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tovo plus〜あおもりの100家族、わたしたちのこれから。[season 6] No.063

今号(64 家族目)のご家族 ▶

藤田 光治さん・美記子さん・レナ

撮影場所 ▶ 岩木山桜林公園(弘前市)

 

【インタビュー】

●2011年3月11日のこと、憶えていますか?

▶光治さん「秋田県の大館市に『錦』という美味しいラーメン屋があるんですが、遊びがてらその店にラーメンを食べに行った帰りに地震がありました。ちょうど、碇ヶ関の道の駅に入って、おみやげコーナーを見てたら揺れ始めました。駐車場の車もユサユサと揺れていて、すぐにおさまるかなと思ったんですが、とても長く揺れていました。誰かが外に出始めたのをきっかけに、みんなが外に避難しました。立っているのもキツい感じの揺れでしたね。」

▶美記子さん「駐車場で待機して、揺れがおさまってから、母が1人で弘前市の家にいたので、すぐに携帯で連絡して状況を確認しました。特に大きな被害はないと聞いて安心して、帰路につきました。」

▶光治さん「その時は、道の駅でもみんなが落ち着いていたので、ちょっと大きな地震だったなという印象しかなかったんです。ただ、信号が全部止まっていたので、ちょっと困ったことになるなと思いましたが、皆が気をつけながら、譲りながら走っていたので、案外スムーズに、まだ明るいうちに弘前市の家に着いた記憶があります。」

 

●その日の夜は?

▶光治さん「家に着いたのが、たぶん夕方5時くらい。もちろん、停電だったので、反射式のストーブを出してきて、ロウソクを灯して過ごしました。夕飯をどうしようって話になって、コンビニへ行って、おかゆとか買ってきたんですよね。」

▶美記子さん「うちは全部IHなんです。そうなっちゃうと本当に不便ですよね。次の日は、炭をおこして、土鍋でご飯を炊いて、冷凍のお魚を焼いて食べましたね。」

▶光治さん「あまり不便を感じた記憶がないんですよね。」

▶美記子さん「その夜はずっと話をして過ごしてたかも。」

▶光治さん「津波の被害を知ったのはいつなんだろう?たぶん、電気が復旧してからかもしれないです。次の日は普段通りに仕事に行ったんですが、仕事にならないってことで、早めに帰ってきました。その後に電気が復旧して、テレビでみたことのない光景が放映されていて、本当にびっくりした記憶があります。」

 

●震災後変わったことは?

▶光治さん「当初は、何かあった時にすぐに家から出かけられるように準備していました。でも、正直、今は危機感が薄れてしまったように思います。」

▶美記子さん「当時はいろいろ準備していましたね。現在も被災地の人たちが不便な生活を強いられていることを考えると、今でも贅沢はできないと思っています。」

▶光治さん「原発のこともそうですけど、以前と比べて社会的ないろいろな問題に関して興味を持つようになりました。」

 

●10年後のイメージは?

▶美記子さん「新しい工房でモノ作りをして、犬と一緒に3人でゆっくり暮らしていたいですね(笑)」

▶光治さん「家族としては、新しい工房で山の中でゆっくり創作活動をしていたいです。個人的には、5年後くらいに、アーティストとして大々的に評価されて、10年後には海外で個展開催ですね(笑)」

 

【取材後記】 今号は、tovoの藍のボランティアに参加してくれたり、また個人的にも交流の深い、オリジナルこけし雑貨で全国のクラフトイベントを飛び回る「クッキーズ」の藤田ご夫妻です。このイベントに出る為に頑張り続けたという弘前市のクラフトイベント「津軽森2017」会場にて撮影。この号が出る頃には、お世話になっております弘前市「バンブーフォレスト」様にて、「クッキーズ」の個展も開催予定されています。たくさんの方に知って欲しいご家族です。(今号No.063の撮影とインタビュー:小山田和正)

 

【寄付総額】2011年6月〜2017年4月24日まで「¥5,184,238」を、あしなが育英会「あしなが東日本大震災遺児支援募金」へ寄付することができました。ご支援に深く感謝致します。

 

【定期購読のご協力を!】1年間の定期購読を承ります。1,800円(送料・寄付含)/1年間(12号)です。このフリーペーパーは定期購読の皆様のご支援で発行されております。ご支援の程、宜しくお願い致します。ご希望の方は、ウェブショップ(http://shop.tovo2011.com)よりお申し込みください。


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最終更新日 : 2017-06-12 10:56:49

この本の内容は以上です。


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