目次
この本は、東京を走る電車の中の楽しい人間模様を書き留めたものです。
どっちが男性?女性?
たゆたゆ 
(たんたんと・・)
のぞき見(ミタさん)
本当は自分の孫に言いたいこと
あめちゃんおばあちゃん
キューピー体型
たてむすび
素敵な瞬間を見た!
私が着たら・・・!
(トリコットのドレス)
 (ウォッチ君のウォッチ))
(明朝の眉が心配・・・)
冷え冷えタオルの賞味時間
(帽子の被り方)
(銀座線で・・)
紬着物地の利用法
日暮里繊維問屋街というところ
笏を持ったお内裏様・・?
がんばれ!にっぽん! 「ロンドン五輪選手のエンブレム」
一口コント!
秋葉原の「メイドさん遊び」?
ミサンガ
マンタのマント
ピコットちゃん
ふくらはぎ
スカーフ
車中ウォッチング(ブランドもどき)
ほっこりする風景
かなしき「デブリン部隊」
美しき「優先席」のひと
銀座線の人
ブランドおばあさま
近頃の「手袋事情」
一本の白髪で・・
サマーヤーン
鳩杖
ロココ婦人
円形・・・
紙の使い方
「謎」のセリフ
スカイツリーと夫婦の有り方
バイヤスのボタンホール
つけまつげ
魔法の液体
ぱか~ん!
自分のことを一番知らないのは自分
ミスマッチ?
お歳頃の心得
しまぶくろ・・・?
「優先席」のA・B・Cさん
ピン一本で・・・
入れ歯遊び
伊達男
色男の困惑
車中ウォッチング(携帯編)
衣替えの季節
人はみかけに・・・
ルーズソックス
体操おばさん
若い男性
クリスマスバージョン
化粧
逆ウォッチング
はな〇〇
おばさんの会話
赤福!
順番こ
ちょうちんブルマー
★ ありがとう、おばあちゃん ★
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どっちが男性?女性?

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目の前に座っているお二方・・・。

片や足を内股にして何かを挟んでいる風。

片や、帽子を深く被って足は「大股びらき」・・・。

さ~て、お二方の性別は・・・?

多分、左の方が小柄なので女性かとお見受けするけど。


たゆたゆ 

先日の「歯痛」で、ほっぺが膨れる経験をした。
左の片方だけがぷっくらと腫れ、そちらの頬のお肌がつやつやと輝き、若い時はこんな風だったのね・・・と、遠い目をして思わずなでなでしていたものだった。

勿論、痛いのは痛かったけど。(>_<)



と・ところが・・・・!
すっかり元通りに治ったのに、最近鏡を見て気がついた・・・!
左の顎の線が弛み、何と、縦皺が出ている!  (>_<)

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ややややや!


そこで思いついた。
「風船」を思い切り膨らませた後、しゅしゅしゅ・・・と急に空気を排出した時、確かにたゆたゆした頼りなげな風情になる・・・。
そう、私のほっぺがそれだ!


いや〜ん、まさかそんなにあからさまに変化が現れるなんて。 信じられない〜!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そうそう、たゆたゆの事で・・・。

先日の電車の中、例の「優先席」に大きな顔で座っていた。
70歳を過ぎてからは、おずおずではなく、堂々と座ることにしているが、心のどこかでは「まだ早すぎる??」という自負もあったりして、結構複雑な心境。
・・・・というのは外見が見えない私だけの問題で、どこからどう見てもやっぱり71歳の老婆なのだとは思う。
だから、堂々と・・・・・・座っていて気が付いた。
電車の端の優先席に座っている、3人・3人の座席の全員が女性、お稽古かショッピングか・・、皆様それぞれにお洒落なお洋服に身を包み、お化粧も施しているが、 ふふふ、みんな同じ顔をしている・・・。
つまり、全員のほっぺが法則通りに「たらり〜〜ん」・・・・。
同じ輪郭なのに気が付いた。
いいの・いいの、それぞれどんな人生を歩んできても、最後はみんなこんなお顔になるのだから、神様は公平なのね!

