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前の人

MEMEは、自慢じゃないがこれでも若い時は一応人間風だった。
いまでこそ「ぶ○」の様だが、どうして・どうして、ちゃんと女性だった。
その頃の、杉並区のとある社宅で棲息していたころの話し。


昼下がりのアンニュイなひとときを過ごしていると、「ピンポーン!」とチャイム。
「は~い」取りあえず髪など撫で付けながら玄関へ・・・。


新聞販売員の方が立っている。


目をきょとんとして言った。
あれ、ここにいた前の人、転勤したんですか?」。
「????」
「3ヶ月前に来た時は、わか~い(!)素敵な奥さんがいたんですが・・・」
「はぁ~!?」
「転勤ですか・・・」
「・・・。あの、・・・前からここにいましたけど・・・私」。
「いや、もっとわか~い(!)奥さんでした!」

分かった!
今日はお化粧してない!


「もっとわか~い奥さんだった!」と主張する新聞やさんに、

早々に断りを入れて引き下がってもらったのは言うまでもない。

前の「わか~い奥さん」は、転勤したのです!
そうそう!そういうことにしましょ!

一人になって、鏡の前。


うん~ん!。
納得、納得。
「転勤したわか~い奥さん」を呼び戻しましょ!

時々このシーンを思い出しては、自戒としていたのに、最近の私のおばあさん振りにはびっくりする。
お出かけ時は「別人28号!」


これじゃ~、・・・ね!





牛若丸!

MEMEではなく、めめちゃんのお話。
おかめいんこのめめちゃんは、名前に似合わず、男の子。


真っ黒おめめに、頭の上にちょんちょこりんがついていて剽軽な子。
ほっぺがオレンジ色なので、いつも笑っているみたい。


朝目が覚めたとたんに「おはよう!」と大きな声!
出入り自由にしてあるドアからすぐに飛んできて、いつも左肩に止まって何処へ行くのも一緒。


だから、お互い一体感があって、「個室」に入るのも当然一緒。

 

ちなみに、ある方がベンベルグのつるりとしたブラウスの肩に載せたまま個室に入り、うっかり滑り落ちた鳥ちゃんを流してしまった話を聞いているので、常にご用心!ご用心! うぅ・・、ぞっ!

庭でゴールデンの「レト」ちゃんがうるさくわんわん鳴くと、すかさず「レトちゃん!」と叱責の言葉。 (笑)


私達はまるで二人で(?)一人のよう。
私が電話中は、自分も参加するものと決めていて、送信口に嘴をつけて、「ごしょごしょぐにゅぐにゅ」おしゃべりをするものだから、

「・・・・。  今のなに??」
初めての人は、突然変なノイズが入るので、びっくりする。


訳知りの方は、「そうかいそうかい、めめちゃんげんき?」などと電話口で話しかけてくれる。


いつもはカーテンレールに止まって口笛を気持ち良さそうに吹いている。
レパートリーは、5つほど。

竹内まりあさんの歌が多い。
5歳になるけれど、今でも新しい歌を覚えてくれる。
今は「出た出た月が」を学習中。
面白いのは、鳥でも「5・7・5」の調子が覚え易いらしく、ぴーよこぴーよこたん!と調子の良いこと!


おしゃべりより、口笛の方が上手。
面白いのは、こちらが一節吹くと、次のメロディを歌う事。
オウム返しと言う言葉があるが、めめちゃんは、ちゃんと次から歌う。
うちの子は天才!と、ひとりごちている。


ひっくり返って新聞をよんでいる時は、いっしょに私の額の上に座り込んで・・・。


そこで悲劇(?)が起きたのです~!


ある日、床暖でねころんで新聞を読んで居るうちに、つい、うとうと・・。


と・・・、  「ピンポーン!」と 宅急便。


あわてて飛び起き、「あ、はいはいは~い!」などと時間を稼ぎながら
玄関へ。


宅急便のおにいさんが判子を押しながら、見てはいけないものを見るような
妙な目線をして上目使いでちらちら顔を見る・・・。


あれ、ねぼけた顔を見破られたか!?
それとも、涎?・・・・
「どうもありがとうございました~!」とドアを閉めたとたん、鏡の前へ。


・・・・・・・・。
どういうことが起きていたと思いますぅ~?!
額にふたつ、めめのウンチ!
それも、床暖に寝そべっていたので、即乾!
こびこびに貼りついた場所がいけない。
まるで「牛若丸っぅ~!!」「お公家様~!」「麿」?

