閉じる


<<最初から読む

42 / 43ページ

~海~

海………

 

 

 

昼間の海は笑ってる。

 

 

太陽光に照らされて

キラキラケラケラ

笑ってる。

 

 

遠くに見える水平線

くっきり浮かび円描く。

 

 

 

夜の海は沈んでる。

 

 

黒くうごめく波の音。

不気味なメロディー奏でてる。

 

 

夜空も雲に覆われて

一寸先は闇世界。

こっちにおいでと呼んでいる……

 

 

 


~空~

空から見たぼく…

 

 

小さな小さなありんこのよう。

 

 

ぼく…たち人間が

いくら頑張って巨大な建物を作っても

空には絶対届かない。

 

 

ぼく…たちは

海で遊び

山で遊び

時には埋めたり削ったり…

 

 

全てを人間の所有物にしているようだけど

寛大な海も山も怒りを爆発させる時がある。

 

 

そんな人間を

空はみている。

そして人間を懲らしめる。

 

 

大雨を降らし土砂崩れを起こさせ

増水させて濁流を命じる。

 

 

なすすべも無い人間は

逃げ惑い脅え

怒りが収まるのを

待つしかない……

 

 

空にとっては

大した力を使わなくても

あっという間にできる事。

 

 

空に逆らえるものは

一つも無い。

 

 

ぼく…が空だったら……

そこまでの力があったら……

 

 

舌をペロリとやって

悪さをしている人間を

懲らしめてやろうと

楽しんでいるかもしれない……

 

 

水が無くて困っている

善良な人間に

たっぷりの雨を

プレゼントしてあげるのもいいなぁ……

 

 

 


この本の内容は以上です。


読者登録

ぼく…さんの更新情報・新作情報をメールで受取りますか?(読者登録について