目次
この本は、東京を走る電車の中の楽しい人間模様を書き留めたものです。
どっちが男性?女性?
たゆたゆ 
(たんたんと・・)
のぞき見(ミタさん)
本当は自分の孫に言いたいこと
あめちゃんおばあちゃん
キューピー体型
たてむすび
素敵な瞬間を見た!
私が着たら・・・!
(トリコットのドレス)
 (ウォッチ君のウォッチ))
(明朝の眉が心配・・・)
冷え冷えタオルの賞味時間
(帽子の被り方)
(銀座線で・・)
紬着物地の利用法
日暮里繊維問屋街というところ
笏を持ったお内裏様・・?
がんばれ!にっぽん! 「ロンドン五輪選手のエンブレム」
一口コント!
秋葉原の「メイドさん遊び」?
ミサンガ
マンタのマント
ピコットちゃん
ふくらはぎ
スカーフ
車中ウォッチング(ブランドもどき)
ほっこりする風景
かなしき「デブリン部隊」
美しき「優先席」のひと
銀座線の人
ブランドおばあさま
近頃の「手袋事情」
一本の白髪で・・
サマーヤーン
鳩杖
ロココ婦人
円形・・・
紙の使い方
「謎」のセリフ
スカイツリーと夫婦の有り方
バイヤスのボタンホール
つけまつげ
魔法の液体
ぱか~ん!
自分のことを一番知らないのは自分
ミスマッチ?
お歳頃の心得
しまぶくろ・・・?
「優先席」のA・B・Cさん
ピン一本で・・・
入れ歯遊び
伊達男
色男の困惑
車中ウォッチング(携帯編)
衣替えの季節
人はみかけに・・・
ルーズソックス
体操おばさん
若い男性
クリスマスバージョン
化粧
逆ウォッチング
はな〇〇
おばさんの会話
赤福!
順番こ
ちょうちんブルマー
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自分のことを一番知らないのは自分

   自分のことを一番知らないのは自分 
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今日は「日暮里探検隊出動日」。
11月のピアノリサイタルでお召しのドレス生地を探しに。


私の最寄駅のプラットホームで、デッサン会」のお仲間(男)に

ばったりお会いした。

「あら、お久しぶりです。お出かけですか?」

(このフレーズって、ちょっと馬鹿っぽいけど、

便利なんですよね・・

出かけて来たからこそここでお会いしているのに・・・)

「えぇ、歯医者さんまで」

・・・から始まって、彼が長寿大学を卒業して、

今度はその上の県立の長寿大学に入るつもりだ・・

との話に発展したところで電車が来た。

乗り込んだら、車両端の両側に一つづつ空席があったので

それぞれにお別れして座った。

次の駅に着いた時、私の隣の若者がすっと立ち、「どうぞ」と

先ほどの絵の仲間を私の隣にいざなう・・・。

「へっ??・・・」という感じの目で若者を見送り、

彼が腰を曲げたまま私の隣にとことこと移動・・・。

いつの間にか若者の姿は見えなくなっていた。

       
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「うふふ、きっと私達のことを夫婦だと思って

気を利かせたのですねと私。


「いやいや、光栄です!」と頭を掻く彼。


勿論、ギャグだということは一目瞭然!!  (^O^)/


体積・容積からして考えられないし、( *´艸`)
絶対彼の方がず~~っと年が上だと思う・・・、というか、

私の半分かと思えるような「骨川筋衛門」の肉体保持者で、

見るからにおじいさん(ごめん、よく考えれば私も見るからに

おばあさんだった・・・)。
まさか夫婦には見えませんわよぉ・・・。


ところが、話しているうちに、デッサン教室でのイメージ

かけ離れた日常を送っていらっしゃることが

少しずつ分かってきた・・・。



「デッサン教室の他に【ダンス】をやっていましてねぇ、長寿大学

の方もあって、なかなかデッサン教室にいけないんですよ」

「今、ダンス教室では【タンゴ】をやっていてね、

そのお相手が、太った女性で・・、あ、あなたより

少し細いかな?・・・、(!?)

 

タンゴってのは、クッと首を反らしたり足裁きもシャっ!と

しなくてはいけないのに、その太った女性の動作が

ゆっくりで参っているんですよ。


太った人にはダンスは無理ですね。(なぬ?)


男性の足と足の間に女性をクッと挟んでステップを展開

しなくてはいけないのに・・・うんぬんかんぬん・・・」

「息子と二世代住宅で住もうか・・という話になったことが

あったのですが、家内が【嫁姑】問題を心配して

反対したものだから、息子が別に家を建てて、

今では嫁の母親と息子一家が二世代で住んでいるんですよ・・・。


そうなると、私たち夫婦は置き去り状態で、小学生の孫は、

おばあちゃんと言えばあちらの親を指す感じですよ」

 

ーーー



ちなみに、我が孫の「No.1君」は成人している・・・。



次から次へとお話なさる言葉から、「あれ?もしかして、

この方は思っている程ご老人ではないのかな・・?」と思いだし、

「Aさんは何年生まれですか?」とお聞きしてみた。

「○○年です」・・・・え~~っ?!  私と同じ!
よく聞けば、私より何ヶ月もお若い!  うっそぉ~~! 

