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円 - circle -


錆びていった時間

何も変わってなんかいない

あなたの中の意識がそれを

完了させた








 

「今」 が ただ 

広がって 広がって 広がって

この世界と空間を織り成している










事実も時代も過去も未来もいつだって「今」
事実だと信じてたものが
すべて幻影だとしても
それもまた  今

   
  



小さな世界 小さな出来事

その連鎖は
僕らに時間の流れを錯覚させる

 
   





ものたりない空虚感を抱えて
それでもなんとなくでも生きてるのは
どこかで時間の神秘に何かしらの願いを

たくしているからなのか





蝶の瞳にはどんな色に見えてるのか
想像することしかできないが
見ることではじめて生まれゆく色彩たち
 






一雫の涙にこめられた想いの数々は
はかりしれなくて
そこは時間も空間をも超越した揺るがない魂があった












このトンネルを抜けたらゴールだよ
またそんな期待させて

何度その言葉に救われ 何度騙されたろう

どこからどこへ なんてものはなくて
目の前のこの景色こそが これまでの答えなんだ






空があって雲が流れて風が吹く

どれもつかめないものばかりだね
音楽を奏で 言葉を伝え 呼吸をする
この手につかめないものばかりだけど
それは波動になって 僕の存在を確かに揺るがす





世界は儚くて
くじけそうになる
信念はすぐに崩れ去り 途方に暮れて立ち尽くす
10年前の日記 泣き言
今と同じことを言ってる自分に力なく笑う



小さい頃は
クリスマスの日だけ 時間が止まり 特別な他の何かがそこにあるような気がしてた
それはクリスマスという日を
ただ その「今」を楽しんで 今だけを見てたからなんだろうな
大人になってからは いつも先ばかりを必死に眺め
毎日いき急いで 今を眺めてる余裕がない

いや 今から目をそらしたいのだ





これは どこにつながってるかな
これは これからのどこに作用するかな
それは得するか 損しないか
今ここにはいない 先の自分にどう作用するか得するか
その計算に大忙し




いつかはいなくなる君や誰かを
今 存分に大切にしようと思うけど
まだまだ時間はたくさんあるような気がして
君から目をそらす僕




自分の感覚と共鳴して夢中になったもの
それは
今を見なさい 今を感じなさい
っていうメッセージと その手助け









この一瞬一瞬 瞬間瞬間の
君のハンドルが
形を作り
弧をなしてゆく






何気ないとこに
「今」は
さりげなく
落ちていたりするもんだよ
あ どうして今 目があったのに そらしたの?







あれこれ手をつけては
楽しいことがどこかにないか探す
ぐるっと一通り回ってみたけど結局同じとこに戻ってきた
あっちも こっちも どっちも 結局同じかんじだった

だったら もういいや ここで見つけよう





そっちは危ないよ 行ったらだめだ ろくなことがないよ
そうやって僕の歩みを邪魔する人たち
君のエゴのラインなんて僕はなぞらないよ
君は人をコントロールしてストップさせるより
君の今あるその道をストップさせて 他の道を行った方がいい
君の操り人形の糸にからんでいく人たち

 君は他人を操ることで 自分のエゴを満たそうとしているんだね 
僕はそんな君を遠巻きに見るだけ  

君はやがて 自分の出した無数の糸に自らがからまって 終いには一人泣いていた
他の何かになろうとしなくていいよ




内面からの自由
時や空間を越えた自由
何にも終われない自由な瞬間
海をぼーっと眺めながら ふと隣に目をやると
僕の犬が 大きくあくびしながら ごろんと日向ぼっこして
あたたかい日差しに目を細めている
君の目には 今 だけがちゃんと映り 今 目の前にある自由とハッピーを満喫してるんだね

海を見ながらも 明日の心配ばかりしてた僕は 思考をとめた
明日     明日なんてものは そもそも永遠にこないんだ 今までだって一度もきてないんだ



ねえ 今度の休日もし晴れたら
庭にテーブルと椅子だして

テーブルにお茶とお菓子並べて のんびりしようよ
BGMはボサノヴァかな
たまには テレビもネットも携帯もなしの休日にしよう
テレビやネットの世界にずっとずっと入ってると

