閉じる


試し読みできます

デジタル一眼レフカメラの撮像素子面積

 一般的デジタル一眼レフカメラは、撮像素子(CCD、CMOSなど、従来のフィルムに相当する部分)の面積により、フルサイズ(従来の35mmフィルム1コマと同じサイズ)、APS-Cサイズ(ニコン、キヤノン、ソニーなど。機種によって若干違うものの、およそ24mm×16mm)、フォーサーズ規格(17.3×13mm。オリンパス、パナソニック)の3つに大別されます。
 フォーサーズ以外のデジタル一眼は、レンズマウントが合えば、従来の35mmフィルム一眼レフ用のレンズも装着できますが、フルサイズ機以外(APS-Cサイズ機種)では、撮像素子がフィルム1コマより小さいため、本来の画像の中央部分しか記録されません。そのため、50mmの標準レンズをつけても、見かけ上、80mmの中望遠レンズで撮ったような画角になります。
 この写真の全体が35mmフィルム(フルサイズ)とすると、赤い枠がAPS-Cサイズ、黄色い枠がフォーサーズの撮像素子面積に相当します。
 デジタル一眼レフを初めて買うかたは、まず、この「撮像素子の面積」の違いということを念頭に置いて機種を選び、後悔しないようにしてください。
 3つの規格それぞれに長所・短所があります。

■フルサイズ機
 ●長所:ファインダーを覗いたときの視野が広い。従来の35mmフィルム一眼レフ用レンズを使っても、トリミングされることがないので、同じ画角感覚で使える。撮像素子面積が広いため、画素あたりの光量を十分に確保できる=ダイナミックレンジの広い、迫力のある写真が撮れる。
 △短所:高い。重い。

■APS-Cサイズ機
 ●長所:安い。従来の35mmフィルム一眼レフ用レンズも、デジタル一眼レフ専用レンズ(APS-Cモデル用)も両方使える(ただし35mmフィルム用レンズを使うと、見かけの画角が約1.5倍になる)。フルサイズ機よりは多少は小型・軽量である。
 △短所:フルサイズ機の長所の裏返し(ファインダー視野が狭い。35mmフィルム用レンズを使うと画角が変わる。撮像素子面積が小さいので、フルサイズ機よりダイナミックレンジを確保しづらい)

■フォーサーズ機
 ●長所:小型軽量。完全に仕様が統一されているので、専用レンズの設計が正確(結果、シャープな画像が得られやすい)。
 △短所:レンズが専用になるため、選択肢が限られ、しかも高価。撮像素子が小さいため、画素数を欲張ったモデルではダイナミックレンジの確保が厳しい。焦点距離が短いため、背景をぼかした写真が撮りづらい。


この写真全体が35mmフィルム(フルサイズ)相当とすると、赤い枠がAPS-Cサイズ、黄色い枠がフォーサーズの撮像素子面積に相当する

試し読みはここまでです。続きは購入後にお読みいただけます。

この本は有料です。閲覧するには購入する必要があります。
購入するにはしてください。
有料本の購入に関しては、こちらのマニュアルをご確認ください。
販売価格100円(税込)

読者登録

たくき よしみつさんの更新情報・新作情報をメールで受取りますか?(読者登録について