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天使が振り向く

ねぇ私何に生まれ変わったと思う
天使に聞いてごらん
私 元フェアレディ
きっと見果てぬ夢かもしれないけれど 
私の力で時を止めて二人の愛のキューピッドになろうかしら
どういうことかしら
私が庶民だなんて
信じられない
ああ神様どうしてなの
あっという間の出来事で驚いた
そっと目を閉じて旧落下したらここにいた
ああ神様の意地悪 なんてことなの
今回 庶民初体験
どうしたらいいのかしら?

僕は7歳の頃に落下した夢をみた
祖母はいつも言う
見果てぬ夢だと
大統領になりたい僕は少し変わった少年だった
そのころの夢を語るとみんなが笑う
何故だろうか? 
僕は心底 皆を愛している
ああ神様なぜなの 僕たち二人をどうするつもり
町中にラップ音楽が流れる
君とそう 僕もそう
もし二人が出会うなら
君と話そう 夜空の星を眺めながら
月を照らそう 見果てぬ夢を叶えるために
ああ僕たちのソウル
聞こえるかい 熱い思い
そっと抱いて君を守り通す力が今の僕に必要ならば
君のために僕は 何ができるのだろうか?
ああ 僕は何のために生まれ変わってきたのだろうか?
神様ももう少し気を利かせてもう少しトップクラスのエリートの家庭に生まれさせてくれればいいのに

 


エンジニアになった僕は情報処理のトップクラスにいた
もう少し楽しい仕事を選べば良かったかな
アイスクリームにチョコレートそんな世界の中心に居たかった
普通の少年は僕のような夢は持たないものかと思う
少し偏屈に聞こえるかもしれないが大きな夢を掲げてしまった僕はどうすることもできない
はぁ疲れた
さあ少し休もう
「あたしコーヒーを入れてあげる」
「ありがとう」
エリートコースを歩いていたリチャードにしばらくぶりの電話がかかってきた
きみを見つけた
子供のころからちょっと生意気な癖のあるルシアに久しぶりの面影をたどった
僕と一緒に夢をみないか?
夢?
企業家の夢を語る彼に僕はなぜかホッとした
僕はあの日から大統領になる重荷を背負っていたのかもしれない
僕人生は花開く
企業家として僕は生きていくのもいいかもしれない
ああ僕の愛しい君に出会えるその時に僕は偉大な男でありたい

彼女もまた普通の女性として人生を暮していた
毎月少しずつお金を貯めて夢を叶えようとしていた
買い物へ行き帽子屋の前を通りかかった彼女はフェアレディの帽子がないのに不満だった
エレガントな帽子が欲しいけど私では買えない
服も高級じゃなくていいから何とかならないかしら
どうして庶民の暮らしはこんなにつまらないのかしら
不満を言うつもりはないけれどビックチャンスが訪れる可能性は限りなく低いわね
彼女の夢は皆が幸せであること

 

 

 

彼女とリチャードの出会いが訪れた
彼女は友人と食事をしていた
ねぇみんな聞いて
私 昔フェアレディだったの
酒に酔った彼女は昔話を始めた
店の客はいつもことだと笑い飛ばした
だがリチャードは彼女に興味を示した
僕はリチャードマックデー
君は?
私ジェシカ
君はいくつ?
私は29よ
僕は32
リチャードはよそ行きの服をきていた
ブランドに身を固めた彼をみて彼女は良い服きているわね
ここではいないタイプね
そういって笑った
二人は席に座り語り合った

天国では、ダイエット体操をするジェシカの姿が目撃されていた
元大統領とフェアレディが庶民になったとのニュースに
驚きの声が上がっていた
もとお付き人たちは嘆いていた
居ても立っても居られないお付き人たちは二人を見守ることになる

君との夢はいつもそばにあるから
限りなく遠い未来でも
すぐにそばにあるから
見上げてごらん青空に遠くひかる輝きを
そばにいてほしい君の笑顔が見られるこんな幸せが
届け君のそばで笑う僕は太陽
そんなに見つめないで栄光の輝き信じあえる

見果てぬ夢をもつリチャードは来る日も仕事を抱えていた
エリートコースをまっしぐらだった彼は考えていた
自分は何ができるのか?
もうじきその時が来る
大統領選挙がまじかに迫る
僕にはまだ早いかもしれないが一度チャレンジをしてみようと思う

