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サマーヤーン

      私が「サマーヤーン」を編むのを辞めた理由
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このところの私は、恥も外聞も無く、電車に乗ると「優先席」を目がけてまっしぐら。

今日も勿論汗を拭き拭きドッコイショとばかりに座り込んでいた。

ふと見ると、私と同年代のご婦人が二人、優先席には見向きもしないで出入り口に立って居る。


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空席があるのにもったいない~~! と私の心。


その二人、お互いがお召しのニットの「ちゃんちゃんこ」(・・・?何て言ったらいいのかしら・・、あ、ベストだ!)を引っ張ったり目を近づけたり、編み物の技術の品評会のような風情。

「サマーヤーン 講習会」か何かの教室にご一緒に通っているような会話。

難しい編み込みのその作品(?)をお召しになって、さぞ心楽しくうれしいひと時なのだろうなぁ・・・と、微笑ましく拝見していた。


一つ申し上げれば、海老茶の作品は、ブラウスが下からはみ出ない長さにする為に、もう5cm長くするか、チョッキ風に思い切ってもっと短くするか・・。

茶色の方の作品は、もう少しゆとりを持たせれば背中の丸みがむき出しにならなくて済むのに・・・。


・・・・などと勝手に品評会。


実は私も、体型を隠す為に・・と、黒のサマーヤーンを購入していた・・・。
どんな模様編みにしようか・・?などと、こころうきうきして・・。




だけど、・・・・・・作るのは辞めた。  (~_~メ)

(何故か?・・・・・なぜでも・・・・) (謎)  (*_*;




 

 


しまぶくろ・・・?

         しまぶくろ?
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5月晴れ・・の素晴らしいお天気。
コンサートに向かう山手線の車中で座っていた私。

ドアの近くに立って居る若者二人。
楽しそうな会話がそれとなく聞こえてくる。

履いているジーンズの「皺」がとてもいい感じだったので、心の中でデッサン
お尻近くまで下げたリュックも何となくしっくり。
右にリュックから下がった黒い紐がゆらゆらしているのがまた良い。



と・・、何気なく二人を見ていたら、一人が「駅の表示板」を指さして言った。
「ふふ! しまぶくろ!!」
「あ、ほんとだ!  しまぶくろ!!」
二人で ぶはは!と大笑い。


池袋 = しまぶくろ・・?


ちょっと首を傾げながら思った。
「きっと、しまぶくろ君が共通の友人なのね・・。  しまぶくろ・・って、沖縄地方に良くあるお名前だけど、もしかしてそちらから?」



ぼんやり考えていたら、その「しまぶく・・」じゃない・・池袋で、笑いあいながら二人が降りて行った。


爽やかな印象の二人。
しまぶくろ君によろしく!!   (~_~;)

 

キザ男の憂鬱

    キザ男の憂鬱

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めったに乗らない横須賀線の車中。

ある駅から乗ってきたカップル二人が前の席に座った。

まず目に付いたのが、男性の靴。

蛇皮で覆った甲の部分が「キザ」!

その目線を上に持っていくと、サングラスで目は見えないがなかなかの美男子。45がらみ?

ちょっと小太りが「難」だけれど、口角がちょっと上がった口元を摺り寄せて彼女の耳元で何かをささやいている。

女性も嬉しそうに目を見つめあったりしていたが、暫くしてふと気が付くと、何やら雲行きがあやしい会話に発展しているような気配。

口を尖らした女性(35くらい?)の台詞が断片的に聞こえてくる・・・。

「だってさ~!この間だって私のことを・・・・・・・どうしたこうした・・・」

「会社で○○子さんとばっかり仲良く話しをしていたから、私が邪魔なのかと思って席を外したのよぉ あの時!・・・・・・どうしたこうした・・」

 

女性の声がだんだん大きくなって今にも何かを喚きそうになった時、蛇皮君が薄い唇に手をあてて、「し~~~っ!」とささやいて、きょろりと周囲を見回す。

そして、優しそうな仕草で彼女の茶色く染めた髪を撫で撫でして気持ちを落ち着かせ、そっと肩を抱き寄せる。

それでも口を尖らしてぶつぶつ言いう彼女の唇に「ちゅっ!ちゅっ!」  

髪の毛を「いいこいいこ」・・・・。

さすがの彼女も、そうまでされたらすっかり高ぶった気持ちも萎えたらしく、今度は男性の腕にしっかと抱きつき、肩に頭をのっけて目をつぶる。

年齢がにじみ出ている二重顎が茶髪の下で見え隠れ・・・。

そのままじ~~~~~~っとしがみついて動かなくなった彼女を肩にしたまま、男性の所在なさそうな様子が可笑しい。

最初、自由が利く方の手の指でピアノを弾く仕草をしていたが、それでも寝た(ふりした!)彼女はしがみついたまま微動だにしない。

仕方なく、彼女の茶髪を撫でたり、ぐしゃぐしゃにかき回したりし、それでも起きない・・・・となると、今度は「貧乏揺すり」を始めた。

オシャレな「蛇皮」の靴で床を強くトントンと踏んだり、足を組んだり・・・・。

でも寝た(ふり)ままの二重顎(ごめんなさい)の女性。

 

絶対あんなに大げさな「貧乏揺すり」をされたら、普通なら起きるに決まっているのに、催眠術に掛ったように微動だにしない女性は、ますます体重を預けてきて、まるで抱擁のような姿勢にまでだらしなく寄りかかっている。

見ると、男性は「ピアノ」の手や「貧乏揺すり」の足で何とか時間を潰してはいるが、「えい!」と押し戻すような行動は決してしない・・というところがさすが「色男」!

