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目次

空の果て。

 

鍵。

 

料理。

 

日向に潤む。

 

眠りの自傷。

 

アシカセ。

 

潜水。

 

優しさの物語。

 

奥付。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

はじめまして。

立木吉花(タチキヨシカ)と申します。

普段は絵描きをしていますが、時々詩も書きます。

今回は以前ブログ等で公開した詩作品を、

いくつかまとめてみました。

 

詩の内容はどちらかというとファンタジーです。

その中に自分の感情の一部を混ぜている感じです。

 

イラストは表紙だけです。

とりあえずお試し作品として制作したので、

描き下ろしじゃありません。

次回からはきちんと描き下ろしたいと考えています。

 

吉花名義での詩集は初なので、

なるべくライトなものを選びました。

興味を持って頂けましたら幸いです。

 


1
最終更新日 : 2017-03-14 03:34:40

空の果て。

時々思う事がある

空に抱かれて消えてしまえるなら
どれほど心穏やかになれる事かと

空はいつでも私を見てくれている
彼はいつでも私を受け止めてくれている

一人だけれど
一人じゃないと
慰めてくれる

いつも いつも いつも

空の果てが
誰かの心の端に繫がっていたなら
私は嬉しく思う。

 


2
最終更新日 : 2017-03-12 17:19:25

鍵。

それは閉じ込める為の物ではなくて
解き放つ為の光

恐れずに掴んだなら
世界は
貴方は
強くなれるはずだから

それは目を逸らす為の物ではなくて
見つめる為の光


3
最終更新日 : 2017-03-13 00:31:14

料理。

感情っていうのは
調味料みたいなもので
多過ぎても
少な過ぎてもいけない

「優しさ」が多過ぎる料理は
締まりが無くなるし

「悲しさ」が多過ぎる料理は
苦くて不味くなる

色々な感情が混ざり合って
初めて料理=感情として成り立つ

だからだろう

自分は真面な味付けの料理を
完成させた事が無い

何時も何かしらの感情が
余分に含まれてしまう

自分に対してさえ
きちんとした料理が作れないんだから
誰かの為になんて
一生かかっても作れないような気がする


4
最終更新日 : 2017-03-12 09:42:19

日向に潤む。

聞き覚えのある聲が
新緑の間から響く

私は白い日傘をさして
陽が傾くのを待っているの

二人だけで
結婚式の真似事をした時計台
そこに私は立ち尽くして
何を待っているのかしら

百円で買ったおもちゃの指輪
お互いに交換しあった幸福な時間
それももう
どこかに消えてしまった

幸せも
過ぎてしまえば
単なる記憶になるだけで
痛みも嬉しさも何もないのね

私は白い日傘をさして
貴方が来るのを待っているの

聞き覚えのある聲が
蝉の間から聞こえた気がした

陽はまだまだ傾かない


5
最終更新日 : 2017-03-13 01:23:32


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