愛し合う二人にときめきはいらない
そばにいるだけで
二人は引き寄せられる
ああ君の笑顔に魅せられる
静かな時君と出会える幸せ
時が止まりそうなほど僕の胸は張り裂けそうだぜベイベー
ワオッ
リチャードは拍手で迎えられた
甘いスイートパイはいかが?
いや選挙前に歯磨きをしなければいけないので結構だ
選挙戦は壮絶なあらそいが続いた
優勢なのはマルク
僕には天使が付いている
経験豊富なマルクの圧勝は目に見えていた

 

 

明日雨が降ったら君の願いは叶うだろう
見果てぬ夢を持つリチャードよ
愛している
あした雨が降ったら より
きみの命運は天に任された
愛しの君へ僕のそばにいてほしい
ああそんな目で見ないでほしい
これがこの世の掟なのだから
後は公約通りに皆を納得させる良い政治を行うことである

鳴りやむぬ拍手の中リチャードは出迎えられた
エリートコースをでたリチャードは見果てぬ夢の大統領になった
ありがとう僕の夢を支えてくれたみんなに拍手
愛する君へ特別な想いがある
熱き想い
君の願いは叶った
さあ仕事をしよう 
その前にプリンスとしての称号を若き英知に
定めか僕はワイフとしてエリザベスという若い女性を紹介された
ただなんとなく憂鬱であった
あの日雨さえ降らなければこんなことにはならなかったのに
ぼくは1人ワインを飲んだ
来る日も来る日も仕事は山のようにあった
一番の得意分野である仕事から手を付けて行った
ある日彼女から電話がかかってきた
いつものように彼女は明るく気さくに話しかけてきた
ぜひお会いしたい
僕の恋人のジェシカである
ルシアからの伝言もあり3人で食事をすることになった

やぁルシア
久しぶりだね
君が大統領になるとはなリチャード
演説みたよ 素晴らしいものだった
今日はゆっくりできるんだろう?
ああ
紹介するよ僕の彼女のジェシカ
はじめましてジェシカよ よろしく
今日は一緒に語り明かそう
今日はずいぶん良いお店ね
仕方がないよ 何かあると困るしね

それではお祝いをしよう
大統領の未来を祝して乾杯!
夢がかなったお祝いよ
ジェシカ君の夢はなんだい?
私は歌手よ
有名な歌手になって皆を幸せにすることが夢
一曲歌ってもらおうかな 未来の歌姫に次のステージは僕がプレゼントするよ

 

   

じゃあ次は僕の夢を語ろう
ルシアの夢は突拍子もないものであった
ある企業メーカーにはそんな馬鹿げた夢を掲げる前にもっと自分を大切にしたほうが良いと
笑われることもあるほどの斬新なアイディアだった
夢を語るルシア
多くの夢ある企業の中 わが社をお選びくださいましてありがとうございます

僕は宝石の生成をする仕事をしたい
人工の宝石を国民みんなで行いそれを売買する
画期的なミラクル企業
かなりのお金持ちが嫌がるだろうが国民の生活を安定させるには一番良い方法だと考えている
ビックマネーだよ
それはすごい名案だね
そうだろう?
ただその費用が中々手に入らない
そんなことしてどうするの?
もしこの願いが叶ったら国民の資産は増えて国が支える必要のある家庭が一つもなくなるのさ
夢のような話だろう?
路上には金の馬車が走り 旅行会社には宝探しツアーが控えている

海の中のモアイ像の口の中に宝物を隠すんだ
宝箱の中には金銀財宝がたくさん入っていて
ゴージャスな舟に乗り旅をする
小型の潜水艦で宝箱を探すんだ
ラフティングで川下りをしながら宝の地図を持ち探すのも楽しい

何だかわくわくするわね

もっとわかりやすく説明すると一生遊んで暮らせるというビックチャンスだ
そうアメリカンドリーム
アイディアなんかも企業に売り込めるようなスタンスに切り替えて楽しく人生を暮していくという素晴らしいものさ
いつになったら夢が叶うのかしら
楽しみだわ
ミラクルを起こすような夢の企業を願っているわ
僕はやりたいことが山のようにある