 (00);


先の
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「うふふ、きっと私達のことを夫婦だと思ったのですね」と私。
「いやいや、光栄です!」と頭を掻く彼。
ーーーーーーーーーーーーー


の会話は、「まさかぁ?!」の確信から出た言葉。
てっきり、80歳は出ていらっしゃると思い込んでの冗談だったのに・・・。

いやん! 私の方が年寄りだったなんて・・・!  ぎゃお



かくして、「自分のことを一番知らないのは自分」という事を

見事に知ったのだった。






ミスマッチ?

          ミスマッチ ?
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車中でぼんやり座っている私の前に立った女性・・・。
ん?・・・短くきりりと履いた切りっぱなしのジーンズの半パンツの裾に、

黒いレースが取り付けられている。

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ジーンズの半パンの、切りっぱなしが解けかかったようなところに、

黒々と黒いレースが付いているのは、何だかとても違和感があったので、

目を徐々に上の方に持って行くと、荒いざらしの綿の白いシャツをお召しだ。


そのまた上の方に目を上げると、わ!! 袖口を細く切ってフリンジにした、

面白いデザインのシャツ!
まるで、ロックンローラーが着るように、フリンジがびろびろと垂れ下がっている!
袖付けのあたりには、がっちりとした鋲の装飾がダン! ダン! ダン!!  

と打ち込まれて勇ましい・・・。


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そして・・、またまた上の方に目を移すと!!!

わわわ、いままでの数秒間のイメージ映像を全て打ち砕くような

「エレガント」なお帽子が目に入って来た。
オーガンジーを三重に重ねたウェーブの美しい白いお帽子・・・!


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こんなアンバランスなお召し方でも、何故かあまり変ではなかった

というのも面白い。


でも・・、でも・・、私だったらきっと、こんな↓

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このお帽子だったら、こんな「高原のお嬢様」!!!!
こんな着方しか想像できないだろう・・・。
今の人は、面白い展開が苦もなく出来るのだろうな・・・。


古いぞ! 私の洋服のセンス!!   (^_-)-☆







お歳頃の心得

          お歳頃の心得
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1) 
 
私よりちょっぴりお年を召していらっしゃる風情の女性。
髪の毛が、その年齢の方々のご多分に漏れず地肌が丸見えの薄さなのに、

前の毛をきっちり「乙女」の様に引っ張りおろしてスプレーでカチカチに

固めて垂らしていらっしゃる・・・。
そこだけは「譲れませんぞ」という気概に満ちているのが何だか

ちょっと悲しい・・・。

かくいうわたくしメも、只今家を出る前にしっかりと「スプレー」で固めて

車中の人になっているのが、一層悲しい・・・。




2)

そうこうする内に、ある駅から乗ってきた女性が、対面の私にも聞こえそうな

掛け声(ふんが!)で空いた席にどっし~~んと座った。
うわ!


「どすこい」を誇る私でもびっくりする程の「どすこい×2」状態の女性・・・。

あれま・・・、ジャケットのボタンがはち切れそう・・・、

あれ? お腹の辺のボタンが止められなかったらしく、

そこだけカエルの口のように「ぱっくり」空いているぞ!  (+_+)
しかも、今流行りの生成りのガーゼのスカーフのフリンジ部分が

ビラビラと見えている・・・。



あのね・・・、お節介を言うようですけど、確かにボタンが苦しい時は

ありますよ・・・。ご同輩・・・。
でも、そういう時は、いっそ全部のボタンを明け放ち、ふわりと

「引っかけているだけ!」風を装った方がいいのですよ! (^^ゞ
そうすれば、「お腹のボタンが止まらなかった」悲劇も、

ちょっとしたお洒落になってしまうのですよ・・・。


それに、ジャケットの袖を捲って、下から紫色のセーターの袖口を

出していますが、それもお辞めになった方が・・・。
只でさえ短く見えるモリっとした腕がますます短くみえますよ・・・。

つい、要らないお節介を考えてしまうワタクシメ!

それより、自分の服装は・・・?  (/・ω・)/

 

 

 


しまぶくろ・・・?

         しまぶくろ?
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5月晴れ・・の素晴らしいお天気。
コンサートに向かう山手線の車中で座っていた私。

ドアの近くに立って居る若者二人。
楽しそうな会話がそれとなく聞こえてくる。

履いているジーンズの「皺」がとてもいい感じだったので、心の中でデッサン
お尻近くまで下げたリュックも何となくしっくり。
右にリュックから下がった黒い紐がゆらゆらしているのがまた良い。



と・・、何気なく二人を見ていたら、一人が「駅の表示板」を指さして言った。
「ふふ! しまぶくろ!!」
「あ、ほんとだ!  しまぶくろ!!」
二人で ぶはは!と大笑い。


池袋 = しまぶくろ・・?


