目次
この本は、東京を走る電車の中の楽しい人間模様を書き留めたものです。
赤福!
ちょうちんブルマー
順番こ
のぞき見(ミタさん)
(トリコットのドレス)
 (ウォッチ君のウォッチ))
(明朝の眉が心配・・・)
(帽子の被り方)
(たんたんと・・)
(銀座線で・・)
紬着物地の利用法
日暮里繊維問屋街というところ
笏を持ったお内裏様・・?
がんばれ!にっぽん! 「ロンドン五輪選手のエンブレム」
ミサンガ
マンタのマント
ピコットちゃん
ふくらはぎ
キューピー体型
スカーフ
ほっこりする風景
冷え冷えタオルの賞味時間
かなしき「デブリン部隊」
美しき「優先席」のひと
銀座線の人
近頃の「手袋事情」
一口コント!
一本の白髪で・・
サマーヤーン
鳩杖
円形・・・
紙の使い方
「謎」のセリフ
スカイツリーと夫婦の有り方
バイヤスのボタンホール
つけまつげ
魔法の液体
ぱか~ん!
ブランドおばあさま
自分のことを一番知らないのは自分
ミスマッチ?
ロココ婦人
お歳頃の心得
しまぶくろ・・・?
「優先席」のA・B・Cさん
ピン一本で・・・
入れ歯遊び
伊達男
色男の困惑
車中ウォッチング(携帯編)
衣替えの季節
人はみかけに・・・
ルーズソックス
体操おばさん
若い男性
クリスマスバージョン
化粧
逆ウォッチング
はな〇〇
おばさんの会話
奥付
奥付

閉じる


<<最初から読む

60 / 62ページ

はな〇〇

生地を買いに電車で出かける。
今日は秋晴れの素敵な日より。
大好きな、ぶらり一人ショッピングには打ってつけの気候。
思い立って電車にとびのる。
日暮里繊維問屋街は私の一番大好きなところ。
一日さまよっていても退屈しない。
で・・・。買った!買った!生地やレースを買い捲って帰途につく。
重い袋を3つも網棚に乗せてほっと一息つく頃には、汗びっしょり!
よんこらしょと我が家に着いて、ふと鏡を見てびっくり。
午後から思いつきで飛び出したので、お化粧もそこそこで、しっかり点検しないで出かけたらしく、眉の片方が描いてなかった?
はたまた、汗で流れてしまったのか・・・。
片方の眉が半分しかな~い!
ありゃりゃん!
ま、終わってしまった事だし、しゃぁない!しゃぁない・・・。(ーー;)

人って、変な事があっても、見て見ぬフリですごしてしまいますよね。
たとえ頭に「ちょんちょこりん」が乗っていようが、背中に落書きがしてあろうが、チャックが開いていようが、ズボンが裂けていようが、かつらがずれていようが、ストッキングが伝染していようが・・・。

ある日、同級生が新宿で集まろうという事になり、何十年ぶりに会った時のこと。
それぞれ、卒業以来の歴史を身体や服装に滲ませながら「あらぁ!」「まぁ!」と再会を喜びあって・・・。
当時「お嬢様」で通っていたT嬢(?)も、その名にタガワズ相変わらずお上品なたたずまい。
白い上等な麻にカッティング刺繍が施された見事なスーツは、卒業後のお幸せさを象徴していた。
と・・・。
あれま・・・。
お出掛け時には、何十年振りの思いも重なって、丹念に入念にお化粧を整えていらしたであろう彼女の鼻の脇に・・・大きな「鼻○○」が・・・。
ほんと、お気の毒だけど教えて差し上げられなかった・・・。

今も美しく華やかに活動していらっしゃる彼女のお噂を耳にするたび、どうしてもその瞬間の事が頭をヨギル。
私って、ツレナイ人かも・・・。
いや、人間ってそんなものですよね・・・。(・・;)
教えて上げなくてごめん!(遅いって!)


おばさんの会話

あっという間にもう2月に突入!ううぅ 恐ろしい勢いで日月が流れる・・・。
今日はボランティア団体(というほどのものではないが)「あしながおばさん」の新年会兼打ち合わせで舞浜シェラトンへ・・。
相も変わらず着ていく服に難航するが、な~に、冬はオーバーという隠蓑という強お~い見方がアルから大丈夫!
(とはいえ、ホテルの中でのオーバーはないよな・・・。やっぱり困る・・)

はてさて、取敢えず身繕いをして駅へ。
一足前を歩いているご婦人二人、何やら楽しそうにおしゃべりしながら、いつの間にか同じ車両の客になっていた。
私の右二つ目に陣取るや、「そいでさぁ・・・」と先ほどの会話の続きが始まる。
隣一席空いているが、充分にお二人の声は耳に入って来る。
今日は、耳からのウォッチングといこう・・・。(~_~;) ダンボ耳・・・。

「こないださぁ、孫が遊びきてさぁ、あなた、お泊りするって言い出したのよぉ。」
「うんうん」
「うちの主人ったらさぁ、ほいほい喜んじゃってさ、「いいよいいよ」だって。
そんで、息子達は孫を置いてじぶんちに帰っていったわけよ。
さぁ大変!一人になったとたん、孫があなた!帰りたいぃぃ~!と叫びだしたのよぉ!
そうくると思ったわよ、わたしは!
だから私言ってやったわよ!亭主に。
いわんこっちゃないでしょが!あんたがほいほいするからよ!って。
第一、お嫁さんがあんまり良い顔をしていなかったのに気が付かないんだからぁ!
それからが大変よ。折角帰った息子夫婦に、また迎えに来て貰ってさぁ。
ぺちゃくちゃ ・・・あれこれ・・・」

ふと気付くと、ダイエットの話に変わっていた。
我ら中年女性の話題と言えば、「孫の話」「ダイエットの話」「ファッションの話」
飽きもせずに話は続く・・・。

と・・。
ある駅で若いカップルが息せき切って飛び込んできた。
私の隣に男性が座り、はあはぁまだ息を弾ませている。
その時点でもうおばちゃま達の会話は聞きとれない。
では、今度はカップルの話題を・・・。
女性「どうして遅刻したのさぁ!待ったんだよぉ!」
男性「ご免ご免!寝坊しちゃってさぁ」
「もう!帰ろうかと思ったんだから!」
「わりいわりい」
なんだらかんだら・・・。
デズニーランドに行くところらしい。
座っている男性の襟首を掴んで捩じ上げたり、拗ねたり・・・。
若いっていいなぁ・・・。
でも、私にはそんな時代は全然無かった・・。(*_*;
あぁ!勿体無かったなぁ・・。
一度でいいから異性の襟首を甘えながら拗ねながら捩じ上げてみたかった・・・。




奥付



MEMEの【車中ウォッチング】


http://p.booklog.jp/book/114647


著者 : MEME
著者プロフィール:http://p.booklog.jp/users/retotoruri/profile


感想はこちらのコメントへ
http://p.booklog.jp/book/114647



電子書籍プラットフォーム : パブー(http://p.booklog.jp/
運営会社:株式会社トゥ・ディファクト




この本の内容は以上です。


読者登録

MEMEさんの更新情報・新作情報をメールで受取りますか?(読者登録について