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瞬間

胸に迫る何か

触れることさえままならない

身体中に電気が走るような

感じたことのない

強い衝撃

何かと思い

目をこらして見てみると

そこにいたのは

あなただった

紛れもなく

あなたと言う

光だった


いっそのこと

嫌いになってしまいたいけど

嫌いにはなれない

一度始まってしまった恋のステージは

誰にも止められない

神様にだって

止められない


近くにいても

手が届かなくて

叫んでも

あなたには空耳にしかならなくて

愛されてる気がしなかったから

目を合わせることさえも苦しくて

一緒にいた時間を

さよならで精算することしか出来なかった

追いかけてもくれないあなたに

落胆したのに

胸の奥のざわつきが止まらない

さよならと言った私を

何の驚きもなく見ていたあなたの顔が

頭から消えない

今でも


見知らぬ街にいる君

僕の声が聞こえますか

僕の想いは届いていますか

あの頃とずっと同じ気持ちで

僕はここにいます

君の瞳は今

誰を映しているのですか

空を飛んで

君に会いに行けたらと

思うばかりです


あなたに会えずに

歩くこの道は

月の光も当たらない

おぼろげな砂利道

足音だけが寂しく響き

冷たい風は

身体の芯までも凍らせる

月の光を掻き集めて

行けるところまで行ってみよう

そして

そこにはきっと

あなたがいてほしい



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