ちょっと首を傾げながら思った。
「きっと、しまぶくろ君が共通の友人なのね・・。  

しまぶくろ・・って、

沖縄地方に良くあるお名前だけど、もしかしてそちらから?」



ぼんやり考えていたら、その「しまぶく・・」じゃない・・池袋で、

笑いあいながら二人が降りて行った。


爽やかな印象の二人。
しまぶくろ君によろしく!!   (~_~;)

 

「優先席」のA・B・Cさん

     「優先席」のA・B・Cさん

★・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ★


毎度の事ながら、ホームで電車を待つのは「優先席」の指定がある

場所のドア近辺。  (^^ゞ

乗り込んだ「優先席」は6席とも一杯だったので、仕方なく

吊革につかまって何気なく席を見下ろすと・・・、

前の席はこんな感じの人たちが座っていた・・・。

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では、まず【A】の方から・・・。

 

(ごめんなさいね、退屈なものでついついウォッチングをして

しまいますぅ・・)

 
★ A

ハンチング帽(ワニのマークが付いた)を被り、何やらアイフォン

を操っている50~60代のおじさん。
はたと目についたのが、顔全体を覆っているマスクの色・・・!
消し炭色・・・(古いたとえですね・・! 年齢がわかってしまう・・)。

マスクと言えば「白」と相場が決まっていると思い込んでいる私。

あ、もしかして、「消臭の為に炭を織り込んだ生地」で出来ている

新式なのかも・・。

でも、端から見えている「裏」は普通の白い生地なので、

装着方法を間違えているとか・・?
表面が白で、裏が消し炭入り生地とか・・?

ま、いいや、そんなことはどうでも・・。

でも、ワニが赤い口をわっと開けている例のブランドマークの

ハンチングと、ジャケットの襟をびゃっ!と立ち上げている着方と、

消し炭色のマスクが一体となって、何だか面白いムードが漂う

「優先席」ではあった。 





★ B

真ん中に座っている青年。「優先席」なのに・・・。 (^^ゞ

ちらっと目が合った・・。

とたんに、「あ、厚化粧のおばあが前に立った!マズイ!」と

いわんばかりに、ぎゅっと目を閉じると、あれま! 

急に居眠りを始めた!!
しかも、「あからさま」に大きく身体を前に横に・・。

そんなぁ・・。

もしかして、熱が有って病院へ行くところかもしれないし、

見えない部分に怪我をしているのかもしれないし、

いくらドスこい体型でも、まさか妊娠している訳でもない

だろうから、体調が悪い人は「優先席」に座っていて良いのよ・・。

わたしゃこう見えても、六本木位までなら立っていても

ぜ~~んぜん平気なんだから・・!

でも、こうもあからさまに目の前でゆらゆらこっくんこっくん

されると、何だか前に立っているのが申し訳なくなってくる。

べつに~! そんなに座っていたいのなら、おばさん(おばあさん)

を気にしなくていいのよ~!!! (^^ゞ




★ C


青年の隣に、ちまっと収まっているおばあ様・・。

全然身じろぎをしないで、「お地蔵様」化している。

お召しのコートも、きっちりと、ハンガーから外してそのまま

身体に乗っけたように清廉潔白!!

お靴もきっちり揃えて、清々しいというか、なんというか・・。

こういう「お地蔵」さんのような方でも、激情の青春時代を

通り抜けて来た過去があるのでしょうが、その方の周りには、

「有り難い」ようなすわ~~~んとした清い空気が漂っていたぞ・・・。




人それぞれ、其々の過去があって現在がある・・。
その、奥深い歴史を想像するのも楽しい。



私だってぇ~! 今はこんな「どすこい」で悲惨なおばあさんだけど、

ウェスト58cm・・な~んていう時代もあったのよ。
「あなたに一目ぼれしました!一生この美味しそうにわしわし

食べる姿を見ていたい!」とプロポーズして下さった方も

いらしたのだから! (自慢じゃないが・・)(*_*;

勿論、我が家人ではないですよ・・・。  (^^ゞ

 



ま、そういうわけで、私にもそういう過去があって、

目の前に立っている「どすこいおばあちゃん」が出来上がった

という訳なんだけどね・・。

だけど、気にしないでいいのよ、ボクちゃん。
「席を譲って頂戴!」などとは言わないから、安心して!

だから、そんな大きなゼスチャーの「ゆらゆら・こくこく」は

必要ないのよ・・・!!! (~_~;)


・・・って・・、やっぱり「優先席」こだわっているじゃん・・・。





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