目次
この本は、東京を走る電車の中の楽しい人間模様を書き留めたものです。
どっちが男性?女性?
たゆたゆ 
(たんたんと・・)
のぞき見(ミタさん)
本当は自分の孫に言いたいこと
あめちゃんおばあちゃん
キューピー体型
たてむすび
素敵な瞬間を見た!
私が着たら・・・!
(トリコットのドレス)
 (ウォッチ君のウォッチ))
(明朝の眉が心配・・・)
冷え冷えタオルの賞味時間
(帽子の被り方)
(銀座線で・・)
紬着物地の利用法
日暮里繊維問屋街というところ
笏を持ったお内裏様・・?
がんばれ!にっぽん! 「ロンドン五輪選手のエンブレム」
一口コント!
秋葉原の「メイドさん遊び」?
ミサンガ
マンタのマント
ピコットちゃん
ふくらはぎ
スカーフ
車中ウォッチング(ブランドもどき)
ほっこりする風景
かなしき「デブリン部隊」
美しき「優先席」のひと
銀座線の人
ブランドおばあさま
近頃の「手袋事情」
一本の白髪で・・
サマーヤーン
鳩杖
ロココ婦人
円形・・・
紙の使い方
「謎」のセリフ
スカイツリーと夫婦の有り方
バイヤスのボタンホール
つけまつげ
魔法の液体
ぱか~ん!
自分のことを一番知らないのは自分
ミスマッチ?
お歳頃の心得
しまぶくろ・・・?
「優先席」のA・B・Cさん
ピン一本で・・・
入れ歯遊び
伊達男
色男の困惑
車中ウォッチング(携帯編)
衣替えの季節
人はみかけに・・・
ルーズソックス
体操おばさん
若い男性
クリスマスバージョン
化粧
逆ウォッチング
はな〇〇
おばさんの会話
赤福!
順番こ
ちょうちんブルマー
★ ありがとう、おばあちゃん ★
奥付
奥付

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ちょうちんブルマー

PCファイルの画像の整理をしていたら、日暮里駅のホームを颯爽と歩くこんな女性の絵が出てきた。

 

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そうそう・・・、大昔、私も履いた事がある【ちょうちんブルマー】の現代版なのかしら・・とちょっと懐かしい。

 

 

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ふふ、思い返せば懐かしくも可愛い少女時代もあったのね・・・。

古び果てた私たちにも・・・。

 

流行は繰り返す・・と言うが、こんなものまで半世紀後に出現するとはちょっとびっくり。

ホームの彼女、流行の先端を行くような気分で足取りも軽く去って行った。


★ ありがとう、おばあちゃん ★


久しぶりにベイホテルでの昼食会がある日。

シャンプー・・・よし! お化粧・・・よし! ちょっと華やかな服・・・よし!
いつになく朝から華やいだ気分で昂揚して準備万端怠り無く・・・。

出不精な私、「座敷ぶ○」状態の日常だけど、それが私の一番好きな生き方。

でも、こういう会もやっぱり出なくてはいけない時もある。(*_*;


舞浜に向かう電車は少しだけ混んでいて、ディズニーランドに行く人達が、楽しげにさざめきあっている。

若いって良いな〜。
顔も、太ももも、ぷちぷちしている。

高校生かな?。薄化粧にピアス。
今時の高校生って、お化粧もしているんだ・・・。
座っている私の前でおしゃべりに花が咲いて本当に楽しそう。

あ、私の両端の席が空いた・・・。

友達同士が二人で一緒に座れるように、私は席をひとつ移って空けてあげる。

「うふ、なんて気が利くんでしょう!私って!」('◇')ゞ

「どうぞ!」
にこやかに、おごそかに、親切心を湛えた目線で言う私。

と・・・。

「ありがとう、おばあちゃん!」

 

「うぬ!?・・・」。


まだまだ若い(若く見える・・・)」とうぬぼれていた私。( *´艸`)

それにしても・・・。それにしても・・・。

「おば・・おば・・おばあちゃん!?〜〜〜」

 

うらめしげな視線でその方を見やると、私など既に眼中にない彼女、早速楽しそうに
「そいでさぁ〜」「きゃ!そのバッグいくらだったぁ〜??」と隣の席でさっきの話の続き・・・。

 

めげているのを周囲に悟られないように、「うほん!」と咳払いをして襟元を直したりして気持ちを整える私。


孫が「おばあちゃん〜」と話しかけると、「な〜にぃ〜」などとにやけているのに、こういう場合、「他人のあんたのおばあちゃんじゃない!」と鼻息荒く考える事でもないのは当然・・・。

 

でも・でも・でも・・・。 "(-""-)"


前に70歳の知人がこぼしていたセリフを思い出した。

「電車で、おばあさん!て呼びかけられて席を譲られたのよぉ〜!」
悔しそうに言っていたのは、もう、何年前か。

その時は「だって〜。じゃ〜、何て言えばいいの? 70過ぎの背中が大きく曲がった白髪の小柄な彼女は、やっぱりおばあさんじゃない?・・・」などと、つれない心の中。


年を重ねないと分からない事ってほんとに多い。

でも私、その方と同じ70歳になるまでは、まだ8年もあるんだも〜ん!
62歳の私に、それを言うぅ〜〜!???

しかも、精一杯若々しくオメカシしてきたつもりの私に それを言うぅ〜!?

その私に「お・おばあちゃん〜〜?!!! (*_*;


あ〜ぁ、席を変えてあげるんじゃなかった・・・!



・・・それから16年の日にちが過ぎた今、家人から「おばあちゃん〜!」と呼びかけられて何の躊躇もなく「は〜い」と返事をしている私。

でも、他人から「おばあちゃん」と言われたら、まだきっと「なぬ!」と思ってしまうのだろうか・・・?

ただいま、78歳!!   (*_*;


奥付



MEMEの【車中ウォッチング】


http://p.booklog.jp/book/114647


著者 : MEME
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