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2015年 北海道 恵庭市 

 

夕焼け空は観たけれど 

 

生まれて 初めて観る 

 

夕焼け空だった 

 

大きな鳥 

 

くちばしが幾つ隠れているか 

 

わかりゃしない 

 

白い雲の翼を観た 

 

形を変えるまで 眼で追った 

 

フレームドラムを教わると 

 

その晩 寝袋で独りで 

 

カラスの風見鶏の小屋で眠った 

 

その時代 独りの時間をすごすのが好きだった 

 

いつも 心中にある家に 

 

帰りたかった頃 

 

傷付いた心で 時々 

 

独りになりに何処かへ行った 

 

彼を愛しぬき 

 

いつか 命数が尽きたら 

 

次の瞬間 

 

白い雲の翼翻し 

 

私は夕焼け空に 

 

ふっと 溶けて 

 

空へ帰る


この本の内容は以上です。


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