 

とうとう東京駅に着き、私達は降りなければ・・・。

ホームに降りてからもちょっと気になって、その車両を振り返ってみたら、さすが耐え切れなくなった男性がすっくと席を立ち、その突然の乱暴な振る舞いに付いていけない女性が茶髪を振り乱して「なに?どうしたの?」という風情で呆然と見上げているのが窓越しに見え、車内の照明に黄色く照らされてシルエットのように揺れながら発車した窓から姿が見えなくなるところだった・・・。

 

彼の我慢も「東京駅」までだったのだろう。

男女のしがらみの、何と複雑なこと・・・。

どう見ても心の重さがちぐはぐなお二人だったが、蛇皮くんの辛抱とやさしさに拍手!だった。

二人は同じ職場のようだったが、お後がどうなるのかは蛇皮君の力量で・・・・。

 

隣でこっくりしている私の家人が「こんな人柄」で本当によかった・・・・!と、つくづく思いながら帰途に着いたことだった。


ピン一本で・・・

車中ウォッチング(髪編)

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神宮からの帰りの電車の中。
銀座線のトアル駅から乗ってきた日本の女性と赤毛の外国人。
向かいに一つだけ空いていた座席にどうぞどうぞ!と日本女性を座らせて楽しそうにお話をしている。
「そうそう・・」とか、ちょっとした日本語を交えながら楽しそうに・・・。



今まで見たことが無いような「赤い毛」が、ふさふさと肩に掛かってちょっと暑そう・・・。

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・・・、と、両手でちょこちょこっと髪を集めて、きゅるっと巻きながら、一瞬でこんな髪に形を変えてしまった!!!

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うっそ~!!



本当に、一瞬の出来事だったので、なにをどうしたのかを観察しそびれた!!
残念!


でも、あの豊富な髪を、指先だけで纏めたことだけは確か・・・!
まるで手品を見るような気分。


たくしあげ損なった幾筋かの髪が肩や首筋に掛かり、それがまた何とも言えない色っぽさ!


参った!!



ちなみに、憧れて描いていた「婦人像」の素材はこのページに!!   ↓


http://www.ream.ais.ne.jp/~meme/hu-puro.htm

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昔、外国映画などで見たシーン、同じように金髪をかき上げて「ピン」一本で止める仕草。
それがとても素敵で、憧れていたことがあった。

そして、あるシーンでは、その一本の「ピン」を取り去り、ふわりふっさりと肩にウェーブがなだれ落ちる瞬間、首を振ってそれを流す仕草・・・!


あ~、憧れていた!!


でも、その頃の私はと言えば、直毛で沢山あった黒髪にはそんな仕草は叶わず、どんなに持ち上げても、するりドサリと落ちて、ガンジガラメにピンを沢山刺さないと髪は上げられなかった。


ところが・・・、最近の、加齢や諸事情(!!)からくる「薄毛」効果で、ピン一本でも巻き上げられる昨今・・。



ち~~~~っともうれしくない!!   (ー_ー)!!





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スカイツリーと夫婦の有り方

   夫婦の有り方

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日暮里で用を済ませての帰りの車中。
この頃は躊躇なく腰かける「優先席」にどっかと座った私の前に、定年過ぎかな・・?と思われる夫婦が乗り込んできた。
ご主人が大きなボストンバッグを抱えていたから、きっと少し遠距離から出てきた帰りかな・・?と思われる。
常磐線にはいろんな快速があるが、今日乗ったのは「中距離快速」。

 


北千住あたりを通過する時、ご主人がきょろきょろ落ち着きなく窓の外をみていて、傍らの奥さんに「ほらほら! 電波塔(スカイツリー)が見えるよ!!  ほら! あ~~、ビルの陰になってしまった!   あ、建物の隙間から見えるから見てごらん!! あ・・、隠れた・・、あ!ほらほらここからだと全部が見えるよ」と嬉しそうにはしゃいだ声で、奥さんにひと目電波塔(スカイツリー)を見せようとしている姿が楽しい。


・・・・・・・・あぁそれなのに、それなのに・・・、奥様ときたら、「見なくていいの!」という顔でそっぽを向いている・・・。
折角見せてやりたいと騒いでいるご主人を避けて後ろの方に後ずさり・・・。

いよいよ本格的に大きく全容が見えるスポットに差し掛かると、ご主人、強引に彼女を窓際に引き寄せた。


よろめきながらも何とか外を見た彼女、そのスポットを過ぎると、今度は電車のドアの方に遠く離れて逃げてしまった。


とある駅で、運よく私の隣が空いた!


ご主人、自分が座る前に「おい!空いたぞ!」とおくさんに話しかけるも、奥様は「私はこの人とは関わりがござんせん」風のつんと澄ました顔でドア越しに外を見ている。


仕方なくすごすごと私の隣に座ったご主人・・・・。

今度は、「おい、その荷物をここへ載せろ」と奥さんに話かけるも、知らんぷり・・・。

そうこうする内に、ご主人の隣の席も空いた。


「おい、ここここ!」と、中腰になって身を乗りだし、ドアの前の奥さんの服を引っ張って強引に席に誘う。
さぁ、これでご夫婦目出度く隣り合って座れたぞ・・・。  (~_~;)



・・・ふと気付くと、私の最寄駅到着。

降り際にちらりとご両人を見ると、奥さんがガムだか飴だかの紙を剥いてご主人に差し出しているところだった。

ふふ、勿論実は仲良しご夫婦だったのね!
スカイツリーを初めて見て舞上がっているご主人がちょっと恥ずかしかったのね・・・。  ふふ

何だかふんわりとした気分になってホームに降り立ったことだった。

 

 

 

 

 



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