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(たんたんと・・)

     たんたんと・・・
★ーーーーーーーーーーーーーーー★


六本木に向かう電車の中で、例によって「優先席」に陣取った私。

とある駅で隣の方が席を立って降りられた。
そして、入れ替わりに泳ぐように真っ先に大急ぎで

乗り込んできた80過ぎとおぼしきおじいちゃん。

両肘を「く」の字に広げて幅を確保しながら飛び込んでくるなり、
「おっおっ!」と、大きなジェスチャーで私の隣の空いた席を

指さして、後ろから乗ってきたおばあさんに大きな声で指図をし、

自分も丁度空いた向かいの席によろよろしながら慌てて座った。

あ~、これで一安心!おばあさんも座れたし・・という

安心顔がやさしい。

おばあさんは、私の隣でもの静かに、たんたんと座っている

・・・。


そして私が降りる駅が来た時、想像してみた・・・。

「きっとあのおじいさん、私が立ったら奥さんの隣に席を

移動してくるぞ!」・・と。


ひゃ!  お見事!!あたった!

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降りる瞬間にふと見返ると、ほ~らね!  

あったり~~~!!!

おじいさんが自分の席から立ち上がり、混んだ人ごみを分けて、

おばあさんの隣の席(今まで私が座っていた席)へ突進し、

よろよろしながら腰を下ろすところだった! ('◇')ゞ

だって、

次の駅が終点なんだから、一駅位別々でもいいじゃな~い?!

と思いながらも、「たんたん」と前を向いたままの

冷静なおばあさんと、

そのおばあさんを愛してやまないおじいさんの

威張った指図の滑稽さに、思わず頬を緩めながら降り立ったことだった。

大事な大事な奥さんなんですね!  (^O^)/

何とも良い風景。

 

 


のぞき見(ミタさん)

 

覗き読み・・・これこれ・・

★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★
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今日はバレンタインディ。


向かいに座ったかわいこちゃんが、にこにこしながら夢中でメールを打っている。
カレシとデイトの連絡かな・・・?


バッグの中には、手作りチョコレートが入っていたりして・・・。(^o^)丿


隣にすわったおばちゃま、何でそんなに気になるのか、のけぞりながら

盛んにメールの文字を読もうと覗き込んでいる目が笑えちゃう・・・。

これこれ・・・。


本当は自分の孫に言いたいこと

この季節、受験で日夜頑張っている学生たちの姿や、それを見守る家族の方々の気使いがそこここに・・・。


我が家も無事済んでほっとした時間を取り戻したところ。
そんな時、いつも思い出す車中の風景がある。

3年ほど前のこの季節。
バリッと真新しい制服姿の初々しい高校生が隣に座り、慣れない電車通学に緊張した面持ち。


いいなぁ!いいなぁ!こんな紅顔の少年時代は長くは続かないのだから、精一杯三年間の高校生活を楽しんでね。
どんなお友達が出来るかなぁ・・。可愛いこちゃんとの素敵な出会いもきっとあるよ!
ご家族もさぞお喜びのことでしょう! ほんと!良かったね!
きらきらしたほっぺに、まだ中学生の面影を残している少年を眩しく見ていた。

その隣の60がらみの太ったおばさんも、ちろりちろりとその新高校生を見ている。


そして、ついに話かけた。

 


あんた、勉強しなかったんでしょう!?」

 

ん?・・・何を言い始めたのかしら・・・?

この「僕」のおばあさんでもなさそうだし・・・?

 

「だからこんな高校しか受からなかったんだよね」


な・何を言い出すの?

 
私はびっくりして飛び上がりそうになった!


はっとした少年は自分に話かけたのだと知り、顔を紅潮させて下を向く・・・。


なおもおばさんの毒舌が続く。


「あんた、人生頑張らなきゃいけないこともあるんだよぉ!これから生きていくのに、努力することも大事!それを怠けていたからこんな制服を着るはめになるんだから!」


人生訓をとうとうと垂れるおばさんと、首をうな垂れ、真っ赤になっている少年・・・。
もう、いたたまれない雰囲気になった時、最後にこう付け加えた!


「ごめんよ、実はおばさんの孫もあんたと同じ高校に通っているんだよ・・・。だからついつい悪いことを言ってしまったね。本当は自分の孫に言いたいことをあんたに言っちゃってさ。」

もう!

ふぅ~~~!!!

 

 

 

 

 



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