・・・・。

そう、満杯の為、ひっかかって裏に落ちている可能性あり・・・。
そんなの嫌だぁ!

身辺整理を心掛けよう。
いつ何が起こっても仕方がない年になったのだから・・・。(ーー;)



 

 

 

 

 

 

 

 

 


ミッキーちゃん人形

新潟の母「けい」(95歳)に無性に会いたくなる時がある。
会っても私のことは霧の中だということは分かっていても、ほっぺとほっぺをくっ付けて温かさを感じるだけでいい。
 
病院で手厚い看護をして貰い、個室で静かに過ごしている最近の母。
ここへ辿り着くまでの心の彷徨は、老いるという事の切なさを私達にしっかりと学ばせてくれた。

けれど、昔口ずさんだ百人一首や歌は心の奥底にずっと忍ばせていて、不思議に思い出してくれる。
先日会いに行った折、妹が手を取りながら耳元で好きな歌【旅愁」を歌うと、ところどころ小さな声で付いて来るのを発見!
ーーーーーーーーーーーー
更け行く   秋の夜  旅の空の
寂しき思いに  一人悩む
恋しやふるさと  なつかしちちはは
夢路にたどるは 故郷の家路
ーーーーーーーーーーーーー
この「旅愁」の歌詞は、子供還りした母の意識の中で一番胸にくるものだったようだ。
女・・・。嫁いで姓が変わっても、老いた心が行き着く先は「ちちはは」のふところの温もりなのだろうか。

「おっかさまぁ」「あねさまぁ」とベッドの中から呼び続けた一年半程前のこと、母が何回かショートステイをしたことがあって、そういう施設をはじめて見る機会があった。
いろんな状態の方がショートステイやデイサービスを受けていて、食事時になると全員が車椅子で食堂に集合する。
母の前に座った方の胸が不自然にぽっこり膨れているのを見ていると、付き添っていた姉がそっと教えてくれた。
「あの方、セーターの中に、いつもミッキーちゃん人形を入れているの。」

穏やかな笑顔を浮かべた静かな物腰のその女性は、その後見かけた時もぷっくり胸で座っていらした。
今もその光景を思い出す度に胸があつくなる。
それぞれの人生を精一杯生きてきた方々・・・。とても考えさせられた一日だった。

今ではそんな時期が懐かしい加齢進行状況の母。
それでも「旅愁」を口ずさんでくれたことで、胸の中に灯火を貰ったような気分で千葉に帰ったことだった。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


かけそば

この度の神戸の「MEMEと語ろう」の会で、問われるままに答えた私と主人の越し方。
東京の本店から新潟支店に転勤してきた主人と、若い連中でグループを作り、あちこち楽しく遊びに行ったりして2年半、再び東京の本店に帰った彼と職場友達結婚(恋愛結婚ではないような・・・)した私達。
苦学で大学を出たという彼の、何事に対しても「一生懸命に取り組む」姿勢に心惹かれた私だったが、6人兄弟の長男という大家族の中に突入する暴挙(?)に出た私に周囲の皆の驚きは大きかった。

彼と結婚した私は、東京の下町、寅さんで有名な葛飾区で、総勢10名という大家族の一員として出発した。

新婚間もなくのある日、用があって二人で出掛けたついでに立ち寄った古い小さな間口のお蕎麦やさん。
主人がとった「かけそば」を、私も・・・と同じものに。
つるつると食べていると、ぽつりと主人が言った。
「毎日のように大学へ行く前に、ここのかけそばをすすってから行ったけど、当時は何より美味しかったんだよなぁ・・」
「えっ・・・」
そうか・・。職場から大学に行く時に立ち寄ったお店だったのか・・・。
毎日家に帰るのが11時頃では、お腹が持たなかっただろう。

いつしか私の目から涙がこぼれていた。
紅顔の小柄な青年が、ここで毎日一人かけそばをすすっていたのか・・・。
向学心に燃えて、寝る間も惜しんで学んだ「学歴」も、所属する職場では「入行時以降」は全く反映されないシステムだったが、それでも学ぼうという意欲は本当に素晴らしいことだ。

「あの頃とちっとも変わってないな・・・」と古びた小さな店内を見回す彼。
茶色にくすんだ壁紙や、幾つかのテーブル。
それらが毎日あの頃の彼を見ていたのだと思うと、私の知らないセピア色した彼の歴史を垣間見た気がした。
いとしさと尊敬の心が入り混じり、私の知らなかった彼の若き日に思いを馳せていた。

経済的事情があって苦学した彼。
ちっともそれを語ることが無かった彼。
人何倍もの頑張りやの彼。

彼と結婚して良かった!絶対幸せにしてあげる!
そんな熱い思いですすった「かけそば」。

久しぶりにあの時の事を思い出したことだった。

(などと・・・。(^_^;) 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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