めめのウンチで、もうひとつ困ったこと。
私のいる場所の周辺でうろうろしているので、ウンチがあちこち。
しかも、今、床暖房なので、すぐこびこびになる。
それと、PCの廻りの紙という紙を退屈しのぎに「ぺちぺち」改札切符のように(古い!)穴を空けまくるので、私のPC使用時間がばっちり分かるのだ!
主人が帰ってきて、「お、今日は随分お励みだったようですね!」などとばればれ。
はっと気付けば私の廻りは紙ふぶき。

ちょっとはなれていてよ~!めめちゃん。


W の悲劇


息子一家と温泉旅行をしました。
孫たちは大喜び!プールではしゃいだり、おいしいものをお腹一杯
食べて、さあ、温泉に入りましょう!


実は、MEMEは、あまりの「育ち過ぎ」のお腹を、誰にも見せずに
あの世に行きたいものと願って頑張ってきたのですが、
「おばあちゃんも一緒に入ろう!ねぇ~、はいろうよぅ~」と
手を引かれて考えました。


「今この、キューピー腹の姿を見せておけば、いつか<介護>などという厄介な事がおきても、免疫ができているから、ショックが少なくて済むかも。


「いや、あまりといえばあまりのこの姿・・・。
これをみせちゃ~、おばあちゃんのコケンにかかわる・・・!」


手を引かれている短い瞬間の決断!!


よ~し、一緒に入ろう!


どうせなら、彼女が小さいうちに<なにげなく><さりげなく>
<気にしてないよ~ん!>て顔で入ろう!


温泉に着きました。
脱ぎ始めました。うぅ・・・・
4歳の孫娘も脱ぎ始めました。
視線も普通です!お腹を見ても「わおぉ~~」と叫びませんでした!


成功成功!。


タオルで隠しながら、隠しながら、何とか「お湯の中の人」に・・・。
後はもう、平気!平気!
ちっとも「奇異」の視線をむけなかったぞぉ!しめしめ。
自分が気にし過ぎていたんだ!
なぁ~んだ、なぁ~んだ。   

無事に「ぽんぽこりん」のご披露を終わって、ルンルン。

お部屋に帰って、さ~てなにする?
「お絵かき!」と孫娘。

ここで悲劇が起きました!

「上手ね~、〇〇ちゃん」
皆の注目の中、彼女が次に書いたのが「W」の字。
「???」「・・・」


「これ、おばあちゃんの おっぱいぃ~!」

 の下のとんがりに、点を二つつけて叫びました!

ずこ!

これぞまさしく「W の悲劇~~~!」


(断っておきますが、湯船の中だから浮力でこうなるんです!)なんて!
言えば言うほど「み・じ・め」

ああ・・・。

 

 

 

 

 

 

 


スキーウェアー

近々息子一家とスキーに行こうかという計画が・・・。
それには色々細々としたものも買いたいし。
ということで、近くに開店した大型アウトレット店に
見に行く事になりました。


「わ~っっすご~い!なに!この広さ!」などど、度肝を抜かれながら
奥へ・・・。
と、目に飛び込んできたのが「1,980円」の数字。
なんと、あったかそうなスキーウェアの上着・・・。
「嘘みたいなお値段!」
でも、よ~くみると、全部派手派手なもののような気がするのが気がかり。
それにしても、「1,980円!」
「ねぇねぇ、私がこんな色着たら、恥ずかしいかしら?」
念の為いってみる。


「あ、いいかも!。ゲレンデで迷子になっても、すぐ分かるよ」と息子。


「そうそう、お年寄りは綺麗な色を着たほうが素敵ですよ」とママ(息子の
連れ合い。今後彼女の事はこう呼びます)。
そっと手にとって良く確認して見る。


ショッキングピンクに、黒のリボンが縫い付けてあるウェアは、息子達が
恥ずかしくないのなら、挑戦して着てみようかな?という気になってきた。


「サイズ、サイズ。あ、<0>ってな~に?」
「<0>って、LLサイズと同じですよ。」
「あらぁ~。それじゃ、私でもダイジョウブネ!」
「ちょっと着てみたら?」
「よぉ~し!!」
早速袖を通してみました。


おっ!入った入った!   あらら!、素敵ジャン!
ウェストがゴムで絞ってあるデザインなのに、初めて気がつきました。


でも、でも、入ったし、若若しい色だし、ゲレンデでうろうろ歩き
廻る(滑れない!)のに、凄く素敵!
なにしろ、「1,980円」!


