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~支配するもの~

人間を支配するもの…

 

 

 

人間は考える。

人間は話をする。

 

 

とても頭の良い動物。

 

 

今現在生きている動物の中で

一番全てを支配できるかもしれない……

 

 

先進国になればなるほど

いろんな技術を開発して

自然をも支配しようとしている…

 

 

でもね。

そんな人間たちを

軽く支配してしまうものがあるんだ。

 

 

それは…………

 

 

 

明確な時を知らせる時計。

 

たった2・3本の電池を入れただけで

あっという間に支配してしまう。

 

 

時計がなければ仕事に遅れ

時計がなければ学校に遅れる。

始まる時間も終わる時間も

分からなくなる。

 

 

時計がなければ一日のサイクルが

成り立たない……

 

 

人間が考え出し

人間が作ったのに

いつの間にやら

最も支配している時計……

 

 

いつしか人間は

自分達が作った機械に

逆に支配され

操られてしまうのではないかと

考えてしまう………

 

 

 


~生物(なまもの)~

ぼく…は生物(なまもの)。

 

何年も前に開けた

ピアスの穴。

この時期になると

ジクジクする。

 

 

まるで傷のある

リンゴのよう……

 

 

うっかり切った指からは

赤い血が流れる。

 

 

まるでスプーンて潰した

イチゴのよう……

 

 

体を触ればぷよぷよしてる。

 

 

まるで生地に包まれた

シュークリームのよう……

 

今はまだ元気に動けるけど……

 

 

賞味期限はそろそろきれるかも…………

 

 

いずれ心臓が止まり

全ての機能が停止した時

ぼく…の体は腐ってしまう。

 

 

まるで生ゴミのように……

 

ぼく…の消費期限は

いつなんだろう……?

 

 

 


~皮膚~

それぞれに違う顔

それぞれに違う皮膚の色。

 

皮をはげば理科室にある

標本と同じ……

 

 

皮をはげば

美人もイケメンメもブスもない。

ましてや世界的な差別もなくなる…

 

 

皮膚一枚で区別される……

 

そんなことの為に

皮膚があるんじゃない…

 

 

もし皮膚がなかったら

体は干からびて生きてはいけない。

 

 

もし皮膚がなかったら

そこら中の病原菌で

体が侵されてしまう……

 

 

もし皮膚がなかったら……

 

 

…………………?

 

 

 

想像すると気持ちが悪い……

 

 

やっぱり

気持ちが悪いから

皮膚があるのかなぁ~

 

 

そんなはずもない!

 

 

みんな全く同じ顔

みんな全く同じ色

それなら差別も無くなるのに……

 

 

それはそれで

気持ちが悪いか……

 

 

ぼく…自分の肌を透して

その下のグロテスクな

体を想像したら

色々考えてしまった……

 

 

 


~真っ黒な海~

ぼく…の知ってる海

真っ黒な海……

 

 

水は無色透明なはずなのに……

 

 

黒の絵の具を溶かしたかのよう……

 

 

ぼく…は真っ黒な海の底まで

潜ってみた。

 

 

そんなに深くないのに

太陽の光もすぐに遮断され

一寸先も真っ暗になる…

 

 

そんなに深くないのに

やたら冷たく

底知れぬ恐怖にかられる…

 

数少ない魚を見付けても

どんな種類でどんな色なのか

さっぱりわからない……

 

 

一度だけ

無色透明の海に行ったことがある。

魚もいっぱい泳いでて

色も形もはっきり見えた。

 

真水のようで美しかった…

 

でも………

 

 

 

ぼく…はどうしてもそれを

海と感じることができなかった……

 

 

 

だって……

ぼく…の知ってる海は

真っ黒なんだ……

 

 

 


~広がる宇宙~

ぼく…の脳みそは宇宙。

 

 

仕事の事・家の事が地球で

幻想・妄想が月かな……

 

 

怒りは激しく燃える太陽……

悲しみは光が全く届かない冥王星……

喜びは大きな木星……

 

 

どんなに小さな頭でも

考える……

覚える……

感じる……

全てにおいて無限大…

 

 

人間死ぬまでに使う脳は

たった20%くらいなんだって

 

 

100%使えたら

どんな人間になるのか

見てみたい。

 

 

きっと周りから

奇人変人扱いになるんだろうなぁ……

 

 

『宇宙は広がってる』

ぼく…の脳みそも広がりつつあるかも……

 

 

 



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