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思いやり

 

 

いつも優しくしてくれてありがとう こんな俺にも

心から好きでは無いのが俄かに伝わってくるから

建前の 商売の 人前の 本音隠しのこぼれ伝い

たまらんねぇ夜の町 ヒールでもビールでも


ここに生きる今を誰に示す訳でもねぇけどさ

なんかかんかだれそれの目に何かは伝わっちまってる

生甲斐も遣り甲斐も ここでけ躓いてナンボ

くじけて病んで晴れになる 雨が降って地が固まる


俺の偶然の傷跡になんやおかしな思い込み

俺が何をしたって結局は物差しはあなた次第に

良いか悪いかなんてはジャッジな思い込み次第で

どこにいってしまうとして 誰に会ってしまうとして

叫べ泣けべしもべお食べ おしべめしべ絡め裂けべ

たったひとりの思いやり

たったひとつの思いやり
 
 

懺悔

 

 

なぁなぁしてななんぼに ここから出してホントに

心で叫んでる 笑顔で振舞って

ぼんやり佇んで しんみり振り返り

変わって行くことに 不都合を感じて

赤子で生まれても 生き延びて屍

時経は止められず マストに変化する

無いものが現れ 有ったものが失せて

変わっちまったとか 日常茶飯事で
 
女であったとか 男であったとか

白髪で染まる頃 見分けも難しく

丸まった背中で 鈍気な振る舞いで

落ちぶれてなくとも 弱弱しく生きて

いつまでも若々しく どこまでも達者で

いれる訳もない事は 知ってる癖してさ

動けているうちは 感じているうちは

諦めきれないで 追いかけて奪い合って

微々たる欲望を 微々たる争いで

微々たるプライドを 微々たる装いで

守る事なんてもんは どうでも良くなって

死んでしまうんだと 思って懺悔するのさ

 

凡人

 

 

ダザイな人生を かわして生きたつもりも

程よく落ち着いた 失格な人間

まだまだこれからと 言うつもりもねえし

先駆者達からは お墨付き凡人


水平器を当てて バランス確かめて

他人と比較して 自分を確かめて

はみ出さない様に 弾かれない様に

静かに慎ましく 抑える事では無い
 


オリジナル主張の 独自の選択肢

がむしゃらに汗水 流して懲らしめて

叫んで噛み付いて 尖って磨り減って

落ち込み半端無く それでも諦めず


横目に羨んで いつかはワタクシも

喜怒哀楽に全力 サボりも懸命に

やり過ぎたの感も 行き過ぎたの感も

先駆者達からは お墨付き凡人

 

落ち込むの

 

 

水の中漂い 掬い上げる間際

するりと滑り落ち 逃げてしまうような

欲しがるモノほどに 気にするモノほどに

待ち人は来ずとか 待たずに済めば良いのに

君はきっとずっと 僕もきっとずっと

なびかぬモノほどに 遠くのモノほどに

打ちのめされている


前を向いて後ろ 右を向いて左

視界は限られて 見るより見られてる

指差しているほど 罵っているほど

君に見る何かは 僕に感じる何かは

人それぞれだけど 思い通りじゃ無い

憧れてみるほど 期待しているほど

打ちのめされている

明日晴れるかな 今日も雨降り

晴れていたのにね 今はどしゃ降り

そんなもんだけど

損な事じゃない

よね?
 
 

一期一会

 

 

行い振り返り 避けられたらなって

誰しも思うだろ? 後悔の後には

絡まりもつれたり ぶつかり砕けたり

形在らぬ心でも 傷ついて痛んで


俺が握りこぶし 固めて震えても

グーだと思われて パーやチョキが出たり

見てくれが万別 違っているように

他人の感性は 誰にも計れない


喜怒哀楽を携え 正直だった少年

表現しきれずに 言葉より暴力

幼い力なら 許されもしたけど

言葉を覚えたら 許され難くなる


万物はほころび 劣化を辿り朽ちてく

人間も漏れなく 烈火に消えていく

成熟を迎えて 腐食に向かう束の間

早熟晩成は それぞれ違うけど


山河に感化して 人生を例える

若さを振り返り 人生を唱える

成功を自負して 人生押し付ける

わからぬ先までも 知ったつもりになる

今日を持て余して 語るは過去ばかり

いくつになったって 新鮮でありたい


知らない事ばかり あるのに目を向けず

知ったかぶりばかり 世界を狭くして

一事が万事だと 言われもするけれど

一時が大事だと 一期が一会だと


いつでも期待して 外れても萎えずに

馬鹿と呼ばれたって 人を好きでいたい

インスピレーションが 心に響いたら

身の丈をわきまえ 尽くして真っ直ぐに
 
 


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