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tovo plus〜あおもりの100家族、わたしたちのこれから。[season 6] No.064

今号(65 家族目)のご家族 ▶鈴木 俊司さん・友有子さん

撮影場所 ▶ 弘前城(弘前市)

 

【インタビュー】

●2011年3月11日のこと、憶えていますか?

▶俊司さん「仕事中でした。先輩と車に乗って移動中の時だったので揺れには気づかなかったけど、信号が傾いているのを見て、これはヤバいと話してましたね。自衛官なので、次の日からは休みなしでしたね。初日は停電でしたが、電気の切り替えは早かったです。そのぶん周りの人を救わなきゃという気持ちが高まりました。風呂とかはけっこう入られませんでした。」

▶友有子さん「病院に勤めていて、揺れた時は目眩がしたかと思いました。患者さんが第一なので、自力で動ける人にはとりあえず座ってもらって。職場は2階だったんですけど、停電でエレベーターが使えないので、患者さん数人と一緒に階段を登って部屋に戻ったり、男性職員は車椅子ごと担いだりして階段で移動させて。それが一番たいへんでしたね。次の日からの業務はいつもどおりにできないことも色々あったけど、リハビリとか、とにかく部屋でできることをやってました。」

 

●その日の夜は?

▶俊司さん「缶詰を食ったかなぁ、確か(笑)。」

▶友有子さん「実家はオール電化だったので、カセットコンロでお湯を沸かしてカップ麺とか、親がガスでご飯炊いてカレーとか食べました。ご飯炊くのって、炊飯器のイメージしかなかったから、なるほどなぁって。親ってすごいなって思いましたね(笑)。ガスコンロは大事だなって。蓄暖だったのでその辺は大丈夫だったんですけど、朝が寒かったのでコートとかいっぱい着ました。」

 

●震災後変わったことはありましたか?

▶友有子さん「とりあえず、懐中電灯とカップ麺は備えてますね。」

▶俊司さん「一番大事なのはライト(明かり)だと思いますね。人間は昼間はいいけど、明かりがないと夜は本当にだめですよ。危ないし、精神的にも明かりって大事じゃないかなって思います。」

▶友有子さん「震災のあとって、スーパーとかで買いだめがすごかったじゃないですか。地震があった次の日、まだ電気が戻ってない時、おばあちゃんが散歩に出て帰ってきたら、両手に袋いっぱいカップ麺持ってたのはびっくりしたなあ(笑)。買ったんじゃなく、もらったりしたらしいんですけど、ありがたいなぁって。あと、ガソリンも大変だったし久々に自転車に乗ったら、思いの外こげなかった(笑)。」

 

●10年後のイメージは?

▶俊司さん「子供ふたりくらいはいるかな(笑)。」

▶友有子さん「みんな元気で平和に暮らしてればいいな。子供が生まれても友達と交流したいなあって。家族でイベントに遊びに行ったりしたいなと思います。」

 

【取材後記】ご夫婦の思い出の場所が弘前公園ということで、石垣修理のため移動中の弘前城本丸前で撮影させていただきました。この日はダンスイベント「SHIROFES 2017」で賑わっており、友有子さんも仰ってたように、子供連れで家族みんなでイベントを楽しんでいる人たちや、そういう人たちのための配慮がしっかりなされたイベント運営というのは本当に素敵だと思います。tovoも出店しておりました。足を運んでいただいた皆様、ありがとうございました。(今号No.064の撮影とインタビュー:坂本 小雪)

 

【寄付総額】2011年6月〜2017年6月27日まで「¥5,320,262」を、あしなが育英会「あしなが東日本大震災遺児支援募金」へ寄付することができました。ご支援に深く感謝致します。

 

【定期購読のご協力を!】1年間の定期購読を承ります。1,800円(送料・寄付含)/1年間(12号)です。このフリーペーパーは定期購読の皆様のご支援で発行されております。ご支援の程、宜しくお願い致します。ご希望の方は、ウェブショップ(http://shop.tovo2011.com)よりお申し込みください。


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最終更新日 : 2017-07-15 14:14:22

この本の内容は以上です。


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