目次
この本は、東京を走る電車の中の楽しい人間模様を書き留めたものです。
本当は自分の孫に言いたいこと
あめちゃんおばあちゃん
たてむすび
素敵な瞬間を見た!
車中ウォッチング(ブランドもどき)
私が着たら・・・!
のぞき見(ミタさん)
(トリコットのドレス)
 (ウォッチ君のウォッチ))
(明朝の眉が心配・・・)
(帽子の被り方)
(たんたんと・・)
(銀座線で・・)
紬着物地の利用法
日暮里繊維問屋街というところ
笏を持ったお内裏様・・?
がんばれ!にっぽん! 「ロンドン五輪選手のエンブレム」
ミサンガ
マンタのマント
ピコットちゃん
ふくらはぎ
キューピー体型
スカーフ
ほっこりする風景
冷え冷えタオルの賞味時間
かなしき「デブリン部隊」
美しき「優先席」のひと
銀座線の人
近頃の「手袋事情」
一口コント!
一本の白髪で・・
サマーヤーン
鳩杖
円形・・・
紙の使い方
「謎」のセリフ
スカイツリーと夫婦の有り方
バイヤスのボタンホール
つけまつげ
魔法の液体
ぱか~ん!
ブランドおばあさま
自分のことを一番知らないのは自分
ミスマッチ?
ロココ婦人
お歳頃の心得
しまぶくろ・・・?
「優先席」のA・B・Cさん
ピン一本で・・・
入れ歯遊び
伊達男
色男の困惑
車中ウォッチング(携帯編)
衣替えの季節
人はみかけに・・・
ルーズソックス
体操おばさん
若い男性
クリスマスバージョン
化粧
逆ウォッチング
はな〇〇
おばさんの会話
赤福!
順番こ
ちょうちんブルマー
奥付
奥付

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この本は、東京を走る電車の中の楽しい人間模様を書き留めたものです。

 



 

 

東京を走る電車の中で退屈な時間を過ごしている間にも、気が付けば、微笑ましくも楽しい会話や人間らしい行動などを見聞き出来ます。

つい見逃してしまいそうな、そんなエピソードの切れ端を拾ってみました。

 

私が絵(デッサン・クロッキー)を20年間勉強し続けていることも有り、ふとした仕草や服装などを頭にクロッキーして記憶し、後で帰宅後に思い出して描いています。

絵が思わぬところで役立って、描き続けてきて良かったな・・と思います。

 

どうぞ、私と一緒に、車中の人々を絵と共にウォッチングしてみませんか・・・?

 

 



 

 


本当は自分の孫に言いたいこと

この季節、受験で日夜頑張っている学生たちの姿や、それを見守る家族の方々の気使いがそこここに・・・。


我が家も無事済んでほっとした時間を取り戻したところ。
そんな時、いつも思い出す車中の風景がある。

3年ほど前のこの季節。
バリッと真新しい制服姿の初々しい高校生が隣に座り、慣れない電車通学に緊張した面持ち。


いいなぁ!いいなぁ!こんな紅顔の少年時代は長くは続かないのだから、精一杯三年間の高校生活を楽しんでね。
どんなお友達が出来るかなぁ・・。可愛いこちゃんとの素敵な出会いもきっとあるよ!
ご家族もさぞお喜びのことでしょう! ほんと!良かったね!
きらきらしたほっぺに、まだ中学生の面影を残している少年を眩しく見ていた。

その隣の60がらみの太ったおばさんも、ちろりちろりとその新高校生を見ている。


そして、ついに話かけた。

 


あんた、勉強しなかったんでしょう!?」

 

ん?・・・何を言い始めたのかしら・・・?

この「僕」のおばあさんでもなさそうだし・・・?

 

「だからこんな高校しか受からなかったんだよね」


な・何を言い出すの?

 
私はびっくりして飛び上がりそうになった!


はっとした少年は自分に話かけたのだと知り、顔を紅潮させて下を向く・・・。


なおもおばさんの毒舌が続く。


「あんた、人生頑張らなきゃいけないこともあるんだよぉ!これから生きていくのに、努力することも大事!それを怠けていたからこんな制服を着るはめになるんだから!」


人生訓をとうとうと垂れるおばさんと、首をうな垂れ、真っ赤になっている少年・・・。
もう、いたたまれない雰囲気になった時、最後にこう付け加えた!


「ごめんよ、実はおばさんの孫もあんたと同じ高校に通っているんだよ・・・。だからついつい悪いことを言ってしまったね。本当は自分の孫に言いたいことをあんたに言っちゃってさ。」

もう!

ふぅ~~~!!!