玩具箱に入っている宝物はいくつある?
僕の膝の上で読み聞かせた本は
愛しい君に贈る大切な宝物
僕たちの夢

キャンディロップ
大手スポーツメーカーが喜ぶかしら
可愛いスポーツ用品を提供する企業

可愛いサンタクロースクリスマス工場をたてて
カラフルなサンタクロースにバラの花
綺麗な衣装を着て街を歩くよパレード
ミラクル企業に花咲いて
たどり着くよラッキースター

予算をたててみよう

きらめく海を渡り 果てしない夢を見続けよう
そうさ僕たちは諦めたりなど決してしないから
どうか愛をください
僕たちに永遠の輝きをください
僕たちは君にそっぽを向いたりしないから
君の輝く笑顔のために
僕たちは歌い続ける
愛しのマイガール

愛しているからそばにいてほしい
見上げた夜空にきらめく宝石
もう何度目のクリスマス
キラキラ輝くそばにいてほしいから
君とランナウェイ
弾ける音楽きらめくメロディ
さあ始まるよ僕たちのラッキーストーリー
音楽がすべてだから始まるよ僕たちの永遠の言葉
さあ君が願うたび
きらめいて夜空を描くから
君のもとへただひたすら
歩いていきたい僕は

さあはじめよう

 
  
それからというもの毎日のようにがむしゃらに働き続けた
ルシアが掲げた壮大な夢はやがて身を結ぶことになる
以前から人工宝石を手掛けていた大手との契約が成功
宝石を作る機械は一般人向けの小型家に成功した
エリザベスと共に会場入りしたリチャードは結婚報道に揺れていた
婚約中と噂があったエリザベスとの2ショットにカメラは踊っていた

発表の日ジェシカは綺麗な服を着てみんなの前で歌を披露するためにステージへ上がっていた
ジェシカの歌声は皆を魅了した
永遠の約束叶えられた君へ感謝する

この時を待っていた
憧れのスター席 ううん違うわ 皆と一緒に世界に挑戦して頂点に立った喜びを分かち合うの
誰一人として悲しい思いをしないように世界で笑顔が増えるように
愛しているから叶った夢を信じてほしいの
さあその扉を開けてみんなで分かち合いたいの
祝福の朝 見上げた青空が美しくて
私たち皆の願いが天に通じた奇跡を信じてほしいの
そばにいる誰かを抱きしめて曇り空を吹き消して
お願いだからそばにいてほしいと願う誰かのために
君が願うすべてのことを叶えるために生まれてきたから
どうか私のお願いを聞いてほしい
君の笑顔がみたいからどうか私に微笑んでたくさんの幸せが訪れたと
幸せを願って今日も歌うから
どうか永遠の幸せを手にした喜びで満ち溢れて
世界中の人たちに愛をこめて

本当にいいのかい?
いいのよ私にはルシアがいるもの
エリザベスは微笑んだ
鳴りやまぬ拍手とともにリチャードが現れた
フェアーレディの帽子を持って それをジェシカにかぶせた
僕のフィアンセ 最愛の人です
会場は騒然としたが親友のルシアとエリザベスの幸せなカップルにもまた大きな拍手が起こった

この宝石ボックスの成功は世界中の人々を幸せにする最高の商品となった
宝石ボックスは飛ぶように売れた
町には金の馬車が走り
みんなの心を和ませていた

ルシアはインタビューに答えていた
次は何をかんがえているのですか?
お城でプリンセスごっこなんてどうかな?
輝くティアラを身につけて最愛の人を見つける
チャームアップコンテスト
まつ毛の長さが高得点
可愛いマニュキュアにキラキラ輝くサファイアの靴
遊び心いっぱいのハッピーエンジェル

ルシアはまた夢を語った
世界中に働いている人のために 毎朝 女優の様な美しい人に変身できる美容室を作ろうと思っている
見違えるような美人に変身して仕事を楽しんで欲しい
更なる夢の実現に期待する

結婚式、美しい花嫁は皆に祝福され時を奏でた
シャンパングラスに花びらが一枚
天からのプレゼント
永遠の輝きをあなたに贈る
happy end
 

この本の内容は以上です。


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