今が麻痺してきて 時々 今自分がどの辺にいたか見えなくなる
常に何かに終われ 何かを求め 何かを得たくて 逃れられない 何でもいいから 何かにまぎれていたい
あ 庭に新しく 白い花が咲いてるね




6時に起床  7時に家をでる 8時から会社
9時までにあの仕事を終わらせて 10時までにあれを提出して
11時までにあれを書いて 12時からお昼 急いで食べないと
1時から午後の仕事
2時にAをやって 3時までにBを片付けて 4時には電話もしないと 
ああ もう6時だ あの仕事もやっとかないと 8時に退社 9時に帰宅 10時に風呂からでて

11時までに晩御飯食べて  12時には寝ないとな・・・
6時    起床 (以下 上記と同文)




答えは自分の中にすでにあるから

自分の心の本音に耳をかたむけなさい
ってよく言うけど
どうやったら聞こえるの?
どうすればわかる? どうすれば見える? 

ずっとずっと長い間 耳を傾けてるけど 全然わかんない

何も聞こえない
何も聞きたくない




テストの時間    時間があまったから
テスト用紙の余白に 好きな歌の歌詞を書く
「本当の自分に帰ろう」
消し忘れて そのまま先生に提出
後日 採点が終わってテストが返却された

先生が言う「先生が本当の自分でいられた最後はいつだったかな~、幼稚園までだったかな」
先生 そんなとっくの昔に 自分を置いてきちゃったんだ
じゃ、今の先生は一体誰?
聞きたかったけど 聞けなかった 




絶対にこの手を離さない
それは自分にとって絶対的なものなのだ
そう思ってた執着を手放したとたん
世界が突然

色を変えた
あんなに小さく苦しく感じた世界が

こんなにも楽で 単純明快で 平和な世界だったのか と 唖然とした


僕の人生は永遠に赤信号
永遠にここから一歩も動けないんだ
動いたら 一歩でも足を出したら 危険な目にあうからね
いつなにが起こるかわからないからね
でも よくよく考えたら
僕の世界には 道路は1つもなかったんだった

車も1台も走ってなかったっけ

でも念には念を だ    いつ突然に道路ができて危険がせまってくるかわからないからね
だから 僕は永遠に ここから一歩も動かないんだ




僕には恋人がいない
友達も1人もいない
職場で仲良しもいない
昔は友達もたくさんいて 恋人もいたりした
ただ   
今は しばらく

人と共有しない 自分だけの人生を送りたいんだ


何百回 何千回 自分を納得させようと 変えようとしても
その根っこのはじまりを溶かさない限り
何も変わらないまま 一瞬は変わっても また元通り

でも そのはじまりがどこにあるのかなんて わからない
どんなに考えても 思い出せない
だったら やっぱり 今から劇的に打破して覚醒するしかないんだね



それに合う鍵
きっと
どこかにはあるんだろうな
どこにあるんだろう
いつになったら 見つけられるんだろう
どこかにまぎれてるのか

それとも 自分が首からぶらさげてて 自分で見えてないだけなのか



人のわずかな気の乱れ
かすかな空気の変化 声の調子

目の奥の些細な感情の流れにも
恐れを感じて 気を張り詰める毎日
きっと いつも心のどこかで
自分を罰せねばと思ってるからだろう




実際 ぼくらに実態はない
生き物も 惑星も 物も 自然も なにかも
小さなミクロの粒々の結晶体
目に見えない精神が あれやこれやと思考することで
粒々は自由自在に変化し

またあらたな物質をこの世に形作り生み出す

この全宇宙空間すべての原則は円 サークル まる

まるに答えはない まるに意味はない まるはどこまでも まる
まるには過去も未来もない どこにも行き着かない 果ても壁もない 永遠にまるは まる
この世界のみんなが まるくいられたなら 





Photo and Word by motome junca


この本の内容は以上です。


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