 

 

 

 

 


あめちゃんおばあちゃん

六本木会へと向かう車中。

久しぶりに「車中の人」 になって、さ~ていつもの「ウォッチング」を始めようと周囲に目を泳がす・・・。

残念、それらしきお方が見当たらない。

 

・・と、ある駅に着いて扉が開いたとたん、がやがやと数人の塊が押し合い圧し合いで乗りこんできた。

わやわや、数個空いていた席をめがけて右往左往・・・。

そのあまりの勢いに、座っていた人が立ち上がってそっと別の車両へ移ったぞ・・・。

 

はぁ・・・。

座るべき人が全部座ったとみるや、目の前のおばあさんが、リュックのポケットをまさぐって何かをわっしと取り出した。

そして、前かがみになりながら、手一杯にこぼれそうなほどの何かを付きだしながら向かいの座席の私達の方にやってくる・・・。

そして、私の隣の女性に「ほれ!」かなにか良いながら差し出した。

その女性がけらけら笑いながら受け取ったのが、「飴」一粒。

次は私・・・! か・・?

と身がまえて、「あ・・、結構ですぅ」かなんか言おうとしたら・・・!

違った!

私を通り越して、左隣のお爺さんに飴を一粒・・・。

みんな、けらけら笑いながら受け取っている。

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(飴印を付けた方たちが「飴一味」(?)だったようだ)

 

そうか・・、これが噂に聞く「あめちゃんおばあさん」なのか・・・? (^O^)/

 

関西で出没するらしい「あめちゃん」を初めて目にしたことだった。

 

あやうく、私も手を差し出すところだったぞ。 ふぅ

 

 ふふふ、たかが飴・・「されど飴・・・」、笑っちゃいました。
いえね・・、わらわらと乗ってきた人達が「飴ちゃん一団」だと分かっていたらショックが少なかったのね・・・。
でも、「ほれ!ほれ!」と皆にばらまくのかと思っていたのに私だけ「スカ」はちょっとズッコケでしたよん! ( *´艸`)
この絵の私の後ろ姿の「哀愁」を共有してくださいますぅ~?!!


「たかが飴」されど「飴」!!! (≧▽≦)

 

 

 

 

 


たてむすび

今日は、恒例の「古嫁会」を松戸で・・・。
一人都合が付かずに欠席だったが、小姑(!)も含めて4名が、なんと!5時間もおしゃべりしっぱなし!
帰宅したら、よくもまぁ、話が続くものだねぇ・・・と家人に呆れられたが、まだまだ5時間は続けられるよ〜ん!  (~_~;)「


オトコにとっては、女って本当に不思議な人種らしい・・・。(^_-)-☆




行きの電車の中で、50にならんとする年恰好の女性がバッグの紐を結んでいたが、何回結び直しても「たて結び」になってしまい、しきりに、横になるように強引に手で直しているのを目撃。


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どんなに強引に捻っても、絶対に「たて結び」に戻ってしまいますよね・・・。

50近くになっても蝶結びが出来ない女性がいるなんて、本当にびっくり!
しかも、「たて結び」を捻って直そうとするなんて・・・。


きっと、お嬢様がそのまま50になった方なのかも・・・。

ある意味、幸せな方!!


素敵な瞬間を見た!

昨夜はヴァイオリンリサイタルにご招待いただきお出掛け、車中の人に・・。
乗り込んで直ぐに座れ、ほっと顔を上げると、今しも電車の扉がす〜っと締まりかけた。
そこへ、60台のおじいさんが階段からふーふー言いながら突進して来るのが見えた。
「あ、危ない・・・!」
その瞬間だった! 扉の処に立っていた二人の男性が、締まりかけた両の扉を申し合わせたように「がっ!!」と満身の力を振り絞ってこじ開けた!!
本当に、歯を食いしばっての「満身の力」だ!
人一人通れる程に開いた隙間から、「ありがとうぉぉぉ!」と言いながら飛び込んできた男性は、恥かしさも有ってか、つつつつと小走りで中の人ごみに入って行った。
そして・・。扉は閉まった・・・。
扉をこじ開けた殊勲の二人の男性は、今の出来事が無かったかのように、「そいでさぁ・・」みたいな様子で今までの話の続きを話出していた。
その話が耳に届いた時、「ん」と思った。あれれ、中国語だ。
そのお二人は中国人の方だったのだ!

  • 次の電車までわずか4分待つだけのことだったが、飛び込んできたおじいさんも凄いが、扉をこじ開けた中国人も凄い!

一瞬の国際的な(大袈裟!)素敵な瞬間を垣間見た気がした。



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