閉じる


<<最初から読む

12 / 32ページ

11 【n と b】

 

黒犬 伸びをしながら すやすや ねいき

わしわし前足 何の夢かな?

そのとき 爪の先 変化のあと

 

小さな探検隊が やってきた

 

おそるおそる ぷるぷると

未知の動物 へんてこりぽーと中

 

非常に獰猛 たくさん人食い ほんとかな?

鼻息で 帽子飛ぶひと 歯にケチャップ塗るひと

起きず迫力がないことに くそっと怒りちらすひと

 

苦い からい ことばかり 起こる 続く だからせめて

おもしろさのため その あまりに 

その粒 流れ

 

”発見”のまえから 大陸はあり

だれかたちのため 動物が滅んだ

未知のお祭り 炎の村 残ったは 太陽の意匠 

森の人々 時計やチョコや へんてこ とりひき

 

珍品・名品の影 血と涙 大勢は知らない

それでも 発見と未知 ずっとの 夢だった  

 

この海の先 なにがあるだろう

夢と野望 あふれ湧き上がる ばかりに 

その粒 流れ

 

謎は自由が大好きで 分類されると 魔力が減ってく

分類は謎が むずがゆいが嫌いではなく 書き留めたくてしょうがない

 

それがぐるぐる 魔法になり それがぐるぐる 科学になり

 

ぐおぉと咆哮 黒い毛並み 濃い赤色の眼 

おおきなあくびと ケチャップまみれの 帽子ぺろり

起きた黒犬 のびをし直す その先

 

ちっちゃな探検隊 やったぞー!と跳ね 駆け転がっていった

 

・ ・ ・

 犬先生:ごるるる… ふあ~ぁ やぁラクシャ、私は先ほど トマト調味料の夢を見たのである。

 

 ラクシャさん:うん、食してたよ実際に。


12 【たんたん】

 

きょうも きょうとて

ひとふんばりの ひと段落

ご褒美 ぬくもり 変化のあと

 

こたつの姿 こつぜんと

 

おーい どうしたんだい

新しい きれ かけてあげる

 

草かげ 岩かげ 並ぶ柱の奥

 

だいじょうぶ に していこう

天板だって きれいにふくから

 

木陰 月影 並ぶ幾千の門

 

 

いろんなものが 喜び 落ち込み おどろいて

その思い できごとの奥

だれもじつは しらず みぬまま

しっていると 駆け足の きどあいらく

 

そのもの ほんとうに

そう思い そうしていたかな?

 

たくさんのなか そのひとつ

こたつもなやんで いるかもしれない

 

おーいおーい こたつさん

くつしたもあるよ

もうお茶 こぼさないよう 気をつけるから

 

そしたら そろそろ ぱかぱか 出てきた

ねじが飛んで ぐらぐらした?

それで怖く なっちゃったんだね

 

白犬 黒犬 ふしぎな とんかん

しっかと支え 踊って マッハで飛ぶ

りにゅーある おこたに なりました

 

・ ・ ・

 犬先生: ほーれおこたよ 私特製 かわいい冥王星もあげるから… 

 

 ラクシャさん:それ温めがい あるねっていう域じゃない!


13 【食と連】

 

白犬さん マグカップの お手入れ

黒犬さん おなかの銀河 かきまぜてみた

そのとき がりがり 変化のあと

 

あたっている こたつが 小さなこたつ 食べていた

 

のそのそ がりがり いつの間にか

しょくもつれんさの なにかの ひとつぶ

 

微小のつぶを小こたつが 中くらいが小を 大が中を 

糧に育ち いきる その身に

 

たべたら たべられたもの こころ どうなる?

大きなこたつも はてれば ばくてりこたつが ぷちぷちたべた

よわいにくを つよきがたべるって ほんとかな?

もしも ひとにも てんてきいたら どうなってた?

ぞうきにも しんけい あるそうな

ぞうきは どんなこと 思ってるかな

 

たべるて なにか かなしい

たべるて こころ うれしい

 

マグカップ きれいになった 白犬さん

星と目玉 魔力の髪に跳ねさせる 黒犬さん

 

こたつの食と連 まるくする 眼のうら どこか

 

猛風吹きすさぶ洞窟集落 えものに泣き踊って喜ぶ 古代の家族 うかんだ

 

・ ・ ・

 犬先生:私は、こたつは柑橘類の味がすると思うのである。ならばすごく 良いジャない。

 

 ラクシャさん:それ、食べるときに飛んだみかんの汁じゃない?


14 【箱々】

 

ぬくもるこたつ ふっと用事を 思い出し

さて、と 立とうとした そのとき

気づけばもう 変化のあと

 

天板に 四角が色々 はえてきた

 

なんだか まち みたいだね と、白犬

では まちに してみよう       と、黒犬

 

こんびにの隣に 吸血鬼の城

妖精の集落 公園と学校のあいだ

本屋さん パン屋さん 魔石屋さん レストラン

黒犬さんの殿堂と、白犬さんの光学図書館

 

だれかが ここにつくろう といい

くらすひと つくる うるひと かうひと つどった

ごはんたべて あつさにさむさ しのごうと

ちっちゃな いきものたちも つどった

 

だれが ひらいた?

つどい ひらき そのさき はては?

ずっとあるものは ないけれど

ねがわくば こわくないまち いつまでも

 

出ては 消えてく 箱の街から

なにが さわさわ きこえたか

 

白犬 黒犬  耳を ふいんと

懐かしげに さめたお茶も忘れ 見守りました

 

・ ・ ・

 犬先生:はははっわが殿堂には、でかいカニを住まわせよう。 ほいっとなっ

 

 ラクシャさん:僕が務めるそらの図書館は、空調設備魔法を整えよう…うっ肩がっ


15 【潜と光】

 

白黒 いぬたち こたつのなか

あったかせなかに 案内放送?

きいているうち 変化のあと

 

こたつのなか 操舵室に

 

こぽこぽ ごぶごぶ やみのみずを

照らしながら ふね もぐる

 

みたことのない やわらかな いきものが

うねうね びっくり 泳いでいった

 

 

うみは ほしの 表面だという

それでも ふかく ふかく そこしれぬ

どんないきもの まだまだいるかな?

流れ ぐるうり みたし つなぎ 

ほかのほしの うみ どんなだろう

 

太古の大雨ふりしきり そのはてに 海が出来た日

うみから いきもののもと うまれた日

 

そのなか白黒 ふしぎな いぬたち

ぷるぷる震えて へんな音を出す なぞの石版 みつけたよ

 

・ ・ ・

 犬先生:おほっこれは…昔 私が作った粘土の工作ジャないか。

 

 ラクシャさん:君は色々つくるねぇ。



読者登録

謡犬 ユネさんの更新情報・新作情報をメールで受取りますか?(読者登録について