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算命学余話 #R32 (page 1)

 フランスの大統領選では、親子二代に渡る筋金入りの極右政治家マリー・ルペン氏を抑えて、中道の若手エマニュエル・マクロン氏が当選しました。インパクト溢れるルペン氏に比べて、日本のお茶の間に馴染みの薄いマクロン氏の政治家としてのカラーがいまひとつはっきりしないせいか、注目されるのは政策よりも25歳年上の人妻を初婚相手に選んだことのようです。

 高校生と家庭教師という立場から関係が始まり、銀行家の夫との間に三人の子供をもうけている女性への思いを15年間辛抱強く抱き続けた末、30歳の時に見事念願成就して結婚に漕ぎ着けました。日本では「さすがフランス」という称賛に近い反応が多いように見受けられますが、皆さんは率直に言ってクレイジーだと思いませんでしたか。私は思いましたが。マリー・ルペン氏の掲げる政策と同じくらいにクレイジーだと思いました。つまり現今のフランスが、全体的にクレイジーだという風に感じられたのです。

 

 もちろんクレイジーが悪いというのではありません。算命学は、前回も述べた通り、陰陽両面を支持しており、どちらか一方に善か悪を押し付けることはしません。二人の婚姻をクレイジーだと思う人もいれば、思わない人もいる。またフランス人が全員こうした年の差婚に賛同しているという解釈も間違いです。マクロン氏の両親は15歳の息子が同級生の母親と熱愛していると知って震え上がり、二人を引き離そうと息子を転校させたと聞きます。

 聞けば聞くほど楽しい人間模様ではありませんか。こんな愉快な人たちの命式風景はどうなっているのでしょう。というわけで、今回の余話は大変下世話ではありますが、フランス新大統領夫妻の結婚観についてです。

 ちなみに某週刊誌の記事では、マクロン効果により今後は熟女と息子ほども年の離れた若いツバメとのロマンスが増加するとの無責任な予測を掲げています。その理由は、昨今の女性の社会進出により若い女性がすっかりキツイ女になってしまい、癒しや心配りを求めるなら子育て等を経験している中高年女性を相手にした方が適切だからというもの。本当ですかね。いい加減な推測に聞こえます。いつの時代もキツイ女はキツかったし、優しい女は優しいものです。

 果たしてマクロン大統領は、母親ほども年の離れた妻に癒しや心配りを求めているのでしょうか。宿命を見ると様相は大分違うようです。


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最終更新日 : 2017-05-17 13:51:25

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