「あ、これ、正値だと 30,000円の値札がついていますよ!」とママ。
おぉ、何と言うお買い得!
もう、私の目は血走ってきました。

今のうちに買っておこうと、レジに持って行こうとしたら、
「後にしたら?こんなド派手な迷子用のウェア、今シーズンが終わる頃まで
売りきれないよ!」とあきれ顔の息子。


何てことをいうの!さっきの言葉と違うじゃない!? 

軽く睨み付けながらも、心はうきうき!
「もう一度着てみる!」


と、・・・。
何だかスナップが余計有り余っているのに気が付きました。
ん?
お腹のあたりを掻き分け掻き分け、よくよく見てみたら、な、なんと、
このデザインは、「ダブル」なのでした!!
ダブルをシングルにして着ていたのでした!

むむ!

幸い私には、「洋裁」の腕が!
ウェストのゴムを取り外せばちゃんと着られますわイ!

「30,000円が1,980円」!
普段着たことがないショッキングピンク!



誰になんと言われようと、さっさとレジに向かったのはいうまでもありません。

 

それを公の場(ゲレンデ)で着たかどうかは、ここでは言えません・・・! 

 

 

 

 

 

 

 


頭痛持ちの繰り言


昨日は朝から頭痛に悩まされた。
でも、今日は大丈夫!
どんよりと昨日のぐづつき模様を引きずっていたお天気も、
先ほどから陽も差してきたような・・・。
朝から溜まったお洗濯物を干し終えて、さあ、今日は昨日の分も
取り戻すぞ!


頭痛中は「何で私は頭痛持ちなんだろう!なんて不幸なお・ん・な!」
などと、かこちながら、うだうだと気だけ昂ぶった一日を過ごしたが、
【「普通」のうれしさを実感出きる今日の為に昨日があったのだわ!】と
妙に感動!

何でもそう考えると、「必要無いもの、必要無い経験、必要ないことども」って、そうあるものではないと、この頃つくづく思う。


苦しい事をクリアした後には、必ず何か「得る」ものがあることに気づく。

振り返って見た時、「あ、あの時のことは、今日のこの事につながって
いるんだぁ~!」という事を、何度も経験した。


あのことが無かったら、いまの心の「心の落ち着き先」を見つけられなかったかもしれないな!と。

例えばわたくしめの容姿・・・。


若い時には、人並みに美しい顔に憧れて、「どうせ私なんか・・・」
とひねくれる寸前だった。


★ 小さくて細い目!
★ 大きくて厚い鼻!
★ 大きくて厚い口!
★ アゴに「庶民」を象徴するような張り!

どれをとっても全部「反対」にすると「美人顔」。


「小さい」を「大きい」、「大きい」を「小さい」にしてみると、
見事麗人に・・・。

でも、人並みに家庭も築き、愛する家族に囲まれ、毎日感謝で過ごせるのも、「人は人、私は私」として、比較をやめたところに心の幸せが訪れたのではないかと思う。


こんなに、全てに<麗人>の反対の容姿を所持する私でも、そのことに恥もせず風を切って生きてきて、こうして愛してくれる「奇特」な主人がちゃぁ~んとこの世に存在してくれたうれしさ。

ものは考えよう!
★「小さい目!」は、ごみが入らないように特別神様がお取り計らってくださった・・・。
★「大きな厚い鼻!」は、空気を一杯授けてくださる為に。(でも、「厚く」なくてもよいのでは・・・。神様!)
★「大きな厚い口!」は、おいしいものを一杯頂けるように!・・・(厚さはなんで?)
★「張ったあご!」は、固いものでもなんでも噛めるように・・・。

ね!

こんな風に考えれば、大丈夫!
心ですよ!こころ!
いまさらお嫁に行く訳じゃなし、(あなた、幾つだと思っているの?・・
はい、62歳)


残念ながら「人としての幸せ」は、容貌には関係ないのだと知ったのは、大分後になってからだった・・・。


「比較」することを止めた時、心の幸せがやってくる・・・。


美人だったら、もっと素敵な彼と出会えたかも・・・!などとは
決して考えない。(ん?)


なぁんて大きな事を言っている裏で、「気象庁」を恨んでいる私。

なんでって?。
「昨日のお天気、外れたじゃない!
<気圧の谷が通過する>事を予知してなかったから、私頭痛の原因が
分らなかったじゃない!」

気圧に弱い私でした。

逆恨みをする私でした!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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